2011年1月31日【月】
#、為替、82.14円。82.00円。ユーロ、111.59円。111.63円。
#、日経、
#、前場、10233.74円。-126.60円。後場、10237.92円。―122.42円。
18.小沢元代表を強制起訴=検察審議決受け指定弁護士―政治資金規正法違反・陸山会事件
時事通信 1月31日(月)14時44分配信
小沢一郎民主党元代表(68)の資金管理団体「陸山会」の収支報告書虚偽記載事件で、東京第5検察審査会の起訴議決を受けて選任された検察官役の指定弁護士は31日、政治資金規正法違反罪で小沢元代表を強制起訴した。強制起訴は兵庫県明石市の歩道橋事故、JR福知山線脱線事故などに続き4例目で、国会議員では初めて。
小沢元代表は、4回にわたる東京地検特捜部の事情聴取に一貫して関与を否定しており、公判でも全面的に争う構え。
昨年2月に起訴された衆院議員石川知裕被告(37)ら元秘書3人=公判前整理手続き中=は、2月7日予定の初公判まで1年を要しており、小沢元代表の初公判も来年以降となる可能性がある。
起訴状によると、小沢元代表は元秘書3人と共謀し、2004年10月に陸山会が東京都世田谷区の土地を購入する前に小沢元代表から借り入れて同会の口座に入金した4億円を、同年分の収支報告書に収入として記載しなかったとされる。また、土地購入費約3億5000万円の支払いを同年分ではなく、05年分の収支報告書に記載したとされる。
石川被告と元私設秘書池田光智被告(33)は捜査段階で「小沢元代表に虚偽記載を報告し、了承された」と供述。小沢元代表は聴取に「収支報告書を提出前に確認せず、担当者が真実を記載していると信じて了承した」と説明していた。
これに対し、第5検察審は小沢元代表を起訴すべきだとした昨年10月公表の議決書で、石川、池田両被告の供述の信用性を認定する一方、小沢元代表の説明について「著しく不合理で信用できない」と指摘した。
1.こんな党作ったつもりではない…鳩山前首相
読売新聞 1月30日(日)18時14分配信
“創業者”が“共同創業者”の経営を批判――。民主党の鳩山前首相は30日、名古屋市内での街頭演説で「こんな党を作ったつもりではなかった」と述べ、党の現状を嘆いた。
1996年の旧民主党結党時は、鳩山氏と菅首相が共に代表を務めた。その鳩山氏が菅氏の政権運営に懸念を示すのは、小沢一郎元代表の国会招致などを巡る党内対立が続いているからで、「友愛の心を持った、友達同士を大切にする民主党にしていかなければならない」と訴えた。
2.岡崎、シュツットガルトと超VIP契約
スポーツ報知 1月30日(日)8時1分配信
日本代表FW岡崎慎司(24)=清水=が31日にドイツの名門・シュツットガルトと推定年俸130万ユーロ(1億4500万円)の3年半契約という超VIP契約を結ぶことが30日、分かった。
関係者によると、岡崎はオーストラリア戦終了後、ドイツに出発。30日夜にシュツットガルトに到着予定。31日にメディカルチェックと正式契約を行う予定となっている。
すでにリーグ17位に低迷するクラブへの移籍で大筋合意に達していたが、条件は破格だった。清水との契約満了により移籍金は発生しないが、清水での推定年俸4000万円から3倍以上の増加となった。30日にフライブルク戦を控えるシュツットガルトはリーグ戦期間中だが、昨季のJ開幕から不休で活躍を続ける岡崎には一時帰国を許可し、休暇を与える可能性が浮上した。
アジア杯の1次リーグ、サウジアラビア戦でハットトリックを達成するなどザック・ジャパンの躍進の立役者となった岡崎は移籍前から評価を高めている。アジア杯は欧州でも衛星放送「ユーロスポーツ」でライブ中継されており、その活躍をボビッチ強化部長も喜んでいる。岡崎と契約するロベルト佃代理人もこの日、渡欧。1部残留の救世主と期待される侍ストライカーが、新たな戦いに挑む。
3.支離滅裂!菅首相と高木文科相は橋下知事を見習って
産経新聞 1月30日(日)11時20分配信
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橋下徹大阪府知事(山口敦撮影)(写真:産経新聞)
【安藤慶太が斬る】
朝鮮学校に対して支給され続けてきた地方自治体の補助金問題で大阪府が来年度予算の予算計上を見送る方針を固めた。朝鮮学校をめぐる問題についてはこれまで何度も書いてきた。大阪府の朝鮮学校に対する方針についても神奈川県と比べて筋が通った判断である、とも書いた。
大阪府の方針は、シンプルである。橋下徹知事は、朝鮮学校が不法国家である北朝鮮や朝鮮総連との関係や影響をきちんと清算するのか否か、と問うているのである。
清算するなら、朝鮮学校は日本社会とも共生はできるかもしれない。それなら府民の税金を支出することもできる。府民に補助金の正当性だって説明できる。たとえ、北朝鮮が韓国に砲撃しようが、テロや謀略を仕掛けようが、そんなものは無関係だ。府として「朝鮮学校は北朝鮮とは無関係です」と説明できるだろう。
だが、そうでなければ話は別だ。「不法国家の北朝鮮と結びついている朝鮮総連に朝鮮学校が関係しているなら、税金は入れられない」(同知事)。
そりゃそうだろう。日本政府の見解によれば、朝鮮総連は朝鮮学校と密接な関係にあり、人事、財政、教育内容に影響を及ぼしている。朝鮮総連は、破壊活動防止法に基づく調査対象団体だ。「今後の情勢いかんによっては、将来、暴力主義的破壊活動を行うおそれのあることを否定し得ないものと認識している」。これが政府の立場である。
朝鮮学校も朝鮮総連と無関係ではない。いやそれどころか密接な関係があるというのだから公安調査庁が「朝鮮総連が朝鮮学校に及ぼす影響等については今後も調査していく」(19日の自民党文教部会)というのも無理からぬ話である。
学校の人事権や学校経営権が学校法人とは別の組織、それも独裁国家、北朝鮮につながる朝鮮総連が掌握しているなかで、総連との明確な分離や透明性確保、独立性を保つことは不可欠である。補助金を出す出さない以前の話として健全な教育機関なら当然、必要な条件だろう。
4.国際野球連盟、米大リーグ機構の資金受け入れへ
読売新聞 1月30日(日)19時29分配信
読売新聞社に入った連絡によると、国際野球連盟(IBAF)の執行委員会は29日、キューバで開かれ、米大リーグ機構(MLB)からの資金援助を受け入れる方針を決めた。
ワールドカップ(W杯)をワールド・ベースボール・クラシック(WBC)予選に改編するなどの国際大会再編問題については、先送りとなった。
IBAFは、五輪競技から外れた影響で国際オリンピック委員会(IOC)からの補助金を受けられなくなったため、深刻な財政難に陥っていた。MLBは、IBAF主要大会の開催権を得る対価として財政支援する案を申し入れていた。今回の執行委では、2011~13年にIBAFの存続に必要な額の支援をMLBから受けることを決議したものの、具体的な金額や開催権の譲渡については今後、MLBとの間で引き続き、協議されることになる。
5.巨人のバニスターとライアルが入団会見
デイリースポーツ 1月30日(日)17時29分配信
巨人の新外国人ブライアン・バニスター投手とラスティ・ライアル内野手が30日、宮崎市内のホテルで入団会見を行った。メジャー通算37勝の実績があり、先発の柱として活躍が期待されるバニスターは「巨人の一員になれて光栄。頭脳的なピッチングをアピールしたい」と抱負。三塁のレギュラー候補に挙がるライアルは「巨人はヤンキースみたいで注目されるし、勝つことも求められる。いいシーズンになると思うし、モチベーションは高い」と意気込んだ。両選手とも2月1日のキャンプインに備え、この日から宮崎入りした。
6.斎藤、イチローと自主トレ=「夢のようだった」と笑顔―プロ野球・日本ハム
時事通信 1月30日(日)16時16分配信
日本ハムの斎藤佑樹投手(早大)は30日午前、東京都内の室内練習場で約2時間、米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手と自主トレーニングを行った。斎藤が午後からの千葉県鎌ケ谷市内で練習後に明かしたもので、「純粋に楽しかった。夢のようだった」と笑顔で話した。
この日の新人合同自主トレは個別練習。「午前中にイチローさんと練習をしてきたんです」と切り出した。マネジメント会社が同じという関係もあり、1月中旬にイチローから打診されたと打ち明けた。
斎藤によると、打撃練習ではイチロー相手に約30球を投げ、「多少打ち取ろうという下心もあったけど、無理でした」。キャッチボールでは「(イチローの球は)本当にレーザービーム。こんな球は見たことないと思った」と話し、メジャーで10年連続ゴールドグラブ受賞の名手に感嘆。イチローからは「頑張って」と激励されたそうだが、その他の詳しいアドバイスは明かさなかった。
午後からは鎌ケ谷で、キャンプ前最後の練習に取り組み、「イチローさんのすごい球に刺激を受けた」と、約100メートルの遠投も披露し、集まった2400人のファンを喜ばせた。
7.中田英寿氏がザックJAPANを称賛
デイリースポーツ 1月30日(日)14時29分配信
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トークで盛り上がる中田英寿(左)と池田勇太=六本木ヒルズ(撮影・金田祐二)
元サッカー日本代表MF中田英寿氏が、アジアカップ優勝の後輩たちを称賛した。30日は東京・六本木で行われたイベント「Coca‐Cola Zero 3D CHALLENGER’S SUMMIT」に出席。途中から観戦したという前夜の決勝戦を「今回の日本は逆転で勝ち抜いてきたけど、その成果が最後も出た。新しい監督で勝って、次のステップになる」と高く評価。「1つの大会だけに終わらず、次の大会につなげないといけない」と期待を高めた。
8.<国会>野党、予算委拒否の構え…31日に審議入り協議
毎日新聞 1月30日(日)21時14分配信
国会は31日から衆院予算委員会で11年度予算案の実質審議に入る見通しだ。与党は31日、2月1日の両日に菅直人首相が出席する基本的質疑を行う方針だが、自民など野党6党は、与党が28日の提案理由説明を強行したことに反発、審議に応じない構え。民主、自民、公明3党の国対委員長が31日朝、会談して打開策を協議するが、予算委冒頭から与野党が激しく対立する異例の展開になっている。
自民党の逢沢一郎国対委員長は30日のフジテレビの番組で「日程を白紙に戻すべきだ」と求めた。公明党の漆原良夫国対委員長も「『熟議』と言いながら、壊すやり方は許せない」と批判した。
与党が審議入りを急ぐのは、予算案が自然成立するには衆院を3月2日までに通過させなければならないため。
とはいえ、予算関連法案の成立には野党の協力が不可欠で、民主党の安住淳国対委員長は同番組で、自民党が取り下げを検討している財政健全化責任法案について「11年度予算案とともに議論し、必要があれば成立に向けて努力する」と明言。子ども手当法案を巡っても「公明党から保育園が必要という指摘がある。予算の積み増しもある」と述べ、公明党の要望を入れた予算案修正に言及した。
だが、漆原氏は「予算案に反対する以上は予算関連法案もなかなか賛成しづらい」と慎重姿勢を示した。国民新党の下地幹郎幹事長は「予算案を通さない首相はありえない。予算案が通らないで首相を続けるのは難しい」と語り、与党内からも批判が出た。【横田愛、念佛明奈】
9.甦った怪物? 2年目・雄星の進化はホンモノか
産経新聞 1月30日(日)19時25分配信
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ブルペン投球する菊池雄星 (写真:産経新聞)
【スポーツ群像】
2年目を迎えた西武の菊池雄星投手(19)の調整が順調だ。26日には捕手を座らせて投球。岩手・花巻東高で甲子園をわかせてころの投球フォームに戻りつつあり、力強い球を投げ込んだ。練習方法にも、成長の跡を見せるなど、今季の飛躍を予感させる。(神田さやか)
[フォト]小林球団社長にあいさつする菊池雄星
■甲子園の怪物が復活
6球団競合の末、西武がドラフト1位で獲得した大石(早大)は26日、プロ入り後、初めて捕手を座らせて本格投球をした。同じ日、菊池もまた、西武第2球場では今年初めて捕手を座らせて投げ込んだ。22球。スライダーも1球だけ投げた。「悪くはない。順調にきていると思う」。19歳は、満足そうな表情を浮かべた。その後、大石とキャッチボール。その際、大石から、キャンプへ持っていく荷物などを聞かれ、アドバイスするなど、プロでの“先輩”らしさもみせた。
フォームは、高校時代のスリークオーター気味に戻りつつある。昨季は左肩痛の影響もあって、フォームを崩した。周囲からは「左腕の位置が上がりすぎている」と指摘された。本人もフォームを意識しすぎて、試行錯誤した。しかし、今は「意識しないで自然と気持ちよく投げられるところを探している」と無心で投げている。
10.<新燃岳噴火>507世帯に避難勧告…宮崎・高原町
毎日新聞 1月31日(月)0時55分配信
宮崎、鹿児島県境にある霧島山系・新燃(しんもえ)岳(1421メートル)の噴火で、宮崎県高原町は30日午後11時50分、「火山が非常に危険な状態にある」として火口の東側にある町内の507世帯1134人に避難勧告を出した。気象庁によると、火口の溶岩ドームが直径約500メートル(火口の直径約700メートル)まで大きくなっているのが30日夜、地球観測衛星の画像解析で確認されたという。新燃岳の噴火で避難勧告は初めて。
◇溶岩ドーム直径約500メートルに
勧告対象は、火口から最短で6.5キロの南狭野区など3地区。避難先に町総合福祉保健センターなど4カ所を指定した。地元消防団が対象区を巡回し、避難を呼びかけている。
また、同県都城市は30日深夜、災害対策本部会議を招集。警戒レベルが現状の3(入山規制)から4(避難準備)、5(避難)に引き上げられた場合に備えた体制を取る。火口から10キロ圏内の避難が想定される地域は御池、吉之元、夏尾の3地区で計290世帯。
新燃岳では30日午後2時前、2日ぶりに爆発的噴火が起きた。新燃岳は26日から噴火活動を活発化させており、爆発的噴火は27、28日に続き3回目。噴煙は北西の風を受け、宮崎県都城市、高原町などで降灰が続き、市民生活に影響が広がっている。【石田宗久】
◇過去に三宅島や普賢岳でも勧告
避難勧告は災害対策基本法に基づき、被害が発生する恐れのある場合に住民に行われる勧告で、原則市町村長が判断する。避難指示は、被害の危険が切迫している場合などに出され、勧告よりも拘束力が強い。国内の火山噴火で避難勧告が出されたのは、00年の三宅島(東京都)、有珠山(北海道)、96年の北海道駒ケ岳(北海道)、91年の雲仙・普賢岳(長崎県)がある。【江口一】
11.国会正常化へ 31日午前に与野党国対委員長会談
産経新聞 1月31日(月)2時6分配信
衆院予算委員会を委員長職権で開いたことに自民、公明両党などが反発し、空転していた国会は31日から正常化する公算が大きくなった。31日午前に予定していた菅直人首相と全閣僚が出席する衆院予算委基本的質疑を取りやめ、与野党国対委員長会談を開催。同日午後に平成23年度予算案の提案理由説明を改めて行った上で審議入りする見通し。
民主党の安住淳国会対策委員長が30日、この方針を与野党幹部に伝え、大筋で同意を得た。
与党は28日に衆院予算委で予算案の提案理由説明を行い、31日から実質審議入りする方針だったが、中井洽衆院予算委員長が野党の同意なく28日の委員会開催を職権で決めたことに野党が反発。さらに28日に野党欠席のまま予算委で提案理由説明を行ったため、自民、公明両党などは態度を硬化させ、審議を欠席する意向を固めていた。
民主党執行部には野党欠席のまま予算委を強行すべきだとの意見もあったが、公明党まで特例公債法案や子ども手当法案など予算関連法案に反対する姿勢を示したため方針を転換。安住氏を中心に水面下で事態打開の道筋を探ってきた
12.火砕流に警戒呼び掛け=新燃岳溶岩ドーム、直径500メートルに-高原町で避難勧告
時事通信 1月31日(月)5時22分配信
噴火が続いている宮崎、鹿児島両県境にある霧島山の新燃岳(1421メートル)について、気象庁は31日未明、火山情報を出し、火口周辺3キロの範囲で、火砕流に警戒する必要があると注意を呼び掛けた。
同庁によると、火口で確認された溶岩ドームは28日は直径数十メートルだったが、30日には同約500メートルまで成長。同日午後には、27、28日に続き3回目爆発的噴火が発生しており、今後、同規模の噴火が起きた場合、溶岩ドームが破壊され、火口周辺約3キロの範囲に火砕流が流れ出す可能性があるとしている。
対象となるのは、宮崎県小林市と高原町、鹿児島県霧島市だが、いずれも火口から3キロ以内に民家はなく、二つある宿泊施設の関係者も既に避難済みという。
鹿児島地方気象台は31日午前、協力を要請した海上自衛隊のヘリで火口上空周辺を旋回し、溶岩ドームの状況などを確認する。
高原町は30日深夜、火砕流が発生する恐れがあるとして、町内の512世帯、1100人余に避難勧告を出した。中央公民館や町民体育館などが避難先となっている。
13.大雪 北陸で交通網寸断 1700人が列車内で一夜
毎日新聞 1月31日(月)10時56分配信
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疲れきった様子で眠る乗客=福井県敦賀市のJR敦賀駅で2011年1月31日午前1時21分、酒造唯撮影
北陸地方で30日から降り続いた雪の影響で、北陸地方のJRが全列車運休したり、福井県内の北陸道や国道が通行止めになるなどの影響が出ている。福井地方気象台によると、南越前町今庄では31日午前7時現在の積雪が1980年の観測開始以来最高の236センチに達した。
【年末年始は大変でした】大雪:車、列車が立ち往生 漁船は沈没・転覆
JR西日本金沢支社によると、30日午後9時ごろからJR北陸線で特急7本と普通列車が雪のため敦賀、福井駅など最寄り駅で停車した。除雪作業が追い付かず、計約1700人が特急の車内で一夜を過ごした。このうち特急しらさぎ16号(富山発名古屋行き)は今庄-南今庄駅間で立ち往生し乗客約250人が車中で夜を明かした。同支社は31日午前9時半現在、同日午後6時までに出発して北陸地方を走る全列車の運休を決めた。
14.エジプト衝突 大国の騒乱、世界が戸惑い デモ飛び火警戒
産経新聞 1月31日(月)7時57分配信
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エジプト周辺地図(写真:産経新聞)
アラブ最大の人口を擁する域内大国、エジプトの不安定化に世界が戸惑っている。中東和平交渉の要だったエジプトで反イスラエル政権が誕生すれば、域内の国際政治が激変しかねないとの懸念を抱く米欧諸国。チュニジアに続きムバラク長期政権も崩壊すれば、反政府デモのドミノ化が現実味を帯びてくる近隣のアラブ各国。本来なら親米政権打倒を歓迎するイランも国内に反政府デモの火種を抱えており、微妙な立場にある。(カイロ 大内清、ワシントン 犬塚陽介、ロンドン 木村正人、パリ 山口昌子)
15.長友MF起用は選手案だった 優勝たぐり寄せた“ザック流”
産経新聞 1月30日(日)22時11分配信
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優勝から一夜明け、トロフィーの隣で記者の質問に答える日本代表のザッケローニ監督=30日(撮影・大橋純人)(写真:産経新聞)
優勝直後のインタビューでザッケローニ監督は「日本代表は最高のチーム。日本のみなさんはこのチームを誇りに思っていい」と興奮気味にまくし立てた。監督自身、この1カ月、両肩に背負っていた重荷を降ろした瞬間でもあった。
【写真で見る】長友が上げた左クロスを李がボレーシュート
決勝の相手は高さとパワーが武器の豪州。序盤はパスをつないで崩しに来たのが後半、高さを押し出してきたところで指揮官が動いた。藤本を下げ、上背のある岩政を投入。ボール奪取にたけた今野を一列上げ、4-3-3の布陣で対応する腹づもりだった。
ところが右足を痛めていた今野は、接触の多いボランチは無理と判断。話し合った選手たちは、左サイドバックの長友を左MFに上げる案を投げ返してきた。
のちに「(指示通り)やれといえばやっていただろう」と振り返った指揮官だが、選手の意見を尊重。さらに「受け身に回る印象を相手に与えてしまう」との懸念から、システム変更そのものをやめた。
結果的に長友は李の決勝点をアシストする大活躍。大舞台でこんな掛け合いができたのも、揺るぎない信頼関係の賜物だ。コミュニケーションに積極的な指揮官は、練習前後に選手と「個別会談」するのが恒例。試合に備えたミニゲームでも常に主力と控えを織り交ぜた2チームを編成、先発メンバーを当日まで伝えないようにし、モチベーション維持に努めた。
さらに「替えの利かない選手はいない」との持論から、経験の少ない選手の起用もためらわず、6試合で23人中21人を出場させた。
「試合ごとにヒーローが替わり、出られなかった選手が結果を出した。こういう大会でそういうのがあると強い」と長谷部。最年長の遠藤も「自分たちのよさを引き出してくれる」と指揮官をたたえた。
絶妙な気配りと思い切りのよさで、初めての公式大会で最高の結果をもたらした。(奥村信哉)
16.<鳥インフル>宮崎・高鍋町で6例目感染確認 4万羽処分へ
毎日新聞 1月31日(月)
17.東京株午前、126円安 エジプト影響し一時1万100円台
産経新聞 1月31日(月)11時15分配信
週明け31日の東京株式市場は、エジプトの反政府デモ拡大による中東情勢の緊迫化を嫌気し、大幅続落で午前の取引を終えた。日経平均株価の下げ幅は一時170円を超え、昨年12月7日以来、ほぼ2カ月ぶりに1万100円台まで下落した。前週末の米国株も大幅下落しており、市場では「地政学的リスク」への警戒感が高まっている。
日経平均株価の午前の終値は、前週末比126円60銭安の1万0233円74銭。東証1部全体の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は、10・37ポイント安の909・32。
土日にエジプト情勢が一段と悪化し、「中東の不安定化で世界経済の先行き不透明感が強まった」との見方が台頭。寄り付きから売りが大きく先行し、140円安で寄り付いた後、下げ幅が拡大し一時は1万182円まで下げた。
28日のニューヨーク株式市場で、ダウ工業株30種平均が終値で前日比166・13ドル安の1万1823・70ドルと急落。さらに同日のニューヨーク・マーカンタイル取引所では、原油先物相場が大幅反発。指標となるの米国産標準油種(WTI)3月渡しが終値で前日比3・70ドル高の1バレル=89・34ドルに上昇した。
王族が支配するサウジアラビアなど中東には民主化が遅れた国が多く、「チュニジア、エジプトに続き民主化ドミノが広がり、中東の不安定化で原油供給に支障が出ると不安視する見方が強まっている」(大手証券)という。
#、為替、82.14円。82.00円。ユーロ、111.59円。111.63円。
#、日経、
#、前場、10233.74円。-126.60円。後場、10237.92円。―122.42円。
18.小沢元代表を強制起訴=検察審議決受け指定弁護士―政治資金規正法違反・陸山会事件
時事通信 1月31日(月)14時44分配信
小沢一郎民主党元代表(68)の資金管理団体「陸山会」の収支報告書虚偽記載事件で、東京第5検察審査会の起訴議決を受けて選任された検察官役の指定弁護士は31日、政治資金規正法違反罪で小沢元代表を強制起訴した。強制起訴は兵庫県明石市の歩道橋事故、JR福知山線脱線事故などに続き4例目で、国会議員では初めて。
小沢元代表は、4回にわたる東京地検特捜部の事情聴取に一貫して関与を否定しており、公判でも全面的に争う構え。
昨年2月に起訴された衆院議員石川知裕被告(37)ら元秘書3人=公判前整理手続き中=は、2月7日予定の初公判まで1年を要しており、小沢元代表の初公判も来年以降となる可能性がある。
起訴状によると、小沢元代表は元秘書3人と共謀し、2004年10月に陸山会が東京都世田谷区の土地を購入する前に小沢元代表から借り入れて同会の口座に入金した4億円を、同年分の収支報告書に収入として記載しなかったとされる。また、土地購入費約3億5000万円の支払いを同年分ではなく、05年分の収支報告書に記載したとされる。
石川被告と元私設秘書池田光智被告(33)は捜査段階で「小沢元代表に虚偽記載を報告し、了承された」と供述。小沢元代表は聴取に「収支報告書を提出前に確認せず、担当者が真実を記載していると信じて了承した」と説明していた。
これに対し、第5検察審は小沢元代表を起訴すべきだとした昨年10月公表の議決書で、石川、池田両被告の供述の信用性を認定する一方、小沢元代表の説明について「著しく不合理で信用できない」と指摘した。
1.こんな党作ったつもりではない…鳩山前首相
読売新聞 1月30日(日)18時14分配信
“創業者”が“共同創業者”の経営を批判――。民主党の鳩山前首相は30日、名古屋市内での街頭演説で「こんな党を作ったつもりではなかった」と述べ、党の現状を嘆いた。
1996年の旧民主党結党時は、鳩山氏と菅首相が共に代表を務めた。その鳩山氏が菅氏の政権運営に懸念を示すのは、小沢一郎元代表の国会招致などを巡る党内対立が続いているからで、「友愛の心を持った、友達同士を大切にする民主党にしていかなければならない」と訴えた。
2.岡崎、シュツットガルトと超VIP契約
スポーツ報知 1月30日(日)8時1分配信
日本代表FW岡崎慎司(24)=清水=が31日にドイツの名門・シュツットガルトと推定年俸130万ユーロ(1億4500万円)の3年半契約という超VIP契約を結ぶことが30日、分かった。
関係者によると、岡崎はオーストラリア戦終了後、ドイツに出発。30日夜にシュツットガルトに到着予定。31日にメディカルチェックと正式契約を行う予定となっている。
すでにリーグ17位に低迷するクラブへの移籍で大筋合意に達していたが、条件は破格だった。清水との契約満了により移籍金は発生しないが、清水での推定年俸4000万円から3倍以上の増加となった。30日にフライブルク戦を控えるシュツットガルトはリーグ戦期間中だが、昨季のJ開幕から不休で活躍を続ける岡崎には一時帰国を許可し、休暇を与える可能性が浮上した。
アジア杯の1次リーグ、サウジアラビア戦でハットトリックを達成するなどザック・ジャパンの躍進の立役者となった岡崎は移籍前から評価を高めている。アジア杯は欧州でも衛星放送「ユーロスポーツ」でライブ中継されており、その活躍をボビッチ強化部長も喜んでいる。岡崎と契約するロベルト佃代理人もこの日、渡欧。1部残留の救世主と期待される侍ストライカーが、新たな戦いに挑む。
3.支離滅裂!菅首相と高木文科相は橋下知事を見習って
産経新聞 1月30日(日)11時20分配信
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橋下徹大阪府知事(山口敦撮影)(写真:産経新聞)
【安藤慶太が斬る】
朝鮮学校に対して支給され続けてきた地方自治体の補助金問題で大阪府が来年度予算の予算計上を見送る方針を固めた。朝鮮学校をめぐる問題についてはこれまで何度も書いてきた。大阪府の朝鮮学校に対する方針についても神奈川県と比べて筋が通った判断である、とも書いた。
大阪府の方針は、シンプルである。橋下徹知事は、朝鮮学校が不法国家である北朝鮮や朝鮮総連との関係や影響をきちんと清算するのか否か、と問うているのである。
清算するなら、朝鮮学校は日本社会とも共生はできるかもしれない。それなら府民の税金を支出することもできる。府民に補助金の正当性だって説明できる。たとえ、北朝鮮が韓国に砲撃しようが、テロや謀略を仕掛けようが、そんなものは無関係だ。府として「朝鮮学校は北朝鮮とは無関係です」と説明できるだろう。
だが、そうでなければ話は別だ。「不法国家の北朝鮮と結びついている朝鮮総連に朝鮮学校が関係しているなら、税金は入れられない」(同知事)。
そりゃそうだろう。日本政府の見解によれば、朝鮮総連は朝鮮学校と密接な関係にあり、人事、財政、教育内容に影響を及ぼしている。朝鮮総連は、破壊活動防止法に基づく調査対象団体だ。「今後の情勢いかんによっては、将来、暴力主義的破壊活動を行うおそれのあることを否定し得ないものと認識している」。これが政府の立場である。
朝鮮学校も朝鮮総連と無関係ではない。いやそれどころか密接な関係があるというのだから公安調査庁が「朝鮮総連が朝鮮学校に及ぼす影響等については今後も調査していく」(19日の自民党文教部会)というのも無理からぬ話である。
学校の人事権や学校経営権が学校法人とは別の組織、それも独裁国家、北朝鮮につながる朝鮮総連が掌握しているなかで、総連との明確な分離や透明性確保、独立性を保つことは不可欠である。補助金を出す出さない以前の話として健全な教育機関なら当然、必要な条件だろう。
4.国際野球連盟、米大リーグ機構の資金受け入れへ
読売新聞 1月30日(日)19時29分配信
読売新聞社に入った連絡によると、国際野球連盟(IBAF)の執行委員会は29日、キューバで開かれ、米大リーグ機構(MLB)からの資金援助を受け入れる方針を決めた。
ワールドカップ(W杯)をワールド・ベースボール・クラシック(WBC)予選に改編するなどの国際大会再編問題については、先送りとなった。
IBAFは、五輪競技から外れた影響で国際オリンピック委員会(IOC)からの補助金を受けられなくなったため、深刻な財政難に陥っていた。MLBは、IBAF主要大会の開催権を得る対価として財政支援する案を申し入れていた。今回の執行委では、2011~13年にIBAFの存続に必要な額の支援をMLBから受けることを決議したものの、具体的な金額や開催権の譲渡については今後、MLBとの間で引き続き、協議されることになる。
5.巨人のバニスターとライアルが入団会見
デイリースポーツ 1月30日(日)17時29分配信
巨人の新外国人ブライアン・バニスター投手とラスティ・ライアル内野手が30日、宮崎市内のホテルで入団会見を行った。メジャー通算37勝の実績があり、先発の柱として活躍が期待されるバニスターは「巨人の一員になれて光栄。頭脳的なピッチングをアピールしたい」と抱負。三塁のレギュラー候補に挙がるライアルは「巨人はヤンキースみたいで注目されるし、勝つことも求められる。いいシーズンになると思うし、モチベーションは高い」と意気込んだ。両選手とも2月1日のキャンプインに備え、この日から宮崎入りした。
6.斎藤、イチローと自主トレ=「夢のようだった」と笑顔―プロ野球・日本ハム
時事通信 1月30日(日)16時16分配信
日本ハムの斎藤佑樹投手(早大)は30日午前、東京都内の室内練習場で約2時間、米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手と自主トレーニングを行った。斎藤が午後からの千葉県鎌ケ谷市内で練習後に明かしたもので、「純粋に楽しかった。夢のようだった」と笑顔で話した。
この日の新人合同自主トレは個別練習。「午前中にイチローさんと練習をしてきたんです」と切り出した。マネジメント会社が同じという関係もあり、1月中旬にイチローから打診されたと打ち明けた。
斎藤によると、打撃練習ではイチロー相手に約30球を投げ、「多少打ち取ろうという下心もあったけど、無理でした」。キャッチボールでは「(イチローの球は)本当にレーザービーム。こんな球は見たことないと思った」と話し、メジャーで10年連続ゴールドグラブ受賞の名手に感嘆。イチローからは「頑張って」と激励されたそうだが、その他の詳しいアドバイスは明かさなかった。
午後からは鎌ケ谷で、キャンプ前最後の練習に取り組み、「イチローさんのすごい球に刺激を受けた」と、約100メートルの遠投も披露し、集まった2400人のファンを喜ばせた。
7.中田英寿氏がザックJAPANを称賛
デイリースポーツ 1月30日(日)14時29分配信
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トークで盛り上がる中田英寿(左)と池田勇太=六本木ヒルズ(撮影・金田祐二)
元サッカー日本代表MF中田英寿氏が、アジアカップ優勝の後輩たちを称賛した。30日は東京・六本木で行われたイベント「Coca‐Cola Zero 3D CHALLENGER’S SUMMIT」に出席。途中から観戦したという前夜の決勝戦を「今回の日本は逆転で勝ち抜いてきたけど、その成果が最後も出た。新しい監督で勝って、次のステップになる」と高く評価。「1つの大会だけに終わらず、次の大会につなげないといけない」と期待を高めた。
8.<国会>野党、予算委拒否の構え…31日に審議入り協議
毎日新聞 1月30日(日)21時14分配信
国会は31日から衆院予算委員会で11年度予算案の実質審議に入る見通しだ。与党は31日、2月1日の両日に菅直人首相が出席する基本的質疑を行う方針だが、自民など野党6党は、与党が28日の提案理由説明を強行したことに反発、審議に応じない構え。民主、自民、公明3党の国対委員長が31日朝、会談して打開策を協議するが、予算委冒頭から与野党が激しく対立する異例の展開になっている。
自民党の逢沢一郎国対委員長は30日のフジテレビの番組で「日程を白紙に戻すべきだ」と求めた。公明党の漆原良夫国対委員長も「『熟議』と言いながら、壊すやり方は許せない」と批判した。
与党が審議入りを急ぐのは、予算案が自然成立するには衆院を3月2日までに通過させなければならないため。
とはいえ、予算関連法案の成立には野党の協力が不可欠で、民主党の安住淳国対委員長は同番組で、自民党が取り下げを検討している財政健全化責任法案について「11年度予算案とともに議論し、必要があれば成立に向けて努力する」と明言。子ども手当法案を巡っても「公明党から保育園が必要という指摘がある。予算の積み増しもある」と述べ、公明党の要望を入れた予算案修正に言及した。
だが、漆原氏は「予算案に反対する以上は予算関連法案もなかなか賛成しづらい」と慎重姿勢を示した。国民新党の下地幹郎幹事長は「予算案を通さない首相はありえない。予算案が通らないで首相を続けるのは難しい」と語り、与党内からも批判が出た。【横田愛、念佛明奈】
9.甦った怪物? 2年目・雄星の進化はホンモノか
産経新聞 1月30日(日)19時25分配信
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ブルペン投球する菊池雄星 (写真:産経新聞)
【スポーツ群像】
2年目を迎えた西武の菊池雄星投手(19)の調整が順調だ。26日には捕手を座らせて投球。岩手・花巻東高で甲子園をわかせてころの投球フォームに戻りつつあり、力強い球を投げ込んだ。練習方法にも、成長の跡を見せるなど、今季の飛躍を予感させる。(神田さやか)
[フォト]小林球団社長にあいさつする菊池雄星
■甲子園の怪物が復活
6球団競合の末、西武がドラフト1位で獲得した大石(早大)は26日、プロ入り後、初めて捕手を座らせて本格投球をした。同じ日、菊池もまた、西武第2球場では今年初めて捕手を座らせて投げ込んだ。22球。スライダーも1球だけ投げた。「悪くはない。順調にきていると思う」。19歳は、満足そうな表情を浮かべた。その後、大石とキャッチボール。その際、大石から、キャンプへ持っていく荷物などを聞かれ、アドバイスするなど、プロでの“先輩”らしさもみせた。
フォームは、高校時代のスリークオーター気味に戻りつつある。昨季は左肩痛の影響もあって、フォームを崩した。周囲からは「左腕の位置が上がりすぎている」と指摘された。本人もフォームを意識しすぎて、試行錯誤した。しかし、今は「意識しないで自然と気持ちよく投げられるところを探している」と無心で投げている。
10.<新燃岳噴火>507世帯に避難勧告…宮崎・高原町
毎日新聞 1月31日(月)0時55分配信
宮崎、鹿児島県境にある霧島山系・新燃(しんもえ)岳(1421メートル)の噴火で、宮崎県高原町は30日午後11時50分、「火山が非常に危険な状態にある」として火口の東側にある町内の507世帯1134人に避難勧告を出した。気象庁によると、火口の溶岩ドームが直径約500メートル(火口の直径約700メートル)まで大きくなっているのが30日夜、地球観測衛星の画像解析で確認されたという。新燃岳の噴火で避難勧告は初めて。
◇溶岩ドーム直径約500メートルに
勧告対象は、火口から最短で6.5キロの南狭野区など3地区。避難先に町総合福祉保健センターなど4カ所を指定した。地元消防団が対象区を巡回し、避難を呼びかけている。
また、同県都城市は30日深夜、災害対策本部会議を招集。警戒レベルが現状の3(入山規制)から4(避難準備)、5(避難)に引き上げられた場合に備えた体制を取る。火口から10キロ圏内の避難が想定される地域は御池、吉之元、夏尾の3地区で計290世帯。
新燃岳では30日午後2時前、2日ぶりに爆発的噴火が起きた。新燃岳は26日から噴火活動を活発化させており、爆発的噴火は27、28日に続き3回目。噴煙は北西の風を受け、宮崎県都城市、高原町などで降灰が続き、市民生活に影響が広がっている。【石田宗久】
◇過去に三宅島や普賢岳でも勧告
避難勧告は災害対策基本法に基づき、被害が発生する恐れのある場合に住民に行われる勧告で、原則市町村長が判断する。避難指示は、被害の危険が切迫している場合などに出され、勧告よりも拘束力が強い。国内の火山噴火で避難勧告が出されたのは、00年の三宅島(東京都)、有珠山(北海道)、96年の北海道駒ケ岳(北海道)、91年の雲仙・普賢岳(長崎県)がある。【江口一】
11.国会正常化へ 31日午前に与野党国対委員長会談
産経新聞 1月31日(月)2時6分配信
衆院予算委員会を委員長職権で開いたことに自民、公明両党などが反発し、空転していた国会は31日から正常化する公算が大きくなった。31日午前に予定していた菅直人首相と全閣僚が出席する衆院予算委基本的質疑を取りやめ、与野党国対委員長会談を開催。同日午後に平成23年度予算案の提案理由説明を改めて行った上で審議入りする見通し。
民主党の安住淳国会対策委員長が30日、この方針を与野党幹部に伝え、大筋で同意を得た。
与党は28日に衆院予算委で予算案の提案理由説明を行い、31日から実質審議入りする方針だったが、中井洽衆院予算委員長が野党の同意なく28日の委員会開催を職権で決めたことに野党が反発。さらに28日に野党欠席のまま予算委で提案理由説明を行ったため、自民、公明両党などは態度を硬化させ、審議を欠席する意向を固めていた。
民主党執行部には野党欠席のまま予算委を強行すべきだとの意見もあったが、公明党まで特例公債法案や子ども手当法案など予算関連法案に反対する姿勢を示したため方針を転換。安住氏を中心に水面下で事態打開の道筋を探ってきた
12.火砕流に警戒呼び掛け=新燃岳溶岩ドーム、直径500メートルに-高原町で避難勧告
時事通信 1月31日(月)5時22分配信
噴火が続いている宮崎、鹿児島両県境にある霧島山の新燃岳(1421メートル)について、気象庁は31日未明、火山情報を出し、火口周辺3キロの範囲で、火砕流に警戒する必要があると注意を呼び掛けた。
同庁によると、火口で確認された溶岩ドームは28日は直径数十メートルだったが、30日には同約500メートルまで成長。同日午後には、27、28日に続き3回目爆発的噴火が発生しており、今後、同規模の噴火が起きた場合、溶岩ドームが破壊され、火口周辺約3キロの範囲に火砕流が流れ出す可能性があるとしている。
対象となるのは、宮崎県小林市と高原町、鹿児島県霧島市だが、いずれも火口から3キロ以内に民家はなく、二つある宿泊施設の関係者も既に避難済みという。
鹿児島地方気象台は31日午前、協力を要請した海上自衛隊のヘリで火口上空周辺を旋回し、溶岩ドームの状況などを確認する。
高原町は30日深夜、火砕流が発生する恐れがあるとして、町内の512世帯、1100人余に避難勧告を出した。中央公民館や町民体育館などが避難先となっている。
13.大雪 北陸で交通網寸断 1700人が列車内で一夜
毎日新聞 1月31日(月)10時56分配信
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疲れきった様子で眠る乗客=福井県敦賀市のJR敦賀駅で2011年1月31日午前1時21分、酒造唯撮影
北陸地方で30日から降り続いた雪の影響で、北陸地方のJRが全列車運休したり、福井県内の北陸道や国道が通行止めになるなどの影響が出ている。福井地方気象台によると、南越前町今庄では31日午前7時現在の積雪が1980年の観測開始以来最高の236センチに達した。
【年末年始は大変でした】大雪:車、列車が立ち往生 漁船は沈没・転覆
JR西日本金沢支社によると、30日午後9時ごろからJR北陸線で特急7本と普通列車が雪のため敦賀、福井駅など最寄り駅で停車した。除雪作業が追い付かず、計約1700人が特急の車内で一夜を過ごした。このうち特急しらさぎ16号(富山発名古屋行き)は今庄-南今庄駅間で立ち往生し乗客約250人が車中で夜を明かした。同支社は31日午前9時半現在、同日午後6時までに出発して北陸地方を走る全列車の運休を決めた。
14.エジプト衝突 大国の騒乱、世界が戸惑い デモ飛び火警戒
産経新聞 1月31日(月)7時57分配信
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エジプト周辺地図(写真:産経新聞)
アラブ最大の人口を擁する域内大国、エジプトの不安定化に世界が戸惑っている。中東和平交渉の要だったエジプトで反イスラエル政権が誕生すれば、域内の国際政治が激変しかねないとの懸念を抱く米欧諸国。チュニジアに続きムバラク長期政権も崩壊すれば、反政府デモのドミノ化が現実味を帯びてくる近隣のアラブ各国。本来なら親米政権打倒を歓迎するイランも国内に反政府デモの火種を抱えており、微妙な立場にある。(カイロ 大内清、ワシントン 犬塚陽介、ロンドン 木村正人、パリ 山口昌子)
15.長友MF起用は選手案だった 優勝たぐり寄せた“ザック流”
産経新聞 1月30日(日)22時11分配信
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優勝から一夜明け、トロフィーの隣で記者の質問に答える日本代表のザッケローニ監督=30日(撮影・大橋純人)(写真:産経新聞)
優勝直後のインタビューでザッケローニ監督は「日本代表は最高のチーム。日本のみなさんはこのチームを誇りに思っていい」と興奮気味にまくし立てた。監督自身、この1カ月、両肩に背負っていた重荷を降ろした瞬間でもあった。
【写真で見る】長友が上げた左クロスを李がボレーシュート
決勝の相手は高さとパワーが武器の豪州。序盤はパスをつないで崩しに来たのが後半、高さを押し出してきたところで指揮官が動いた。藤本を下げ、上背のある岩政を投入。ボール奪取にたけた今野を一列上げ、4-3-3の布陣で対応する腹づもりだった。
ところが右足を痛めていた今野は、接触の多いボランチは無理と判断。話し合った選手たちは、左サイドバックの長友を左MFに上げる案を投げ返してきた。
のちに「(指示通り)やれといえばやっていただろう」と振り返った指揮官だが、選手の意見を尊重。さらに「受け身に回る印象を相手に与えてしまう」との懸念から、システム変更そのものをやめた。
結果的に長友は李の決勝点をアシストする大活躍。大舞台でこんな掛け合いができたのも、揺るぎない信頼関係の賜物だ。コミュニケーションに積極的な指揮官は、練習前後に選手と「個別会談」するのが恒例。試合に備えたミニゲームでも常に主力と控えを織り交ぜた2チームを編成、先発メンバーを当日まで伝えないようにし、モチベーション維持に努めた。
さらに「替えの利かない選手はいない」との持論から、経験の少ない選手の起用もためらわず、6試合で23人中21人を出場させた。
「試合ごとにヒーローが替わり、出られなかった選手が結果を出した。こういう大会でそういうのがあると強い」と長谷部。最年長の遠藤も「自分たちのよさを引き出してくれる」と指揮官をたたえた。
絶妙な気配りと思い切りのよさで、初めての公式大会で最高の結果をもたらした。(奥村信哉)
16.<鳥インフル>宮崎・高鍋町で6例目感染確認 4万羽処分へ
毎日新聞 1月31日(月)
17.東京株午前、126円安 エジプト影響し一時1万100円台
産経新聞 1月31日(月)11時15分配信
週明け31日の東京株式市場は、エジプトの反政府デモ拡大による中東情勢の緊迫化を嫌気し、大幅続落で午前の取引を終えた。日経平均株価の下げ幅は一時170円を超え、昨年12月7日以来、ほぼ2カ月ぶりに1万100円台まで下落した。前週末の米国株も大幅下落しており、市場では「地政学的リスク」への警戒感が高まっている。
日経平均株価の午前の終値は、前週末比126円60銭安の1万0233円74銭。東証1部全体の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は、10・37ポイント安の909・32。
土日にエジプト情勢が一段と悪化し、「中東の不安定化で世界経済の先行き不透明感が強まった」との見方が台頭。寄り付きから売りが大きく先行し、140円安で寄り付いた後、下げ幅が拡大し一時は1万182円まで下げた。
28日のニューヨーク株式市場で、ダウ工業株30種平均が終値で前日比166・13ドル安の1万1823・70ドルと急落。さらに同日のニューヨーク・マーカンタイル取引所では、原油先物相場が大幅反発。指標となるの米国産標準油種(WTI)3月渡しが終値で前日比3・70ドル高の1バレル=89・34ドルに上昇した。
王族が支配するサウジアラビアなど中東には民主化が遅れた国が多く、「チュニジア、エジプトに続き民主化ドミノが広がり、中東の不安定化で原油供給に支障が出ると不安視する見方が強まっている」(大手証券)という。