図書館へ行こう!

 本は私の人生の友・・・

もみじ狩り (1)

2008年11月30日 | Weblog
明日から師走ですね。
1年がアッという間に過ぎて行きます。

去年から始めたもみじ狩り・・・
今年も紅葉の時期にお不動さんに3度ほど足を運びましたが、微妙に見ごろをはずしたような??







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講演会

2008年11月28日 | 講演会
講師 慈眼寺住職 塩沼亮潤氏 

会場 横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ 5F

修験道の中でも最も過酷な荒行といわれる千日回峰行を、吉野山金峯山寺の千三百年の歴史の中で二人目に満行した塩沼亮潤大阿闇梨。
想像を絶する命がけの修行を乗り越え、塩沼氏がつかんだ人生の真理とは何か。 (講演会パンフレットより)

6月30日の記事(こちら )で、塩沼さんの『人生生涯小僧のこころ』という本の中の言葉を紹介させていただいたことがあります。
仙台の奥深くにあるという慈眼寺に1度行ってみたかったのですが、ちょっと遠いなぁ、と思っていたところ、横浜で講演会があるということで、そちらで塩沼さんのお話を聞いてきました。
講演会は基本は無料のものに参加することにしてますが、今回はホテルの主催で参加費が2,000円・・・でも、仙台に出かけるよりはるかに安いので。
講演の後の質問のとき、年配の女性が塩沼さんのそばに行き、不祝儀袋のようなものを差し出しました・・・遠くて伺えないので、これで護摩をお願いしたいということでした。
「こちらはお預かりして、心を込めて護摩を焚かせていただきます。申し上げるつもりはなかったのですが、皆様からいただいた参加費は貧しい人たちに寄付させていただくことにしております」という塩沼さんの言葉がありました。

修験道の行者さんにはいかめしいイメージしかなかったのですが、講演の初め、法螺貝を鼓のようにポンポンとたたき(音の通りを良くするためのよう)、それから口にくわえて音を聞かせてくださいました。
そして、行をするときの衣装などの説明をしてくださいましたが、みんな理にかなったものでした・・・イメージが一新されましたよ。
千日回峰行のときに記した日記をときどき読みながら、お話をしてくださいました。
本にも感動しましたが、実際のお話にもとても感動!でした。

もみじ灯路

2008年11月24日 | Weblog


不動尊参道周辺の商店街を中心に街灯などの照明を落とし、通りを灯籠の灯で飾る「もみじ灯路」は、3回目を迎えました。
やさしく揺らめくロウソクが点々とつながる光の道は、幻想的でした。



五重塔の周りにも灯籠が浮かべられてました・・・
  




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八王子市夢美術館

2008年11月22日 | 展覧会
― 日本陶磁の精華 出光美術館所蔵品展 ―


    「銹絵獅子香炉」尾形乾山 江戸時代中期

    
   「色絵熨斗文茶碗」野々村仁清 江戸時代前期

出光美術館所蔵の東洋陶磁コレクションから、日本陶磁など約70点を展示。
桃山時代の唐津・美濃焼から江戸時代の有田・京焼まで、我が国の代表的な陶磁器の流れを紹介しています。
11月24日で終了ということなので、昨日、観てきました。
映画もそうですが、展覧会も1度観に行くと続けて観たくなります。

紅葉の季節となりました・・・


我が家の近くを走るモノレールと朝焼け

石田徹也 ― 僕たちの自画像 ― 展

2008年11月19日 | 展覧会
石田徹也は、1973年、静岡県焼津市に生まれました。
新進気鋭の画家として注目されますが、踏切事故により31歳の若さで死去しました。
2006年、NHKTV新日曜美術館で取り上げられて大反響を呼び、没後、一躍脚光を浴びています。
一貫して、自画像と思われる若者をモチーフに、市井の者が現代社会を生きる辛さ、悲しみを描き続けました。

私も新日曜美術館で存在を知りました。
先日、日展を観に行ったとき、国立新美術館のホールで石田徹也の展覧会のポスターを目にし、さっそく練馬区立美術館で開催されている展覧会を観てきました。
人物以外のものはていねいに写実していて、人物でもネクタイなどは細密に描いてます。
独特の世界に圧倒されました。
上記の絵の題名は、「社長の傘の下」。
印象に残った絵の一部を紹介させていただきますが、紹介できないようなグロテスクな作品もありました・・・


  「飛べなくなった人」


  「燃料補給のような食事」 


  「囚 人」


   同じく「囚 人」ですが、こちらは出品されてませんでした。
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日 展

2008年11月16日 | 展覧会
黒川紀章さん設計の国立新美術館(六本木)で、日展を観て来ました。
ずいぶん前に上野の都美術館で日展を観たことがありますが、作品の多かったことが印象に残っています。
今回もそうでした・・・最初はゆっくり観てましたが、日本画・洋画の数の多さに、工芸・彫刻のコーナーもあることを考え、途中から立ち止まらずに観ることに。
工芸部門でも、最初は陶芸作品をじっくり観てましたが、とにかく作品の数の多いこと多いこと。やはり立ち止まらずに観ることにしてしまいました。
出品数の少ない人形・竹細工・木工などの作品にかえって目がいってしまいましたよ。
最後に訪れた彫刻の部屋では、人物の立体彫刻が林のように沢山並んでいたので、特選作品だけ観ました。
みんな素晴らしい作品ばかりなのに、数の多さにじっくり観るゆとりが持てず、作品にも失礼になるので、もっと少なくしてはいかがでしょうか・・・作品がそれだけだったら、じっくりいつまでも観ていたい素晴らしい作品ばかりでしたから。
目も足も疲れてしまい、書の部門を観忘れました(帰宅してパンフレットを見てから気が付きましたよ)

六本木の街もクリスマスモードに・・・

   
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サツマイモの花

2008年11月13日 | Weblog
ジャガイモの花は見たことがありますが、今日初めてサツマイモの花を見ました。
九州南部・沖縄以南ではサツマイモは普通に花を咲かせるそうですが、本州以北でサツマイモの花を見ることは珍しいとのこと。
アサガオに似てますが、同じように朝開花して昼前にしぼんでしまうそうですよ。

久しぶりに快晴となり、すっかり雪化粧した富士山がよく見えました・・・

   
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『利休にたずねよ』

2008年11月10日 | 
著者 山本兼一

飛び抜けた美的センスを持ち、刀の抜き身のごとき鋭さを感じさせる若者が恋に落ちた。
堺の魚屋の息子・千与四郎・・・後に茶の湯を大成した男・千利休である。
女のものと思われる緑釉の香合を肌身離さず持つ利休は、おのれの美学だけで時の権力者・秀吉に対峙し、気に入られ、天下一の茶頭に昇り詰めていく。
利休は一茶人にとどまらず、秀吉の参謀としてその力を如何なく発揮。
秀吉の天下取りを強力に後押しした。
しかし、その鋭さゆえに、やがて対立。秀吉に嫌われ、切腹を命ぜられる。
                           (紀伊國屋書店BookWebより)

本の表紙の花は木槿(ムクゲ)で、大韓民国の国花。しばしば韓国の象徴とされ、利休が生涯好きだった女性を象徴しています。
茶道は入り口を少し習っただけなので、茶道に興味があったというよりも、茶道に用いられる道具、中でも陶器に興味があって読んでみようと思いました。
陶芸は5年位しか習いませんでしたが、それまで陶器など少しも興味を持たなかったのに、陶芸をするようになってから俄然興味を持つようになりました。
私でも知っている歴史上の有名人物が登場・・・秀吉や家康、石田三成、細川忠興などなど。
小説は切腹当日の利休の章から始まり、その前日や数ヶ月前などに遡って、いろいろな人物の章で構成されており、19歳の利休の恋の話、そして切腹当日の利休の妻の章で終わります。
興味を持たない人が見たら、なんの変哲も無い「楽茶碗」・・・有名なのは京都の楽家のものですが、初代長次郎の話も出てきたりして面白かったですよ。


重要文化財 「黒楽茶碗」 銘俊寛 長次郎作 
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『トライアングル』

2008年11月08日 | 
著者 新津きよみ

郷田亮二は、駆け出しの刑事。
医学部を卒業して医師になったが、医師を辞めて刑事になったという変わった経歴の持ち主である。
亮二のこの経歴には、過去に遭遇した事件が大きく影響していた。
十歳の時、初恋の少女・葛城佐智恵が誘拐され、殺されたのだ。
事件から十五年が経って時効が成立した時、亮二は自ら刑事となって、この事件を追い続けることを決意した。
そんな亮二の前に、「葛城サチ」と名乗る美しい女性が現れた。
彼女は、殺された葛城佐智恵にあまりにも似ていた。
この女性はいったい何者なのか? 亮二の心は激しく揺れ動く。
                    (紀伊國屋書店BookWebより)

新津さんの著書はほとんど読んでますが、9月30日に出版されたこの本のことは、先日書店に寄るまで知りませんでした。
出版されてから1ヶ月以上たっていたので図書館に在庫があり、すぐに読むことができました。
新津さんのミステリーは、殺人が出てきてもオドロオドロしてなくて、優しい視点で書かれているので安心して読めます。



『ゴールデンボーイ 恐怖の四季 春夏編』   著者 スティーヴン・キング

「刑務所のリタ・ヘイワース」と「ゴールデンボーイ」の二編が収録されてます。
『ショーシャンクの空に』は大好きな映画ですが、「刑務所のリタ・ヘイワース」が原作となってます。
映画は本に忠実に作られていたので内容は分かってましたが、分かっていても面白く読めて感動しましたよ。
naruさんのブログで紹介されているのを拝見して、読んでみようと思いました。
表題にもなっている「ゴールデンボーイ」は、最初の方を読んでいて、あまり読みたくない雰囲気だったので、念のため最後の数ページを読んで、やっぱり読むのをやめました。
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映画 『その土曜日、7時58分』

2008年11月06日 | 映画
『十二人の怒れる男』『狼たちの午後』の名匠シドニー・ルメットの監督作品。
優雅な暮らしを送る会計士のアンディは、娘の養育費に窮している弟ハンクに、両親が営む宝石店への強盗計画を持ちかけ、2人は計画を実行に移すが・・・。
1つの誤算から家族の抱える闇が浮き彫りになっていくサスペンス・ドラマ。
『カポーティ』のフィリップ・シーモア・ホフマンが自らの不正の発覚に怯える兄を、『ガタカ』のイーサン・ホークが甲斐性のない弱気な弟を演じている。

原題は『Before The Devil Knows You're Dead』(死んだのが悪魔に知られる前に)ですが、
邦題は、強盗事件が起きた時間にしたようです。
恵比寿ガーデンシネマにて上映中。

時間を前後させながら、家族それぞれの視点で問題をあぶり出してます。
悲劇が悲劇を呼び、最後は更に悲惨な場面で終了。
実力派俳優の演技や、時間が前後する表現方法などに、引き込まれるように観てましたが・・・
残酷な家族の肖像を描いた映画ということなので、いい気分で映画館をあとに出来るとは思っていませんでしたが、やっぱりそうでした。
観なければいいのに、気になる映画は観に行ってしまうんですよね。

街には早くもクリスマスツリーが・・・



前回の記事で金城武さんのファンだと書いた後で、他にもステキだと思う俳優さんを思い出していて、忘れていたことが浮かんできました・・・
私は、3年半程前に緒形拳さんを見たことがあったということ。ただ、すれ違っただけのことですけれど。
その頃、夫が入院していて、休日に面会に行ったら、病院の受付ロビーでTVドラマの撮影をしてました。
お邪魔にならないようにチョットのぞいたら、受付カウンターの前にスラリと長身の竹野内豊さんが立っていて、こちらに頭を下げてくれました。
ずうっと前に友人が竹野内さんのファンだと言ったときは、ふーんなどと思っただけなのに、小さなファンサービスをされただけで、なんてステキ、などと思うように(芸能人の方、小さなサービス、怠らずにね。ファンが増えますよ)
病室に行くためエレベーターに向かう廊下を歩いていたら、お手洗いの帰りらしい緒形拳さんが、ハンカチで手をふきながら歩いてきました。
緒形さんにも挨拶されて、夫の入院もいいことあるじゃない、などと思ったことがありました・・・それだけのことです。失礼しました。
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