2010年12月5日【日】
1.地域主権3法案不成立に「強い不満」知事の9割
読売新聞 12月4日(土)16時55分配信
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読売新聞
国と地方の協議の場を法律に基づく機関にすることなどを盛り込んだ「地域主権改革関連3法案」が臨時国会で成立せず、2度目の継続審議となったことに、全国の知事の9割が強い不満を抱いていることが3日、読売新聞社の緊急アンケートでわかった。
質問に対して答えを選択する方式で、全知事が回答した。3法案不成立には東京、大阪など41知事が「大いに不満」、愛知、長崎など5知事が「不満」を選択。自由意見では「現政権の改革意欲と実行力に大いに失望した」(福岡)、「(政権交代から)1年経過しても具体的成果がない」(秋田)などと批判が続出した。
「やむを得ない」「どちらとも言えない」の知事はゼロ。青森は「その他」を選び、「国の形の根本にかかわるため、合意形成が重要」とした。
民主党政権の今後の分権改革への期待感では12知事が「期待できない」と回答。意見でも「3法すら成立させられない政権には今後も全く期待できない」(東京)、「地域主権型国家を実現しなければ、民主党政権の存在意義はない」(神奈川)など厳しい指摘が噴出した
2.ひき逃げで男性死亡=200メートル引きずりか―警視庁
時事通信 12月4日(土)13時12分配信
4日午前3時5分ごろ、東京都豊島区巣鴨の国道17号で、通行人から「交通事故があった」と110番があった。警視庁巣鴨署員が駆け付けたところ、60歳くらいの男性が頭などから血を流して倒れており、約1時間後に搬送先の病院で死亡した。
「車が走り去った」との目撃情報があり、同署は男性の身元確認を急ぐとともに、ひき逃げ死亡事件とみて逃げた車の行方を追っている。
同署によると、男性は国道近くの路地で倒れていた。血痕や所持品が点在していることから、国道ではねられた後、約200メートル引きずられたとみられる。国道にはブレーキ痕があった。
3.<予算編成>司令塔不在で霞が関困惑 首相の指導力も不透明
毎日新聞 12月4日(土)20時48分配信
年末に向けて11年度税制改正と予算編成作業が佳境に入る中、政府・民主党の司令塔の不在ぶりが鮮明だ。法人税減税など焦点の問題で各省庁や党の利害が対立、決着の見通しが付かない。菅直人首相は「最後は私が決める」というが、支持率急落で求心力が低下する中、指導力を発揮できるかは分からない。
「首相は何を考えているのか」。3日夕、財務省に困惑が広がった。この日は懸案だった来年度の基礎年金の国庫負担問題で、現行の50%を維持する案を官邸に持ち込み、了承を得る手はずだった。同省は当初「2・5兆円の財源確保が困難」と、負担率を36.5%に引き下げる案を主張したが、政府・与党内の反発を受け方針転換。「首相裁断」で他省庁に協力させ、独立行政法人の剰余金の活用などで財源を捻出する収拾策を描いたが、首相は決断しなかった。
子ども手当増額も、関係5閣僚が3歳未満の支給額を2万円に上積みすることで合意したものの、財源(約2400億円)では意見が対立したまま。法人税率5%引き下げも、見合いの財源(1.5兆円)をどうするかで、財務、経済産業両省や、党の調整が付いていない。政府税制調査会の議論も「各省の政務三役の意見発表会」の様相で「収拾がつかない」(財務省幹部)状況。霞が関には「税制も予算も誰が最終決定するのか、見えない」と嘆きの声が漏れる。
昨年の予算編成も混乱したが、最後は小沢一郎幹事長(当時)が12月16日にまとめた「党要望」を決め手に、25日の予算案決定にこぎつけた。今年は「菅政権の最高実力者」とされる仙谷由人官房長官の手腕が期待されたが、尖閣諸島問題を巡る参院の問責決議可決などで「予算編成にまで気を配る余裕がない」(官邸筋)のが実情。与党内には「仙谷氏主導の予算では、野党が反発し、ねじれ国会を通らない」との声もある。司令塔不在に、霞が関では「年内に予算編成ができるのか」と不安が募る。【坂井隆之】
4.就任初日に延坪島訪問=北朝鮮に「強力な措置」―韓国国防相
時事通信 12月4日(土)18時42分配信
【ソウル時事】韓国の金寛鎮国防相は就任初日の4日、北朝鮮の砲撃を受けた韓国西方沖の延坪島をヘリコプターで訪れ、駐留する海兵隊将兵を激励、砲弾が直撃した住宅地を視察した。
聯合ニュースによると、金国防相は砲撃事件について、「わが軍は(北朝鮮に)手ぬるい対応をし、このようなことが起きた」と指摘。「再び北が挑発する気を起こさないよう強力な措置を取る」と強調した。
5.発信力足りなかった…菅首相、政権半年の反省
読売新聞 12月4日(土)20時35分配信
菅内閣は8日に発足から半年を迎える。
菅首相は国会での首相指名から半年がたった4日、視察先の千葉県香取市で、政策に関する発信力不足を認め、発信力強化による政権浮揚の決意を語った。
首相は半年間の政権運営について、ベトナムからの原子力発電所建設の受注などを実績として示し、「にぎやかな6か月だったが、かなりいろいろなことが進んだ」と強調した。
一方で、「現在進んでいること、進める準備をしていることの発信力が足りなかった。積極的に国民に私の考えを伝えていきたい」と反省の言葉を口にした。
6.北日本、北陸で強い風 気象庁、警戒呼び掛け
発達した低気圧の影響で北日本や北陸は4日、荒れ模様の天候となり、北海道の一部で最大瞬間風速が40メートルを超えるなど強い風が吹いた。気象庁は暴風や高波などに引き続き警戒を呼び掛けた。
気象庁によると、低気圧は発達しながらオホーツク海を北東に進み、北日本を中心に冬型の気圧配置が強まっている。北陸や北日本では、これまでの大雨による土砂災害のほか、落雷や激しい突風にも注意が必要という。
強風の影響で、この日新たに八戸―新青森が開通し、全線開業したばかりの東北新幹線は一時全線で運転を見合わせるなどダイヤが混乱した
7.乗客ゼロで新幹線出発=東京駅、確認せず200人置き去り
時事通信 12月5日(日)0時36分配信
4日午後5時35分ごろ、東京都千代田区のJR東京駅で、同駅発仙台行きの東北新幹線やまびこ147号(10両編成)がドアを開けず、乗客を1人も乗せないまま出発した。ホームには約200人の乗客が置き去りにされた。JR東日本によると、強風でダイヤが乱れた上、ドアを開閉する車掌の乗車を運転士(52)が確認しなかったためで、同社は「聞いたことがないミス」と平謝りしている。
出発直後にホームの駅員が気付いたため、次の上野駅で待機。置き去りにされた客は後続の新幹線に乗り、一部は上野駅で乗り換えた。147号は強風の影響で54分遅れていたが、このミスでさらに31分の遅れが生じた。
8.予算編成 司令塔不在で霞が関困惑 首相の指導力も不透明
毎日新聞 12月4日(土)22時26分配信
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財務省東門=東京都千代田区で、木葉健二撮影
年末に向けて11年度税制改正と予算編成作業が佳境に入る中、政府・民主党の司令塔の不在ぶりが鮮明だ。法人税減税など焦点の問題で各省庁や党の利害が対立、決着の見通しが付かない。菅直人首相は「最後は私が決める」というが、支持率急落で求心力が低下する中、指導力を発揮できるかは分からない。
【こんな発言も流れました】菅首相:「支持率1%になっても辞めない」…鳩山氏と会食
「首相は何を考えているのか」。3日夕、財務省に困惑が広がった。この日は懸案だった来年度の基礎年金の国庫負担問題で、現行の50%を維持する案を官邸に持ち込み、了承を得る手はずだった。同省は当初「2.5兆円の財源確保が困難」と、負担率を36.5%に引き下げる案を主張したが、政府・与党内の反発を受け方針転換。「首相裁断」で他省庁に協力させ、独立行政法人の剰余金の活用などで財源を捻出する収拾策を描いたが、首相は決断しなかった。
子ども手当増額も、関係5閣僚が3歳未満の支給額を2万円に上積みすることで合意したものの、財源(約2400億円)では意見が対立したまま。法人税率5%引き下げも、見合いの財源(1兆円超)をどうするかで、財務、経済産業両省や、党の調整が付いていない。政府税制調査会の議論も「各省の政務三役の意見発表会」の様相で「収拾がつかない」(財務省幹部)状況。霞が関には「税制も予算も誰が最終決定するのか、見えない」と嘆きの声が漏れる。
昨年の予算編成も混乱したが、最後は小沢一郎幹事長(当時)が12月16日にまとめた「党要望」を決め手に、25日の予算案決定にこぎつけた。今年は「菅政権の最高実力者」とされる仙谷由人官房長官の手腕が期待されたが、尖閣諸島問題を巡る参院の問責決議可決などで「予算編成にまで気を配る余裕がない」(官邸筋)のが実情。与党内には「仙谷氏主導の予算では、野党が反発し、ねじれ国会を通らない」との声もある。司令塔不在に、霞が関では「年内に予算編成ができるのか」と不安が募る。【坂井隆之】
9.失明に人工視覚、白い光「見えた」…国内初
読売新聞 12月5日(日)3時2分配信
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読売新聞
大阪大大学院医学系研究科(大阪府吹田市)の不二門尚(ふじかどたかし)教授(感覚機能形成学)、神田寛行助教らの研究グループは、網膜の異常で失明した「網膜色素変性症」の患者の網膜を、微弱電流で刺激し、視力を回復させることに成功した。
6人中5人で効果が確認され、目の代わりとなる小型カメラでとらえた光の動きを追うことができた人もいた。国内で「人工視覚」の成功例は初めて。不二門教授は「数年以内につえなしで歩けるようにしたい」としている。
目の構造をカメラに例えると、角膜、水晶体がレンズ、網膜がフィルムにあたる。健康な人が見た映像は、電気信号に変換され、網膜、視神経を経て脳の視覚野に送られ、「見える」ようになる。しかし、網膜色素変性症になった人は、網膜の視細胞が徐々に消失するため、信号が視覚野へ届かなくなって光を失っていく。
不二門教授らは、患者の網膜の外側の強膜の中に、刺激電極のチップ(7ミリ・メートル四方)を装着。チップから微弱電流を流し、眼球内に埋め込んだ帰還電極にあて、返ってきた電流で網膜内にわずかに残った神経細胞を刺激する方法を考えた。
2005年秋と08年春には、計4人にチップを装着。手術中のわずかな時間に光の刺激を与えたところ、3人が光の方向を判別できた。
今年4~7月には、失明して10年以上になる女性2人に1か月間チップを装着しCCDカメラをおでこにつけてもらった。カメラで取り込んだ画像情報は、体外の装置で電気信号に変換され、体内装置を経て、強膜内のチップに送られた。
千葉県の女性(67)はパソコンの黒い画面上に不規則に現れる白色の棒をカメラで見て、位置を指さすことができた。女性は「闇の世界でしたが、白い光がはっきり見え、棒の位置を追えました。光が見えるというのは素晴らしい」と話す。
10.上原、6球団から獲得オファー
スポーツ報知 - 2010/12/5 8:00
オリオールズからFAとなった上原浩治投手(35)が4日、6球団から獲得オファーを受けていることを明かした。この日、成田空港に帰国。いずれも単年契約の打診といい、オ軍に加え同じア・リーグ東地区のRソックスや、ナ・リーグ球団からもオファーが届いているとみられる。
上原は「中継ぎ、クローザーにこだわりはない。複数年は欲しいけど、オプションになっても来年頑張ったらいい」。メジャー2年目の今季は、8月下旬から守護神として13セーブをマーク。「世界最高の地区でやれて、どこでも通用する自信がある」と静かに良縁を待つ。
3日の米紙ボルティモア・サン(電子版)では、「オ軍は上原の代理人のマーク・ピーパー氏と連日のように連絡を取っており、球団が2年契約を用意する可能性は十分にある。球団首脳の1人は、交渉は進展を見せており、再契約に向けて好感触を得ている」と報じている。
12.高齢者住宅、見守り職員も常駐…新制度創設へ
読売新聞 12月5日(日)3時2分配信
国土交通、厚生労働両省は、現行の高齢者専用賃貸住宅と有料老人ホームを再編し、ハード、ソフト面で一定の基準を満たした「サービス付き高齢者住宅」(仮称)制度を創設することを決めた。団塊世代の高齢化をにらみ、高齢者向け住宅を大幅に増やすのが目的。来年の通常国会に関連法の改正案を提出する方針だ。
両省の案では、新住宅の基準は〈1〉居室面積が原則25平方メートル以上〈2〉段差を取り除くバリアフリー設計〈3〉見守り職員が常駐――など。これらを満たす住宅に、国が建設費(10分の1、1戸あたり100万円が上限)や改修費(3分の1、同)を補助する。事業者による都道府県への物件登録は、早ければ来年度中に始まる。
13.岡田氏、社民と関係修復期待 福島氏は「連立復帰ない」
産経新聞 12月5日(日)7時56分配信
民主党の岡田克也幹事長は4日、社民党との連携に関し「内政について昨年の3党合意は有効だと社民党と何度も確認した。信頼関係はしっかりあると確信している」と述べ、来年の通常国会に向け、関係修復に期待感を示した。熊本市で記者団の質問に答えた。
社民党が連立復帰すれば衆院で3分の2以上の議席が確保でき、再議決が可能となる。菅直人首相は6日に社民党の福島瑞穂党首と会談し、協力を求める。
岡田氏は「社民党と意見の差があるのは事実だ。埋めきれないものは残る」と述べ、普天間飛行場移設問題で社民党と一致するのは困難との認識を示した。内閣改造に関しては「菅直人首相の専権事項だ。首相が何も言っていないのだから改造はない」と述べた。
一方、福島氏は4日の民放番組で「連立(復帰)という話はまったくない」と明言、沖縄県名護市を米軍普天間飛行場移設先とする日米共同声明の見直しを連立復帰の条件に掲げた。
自民党の石破茂政調会長は別の番組で、民主党との大連立について「民主党は首相と小沢一郎元代表の政策が百八十度違い、政策が整理されていない。大連立すると混乱が増幅されるので絶対反対だ」と述べた。
14.<航空機燃料税>25%引き下げ案 財務省が国交省に提示
毎日新聞 12月5日(日)2時30分配信
経営再建中の日本航空の負担軽減などのために検討している航空機燃料税(航燃税)の引き下げで、財務省が25%引き下げる案を国土交通省に提示していることがわかった。国交省と日航は半減を求めている。航燃税の引き下げ幅は日航の経営再建にも直結するため、菅政権は財政事情をにらみながら慎重に検討している。
「航燃税は、破綻した日航にとっては大変な負担だ」。日航の稲盛和夫会長は1日、官邸で菅直人首相に訴えた。首相は「私もそれはそう思う」と応じ、馬淵澄夫国交相に対応を指示した。
航燃税は燃料1キロリットル当たり2万6000円を課税し、10年度税収見込みは716億円。過剰な地方空港整備につながったと指摘されている特別会計の空港整備勘定の財源になっている。空港整備勘定はこれまでの空港整備による借金が約1兆円あり、仕分けでも廃止が猶予された。
このため、財務省は財源を維持したい考えで、政府税制調査会の事前査定でも半減案は「認められない」とした。これに国交省や民主党側が反発。政府税調が30日に公表した1次査定で「保留」にまで押し戻した。
日航は民主党政権の肝煎りで破綻処理された経緯があり、政権もこれ以上の経営悪化は避ける必要がある。稲盛会長が民主党政権と深い関係にあるだけに、難しい判断になりそうだ。【大場伸也】
15.辻内「来季活躍できなければクビ」…05年ドラ1左腕1軍登板はゼロ
スポーツ報知 12月5日(日)8時0分配信
巨人の辻内崇伸投手(23)が4日、来季は自身の進退をかけて1軍入りを目指すと誓った。05年高校生ドラフト1巡で入団した左腕だが、5年間で1軍登板はゼロ。「来年1軍で活躍できなかったら、自分はクビだと思っている。死ぬ気でやるしかない」と、並々ならぬ決意を口にした。
毎年けがに泣き、ここ数年は納得のいく投球が全くできなかった。それでも「スピードへのこだわりは捨てない。もっと体を鍛えて、もう一度、150キロ以上出したい」。今の巨人に剛速球投手はあまりいない。「速球王」の座を奪いにいくつもりだ。「今までは練習で気が抜けてしまうことが多かった。まずは考え方、意識を変えないといけない」。自分の甘さをたたき直し、集中力を高めることで復活の足がかりをつくる。
この日は東京・稲城市内の小学校を訪問。餅つきなどの交流を楽しむと、イベントの最後に「僕の顔と名前を覚えておいてください。来年はたくさんテレビに出ます」と宣言した。さびたままでは終われない。ファンも自分自身も、剛腕復活をあきらめていない。
16.男子ゴルフ 韓国の金が賞金王に 石川と池田逆転ならず
毎日新聞 12月5日(日)14時26分配信
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金庚泰=竹内幹撮影
男子ゴルフの今季ツアー最終戦、日本シリーズJTカップ最終日は5日、東京よみうりカントリークラブで行われ、韓国出身の24歳、金庚泰(キム・キョンテ)が今季の賞金王に決まった。外国出身の賞金王は、87年のデービッド・イシイ(米国)以来2人目で、韓国からは初めて。
【再現ならず】男子ゴルフ:石川が大逆転初V 2010年5月
2年連続賞金王の可能性があった石川遼、初の賞金王を目指していた池田勇太は、ともに賞金王獲得に必要な今大会の優勝に届かなかった。
1.地域主権3法案不成立に「強い不満」知事の9割
読売新聞 12月4日(土)16時55分配信
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読売新聞
国と地方の協議の場を法律に基づく機関にすることなどを盛り込んだ「地域主権改革関連3法案」が臨時国会で成立せず、2度目の継続審議となったことに、全国の知事の9割が強い不満を抱いていることが3日、読売新聞社の緊急アンケートでわかった。
質問に対して答えを選択する方式で、全知事が回答した。3法案不成立には東京、大阪など41知事が「大いに不満」、愛知、長崎など5知事が「不満」を選択。自由意見では「現政権の改革意欲と実行力に大いに失望した」(福岡)、「(政権交代から)1年経過しても具体的成果がない」(秋田)などと批判が続出した。
「やむを得ない」「どちらとも言えない」の知事はゼロ。青森は「その他」を選び、「国の形の根本にかかわるため、合意形成が重要」とした。
民主党政権の今後の分権改革への期待感では12知事が「期待できない」と回答。意見でも「3法すら成立させられない政権には今後も全く期待できない」(東京)、「地域主権型国家を実現しなければ、民主党政権の存在意義はない」(神奈川)など厳しい指摘が噴出した
2.ひき逃げで男性死亡=200メートル引きずりか―警視庁
時事通信 12月4日(土)13時12分配信
4日午前3時5分ごろ、東京都豊島区巣鴨の国道17号で、通行人から「交通事故があった」と110番があった。警視庁巣鴨署員が駆け付けたところ、60歳くらいの男性が頭などから血を流して倒れており、約1時間後に搬送先の病院で死亡した。
「車が走り去った」との目撃情報があり、同署は男性の身元確認を急ぐとともに、ひき逃げ死亡事件とみて逃げた車の行方を追っている。
同署によると、男性は国道近くの路地で倒れていた。血痕や所持品が点在していることから、国道ではねられた後、約200メートル引きずられたとみられる。国道にはブレーキ痕があった。
3.<予算編成>司令塔不在で霞が関困惑 首相の指導力も不透明
毎日新聞 12月4日(土)20時48分配信
年末に向けて11年度税制改正と予算編成作業が佳境に入る中、政府・民主党の司令塔の不在ぶりが鮮明だ。法人税減税など焦点の問題で各省庁や党の利害が対立、決着の見通しが付かない。菅直人首相は「最後は私が決める」というが、支持率急落で求心力が低下する中、指導力を発揮できるかは分からない。
「首相は何を考えているのか」。3日夕、財務省に困惑が広がった。この日は懸案だった来年度の基礎年金の国庫負担問題で、現行の50%を維持する案を官邸に持ち込み、了承を得る手はずだった。同省は当初「2・5兆円の財源確保が困難」と、負担率を36.5%に引き下げる案を主張したが、政府・与党内の反発を受け方針転換。「首相裁断」で他省庁に協力させ、独立行政法人の剰余金の活用などで財源を捻出する収拾策を描いたが、首相は決断しなかった。
子ども手当増額も、関係5閣僚が3歳未満の支給額を2万円に上積みすることで合意したものの、財源(約2400億円)では意見が対立したまま。法人税率5%引き下げも、見合いの財源(1.5兆円)をどうするかで、財務、経済産業両省や、党の調整が付いていない。政府税制調査会の議論も「各省の政務三役の意見発表会」の様相で「収拾がつかない」(財務省幹部)状況。霞が関には「税制も予算も誰が最終決定するのか、見えない」と嘆きの声が漏れる。
昨年の予算編成も混乱したが、最後は小沢一郎幹事長(当時)が12月16日にまとめた「党要望」を決め手に、25日の予算案決定にこぎつけた。今年は「菅政権の最高実力者」とされる仙谷由人官房長官の手腕が期待されたが、尖閣諸島問題を巡る参院の問責決議可決などで「予算編成にまで気を配る余裕がない」(官邸筋)のが実情。与党内には「仙谷氏主導の予算では、野党が反発し、ねじれ国会を通らない」との声もある。司令塔不在に、霞が関では「年内に予算編成ができるのか」と不安が募る。【坂井隆之】
4.就任初日に延坪島訪問=北朝鮮に「強力な措置」―韓国国防相
時事通信 12月4日(土)18時42分配信
【ソウル時事】韓国の金寛鎮国防相は就任初日の4日、北朝鮮の砲撃を受けた韓国西方沖の延坪島をヘリコプターで訪れ、駐留する海兵隊将兵を激励、砲弾が直撃した住宅地を視察した。
聯合ニュースによると、金国防相は砲撃事件について、「わが軍は(北朝鮮に)手ぬるい対応をし、このようなことが起きた」と指摘。「再び北が挑発する気を起こさないよう強力な措置を取る」と強調した。
5.発信力足りなかった…菅首相、政権半年の反省
読売新聞 12月4日(土)20時35分配信
菅内閣は8日に発足から半年を迎える。
菅首相は国会での首相指名から半年がたった4日、視察先の千葉県香取市で、政策に関する発信力不足を認め、発信力強化による政権浮揚の決意を語った。
首相は半年間の政権運営について、ベトナムからの原子力発電所建設の受注などを実績として示し、「にぎやかな6か月だったが、かなりいろいろなことが進んだ」と強調した。
一方で、「現在進んでいること、進める準備をしていることの発信力が足りなかった。積極的に国民に私の考えを伝えていきたい」と反省の言葉を口にした。
6.北日本、北陸で強い風 気象庁、警戒呼び掛け
発達した低気圧の影響で北日本や北陸は4日、荒れ模様の天候となり、北海道の一部で最大瞬間風速が40メートルを超えるなど強い風が吹いた。気象庁は暴風や高波などに引き続き警戒を呼び掛けた。
気象庁によると、低気圧は発達しながらオホーツク海を北東に進み、北日本を中心に冬型の気圧配置が強まっている。北陸や北日本では、これまでの大雨による土砂災害のほか、落雷や激しい突風にも注意が必要という。
強風の影響で、この日新たに八戸―新青森が開通し、全線開業したばかりの東北新幹線は一時全線で運転を見合わせるなどダイヤが混乱した
7.乗客ゼロで新幹線出発=東京駅、確認せず200人置き去り
時事通信 12月5日(日)0時36分配信
4日午後5時35分ごろ、東京都千代田区のJR東京駅で、同駅発仙台行きの東北新幹線やまびこ147号(10両編成)がドアを開けず、乗客を1人も乗せないまま出発した。ホームには約200人の乗客が置き去りにされた。JR東日本によると、強風でダイヤが乱れた上、ドアを開閉する車掌の乗車を運転士(52)が確認しなかったためで、同社は「聞いたことがないミス」と平謝りしている。
出発直後にホームの駅員が気付いたため、次の上野駅で待機。置き去りにされた客は後続の新幹線に乗り、一部は上野駅で乗り換えた。147号は強風の影響で54分遅れていたが、このミスでさらに31分の遅れが生じた。
8.予算編成 司令塔不在で霞が関困惑 首相の指導力も不透明
毎日新聞 12月4日(土)22時26分配信
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財務省東門=東京都千代田区で、木葉健二撮影
年末に向けて11年度税制改正と予算編成作業が佳境に入る中、政府・民主党の司令塔の不在ぶりが鮮明だ。法人税減税など焦点の問題で各省庁や党の利害が対立、決着の見通しが付かない。菅直人首相は「最後は私が決める」というが、支持率急落で求心力が低下する中、指導力を発揮できるかは分からない。
【こんな発言も流れました】菅首相:「支持率1%になっても辞めない」…鳩山氏と会食
「首相は何を考えているのか」。3日夕、財務省に困惑が広がった。この日は懸案だった来年度の基礎年金の国庫負担問題で、現行の50%を維持する案を官邸に持ち込み、了承を得る手はずだった。同省は当初「2.5兆円の財源確保が困難」と、負担率を36.5%に引き下げる案を主張したが、政府・与党内の反発を受け方針転換。「首相裁断」で他省庁に協力させ、独立行政法人の剰余金の活用などで財源を捻出する収拾策を描いたが、首相は決断しなかった。
子ども手当増額も、関係5閣僚が3歳未満の支給額を2万円に上積みすることで合意したものの、財源(約2400億円)では意見が対立したまま。法人税率5%引き下げも、見合いの財源(1兆円超)をどうするかで、財務、経済産業両省や、党の調整が付いていない。政府税制調査会の議論も「各省の政務三役の意見発表会」の様相で「収拾がつかない」(財務省幹部)状況。霞が関には「税制も予算も誰が最終決定するのか、見えない」と嘆きの声が漏れる。
昨年の予算編成も混乱したが、最後は小沢一郎幹事長(当時)が12月16日にまとめた「党要望」を決め手に、25日の予算案決定にこぎつけた。今年は「菅政権の最高実力者」とされる仙谷由人官房長官の手腕が期待されたが、尖閣諸島問題を巡る参院の問責決議可決などで「予算編成にまで気を配る余裕がない」(官邸筋)のが実情。与党内には「仙谷氏主導の予算では、野党が反発し、ねじれ国会を通らない」との声もある。司令塔不在に、霞が関では「年内に予算編成ができるのか」と不安が募る。【坂井隆之】
9.失明に人工視覚、白い光「見えた」…国内初
読売新聞 12月5日(日)3時2分配信
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読売新聞
大阪大大学院医学系研究科(大阪府吹田市)の不二門尚(ふじかどたかし)教授(感覚機能形成学)、神田寛行助教らの研究グループは、網膜の異常で失明した「網膜色素変性症」の患者の網膜を、微弱電流で刺激し、視力を回復させることに成功した。
6人中5人で効果が確認され、目の代わりとなる小型カメラでとらえた光の動きを追うことができた人もいた。国内で「人工視覚」の成功例は初めて。不二門教授は「数年以内につえなしで歩けるようにしたい」としている。
目の構造をカメラに例えると、角膜、水晶体がレンズ、網膜がフィルムにあたる。健康な人が見た映像は、電気信号に変換され、網膜、視神経を経て脳の視覚野に送られ、「見える」ようになる。しかし、網膜色素変性症になった人は、網膜の視細胞が徐々に消失するため、信号が視覚野へ届かなくなって光を失っていく。
不二門教授らは、患者の網膜の外側の強膜の中に、刺激電極のチップ(7ミリ・メートル四方)を装着。チップから微弱電流を流し、眼球内に埋め込んだ帰還電極にあて、返ってきた電流で網膜内にわずかに残った神経細胞を刺激する方法を考えた。
2005年秋と08年春には、計4人にチップを装着。手術中のわずかな時間に光の刺激を与えたところ、3人が光の方向を判別できた。
今年4~7月には、失明して10年以上になる女性2人に1か月間チップを装着しCCDカメラをおでこにつけてもらった。カメラで取り込んだ画像情報は、体外の装置で電気信号に変換され、体内装置を経て、強膜内のチップに送られた。
千葉県の女性(67)はパソコンの黒い画面上に不規則に現れる白色の棒をカメラで見て、位置を指さすことができた。女性は「闇の世界でしたが、白い光がはっきり見え、棒の位置を追えました。光が見えるというのは素晴らしい」と話す。
10.上原、6球団から獲得オファー
スポーツ報知 - 2010/12/5 8:00
オリオールズからFAとなった上原浩治投手(35)が4日、6球団から獲得オファーを受けていることを明かした。この日、成田空港に帰国。いずれも単年契約の打診といい、オ軍に加え同じア・リーグ東地区のRソックスや、ナ・リーグ球団からもオファーが届いているとみられる。
上原は「中継ぎ、クローザーにこだわりはない。複数年は欲しいけど、オプションになっても来年頑張ったらいい」。メジャー2年目の今季は、8月下旬から守護神として13セーブをマーク。「世界最高の地区でやれて、どこでも通用する自信がある」と静かに良縁を待つ。
3日の米紙ボルティモア・サン(電子版)では、「オ軍は上原の代理人のマーク・ピーパー氏と連日のように連絡を取っており、球団が2年契約を用意する可能性は十分にある。球団首脳の1人は、交渉は進展を見せており、再契約に向けて好感触を得ている」と報じている。
12.高齢者住宅、見守り職員も常駐…新制度創設へ
読売新聞 12月5日(日)3時2分配信
国土交通、厚生労働両省は、現行の高齢者専用賃貸住宅と有料老人ホームを再編し、ハード、ソフト面で一定の基準を満たした「サービス付き高齢者住宅」(仮称)制度を創設することを決めた。団塊世代の高齢化をにらみ、高齢者向け住宅を大幅に増やすのが目的。来年の通常国会に関連法の改正案を提出する方針だ。
両省の案では、新住宅の基準は〈1〉居室面積が原則25平方メートル以上〈2〉段差を取り除くバリアフリー設計〈3〉見守り職員が常駐――など。これらを満たす住宅に、国が建設費(10分の1、1戸あたり100万円が上限)や改修費(3分の1、同)を補助する。事業者による都道府県への物件登録は、早ければ来年度中に始まる。
13.岡田氏、社民と関係修復期待 福島氏は「連立復帰ない」
産経新聞 12月5日(日)7時56分配信
民主党の岡田克也幹事長は4日、社民党との連携に関し「内政について昨年の3党合意は有効だと社民党と何度も確認した。信頼関係はしっかりあると確信している」と述べ、来年の通常国会に向け、関係修復に期待感を示した。熊本市で記者団の質問に答えた。
社民党が連立復帰すれば衆院で3分の2以上の議席が確保でき、再議決が可能となる。菅直人首相は6日に社民党の福島瑞穂党首と会談し、協力を求める。
岡田氏は「社民党と意見の差があるのは事実だ。埋めきれないものは残る」と述べ、普天間飛行場移設問題で社民党と一致するのは困難との認識を示した。内閣改造に関しては「菅直人首相の専権事項だ。首相が何も言っていないのだから改造はない」と述べた。
一方、福島氏は4日の民放番組で「連立(復帰)という話はまったくない」と明言、沖縄県名護市を米軍普天間飛行場移設先とする日米共同声明の見直しを連立復帰の条件に掲げた。
自民党の石破茂政調会長は別の番組で、民主党との大連立について「民主党は首相と小沢一郎元代表の政策が百八十度違い、政策が整理されていない。大連立すると混乱が増幅されるので絶対反対だ」と述べた。
14.<航空機燃料税>25%引き下げ案 財務省が国交省に提示
毎日新聞 12月5日(日)2時30分配信
経営再建中の日本航空の負担軽減などのために検討している航空機燃料税(航燃税)の引き下げで、財務省が25%引き下げる案を国土交通省に提示していることがわかった。国交省と日航は半減を求めている。航燃税の引き下げ幅は日航の経営再建にも直結するため、菅政権は財政事情をにらみながら慎重に検討している。
「航燃税は、破綻した日航にとっては大変な負担だ」。日航の稲盛和夫会長は1日、官邸で菅直人首相に訴えた。首相は「私もそれはそう思う」と応じ、馬淵澄夫国交相に対応を指示した。
航燃税は燃料1キロリットル当たり2万6000円を課税し、10年度税収見込みは716億円。過剰な地方空港整備につながったと指摘されている特別会計の空港整備勘定の財源になっている。空港整備勘定はこれまでの空港整備による借金が約1兆円あり、仕分けでも廃止が猶予された。
このため、財務省は財源を維持したい考えで、政府税制調査会の事前査定でも半減案は「認められない」とした。これに国交省や民主党側が反発。政府税調が30日に公表した1次査定で「保留」にまで押し戻した。
日航は民主党政権の肝煎りで破綻処理された経緯があり、政権もこれ以上の経営悪化は避ける必要がある。稲盛会長が民主党政権と深い関係にあるだけに、難しい判断になりそうだ。【大場伸也】
15.辻内「来季活躍できなければクビ」…05年ドラ1左腕1軍登板はゼロ
スポーツ報知 12月5日(日)8時0分配信
巨人の辻内崇伸投手(23)が4日、来季は自身の進退をかけて1軍入りを目指すと誓った。05年高校生ドラフト1巡で入団した左腕だが、5年間で1軍登板はゼロ。「来年1軍で活躍できなかったら、自分はクビだと思っている。死ぬ気でやるしかない」と、並々ならぬ決意を口にした。
毎年けがに泣き、ここ数年は納得のいく投球が全くできなかった。それでも「スピードへのこだわりは捨てない。もっと体を鍛えて、もう一度、150キロ以上出したい」。今の巨人に剛速球投手はあまりいない。「速球王」の座を奪いにいくつもりだ。「今までは練習で気が抜けてしまうことが多かった。まずは考え方、意識を変えないといけない」。自分の甘さをたたき直し、集中力を高めることで復活の足がかりをつくる。
この日は東京・稲城市内の小学校を訪問。餅つきなどの交流を楽しむと、イベントの最後に「僕の顔と名前を覚えておいてください。来年はたくさんテレビに出ます」と宣言した。さびたままでは終われない。ファンも自分自身も、剛腕復活をあきらめていない。
16.男子ゴルフ 韓国の金が賞金王に 石川と池田逆転ならず
毎日新聞 12月5日(日)14時26分配信
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金庚泰=竹内幹撮影
男子ゴルフの今季ツアー最終戦、日本シリーズJTカップ最終日は5日、東京よみうりカントリークラブで行われ、韓国出身の24歳、金庚泰(キム・キョンテ)が今季の賞金王に決まった。外国出身の賞金王は、87年のデービッド・イシイ(米国)以来2人目で、韓国からは初めて。
【再現ならず】男子ゴルフ:石川が大逆転初V 2010年5月
2年連続賞金王の可能性があった石川遼、初の賞金王を目指していた池田勇太は、ともに賞金王獲得に必要な今大会の優勝に届かなかった。