図書館へ行こう!

 本は私の人生の友・・・

お不動様のご縁日

2023年04月30日 | Weblog

毎月28日は、お不動様のご縁日です。

カキツバタ……

早咲きアジサイ・笛吹錦……

山アジサイ・津江の大てまり……

クロバナ蠟梅……

赤いツツジの向こうにツバキの花……

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『ぼんぼん彩句』

2023年04月28日 | 

著者 宮部 みゆき

 

俳句と小説の新しい出会い。17音の奥に潜む繊細で彩り豊かな12の物語。

 

1. 枯れ向日葵呼んで振り向く奴がいる  2. 鋏利し庭の鶏頭刎ね尽くす

3. プレゼントコートマフラームートンブーツ  4. 散ることは実るためなり桃の花

5. 異国より訪れし婿墓洗う  6. 月隠るついさっきまで人だった

7. 窓際のゴーヤカーテン実は二つ  8. 山降りる旅駅ごとに花ひらき

9. 薄闇や苔むす墓石に蜥蜴の子  10. 薔薇落つる丑三つの刻誰ぞいぬ

11. 冬晴れの遠出の先の野辺送り  12. 同じ飯同じ菜を食ふ春日和

 

2020年5月から文芸WEBマガジン「カドブン」で

6編が無料配信されたのを読んでいました~

1話目で気付きましたが、全部 読みました……購入した本だったので

宮部さんはストーリーテラー、さすがです

 


『くもをさがす』

2023年04月26日 | 

著者 西 加奈子

 

2021年コロナ禍の最中、滞在先のカナダで浸潤性乳管がんを宣告された著者が、

乳がん発覚から治療を終えるまでの約8ヶ月間を克明に描いたノンフィクション作品。

カナダでの闘病中に抱いた 病、治療への恐怖と絶望、家族や友人たちへの溢れる思いと、

時折訪れる幸福と歓喜の瞬間……。

 

関西弁に翻訳したカナダ人たちとの会話は、大阪で育った著者ならでは……

 

思い通りにならないことと、幸せでいることは同時に成り立つと改めて教わったよう。
(ジェーン・スーさん)

 

>剥き出しなのにつややかで、奪われているわけじゃなくて与えられているものを知らせてくれて、

眩しかったです。関西弁のカナダ人たちも最高でした。(ヒコロヒーさん)

 


『ポピーのためにできること』

2023年04月24日 | 

著者 ジャニス・ハレット

 

イギリスの田舎町で劇団を主宰するマーティン・ヘイワードは地元の名士。

次回公演を控えたある日、彼は劇団員に一斉メールを送り、

2歳の孫娘ポピーが難病を患っていると告白。

高額な治療費を支援するため人々は募金活動を開始したが、

この活動が思わぬ悲劇を引き起こす。

 

ほとんどが関係者のメールで構成されており、登場人物も多く、

私に読み続けられるかと思いましたが、最後まで面白く読めました~

久しぶりに面白い謎解きミステリーに出合えました

 

昨夜、綺麗な三日月を見て、スマホでパチリ😀

上の星は金星……今夜、月に大接近するそうです。 

こんな時、あぁ、カメラが欲しい〜


狭い庭にも春〜

2023年04月22日 | Weblog

我が家の狭い庭にも春〜

エニシダが黄色いお花を咲かせて、元気付けてくれます🙂

 

初めて今年 サンザシの赤いお花が咲きました〜

 

私が利用している図書館の近くの公園の藤の花……

 

牡丹の花も満開……

 

春の小川


東京国立近代美術館

2023年04月20日 | 展覧会

久しぶりに美術館に行きました……

東京国立近代美術館70周年記念展「重要文化財の秘密」(史上初、ぜんぶ重要文化財)

今でこそ「傑作」の呼び声高い作品も、発表された当初は、

それまでにない新しい表現を打ち立てた「問題作」でもありました。

そうした作品が、どのような評価の変遷を経て、

重要文化財に指定されるに至ったのかという美術史の秘密にも迫ります。

水の一生を描いた画巻の大作、横山大観の「生々流転」は、

全長約40メートルにおよび、素晴らしかったです。

撮影OKの作品もありました……

黒田清輝「湖畔」

中村彝「エロシェンコ氏の像」

上村松園「母子」

岸田劉生「麗子微笑」

朝倉文夫「墓守」

高村光雲「老猿」

 

別の会場で収蔵作品も沢山 観ることができました……

東山魁夷「道」

 

最寄り駅・東西線竹橋駅の隣りには毎日新聞社屋があります。

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『美しき人生』

2023年04月18日 | 

著者 蓮見 圭一

 

両親を知らずして北海道岩内町で育った真壁純は14歳のときに、

転校してきた美しく聡明な明子に恋をする。

クリスマス・イブの吹雪く日、初めて二人はデートをするが、

純はその後 静岡へと転校することが決まっていた。

それから6年、ようやく二人は再会したが、

明子は変わり果てた姿になっていた……。

切ない恋とほろ苦い青春、そしてその後の人生の奇跡を描いた小説。

 

>きみがいまどこにいようと、そこが出口だ。(インドの宗教家カビールの言葉)

 

>世界は広く、知るべきことは無限に近い。

言語ひとつとっても、あなたはほとんど何も知らない。ゼロに等しい。

その程度で浮かれている人間をスワヒリ語で「mjinga」、日本語で「馬鹿」という。

(国立大学の医学部に入学したばかりの学生に向けた老教授の言葉)

 

>悲しめるもののために

みどりかがやく

くるしみ生きむとするもののために

ああ みどりは輝く   (室生犀星の詩『五月』)

 

>友人とは全世界が去ってしまった時にやってきてくれる人

(明子が好きだった言葉)

 

>目の前に広がる人生にもっと興味を持ちなさい。

人々、物事、文学、音楽……この世界は豊かで、胸を躍らせる宝物、

美しい魂の持ち主、興味深い人々に満ちている。

自分のことは、忘れなさい。(ヘンリー・ミラー)

 

悲しいお話でしたが、印象に残る言葉が沢山ありました。

 


『いつでも会える』

2023年04月16日 | 

著者 菊田 まりこ

 

大好きな飼い主のみきちゃんを突然亡くした犬のシロの心の移ろいが淡々と描かれてます。

小さく無邪気なシロが大きな悲しみを懸命に乗り越えようとする姿が胸を打つ絵本です。

 

>目をつむるとね、 

みきちゃんのこと考えるとね、

いつでも 会えるんだ。

 

我が家の狭い庭で咲いてくれたサンザシの花😀


映画『パリタクシー』

2023年04月14日 | 映画

 

無愛想なタクシー運転手シャルルは、金も休みもなく免停寸前で、

人生最大の危機に陥っていた。

そんな折、彼は92歳の女性マドレーヌをパリの反対側まで送ることに。

終活に向かうというマドレーヌは、シャルルに次々と寄り道を依頼する。

彼女が人生を過ごしたパリの街には多くの秘密が隠されており、

寄り道をするたびに、マドレーヌの意外な過去が明らかになる。

そしてそのドライブは、いつしか2人の人生を大きく動かしていく。

 

マドレーヌが若い頃のパリは、まだ男尊女卑の社会だったようです……

大変な人生を送ったマドレーヌですが、強く前向きに生きました。

運転手シャルルとマドレーヌを演じた俳優さんが とても素敵でした~

 

初めて入ったサンドイッチ専門店……

可愛いお花が添えられていて、また寄りたくなりました。

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『13歳からの地政学』

2023年04月12日 | 

~カイゾクとの地球儀航海~

著者 田中 孝幸

 

「地政学」がわかれば、歴史問題の本質、ニュースの裏側、国同士のかけひき……が見えてくる!

高校生・中学生の兄妹と年齢不詳の男「カイゾク」との会話を通じて、

「地政学」が楽しくわかりやすく学べます。

 

>アインシュタインの名言で、『学べば学ぶほど、自分がどれだけ無知であるか思いしらされる。

自分の無知に気づけば気づくほど、より一層学びたくなる』というものがある。

一見自分と関係のないような分野の学問でも、取り組んでみれば面白く、役に立つこともある。

学校で知識を増やしたり物を考える習慣をつけておけば、君たちをだまそうとする人の言葉にも、

立ち止まっておかしいかもしれないと考えることができるようになる。

知識を増やすということは、だまされないように武装するということなんだ。

 

>地球儀のアフリカ大陸を指でなぞった。

「たくさんの国に分かれてる。定規で引いたみたいに」

「ああ、直線が多いのは、本当に地図に定規で引いた線だからだ。

アフリカはおよそ100年間、ヨーロッパの国々に支配されていた。

そういう国々は現地の人々がどこにまとまって住んでいたとかそういう事情には

ほとんど関心を持たず、主に自分たちの都合で縄張りを決めた。

そして独立したあとも、定規で引かれた線が国境線として残ることになった」

 

私のように「地政学」に疎い人が読んでも面白く読めますよ。

なるほどと思うことばかりでしたが、すぐに忘れてしまうかも

 

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