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 本は私の人生の友・・・

映画 『劔岳 点の記』

2009年06月23日 | 映画
明治40年、日本地図完成のために立山連峰、劔岳への登頂に挑む、陸軍測量手の柴崎芳太郎(浅野忠信)ら7人の測量隊。
山の案内人・宇治長次郎(香川照之)や助手の生田信(松田龍平)らと頂への登り口を探すが、生田が足を滑らせけがを負ってしまう。
大自然の厳しさを見せつけられた測量隊だったが、柴崎と宇治はある言葉を思い出す・・・。
新田次郎の同名小説を、『八甲田山』『火宅の人』などの名カメラマン・木村大作が初メガホンを取った作品。
本物の大自然を撮影することにこだわり、危険を冒しながら圧巻の雪山シーンにも挑みました。

人は「何をしたか」ということではなく、「何のためにそれをしたのか」

一緒に映画を観た夫は、上記の言葉が出てきてから、涙々でした。
平日なのに、中高年で映画館は満席でしたよ。
浅野忠信、香川照之は、やはりウマイですねぇ。
日本山岳会と、どちらが先に劔岳の頂に登れるか、競う状況になってしまいますが、実は初登頂は・・・というミステリもあったり、山の仲間同士の友情なども描かれていました。
CGや空撮などを使わず撮影したということですが、山や自然の美しさ、厳しさを、素晴らしい映像で堪能させてくれました。
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