図書館へ行こう!

 本は私の人生の友・・・

映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』

2023年05月30日 | 映画

原作 荒木 飛呂彦のコミック

主演 高橋 一生

 

相手の顔を本にして 生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力「ヘブンズ・ドアー」を備えた漫画家・岸辺露伴。

青年時代、露伴は淡い思いを抱いていた女性から、この世で最も邪悪な「黒い絵」の噂を聞いた。

それから時がたち、その絵がフランスのルーヴル美術館に所蔵されていることを知った露伴は

新作執筆の取材と、かつてのかすかな慕情のためにフランスを訪れる。

しかし、美術館職員に「黒い絵」の存在を知る者はなく、データベースによってヒットしたその保管場所は、

今は もう使われていないはずの地下倉庫「Z-13倉庫」だった。

 

NHKTVで実写化された『岸辺露伴』は全て観てましたので、映画も公開初日に観に行きました。

高橋一生さんは勿論、担当編集者役の女優さんもユニークで良かったですよ。

 

他に最近 観た映画は『それいけ!ゲートボールさくら組』

主演の藤竜也さんは相変わらずダンディーでした。


『コメンテーター』

2023年05月28日 | 

著者 奥田 英朗

 

精神科医・伊良部シリーズ新作短編5編。

 

低視聴率にあえぐワイドショーのスタッフの圭介は、

母校のつてで美人精神科医をコメンテーターとしてスカウトしようとするが、

行き違いから伊良部医師と看護師のマユミが出演することに。

案の定、ふたりは放送事故寸前のコメントを連発する。

(表題作『コメンテーター』)

 

>「実家に帰省したときは普通に人と会えるんです。

でも東京にいると、人と接するのが怖くて……」

「あ、そう。別に珍しいことじゃないよ。内弁慶の理屈だから。

不登校児童だって家では王様のように振舞うケースがままあって、

そうすると親は自分の子供が外の世界を怖がっている事実が信じられないわけ」

「いや、ぼくは内弁慶というわけでは……。むしろ人前に出るのが好きな子供だったし……」

「だから、北野さんの場合、内が故郷で外が東京に当たるわけ」

(第5話『パレード』より)

 

破天荒な精神科医ですが、なぜか患者さんは快方に向かいます。

コミカルでスラスラ読めました〜

 


映画『宇宙人のあいつ』

2023年05月26日 | 映画

監督 飯塚 健

 

人間の生態調査のため、23年前に土星から来た宇宙人は、真田家四兄妹の次男・日出男(中村倫也)として、

長男・夢二(日村勇紀)、長女・想乃(伊藤沙莉)、三男・詩文(柄本時生)と暮らしていた。

家族というものがわからない日出男は、夢二から、家族とは自分よりも大切なものがあることだと教えられる。

真田家のさまざまな問題が起こる中、日出男が地球を離れる日が近づいてくる。

日出男に残された時間はあと3日間。人間としてやり残したことをやり遂げるため、

日出男の地球での最後の奮闘がはじまる。

 

土星での1年は地球の23年で、1年の任務が終わり土星に帰ることに……

帰るのに使用するものは、亡くなった父親が使用していた座椅子⁉

エイリアン・コメディ、楽しかった~

 

映画を観る前に珈琲店でモーニングセットをいただきました😋


今頃 気が付いたこと💦

2023年05月24日 | Weblog

先日、20年以上 通っている隣りの市の映画館で気が付いたこと……

フロア真ん中の柱の下の方に文字が書いてあるので近付いてみると、

「HIBINO」のサイン……アーティストで東京芸大学長の日比野克彦さんのサインでした~

壁面にはペインティング……

 

私は、日比野さんには思い入れがあります……

4年位前、TVの日曜美術館の「マティス」のときのゲストが日比野さんで、

マティスが手掛けた「ロザリオ礼拝堂(光の教会)」の映像が映ると、

ここを訪れるためだけに渡仏したことがあるという日比野さんの言葉。

古希を記念して何処かに行きたかった私は、その言葉を聞いて、

教会があるニースを訪れることに決めました。

日比野さん、ありがとうございます🙇‍♀

お陰様で思い出に残る誕生日を過ごすことが出来ました。


ご ざ れ 市

2023年05月22日 | Weblog

朝の散歩で、久しぶりに「ござれ市」に寄りました……

八重ドクダミ……

購入品……

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『よき時を思う』

2023年05月20日 | 

著者 宮本 輝

 

よき時、それはかつての栄光ではなく、光あふれる未来のこと。

いつか、愛する者たちを招いて晩餐会を……九十歳の記念に祖母が計画した、

一流のフレンチシェフと一流の食材が織りなす、豪華絢爛な晩餐会。

子どもたち、孫たちはそれぞれの思いを胸にその日を迎える。

徳子おばあちゃんは、なぜ出征が決まった青年と結婚したのか?

夫の戦死後、なぜ数年間も婚家にとどまったのか?

そしてなぜ、九十歳の記念に晩餐会を開くことにしたのか?

孫の綾乃は祖母の生涯を辿り、秘められた苦難と情熱を知る……。

 

孫の綾乃が住んでいるのは、北方中国の伝統的家屋建築の「四合院」造りで、

大家さんが3棟を貸している1棟に、海外に転勤した叔母夫婦の代わりに住んでいます。

場所は東京の東小金井で、「四合院」造りの建物は大家さんの父親が建てました。

小説の舞台は綾乃の故郷の関西と東京などで、最後は、大家さんが仲違いした息子と

広島県福山市の「鞆の浦」で26年ぶりに会うシーンで終わります。

 

小説を読んでいると、物語に出てくる場所に行きたくなってしまいます😀

 


映画『銀河鉄道の父』

2023年05月18日 | 映画

 

原作は門井慶喜の直木賞受賞作。

宮沢政次郎の長男・賢治は家業の質店を継ぐことを拒み、

日蓮宗に身をささげようと、家出する。

しかし妹のトシが病に倒れたとの一報を受け、東京から帰省。

回復を願い、自ら書いた詩や物語を読み聞かせるも、

トシは亡くなってしまう。

「トシがいなければ何も書けない」と悲嘆に暮れる賢治は、

政次郎に励まされて再び執筆を始める……。

 

宮沢賢治は こういう家族の中で暮らしていたから物語を生み出せたのかも知れません。

当時の田舎では珍しい子ども思いの父親を役所広司さんが、

宮沢賢治を菅田将暉さんが熱演してました。

 


『夜空に浮かぶ欠けた月たち』

2023年05月16日 | 

著者 窪 美澄

 

東京の片隅、小さな二階建ての一軒家。庭に季節のハーブが植えられているここは、

精神科医の夫・旬とカウンセラーの妻・さおりが営む「椎木(しいのき)メンタルクリニック」。

キラキラした同級生に馴染めず学校に行けなくなってしまった女子大生、

忘れっぽくて約束や締め切りを守れず苦しむサラリーマン、

いつも重たい恋愛しかできない女性会社員、

不妊治療を経て授かった娘をかわいいと思えない母親……。

夫妻はさまざまな悩みを持つ患者にそっと寄り添い、支えていく。

だが、夫妻にも ある悲しい過去があって……。 

 

>人が心を病んでしまうことは珍しい話ではない。

それはいつでも、誰にでも、起こりうることなのだ。

 


摺鉢山・大仏山

2023年05月14日 | 超低山

先日、「マティス展」を観る前に、上野公園にある超低山を訪れました。

上野台地(上野のお山)が既に標高20mの高さにあるため、

「山」と言っても高低差は あまりありません

 

摺鉢山(すりばちやま)(標高24.5m)……

(約1500年前に築かれた前方後円墳)

すぐに頂上

 

大仏山(標高22m)……

頂上には薬師仏を祀るパゴダ様式の祈願塔……

上野大仏(度重なる地震や火災で現在はお顔のみが現存)……

 

上野公園には他に花園稲荷神社や東照宮などが……

 

昼食は伊豆榮で鰻重をいただきました 😋

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マティス展

2023年05月12日 | 展覧会

上野の東京都美術館で「マティス展」を観てきました。

3展示室の内、1室のみ撮影OKでした。

最晩年、マティスが手掛けたロザリオ礼拝堂……

展示室最後の部屋では、フランス・ニース・ヴァンス村にある光の教会(ロザリオ礼拝堂)の映像が流れていました……

コロナ禍になる前年、私は急に思い立って「光の教会」を訪れています。

一生の思い出となる美しい教会でした

空港では、銃を肩に掛けた兵士が巡回していましたが

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