図書館へ行こう!

 本は私の人生の友・・・

映画 『スター・トレック』

2009年05月30日 | 映画
テレビドラマや映画でおなじみの『スター・トレック』を再構築し、ジェームズ・T・カークの若き日を描くスペース・アドベンチャー。
アクシデントによりUSSエンタープライズに乗ることになったカークが、宇宙への冒険で成長していく姿を描く。
1960年代から続く人気シリーズが、最新のVFXを駆使してどう生まれ変わったのかが見どころ。   (シネマトゥデイより)

今年の3月末で夫が定年退職となりましたが、我が家は子供の誕生が遅く、まだ息子2人は大学生。
ということで、夫にはお疲れ様ですが、今までと比べたら責任の軽い週休3日の勤めをしてもらっています。
昨日は平日でしたが夫はお休みで、私としては昨日が最終上映日の『ぐるりのこと』を見たかったのですが、夫の希望で『スター・トレック』を見てきました。

若い頃を演じた登場人物たちは、TVで見た頃の面影を彷彿とさせてくれました。
カーク船長、耳と眉に特徴のある異星人スポックや、日系人の乗組員など、みんな若いんですが、TV放映時の壮年だった頃の面影に似ていましたよ。
スター・ウォーズが登場する前の宇宙ものが珍しかった頃のTVドラマ『スター・トレック』は、視聴者を惹きこませてくれました。
映画は、最新技術を使って格段にスマートなレベルアップをしていました。
おもしろかったですよ~。

映画 『イースタン・プロミス』

2009年05月28日 | 映画
ロンドンの病院で産婦人科医をしているアンナ(ナオミ・ワッツ)のもとに、ロシア人の少女が運び込まれる。
しかし、出産の直後に少女は命を落とし、日記と赤ん坊が残された。
そこに記された内容に危険を感じながらも、赤ん坊の家族を見つけ出そうとするアンナ。
彼女はあるロシアン・レストランにたどり着き、ロシアン・マフィアに雇われているミステリアスな男ニコライ(ヴィゴ・モーテンセン)に出会う。 (シネマトゥデイより)

イースタン・プロミスとは、イギリスにおける東欧組織による人身売買契約のことだそうです。
R-18指定のこの映画は怖そうなので見てませんでしたが、いつも行っている映画館の再上映希望ファン投票の結果、また上映されることになりましたので見ることにしました。
選ばれたもうひとつの作品は、『ぐるりのこと』。

ニコライを演じたヴィゴ・モーテンセンは、迫真の演技で凄かったですし、カッコ良かったです。
残酷な場面がたびたび登場しますが、ロシアン・マフィアの世界を表現するためには必要だったんでしょうね。
先週は『天使と悪魔』を見ましたが、『イースタン・プロミス』の方が映画としてのおもしろさがあったように感じました。
コメント (4)

『てのひらのメモ』

2009年05月23日 | 
著者 夏樹静子

広告代理店で働くシングルマザーの千晶は、大切な会議に出席するため、喘息の発作が起きた子供を家に残して出社し、死なせてしまう。
検察は千晶を「保護責任者遺棄致死」で起訴。
市民から選ばれた裁判員は、彼女をどのように裁くか?
                (文藝春秋 内容紹介より)

裁判員制度が21日から始まりましたね。
数年前、裁判員制度をテーマにした映画を最高裁判所内で見たことがあります。
映画出演者の舞台挨拶があり、映画の後には大法廷を見学できたり、おもしろい体験でした。

夏樹さんの書かれた読みやすい小説は、ストーリーに引き込まれながら、裁判員制度についても学べるという、一挙両得のような本でした。

「家へ帰ったら、誰にもなんにも話してはいけないんですか」
「いろいろ報道されてますが、簡単にいえば、法廷でのことは、何を話してもかまいません。裁判は公開されてるんですから。
ただし、この評議室で話されたことや、裁判員の個人情報などは、一切他言しないで下さい」

「でも、昼休みは外へ行ってもいいというのは意外でした」
「私もびっくりしたの。公判中はすっかりカンヅメにされるかと思ってたのに」
「自宅から通えるし、戦前の陪審制と比べたら、ずいぶん負担が軽くなってるわけよね」
「戦前のって、陪審制があったんですか」
「ええ、昭和三年から十五年間、日本でも陪審裁判が行われていたんですね」
「陪審員たちは、まだその頃は不慣れなベッドとシャワー付きの洋式庁舎に泊まらされて、外界との接触は一切禁止・・・」

「あ、それと、評議では“乗り降り自由”ですから。
一度自分の意見を出しても、ほかの人の意見を聞いて、そちらのほうが正しいと判断したら、そちらに乗り換えてもかまわない。
いったん口に出した意見は変えられないなどということは全然ありません。
ですから自由に、思ったことをおっしゃって下さい。
裁判官たちも遠慮なく議論に参加しますから」

裁判員に選ばれた五十七歳の専業主婦の目を通して語られているので、とってもわかりやすく、おもしろい小説でしたよ。

他には最近、伊岡瞬の『七月のクリスマスカード』もおもしろく読みました。
コメント (4)

水芭蕉

2009年05月18日 | Weblog
長野の鬼無里(きなさ)にある「奥裾花(おくすそばな)自然園」で水芭蕉を見て来ました。
尾瀬の水芭蕉しか知りませんでしたが、鬼無里に咲く沢山の水芭蕉には圧倒されました。
水芭蕉を見ていたら、私の名前を呼ぶ声が・・・数週間前に一緒にランチを食べた友人がいて、偶然にビックリ!







2日間の旅行中の天気は雨でしたが、靄がかかっている山には残雪が見られました。



上高地への道路は土砂崩れで封鎖されたため、予定を変更して飛騨高山へ。
前に来たときには寄らなかった「からくり会館」に・・・





実演中の舞台裏で、弁慶の足の操作を私もさせてもらえました(写真は本職の人ですよ)



奥飛騨の平湯大滝は、滝が氷結する厳寒期にはライトアップされて、とても美しいそうです。

コメント (4)

富士芝桜まつり

2009年05月14日 | Weblog
富士山麓で去年から開催されるようになった「富士芝桜まつり」に行って来ました。
竜神池の向こうに富士山が見えるはずでしたが、雲がジャマをして残念・・・













帰路、箱根・芦ノ湖畔の山のホテル庭園に咲くツツジを見て来ました・・・



コメント (7)

「伊勢と芸能」

2009年05月10日 | 講演会
平成21年度 式年遷宮記念シンポジウム 「伊勢と芸能」

主催 (財)伝統文化活性化国民協会

司会進行 小沢 昭一

芸能鑑賞 上方落語「宮巡り」 桂 文我

       「伊勢音頭」 伊勢音頭保存会

       「伊勢大神楽」 伊勢大神楽講社

シャツなどの大きさにL、M、Sなどがありますが、Mのミディアム(中ぐらい)は、英和辞典の中に「霊媒」という意味も載っているそうです。
霊的なものと私たちをつないでくれるものがミディアム(霊媒)。
複数形はメディアで、人と人の仲立ちをするもの。
聖職者が大衆化したものが芸能で、神様をなぐさめると同時に人をなぐさめてくれます。

昔の東京の小学生の修学旅行は、伊勢参りだったそうです。
江戸時代は旅行大国で、政治・経済が安定していると旅が盛んになり、特に江戸中期は盛んだったとか。
建前・方便として伊勢参りと称して、旅をしました。
なぜ伊勢なのかは、ほぼ日本の中心で、緑が多く、雪が降らないから。

「東の旅」という落語は駅伝形式の長い話で、大阪から見て伊勢は東なので「東の旅」。
その中の「宮巡り」というお伊勢参りの部分の落語を、亡くなった桂枝雀さんの弟子で、米朝さんの孫弟子の桂文我さんが話してくれました。

「伊勢大神楽」は、代表の山本源太夫さんの笛も素晴らしく、獅子舞が人の上に乗り、大きな獅子の花魁道中を演じてくれましたが、見事でした。 

初夏

2009年05月08日 | Weblog
今日も時々雨が降っていましたが、明日は晴れとか。
暦の上では5日が立夏で、もう夏なんですね。
遊歩道の看板は、まだ春ですが・・・



切られた枝から新しい緑が伸びていました。



のいばら(?)に蜂がいましたよ。

コメント (2)

『クマの名前は日曜日』

2009年05月03日 | 


アクセル・ハッケ作  ミヒャエル・ゾーヴァ絵

少年のもとにやってきたぬいぐるみのクマの〈日曜日〉。
でも〈日曜日〉は口もきいてくれないし、一緒に食事もしてくれない。
ぼくのことをほんとうに好きなんだろうか。
そして、ある日、少年は夢でクマの国へ・・・。
人とモノ、人と人のコミュニケーションとは何かを問いかける子どもと大人のための絵物語。

松屋銀座で「ミヒャエル・ゾーヴァ展」が11日まで開催されていますが行けそうもないので、何冊ものゾーヴァの挿絵がある絵本を借りてきました。
連休は、絵本三昧の日々となりそうですよ。

黄菖蒲(?)が川辺に咲いています・・・