2013年1月31日
1月31日『愛妻の日』!
#、1月31日の「1」をアルファベットの「I(アイ)」に、「31」を「サ・イ」と読む語呂合わせで、日本愛妻家協会が普及を進める。協会本部のある群馬県嬬恋(つまごい)村の地名は、日本武尊(やまとたけるのみこと)が妻の死を知り、人目もはばからずに嘆いたという故事にちなむ。
#、為替、91.09円。90.83円。90.94円。ユーロ、123.55円。123.21円。
#、ダウ、13910.42。-44.00ドル。ナスダック、3142.31。-11.35。
#、前場、11046.24円。-67.71円。後場、11138.66円。+24.71円。
スポーツ
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2. 武豊 アンカツ引退に惜別コメント「生き方がすごい」
東スポWeb 1月30日(水)12時56分配信
2004年のJBCクラシックを制覇。プロレスラー小橋建太に祝福された安藤勝己騎手
2013年度の騎手免許の更新手続き(15~17日)を行わず、現在の騎手免許の期限となる2月28日をもって引退することになった安藤勝己(52=栗東・フリー)。長年ライバルとして競い合った武豊(43)は以下のコメントを寄せた。
「本人からは何も聞いてないけど…。僕自身も安藤勝さんのファンでしたし、一緒に乗れなくなるのは寂しいですね。最近は体重のこととか厳しそうでしたから…。物事に動じない人で存在、生き方がすごい。安藤勝さんを見たら自分がいかに小さい人間かと思うくらいです。プライベートでは一緒によく飲みますし、お酒の席では楽しい人です」
3. 【プロ野球】期待の新戦力、世代交代。
セ・リーグキャンプはここに注目!
正捕手獲りを狙う横浜DeNA2年目の高城俊人
プロ野球キャンプガイド~セ・リーグ編
昨年は杉内俊哉や村田修一を筆頭に大型補強を敢行した巨人だったが、このオフはそれほど大きな動きもなく、比較的静かなオフだった。言い換えれば、現有戦力が充実しているということでもある。WBC日本代表候補に8人が選出されるなど、戦力では他チームを圧倒しているといってもいい。
その巨人の最大の見どころは、念願の巨人入りを果たした菅野智之だ。新人選手としてただひとり一軍キャンプ帯同が決まり、1月27日から宮崎で始まった一軍選手合同自主トレでは早くもファンや報道陣に囲まれるなど、期待度の高さを見せつけている。
昨年、菅野は1年間の浪人生活を送り、実戦から離れたブランクを埋めようと12月からブルペンに入るなど精力的に準備を進めてきた。ここまで仕上がりは順調のようで、自主トレ中に菅野のボールを受けた中谷仁ブルペン捕手は、「球質は、楽天の田中(将大)とマリナーズの岩隈(久志)とカブスの藤川(球児)を足して3で割った感じ」と絶賛。キャンプ初日にブルペン入りが予定されており、憧れだった巨人のユニフォームに身を包んだ菅野が、どんなボールを投げるのかに注目が集まる。
2年ぶりのV奪還に燃える中日のテーマは、ずばり世代交代だ。昨年は大島洋平(27歳)が3割、30盗塁をクリアし、盗塁王、ベストナイン、ゴールデングラブ賞を獲得。ようやく若手の台頭があったが、今年43歳を迎える谷繁元信や41歳になる和田一浩など、まだまだ主力の高齢化は進んでおり、さらなる若手の成長なくしてV奪還は考えられない。
筆頭株は、2年目を迎える高橋周平だ。1年目の昨年は41試合に出場し、打率.155とプロの壁にぶち当たったが、それでも2本塁打を放つなど、大物の片鱗(へんりん)は見せた。今シーズン、ブランコが横浜DeNAに移籍し、これまでサードだった森野将彦がファーストに入り、サードに高橋が入るプランもある。すべてはキャンプ、オープン戦で首脳陣を納得させられるだけの結果を残せるかだが、世代交代の主役として、高橋にかかる期待は大きい。
2【プロ野球】期待の新戦力、世代交代。
セ・リーグキャンプはここに注目!
2年連続クライマックス・シリーズ(CS)進出のヤクルトは、7年ぶりに岩村明憲が復帰。2011年にメジャーから日本球界に復帰した岩村だが、楽天での2年間は思うような結果を残せず、戦力外通告を受けた。今年34歳を迎える岩村だが、まだ老け込む年齢ではない。キャンプでは岩村が恩師と仰ぐ若松勉氏が臨時打撃コーチとして訪れる予定で、持ち前のバッティングが復活するのか見ものだ。また、小川淳司監督からは一塁挑戦も指示されており、浦添キャンプではファーストミットをつけた岩村が見られるだろう。
そしてヤクルトのもうひとつの注目が、センターのポジション争いだ。昨年、不動のセンターだった青木宣親(ブルワーズ)が抜け、「ポスト青木」争いに注目が集まったが、結局、レギュラー定着を果たした選手はいなかった。上田剛史、比屋根渉、飯原誉士、松井淳、雄平など候補はたくさんいるだけに、熾烈なレギュラー争いが繰り広げられそうだ。
そのヤクルトと昨シーズン終盤、激しい3位争いを繰り広げたのが広島。3年目の堂林翔太が頭角を現しチームも勢いに乗ったが、シーズン終盤は深刻な得点力不足に泣かされ、15年ぶりのAクラスを逃してしまった。そんなカープ打線に、今年は栗原健太が復活する。昨年5月に右ひじの手術をして戦列を離れていたが、1月27日にキャンプ地の日南(宮崎)に先乗りし、フリー打撃で快音を連発させていた。
栗原の復帰に堂林も刺激を受けているようで、自主トレ中も外角の打ち方を栗原に何度も尋ねている姿があった。昨年は球団新記録の150三振を喫した堂林だが、「長打を生かさないと、昨年やってきた意味がない」とキッパリ。自慢の長打力に確実性を高め、カープ打線を自らのバットで引っ張っていく心構えだ。
また投手では、昨年セットアッパーとしてチームを支え、WBC代表候補にも選出された今村猛。キャンプが始まる前から何度もブルペン入りし、例年以上の急ピッチで仕上げに入っている。野村謙二郎監督の中には、今村を抑えで起用する考えがあり、キャンプで昨年の守護神・ミコライオと競わせるという。もし若き守護神が誕生すれば、今年こそ念願のAクラス入りも現実味を帯びてくる。
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3【プロ野球】期待の新戦力、世代交代。
セ・リーグキャンプはここに注目!
毎年、多くのファンが集まる阪神のキャンプ地・宜野座だが、今年は例年以上の賑わいを見せそうだ。その理由が、ドラフト1位ルーキー・藤浪晋太郎の存在だ。大阪桐蔭高校のエースとして春夏連覇を達成。ドラフトでも4球団が1位で指名するなど、注目の高さは群を抜いていた。新人でただひとり一軍スタートが決まった藤浪だが、「手本になる人がたくさんおられる。ただ、自分を見失わないことがいちばんだと思う」とコメントをするなど、早くも大物感を漂わしている。
そして阪神のもうひとつの目玉が、日本球界復帰を果たした福留孝介と西岡剛だ。ともに日本球界で首位打者を獲得した経験のある実力者だが、「彼らを獲得することで若手の出番が減ってしまう」というファンがいたように、必ずしも手放しで歓迎されたわけではない。それだけにファンの見る目も厳しく、1年目から結果が求められる。また、これまでチームの精神的支柱であった金本知憲、藤川球児、城島健司が抜けただけに、福留、西岡には結果だけでなく、チームをどうまとめていくか、宜野座キャンプでのふたりの行動、言動にも注目してみたい。
昨年のキャンプは中畑清新監督の話題で持ちきりだった横浜DeNAだが、今年の主役は選手。その筆頭が、中日から移籍を果たしたブランコ、ソーサ、ソトの外国人三人衆。ブランコはケガさえなければ30本塁打は期待できるし、ソーサはセットアッパーとして、ソトは先発として計算できる。さらにブルワーズから外野手のモーガン、ソフトバンクから7年ぶりの古巣復帰となった多村仁志など、戦力の厚みは格段に増した。
それに加え、若手も着実に成長している。ゴールデングラブ賞を獲得した荒波翔や、将来の4番候補・筒香嘉智。投手ではローテーション入りを果たした国吉佑樹に、捕手ではチームの高卒ルーキーとして谷繁以来、23年ぶりにスタメンマスクを被った高城俊人など、昨シーズンは中畑監督の抜擢によって若手は多くの経験を積んだ。その成果を今シーズン、どこまで見せることができるのか。いずれにしても、例年以上に今年の宜野湾キャンプは活気に満ちたものになるだろう。
.4. 澤村起用法めぐり巨人真っ二つ
東スポWeb 1月30日(水)16時22分配信
ブルペンで投げる澤村を見つめる投手陣
巨人・澤村拓一投手(24)が、合同自主トレ2日目の28日に初めてブルペン入りし、いきなり49球を投げた。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表候補だけに早めの調整が進むなか、注目は原監督が掲げた「抑え転向プラン」だ。首脳陣は適性ありとしたが、当の現場は意見が真っ二つ。物議を醸している。
セットポジションでグラブを肩の高さで構える新フォームで、力強いボールを投げ込んだ澤村は「順調といえば順調。新フォーム? どんなフォームでも結果を残せればいい。新しいことに挑戦するのは野球でも人生でも同じですから」と涼しい表情で語った。
しかし、そんな右腕の周辺は穏やかではない。理由はもちろん原監督の「抑え転向案」だ。この賛否をめぐり、ナインと関係者で意見が二分している。「『先発でいくべき』の意見は、主に選手からが多い」(チーム関係者)というその理由は、6回無失点で勝利した中日とのCSファイナルステージ、そして日本ハムを8回無失点に抑えた日本シリーズでの好投にある。「シーズンとは見違える投球ができたのは、杉内の調整法を参考にしたところが大きい。精神面やルーティンはもちろんだが、大きく変わったのが登板前のブルペン。40球近く投げ込んでから試合に臨むところを、半分に減らした。これが彼の試合中のコンディションに好影響をもたらした。選手は、澤村の先発へのこだわりもさることながら、その姿を間近で見ているから『来年はやってくれるはず』となっているんです」
一方で「抑え転向」に賛成なのが、チームスタッフや球団関係者らだという。「やはり直球に対する考え方が先発を続ける上で厳しいんじゃないか」。あるチーム関係者はこう語った。「本来、先発投手は普段は8割の力で投げ、主にボールの回転や軌道を重視する。そして勝負どころになったら10割の力で抑え込む。引き出しが2つあるわけです。しかし、澤村の場合は初回から10割の直球を投げる意識しかない。引き出しが1つなんです。こうなると球に力がなくなる終盤の勝負どころでは、どうしても打ち込まれてしまう」。力でねじ伏せられる短いイニングこそ適任だと訴える。
本人はというと、原監督との“舌戦”の末「監督、コーチを含めて『ここでいけ』と言われたところでやりたい」と、抑え転向やむなしの構えを見せているが、果たして…。その動向が気になるところだ。
5. 大物助っ人が続々も元大リーガーは活躍まれ プロ野球
産経新聞 1月31日(木)0時5分配信
主な外国人選手の大リーグとプロ野球の成績比較(写真:産経新聞)
今季の新外国人選手は大リーグ通算434本塁打の記録を持つ楽天のアンドリュー・ジョーンズ外野手、メジャー通算108勝を挙げているソフトバンクのビセンテ・パディーヤ投手らが注目されている。ただ過去、日本にやってきた「大物元大リーガー」で期待通りの活躍をしたのはひと握り。全盛期を過ぎていたり、メンタル面で問題があったりしたのが、その要因だ。
【フォト】 広岡達郎氏 メジャーからの国内復帰組の覚悟を問う
バブル景気の1980年代にはメジャー215本塁打を誇ったヤクルトのボブ・ホーナー内野手、大リーグ101勝を挙げて巨人に入団したビル・ガリクソン投手ら現役バリバリの大リーガーがいた。その後は広島のように、米国での実績はないが、「日本向き」の選手を安く見つける補強が主流となり、やってくる外国人選手は比較的「小粒」だった。しかし昨年ごろから、ソフトバンク、楽天といった潤沢な資金を持つ球団が「大物」の招へいの流れを再び、つくりつつある。
ジョーンズの年俸は3億円と、期待の大きさを感じさせる。しかし過去、期待を裏切った「大物助っ人」は何人もおり、その筆頭は1974年、太平洋(現西武)にやってきたフランク・ハワード外野手だろう。
今回、ジョーンズのメジャー434本塁打が来日した外国人で最多となったが、それまでのトップはハワードの382本。2度の本塁打王、通算1774安打の大砲の活躍が期待されたが、出場は開幕戦の1試合で2打数無安打1四球。38歳と力は下り坂で右膝に故障を持っていた。
メジャー226発の看板を引っさげて94年、阪神に加入したロブ・ディアー外野手は70試合でわずか8発。変化球に対応できず、打率は1割5分1厘、226打席で76三振。「大型扇風機」と揶揄(やゆ)された。
さすがという成績を残したのはホーナー、ガリクソンら30歳前後の若い選手。ホーナーは来日直後の4試合で6本塁打を放ち、社会現象にまでなった。ガリクソンは巨人1年目に14勝。大リーグに復帰し、91年には20勝投手になっており、全盛に近い時期に日本にやってきたといえる。
年齢だけでなく、性格も重要だ。昨季、ソフトバンクに所属した大リーグ119勝のブラッド・ペニー投手は練習嫌いの性格や周囲との確執などで、年俸2億2800万円にもかかわらず、1試合に登板しただけで5月に途中帰国した。
35歳のジョーンズはヤンキースに所属した昨季、94試合で打率1割9分7厘と、2005年に本塁打、打点の2冠に輝いた力に衰えが見え、昨年末には夫人への暴行容疑で逮捕される騒ぎを起こした。一方で、29日の入団会見前には東日本大震災の被災地を訪問。本塁打や打点を挙げるごとに寄付金を送る意向を表明し、社会貢献を義務とする大リーガーらしさを見せた。日本になじみ、力を発揮できるかどうか、楽しみである。
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5. 巨人・菅野 合同自主トレ最終日もブルペンに入らず
スポニチアネックス 1月31日(木)7時2分配信
投球練習する巨人・菅野
巨人ドラフト1位・菅野(東海大)は宮崎での合同自主トレを打ち上げ、春季キャンプへの準備を整えた。
最終日もブルペンに入らず、ウオーミングアップとキャッチボールの後は、遠投で体全体を使いながらフォームをチェック。「おそらく2月1日からブルペンに入れると思う。いかにマウンドでパフォーマンスを発揮できるか。とにかくマウンドで投げることを考えてやっていきたい」と力を込めた。1軍選手と行った4日間の練習については「野球に取り組む姿勢が勉強になった。野球人生を終えるまで、見て学ぶことは大事だと思う」と振り返っていた。
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ニュース
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2. 日本、53位に急落=マリ後退、ミャンマー上昇―報道自由度ランク
時事通信 1月30日(水)11時0分配信
【パリ時事】国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団」(本部パリ)は30日、世界179カ国・地域を対象とした報道の自由度に関するランキングを公表した。日本は、東日本大震災後の東京電力福島第1原発事故に関する情報アクセスに問題があるなどとして、前年の22位から53位に急落した。
イスラム武装勢力が北部を占領しフランスの軍事介入を招いたマリは、2012年春のクーデター後に記者への暴力行為が増えたとして前年の25位から99位に後退。一方、最下位グループ常連だったミャンマーは、民主化への取り組みが評価され169位から151位に、アフガニスタンは150位から128位にランクを上げた。
エリトリア、北朝鮮、トルクメニスタン、シリアのワースト4は前年と同じ。北朝鮮に関しては「金正恩体制発足後もニュースや情報の完全な統制に変化はない」と厳しい評価を下した。トップ3はフィンランド、オランダ、ノルウェーで、上位のほとんどを欧州諸国が占めた。
3. SNS、バナー広告を解禁=自民のネット選挙法案
時事通信 1月30日(水)18時56分配信
自民党のインターネット選挙に関するプロジェクトチーム(PT、平井卓也座長)は30日、ネットを使った選挙運動を解禁する公職選挙法改正案の原案を固めた。フェイスブックなどの交流サイト(SNS)を含め、政党や候補者、支援者が選挙期間中にネットを使って投票を呼び掛けることを容認。また、政党に限り有料の「バナー広告」の利用も認めるとした。
同党は改正案を今国会で成立させ、夏の参院選から適用したい考え。31日のPT会合で了承を取り付け、来週から公明党や野党との調整に着手、2月中の法案提出を目指す。
4. イスラエル軍機が空爆=ダマスカス近郊の科学施設―シリア国営通信
時事通信 1月31日(木)5時17分配信
【エルサレム時事】シリア軍は30日、声明を発表し、イスラエル軍機が同日朝、首都ダマスカス近郊の科学研究施設を空爆したと発表した。国営シリア・アラブ通信が伝えた。イスラエル首相府報道官は取材に「ノーコメント」と述べた。報道が事実なら、イスラエルによるシリア空爆は2007年9月以来となる。
一方、AFP通信などは、治安筋の話として、イスラエル軍機が30日、レバノン領空を侵犯した後、シリアからレバノンに向かっていた兵器を積載していたとみられる車両を空爆したと伝えたが、シリア軍はこの報道を否定、情報が錯綜(さくそう)している。イスラエル当局もコメントしていない。
シリア・アラブ通信によると、イスラエル軍機はシリア・イスラエル境界のヘルモン山を経由して、シリア領空に侵入。低高度で飛行し、レーダーをかいくぐったという。研究施設空爆で2人が死亡、5人が負傷したとしている。
ブルペンで投げる澤村を見つめる投手陣
巨人・澤村拓一投手(24)が、合同自主トレ2日目の28日に初めてブルペン入りし、いきなり49球を投げた。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表候補だけに早めの調整が進むなか、注目は原監督が掲げた「抑え転向プラン」だ。首脳陣は適性ありとしたが、当の現場は意見が真っ二つ。物議を醸している。
セットポジションでグラブを肩の高さで構える新フォームで、力強いボールを投げ込んだ澤村は「順調といえば順調。新フォーム? どんなフォームでも結果を残せればいい。新しいことに挑戦するのは野球でも人生でも同じですから」と涼しい表情で語った。
5. 「ドラマは録画」くっきり 再生率が視聴率上回る例も
朝日新聞デジタル 1月31日(木)7時30分配信
テレビの録画再生を含めた視聴率の実態が、朝日新聞が入手した調査結果で初めて分かった。視聴率は放送時間中に見られた数値しか公表されていないが、視聴実態をより反映した録画を含めた数値をみると、人気ドラマの中には録画再生が放送中を上回る例もあった。テレビ放送が始まって2月1日で60年、視聴率調査が始まってから半世紀以上がたつが、公表数値が視聴実態と離れつつあることが浮き彫りになった。
公表されている視聴率は番組の人気の「唯一のものさし」とされ、調査会社ビデオリサーチが全国27地区6600世帯を対象に、放送中に見た人の割合を地区ごとに調べている。関東、関西、名古屋は各600世帯が、北部九州、札幌などは各200世帯が対象だ。
同社ではこの調査とは別に、東京30キロ圏内で録画機器を所有する約200世帯を対象に、放送中の数値に加えて録画した番組を放送の7日後までに再生した人の割合を示す「録画再生率」も調べている。朝日新聞は今回、今年1月1日~7日の1週間分のデータ(未公表)などを入手し、実態を分析した。公表された600世帯の「視聴率」と単純に比較はできない。
録画再生率が圧倒的に高いのはドラマだ。3日放送の「ラッキーセブンスペシャル」(フジテレビ)は放送中が12・6%だったが、録画ではそれを上回る13・5%だった。連続テレビ小説「純と愛」(NHK)は4日朝の放送中は17・6%、録画再生は5・4%。平日午前放送の韓流ドラマでは、放送中が0・5%だけだったが録画が3・0%に達した例もあった。
6. 最新版「生涯給料」トップ1000社
東洋経済オンライン 1月31日(木)8時0分配信
最新版「生涯給料」トップ1000社
あなたが勤める会社に新卒で入社し定年まで働いたときに取得できる給料の総額(生涯給料)はいくらになるのか? 同業他社や周りの会社との差は? そして、リーマンショックや円高、東日本大震災などにより事業環境が激変する中、給料はどう変化しているのか。
【詳細画像または表】
そんな問いへの答えを出すために、企業ごとの「生涯給料」を試算し、その結果をまとめた。まずはその上位20社と、リーマンショック前(2007年)との比較で、減少幅の大きい企業20社を次ページ表にそれぞれまとめている。
生涯給料2億円が一つの目安といわれる中、その倍である4億円以上を得られる企業はかなりある。減少額について見ても、社内制度の変更といった要因がある会社もあるが、07年に比べ1億円以上の違いが出た企業もある。
■ 賃金カーブの変化ないが中身は大きく変貌
個別の企業ごとの数字も気になるが、全体として日本の給料はどう変化しているのか? 結論からいうと給料は全体的に下がる傾向となっている。
その要因としていちばん大きいのが賞与の減少だ。賞与(特別手当を含む)は、1990年代をピークに実に3割以上も減少している。賞与は業績に連動しているといわれるが、企業業績の回復すべてを反映しているわけではない。
「景気がよくなれば正社員の給料が改善するというのは、過去の話」(第一生命経済研究所経済調査部の熊野英生首席エコノミスト)と、いえる。
一方、決まって支払われる月額の所定内給与は、00年ごろから頭打ちとなっている。各年代別のモデル賃金(家族構成など標準的なライフスタイルを前提とした給料)の変化を見ても、5年前とほとんど変化が見られない。
「賃金カーブは変わっていないのが実状。月例賃金や何かの手当をカットすることは、不利益変更となるため、リストラ時以外に行うのは難しい」(労務行政研究所『jin‐jour』編集長の原健氏)。月例賃金は、ベースアップなどによる上昇がないのに加え、こうした下方硬直性もあり、大きな変動が見られない。
ただ、その中身、月例賃金の構成要素は大きく変わっている。
構成要素を詳細に見ると、年齢や在籍年数といった、年功序列的な給料(属人給)は、成果主義の導入が叫ばれた00年ごろから、その割合を大きく減らし、職務や仕事内容に応じて支払われる仕事給(職能給も含む)が大きなウエートを占めるようになった。最新の調査でも、月額給料の8割を仕事給が占める結果になっており、大きなトレンドは変わっていない。
こうした仕事給のウエートの高まりによって生じた変化は、同一企業内での賃金格差を顕在化させた。
産労総合研究所の調査によると、同一企業での上位昇進昇格者と下位昇進昇格者の基本賃金の差は、35歳で対象企業平均7.7万円、50歳になると同平均17.4万円となっている。
分布で見ると、あまり差をつけない企業が多いが、それでも、高年齢層を中心に金額の差を広げる企業は少なくない。
さらに、月額給料以上に評価や査定による格差を設けているのが賞与で、それを含めた年収ベースで見れば、その差はさらに開く。
65歳雇用義務化が給料に及ぼす影響も無視できない。NTTグループは、40~50代の賃金カーブを緩やかにして、雇用延長の原資とする新賃金制度を提案。新たな給料変革の波が生まれつつある。そんな状況だからこそ、現在は他社や業界との比較を通して、自らの給料について考えるべき、格好の機会といえる。
最新版「生涯給料」トップ1000社
東洋経済オンライン 1月31日(木)8時0分配信
■ 最新版 生涯給料1000社
勤めている会社に新卒(22歳)から定年(60歳)まで在籍したら、そこで得られる給料は総額でいくらになるのか? 答えを導き出すために東洋経済が「生涯給料」を推計した。
この推計には、二つのデータを使っている。一つは、主に上場企業が、会社の状況や業績、財務内容を記載・公表する「有価証券報告書」、もう一つは、厚生労働省が調査・公表している「賃金構造基本統計調査」だ。
賃金構造基本統計調査は、厚生労働省が年に1回調査・公表している資料で、業種ごとに5歳刻みで平均給料が掲載されている。「運輸業で働く30~34歳の平均給料は○万円」といった形式だ。企業の規模別や男女別、学歴別でも公表されている。サンプル数も多く、賃金の相場を見るうえでも貴重な資料となっている.
この資料の5歳刻みのデータを基に1歳刻みの年収カーブを算出して、業種ごとの賃金カーブを推計。これに各社が公表している有価証券報告書に記載されている企業の平均年収と平均年齢を当てはめて、19~65歳の会社ごとの賃金カーブを算出、そのうち22~59歳のモデル賃金の合計を生涯給料とした.
算出額には、賞与や残業代なども含まれているが、退職金については、会社ごとの推計可能なデータがないため、含まれていない。
賃金構造基本統計調査、有価証券報告書ともに、最新のデータとして2011年(11年度)の数字を使用している(有価証券報告書は3月期決算だと12年3月期のデータ、賃金構造基本統計調査は12年2月に発表された11年全国調査結果の概況を用いた)。
推計結果は次ページ以降に記載した。誌面の都合で、従業員50人以上の企業の生涯給料上位1000社を業界別(業界の順番は業界平均額の多い順)に掲載している。業界別の平均額については右表にまとめた。対象企業3587社の平均生涯給料は2億1179万円となっている。
純粋持ち株会社の場合は、社名の横に「純」と表示し、純粋持ち株会社のデータで算出している。純粋持ち株会社は管理機能に特化している場合があり、従業員は給料の高い少数の人しかいない可能性がある。数値を見る際は注意が必要だ。
参考までに、40歳のモデル年収を記載した。平均賃金は、会社ごとに平均年齢が異なり比較しにくいが、年齢をそろえることでより比較しやすくなるだろう。
また、本誌では08年に同様の試算を行っており(データは07年のもの)、その差額も記載した。リーマンショックや東日本大震災以前の生涯給料からの変化も見られるようになっている。
それでは各業界ごとの生涯給与ランキングを見ていこう。
3.最新版「生涯給料」トップ1000社
東洋経済オンライン 1月31日(木)8時0分配信
■ テレビ業界は大幅削減のピークは越える
高額給料で有名なテレビ局だが、日本テレビHDは2年前、組合に対して賃金の2~3割カットや定期昇給の先送りを提案し話題となった。労組は36時間ストライキを打つなどしたが、会社側は導入を決めた。だがその後、視聴率や業績の回復を受けて定期昇給が復活。昨年6月からは以前の賃金水準まで戻した新制度が導入されている。
TBSは2009年の持ち株会社制移行に伴い、ホールディングスより賃金水準が2~3割低いTBSテレビへの転籍を進めた。視聴率、業績の低迷が続く同社の現状を考えると、人件費抑制は至上命令に違いない。
■ 電力業界は原発停止が響き、年収2割カットも
電力会社の生涯給料が大幅に下がったのは、東京電力の原発事故に伴う全国での原発停止が大きい。原発依存度の高い電力会社を中心に、人件費の圧縮に踏み込んだためだ。東電はすでに管理職年俸の25%カット、一般職年収の20%カットを実施した。
今後も東電に次いで家庭向け電力料金の値上げ申請を行った関西電力と九州電力が、社員の年収をそれぞれ16%、21%削減する方針を表明。北海道電力や東北電力、四国電力も値上げ申請を示唆しており、やはり2割前後の年収カットを余儀なくされる可能性が高い。
■ 電機業界は重電は復調、半導体関連は厳しい
全体的に生涯給料が上昇したのが重電3社だ。中でも目立つのが日立製作所。事業見直しやリストラを実施したことで、2010年度には最高益を更新して賞与は大きく伸びた。三菱電機と東芝も同様で、足元の業績堅調が賞与に連動して押し上げた格好だ。
一方、半導体製造装置大手の東京エレクトロンは大幅ダウン。06年度から07年度にかけては世界の半導体メーカーの旺盛な設備投資を背景に高水準だったが、リーマンショックで急ブレーキ。足元も需要は鈍く、ピーク時と比べると賞与の大幅ダウンを強いられている。
■ 倉庫業界は地味ながら着実な利益増がカギ
倉庫業の生涯給料が2007年と比較し増加しているのは、やはり堅調な業績が背景にありそうだ。業界トップの三菱倉庫以下、営業利益を着実に伸ばしている企業が多い。
倉庫業ではオフィスビルやマンションなどの賃貸事業を兼営し、営業利益に占める賃貸事業の比率が高いところが多い。歴史の古い会社が多く土地の簿価が低いので、賃貸事業の粗利が高いためだ。実際、営業益に占める賃貸事業の比率は三井倉庫66%、住友倉庫56%など、収益の下支えに貢献している。倉庫事業自体も収益が安定している。
最新版「生涯給料」トップ1000社
4.東洋経済オンライン 1月31日(木)8時0分配信
■ 自動車業界は好業績の反動でトヨタなどが減退
自動車業界の生涯給料はトヨタ自動車を筆頭に総じて落ち込みが目立つ。その大きな理由は企業業績の落ち込みだ。トヨタは2003年度から07年度まで5期連続で純益1兆円超という空前の好業績を謳歌した。対して11年度は回復基調とはいえ、絶頂期には遠く及ばない。
ホンダやスズキなど、リーマンショック前に好業績だった会社はおおむね同じような傾向だ。一方、経営危機からの再建途上だった日産自動車や三菱自動車は07年当時の企業業績の水準が相対的に低く、年収も見劣りしていたことが比較ではプラスに効いている。
■ 食品業界は原材料高一巡し震災特需も
食品業界の生涯給料は2007年比で若干のプラスになっている。業界では「11年度は業績が好調で賞与が多かった」(森永乳業)、「震災後の売り上げが好調で賞与が増えた」(マルタイ)という声もある。
07~08年には世界的な原材料高となり、穀物をはじめ海外産野菜、乳製品、包装材などが高騰。食品各社の収益を圧迫した。一方で、11年3月の東 日本大震災直後には、食品各社は買いだめ特需に沸いたうえ、震災後の自粛ムードから広告宣伝やキャンペーンを控えた企業が多く、一時的に利益がハネ上がっ ている。
■ 百貨店は構造不況が続き地方が一層厳しい
2011年まで15年連続で業界売上高を低下させた百貨店業界。リーマンショックの後には高額品の不振が直撃した。百貨店各社は早期退職制度を拡充・新設するなどコスト削減を余儀なくされた。残った社員も残業禁止やボーナス削減など懐は冷え込む一方だ。
より厳しいのは地方百貨店だ。09年に近鉄百貨店は課長級以上の管理職で7~10%、係長級以上で2~5%の月額給与減額を実施。一時はボーナス遅配などもあった。金沢市の大和も7店を3店に縮小し、10年春に489人の希望退職を実施した。
7. 中国で深刻な大気汚染、日本に迫る?
読売新聞 1月31日(木)12時7分配信
視界が悪い幹線道路。後方の建物は全く見えない(31日午前、北京で)=田村充撮影
中国東部で深刻化している大気汚染が、日本にも影響を及ぼすことに懸念が出ている。
中国では今年に入り、北京市などで汚染物質を含んだスモッグに覆われる日が続き、体調を崩す住民が急増。飛来したとみられる汚染物質が日本でも確認され、西日本の一部では基準値を超える汚染物質が観測されている。加藤勝信官房副長官は31日の記者会見で、「ただちに日本への影響があるレベルではないが、引き続き環境省で大気汚染物質の状況を調査するなど、適切な対応を図っていく」と述べた。
懸念されているのは、大気汚染物質の一つで、直径2・5マイクロ・メートル(1マイクロは100万分の1)以下の微粒子状物質「PM2・5」。吸い込むと肺の奥まで入り込み、肺がんなど呼吸器や循環器の疾患の原因になる可能性がある。
環境省によると、10日夜から北京市を中心に中国東部で大気汚染が発生、14日まで主要都市で汚染が確認された。同市内の濃度は多い時には大気1立方メートルあたり約500マイクロ・グラムで日本国内の基準(1日平均35マイクロ・グラム以下)の十数倍にあたる。
8. 原発避難の男性、都内で孤独死…死後1か月
読売新聞 1月31日(木)7時46分配信
東京電力福島第一原発事故で、東京都江東区の国家公務員宿舎「東雲(しののめ)住宅」に避難していた福島県郡山市の無職男性(49)が孤独死していたことが、都などへの取材でわかった。
今月5日に見つかったが、死後約1か月経過していた。同住宅では2011年5月にも避難者の40歳代男性が孤独死しており、自治会は見回りなどの対策をとる。
東京都都営住宅経営部などによると、死亡していた男性は同市から11年11月末に自主避難してきた。昨年12月初旬から郵便受けに新聞などがたまり、同県内の家族とも連絡がとれなくなっていたため、連絡を受けた警官が鍵を壊して部屋に入り、倒れている男性を見つけた。男性には持病があり、病死とみられる。
同住宅には約500世帯1200人が避難している。
1月31日『愛妻の日』!
#、1月31日の「1」をアルファベットの「I(アイ)」に、「31」を「サ・イ」と読む語呂合わせで、日本愛妻家協会が普及を進める。協会本部のある群馬県嬬恋(つまごい)村の地名は、日本武尊(やまとたけるのみこと)が妻の死を知り、人目もはばからずに嘆いたという故事にちなむ。
#、為替、91.09円。90.83円。90.94円。ユーロ、123.55円。123.21円。
#、ダウ、13910.42。-44.00ドル。ナスダック、3142.31。-11.35。
#、前場、11046.24円。-67.71円。後場、11138.66円。+24.71円。
スポーツ
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2. 武豊 アンカツ引退に惜別コメント「生き方がすごい」
東スポWeb 1月30日(水)12時56分配信
2004年のJBCクラシックを制覇。プロレスラー小橋建太に祝福された安藤勝己騎手
2013年度の騎手免許の更新手続き(15~17日)を行わず、現在の騎手免許の期限となる2月28日をもって引退することになった安藤勝己(52=栗東・フリー)。長年ライバルとして競い合った武豊(43)は以下のコメントを寄せた。
「本人からは何も聞いてないけど…。僕自身も安藤勝さんのファンでしたし、一緒に乗れなくなるのは寂しいですね。最近は体重のこととか厳しそうでしたから…。物事に動じない人で存在、生き方がすごい。安藤勝さんを見たら自分がいかに小さい人間かと思うくらいです。プライベートでは一緒によく飲みますし、お酒の席では楽しい人です」
3. 【プロ野球】期待の新戦力、世代交代。
セ・リーグキャンプはここに注目!
正捕手獲りを狙う横浜DeNA2年目の高城俊人
プロ野球キャンプガイド~セ・リーグ編
昨年は杉内俊哉や村田修一を筆頭に大型補強を敢行した巨人だったが、このオフはそれほど大きな動きもなく、比較的静かなオフだった。言い換えれば、現有戦力が充実しているということでもある。WBC日本代表候補に8人が選出されるなど、戦力では他チームを圧倒しているといってもいい。
その巨人の最大の見どころは、念願の巨人入りを果たした菅野智之だ。新人選手としてただひとり一軍キャンプ帯同が決まり、1月27日から宮崎で始まった一軍選手合同自主トレでは早くもファンや報道陣に囲まれるなど、期待度の高さを見せつけている。
昨年、菅野は1年間の浪人生活を送り、実戦から離れたブランクを埋めようと12月からブルペンに入るなど精力的に準備を進めてきた。ここまで仕上がりは順調のようで、自主トレ中に菅野のボールを受けた中谷仁ブルペン捕手は、「球質は、楽天の田中(将大)とマリナーズの岩隈(久志)とカブスの藤川(球児)を足して3で割った感じ」と絶賛。キャンプ初日にブルペン入りが予定されており、憧れだった巨人のユニフォームに身を包んだ菅野が、どんなボールを投げるのかに注目が集まる。
2年ぶりのV奪還に燃える中日のテーマは、ずばり世代交代だ。昨年は大島洋平(27歳)が3割、30盗塁をクリアし、盗塁王、ベストナイン、ゴールデングラブ賞を獲得。ようやく若手の台頭があったが、今年43歳を迎える谷繁元信や41歳になる和田一浩など、まだまだ主力の高齢化は進んでおり、さらなる若手の成長なくしてV奪還は考えられない。
筆頭株は、2年目を迎える高橋周平だ。1年目の昨年は41試合に出場し、打率.155とプロの壁にぶち当たったが、それでも2本塁打を放つなど、大物の片鱗(へんりん)は見せた。今シーズン、ブランコが横浜DeNAに移籍し、これまでサードだった森野将彦がファーストに入り、サードに高橋が入るプランもある。すべてはキャンプ、オープン戦で首脳陣を納得させられるだけの結果を残せるかだが、世代交代の主役として、高橋にかかる期待は大きい。
2【プロ野球】期待の新戦力、世代交代。
セ・リーグキャンプはここに注目!
2年連続クライマックス・シリーズ(CS)進出のヤクルトは、7年ぶりに岩村明憲が復帰。2011年にメジャーから日本球界に復帰した岩村だが、楽天での2年間は思うような結果を残せず、戦力外通告を受けた。今年34歳を迎える岩村だが、まだ老け込む年齢ではない。キャンプでは岩村が恩師と仰ぐ若松勉氏が臨時打撃コーチとして訪れる予定で、持ち前のバッティングが復活するのか見ものだ。また、小川淳司監督からは一塁挑戦も指示されており、浦添キャンプではファーストミットをつけた岩村が見られるだろう。
そしてヤクルトのもうひとつの注目が、センターのポジション争いだ。昨年、不動のセンターだった青木宣親(ブルワーズ)が抜け、「ポスト青木」争いに注目が集まったが、結局、レギュラー定着を果たした選手はいなかった。上田剛史、比屋根渉、飯原誉士、松井淳、雄平など候補はたくさんいるだけに、熾烈なレギュラー争いが繰り広げられそうだ。
そのヤクルトと昨シーズン終盤、激しい3位争いを繰り広げたのが広島。3年目の堂林翔太が頭角を現しチームも勢いに乗ったが、シーズン終盤は深刻な得点力不足に泣かされ、15年ぶりのAクラスを逃してしまった。そんなカープ打線に、今年は栗原健太が復活する。昨年5月に右ひじの手術をして戦列を離れていたが、1月27日にキャンプ地の日南(宮崎)に先乗りし、フリー打撃で快音を連発させていた。
栗原の復帰に堂林も刺激を受けているようで、自主トレ中も外角の打ち方を栗原に何度も尋ねている姿があった。昨年は球団新記録の150三振を喫した堂林だが、「長打を生かさないと、昨年やってきた意味がない」とキッパリ。自慢の長打力に確実性を高め、カープ打線を自らのバットで引っ張っていく心構えだ。
また投手では、昨年セットアッパーとしてチームを支え、WBC代表候補にも選出された今村猛。キャンプが始まる前から何度もブルペン入りし、例年以上の急ピッチで仕上げに入っている。野村謙二郎監督の中には、今村を抑えで起用する考えがあり、キャンプで昨年の守護神・ミコライオと競わせるという。もし若き守護神が誕生すれば、今年こそ念願のAクラス入りも現実味を帯びてくる。
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3【プロ野球】期待の新戦力、世代交代。
セ・リーグキャンプはここに注目!
毎年、多くのファンが集まる阪神のキャンプ地・宜野座だが、今年は例年以上の賑わいを見せそうだ。その理由が、ドラフト1位ルーキー・藤浪晋太郎の存在だ。大阪桐蔭高校のエースとして春夏連覇を達成。ドラフトでも4球団が1位で指名するなど、注目の高さは群を抜いていた。新人でただひとり一軍スタートが決まった藤浪だが、「手本になる人がたくさんおられる。ただ、自分を見失わないことがいちばんだと思う」とコメントをするなど、早くも大物感を漂わしている。
そして阪神のもうひとつの目玉が、日本球界復帰を果たした福留孝介と西岡剛だ。ともに日本球界で首位打者を獲得した経験のある実力者だが、「彼らを獲得することで若手の出番が減ってしまう」というファンがいたように、必ずしも手放しで歓迎されたわけではない。それだけにファンの見る目も厳しく、1年目から結果が求められる。また、これまでチームの精神的支柱であった金本知憲、藤川球児、城島健司が抜けただけに、福留、西岡には結果だけでなく、チームをどうまとめていくか、宜野座キャンプでのふたりの行動、言動にも注目してみたい。
昨年のキャンプは中畑清新監督の話題で持ちきりだった横浜DeNAだが、今年の主役は選手。その筆頭が、中日から移籍を果たしたブランコ、ソーサ、ソトの外国人三人衆。ブランコはケガさえなければ30本塁打は期待できるし、ソーサはセットアッパーとして、ソトは先発として計算できる。さらにブルワーズから外野手のモーガン、ソフトバンクから7年ぶりの古巣復帰となった多村仁志など、戦力の厚みは格段に増した。
それに加え、若手も着実に成長している。ゴールデングラブ賞を獲得した荒波翔や、将来の4番候補・筒香嘉智。投手ではローテーション入りを果たした国吉佑樹に、捕手ではチームの高卒ルーキーとして谷繁以来、23年ぶりにスタメンマスクを被った高城俊人など、昨シーズンは中畑監督の抜擢によって若手は多くの経験を積んだ。その成果を今シーズン、どこまで見せることができるのか。いずれにしても、例年以上に今年の宜野湾キャンプは活気に満ちたものになるだろう。
.4. 澤村起用法めぐり巨人真っ二つ
東スポWeb 1月30日(水)16時22分配信
ブルペンで投げる澤村を見つめる投手陣
巨人・澤村拓一投手(24)が、合同自主トレ2日目の28日に初めてブルペン入りし、いきなり49球を投げた。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表候補だけに早めの調整が進むなか、注目は原監督が掲げた「抑え転向プラン」だ。首脳陣は適性ありとしたが、当の現場は意見が真っ二つ。物議を醸している。
セットポジションでグラブを肩の高さで構える新フォームで、力強いボールを投げ込んだ澤村は「順調といえば順調。新フォーム? どんなフォームでも結果を残せればいい。新しいことに挑戦するのは野球でも人生でも同じですから」と涼しい表情で語った。
しかし、そんな右腕の周辺は穏やかではない。理由はもちろん原監督の「抑え転向案」だ。この賛否をめぐり、ナインと関係者で意見が二分している。「『先発でいくべき』の意見は、主に選手からが多い」(チーム関係者)というその理由は、6回無失点で勝利した中日とのCSファイナルステージ、そして日本ハムを8回無失点に抑えた日本シリーズでの好投にある。「シーズンとは見違える投球ができたのは、杉内の調整法を参考にしたところが大きい。精神面やルーティンはもちろんだが、大きく変わったのが登板前のブルペン。40球近く投げ込んでから試合に臨むところを、半分に減らした。これが彼の試合中のコンディションに好影響をもたらした。選手は、澤村の先発へのこだわりもさることながら、その姿を間近で見ているから『来年はやってくれるはず』となっているんです」
一方で「抑え転向」に賛成なのが、チームスタッフや球団関係者らだという。「やはり直球に対する考え方が先発を続ける上で厳しいんじゃないか」。あるチーム関係者はこう語った。「本来、先発投手は普段は8割の力で投げ、主にボールの回転や軌道を重視する。そして勝負どころになったら10割の力で抑え込む。引き出しが2つあるわけです。しかし、澤村の場合は初回から10割の直球を投げる意識しかない。引き出しが1つなんです。こうなると球に力がなくなる終盤の勝負どころでは、どうしても打ち込まれてしまう」。力でねじ伏せられる短いイニングこそ適任だと訴える。
本人はというと、原監督との“舌戦”の末「監督、コーチを含めて『ここでいけ』と言われたところでやりたい」と、抑え転向やむなしの構えを見せているが、果たして…。その動向が気になるところだ。
5. 大物助っ人が続々も元大リーガーは活躍まれ プロ野球
産経新聞 1月31日(木)0時5分配信
主な外国人選手の大リーグとプロ野球の成績比較(写真:産経新聞)
今季の新外国人選手は大リーグ通算434本塁打の記録を持つ楽天のアンドリュー・ジョーンズ外野手、メジャー通算108勝を挙げているソフトバンクのビセンテ・パディーヤ投手らが注目されている。ただ過去、日本にやってきた「大物元大リーガー」で期待通りの活躍をしたのはひと握り。全盛期を過ぎていたり、メンタル面で問題があったりしたのが、その要因だ。
【フォト】 広岡達郎氏 メジャーからの国内復帰組の覚悟を問う
バブル景気の1980年代にはメジャー215本塁打を誇ったヤクルトのボブ・ホーナー内野手、大リーグ101勝を挙げて巨人に入団したビル・ガリクソン投手ら現役バリバリの大リーガーがいた。その後は広島のように、米国での実績はないが、「日本向き」の選手を安く見つける補強が主流となり、やってくる外国人選手は比較的「小粒」だった。しかし昨年ごろから、ソフトバンク、楽天といった潤沢な資金を持つ球団が「大物」の招へいの流れを再び、つくりつつある。
ジョーンズの年俸は3億円と、期待の大きさを感じさせる。しかし過去、期待を裏切った「大物助っ人」は何人もおり、その筆頭は1974年、太平洋(現西武)にやってきたフランク・ハワード外野手だろう。
今回、ジョーンズのメジャー434本塁打が来日した外国人で最多となったが、それまでのトップはハワードの382本。2度の本塁打王、通算1774安打の大砲の活躍が期待されたが、出場は開幕戦の1試合で2打数無安打1四球。38歳と力は下り坂で右膝に故障を持っていた。
メジャー226発の看板を引っさげて94年、阪神に加入したロブ・ディアー外野手は70試合でわずか8発。変化球に対応できず、打率は1割5分1厘、226打席で76三振。「大型扇風機」と揶揄(やゆ)された。
さすがという成績を残したのはホーナー、ガリクソンら30歳前後の若い選手。ホーナーは来日直後の4試合で6本塁打を放ち、社会現象にまでなった。ガリクソンは巨人1年目に14勝。大リーグに復帰し、91年には20勝投手になっており、全盛に近い時期に日本にやってきたといえる。
年齢だけでなく、性格も重要だ。昨季、ソフトバンクに所属した大リーグ119勝のブラッド・ペニー投手は練習嫌いの性格や周囲との確執などで、年俸2億2800万円にもかかわらず、1試合に登板しただけで5月に途中帰国した。
35歳のジョーンズはヤンキースに所属した昨季、94試合で打率1割9分7厘と、2005年に本塁打、打点の2冠に輝いた力に衰えが見え、昨年末には夫人への暴行容疑で逮捕される騒ぎを起こした。一方で、29日の入団会見前には東日本大震災の被災地を訪問。本塁打や打点を挙げるごとに寄付金を送る意向を表明し、社会貢献を義務とする大リーガーらしさを見せた。日本になじみ、力を発揮できるかどうか、楽しみである。
【関連記事】
DeNAは強くなるか? 真価が問われる2年目
5. 巨人・菅野 合同自主トレ最終日もブルペンに入らず
スポニチアネックス 1月31日(木)7時2分配信
投球練習する巨人・菅野
巨人ドラフト1位・菅野(東海大)は宮崎での合同自主トレを打ち上げ、春季キャンプへの準備を整えた。
最終日もブルペンに入らず、ウオーミングアップとキャッチボールの後は、遠投で体全体を使いながらフォームをチェック。「おそらく2月1日からブルペンに入れると思う。いかにマウンドでパフォーマンスを発揮できるか。とにかくマウンドで投げることを考えてやっていきたい」と力を込めた。1軍選手と行った4日間の練習については「野球に取り組む姿勢が勉強になった。野球人生を終えるまで、見て学ぶことは大事だと思う」と振り返っていた。
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2. 日本、53位に急落=マリ後退、ミャンマー上昇―報道自由度ランク
時事通信 1月30日(水)11時0分配信
【パリ時事】国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団」(本部パリ)は30日、世界179カ国・地域を対象とした報道の自由度に関するランキングを公表した。日本は、東日本大震災後の東京電力福島第1原発事故に関する情報アクセスに問題があるなどとして、前年の22位から53位に急落した。
イスラム武装勢力が北部を占領しフランスの軍事介入を招いたマリは、2012年春のクーデター後に記者への暴力行為が増えたとして前年の25位から99位に後退。一方、最下位グループ常連だったミャンマーは、民主化への取り組みが評価され169位から151位に、アフガニスタンは150位から128位にランクを上げた。
エリトリア、北朝鮮、トルクメニスタン、シリアのワースト4は前年と同じ。北朝鮮に関しては「金正恩体制発足後もニュースや情報の完全な統制に変化はない」と厳しい評価を下した。トップ3はフィンランド、オランダ、ノルウェーで、上位のほとんどを欧州諸国が占めた。
3. SNS、バナー広告を解禁=自民のネット選挙法案
時事通信 1月30日(水)18時56分配信
自民党のインターネット選挙に関するプロジェクトチーム(PT、平井卓也座長)は30日、ネットを使った選挙運動を解禁する公職選挙法改正案の原案を固めた。フェイスブックなどの交流サイト(SNS)を含め、政党や候補者、支援者が選挙期間中にネットを使って投票を呼び掛けることを容認。また、政党に限り有料の「バナー広告」の利用も認めるとした。
同党は改正案を今国会で成立させ、夏の参院選から適用したい考え。31日のPT会合で了承を取り付け、来週から公明党や野党との調整に着手、2月中の法案提出を目指す。
4. イスラエル軍機が空爆=ダマスカス近郊の科学施設―シリア国営通信
時事通信 1月31日(木)5時17分配信
【エルサレム時事】シリア軍は30日、声明を発表し、イスラエル軍機が同日朝、首都ダマスカス近郊の科学研究施設を空爆したと発表した。国営シリア・アラブ通信が伝えた。イスラエル首相府報道官は取材に「ノーコメント」と述べた。報道が事実なら、イスラエルによるシリア空爆は2007年9月以来となる。
一方、AFP通信などは、治安筋の話として、イスラエル軍機が30日、レバノン領空を侵犯した後、シリアからレバノンに向かっていた兵器を積載していたとみられる車両を空爆したと伝えたが、シリア軍はこの報道を否定、情報が錯綜(さくそう)している。イスラエル当局もコメントしていない。
シリア・アラブ通信によると、イスラエル軍機はシリア・イスラエル境界のヘルモン山を経由して、シリア領空に侵入。低高度で飛行し、レーダーをかいくぐったという。研究施設空爆で2人が死亡、5人が負傷したとしている。
ブルペンで投げる澤村を見つめる投手陣
巨人・澤村拓一投手(24)が、合同自主トレ2日目の28日に初めてブルペン入りし、いきなり49球を投げた。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表候補だけに早めの調整が進むなか、注目は原監督が掲げた「抑え転向プラン」だ。首脳陣は適性ありとしたが、当の現場は意見が真っ二つ。物議を醸している。
セットポジションでグラブを肩の高さで構える新フォームで、力強いボールを投げ込んだ澤村は「順調といえば順調。新フォーム? どんなフォームでも結果を残せればいい。新しいことに挑戦するのは野球でも人生でも同じですから」と涼しい表情で語った。
5. 「ドラマは録画」くっきり 再生率が視聴率上回る例も
朝日新聞デジタル 1月31日(木)7時30分配信
テレビの録画再生を含めた視聴率の実態が、朝日新聞が入手した調査結果で初めて分かった。視聴率は放送時間中に見られた数値しか公表されていないが、視聴実態をより反映した録画を含めた数値をみると、人気ドラマの中には録画再生が放送中を上回る例もあった。テレビ放送が始まって2月1日で60年、視聴率調査が始まってから半世紀以上がたつが、公表数値が視聴実態と離れつつあることが浮き彫りになった。
公表されている視聴率は番組の人気の「唯一のものさし」とされ、調査会社ビデオリサーチが全国27地区6600世帯を対象に、放送中に見た人の割合を地区ごとに調べている。関東、関西、名古屋は各600世帯が、北部九州、札幌などは各200世帯が対象だ。
同社ではこの調査とは別に、東京30キロ圏内で録画機器を所有する約200世帯を対象に、放送中の数値に加えて録画した番組を放送の7日後までに再生した人の割合を示す「録画再生率」も調べている。朝日新聞は今回、今年1月1日~7日の1週間分のデータ(未公表)などを入手し、実態を分析した。公表された600世帯の「視聴率」と単純に比較はできない。
録画再生率が圧倒的に高いのはドラマだ。3日放送の「ラッキーセブンスペシャル」(フジテレビ)は放送中が12・6%だったが、録画ではそれを上回る13・5%だった。連続テレビ小説「純と愛」(NHK)は4日朝の放送中は17・6%、録画再生は5・4%。平日午前放送の韓流ドラマでは、放送中が0・5%だけだったが録画が3・0%に達した例もあった。
6. 最新版「生涯給料」トップ1000社
東洋経済オンライン 1月31日(木)8時0分配信
最新版「生涯給料」トップ1000社
あなたが勤める会社に新卒で入社し定年まで働いたときに取得できる給料の総額(生涯給料)はいくらになるのか? 同業他社や周りの会社との差は? そして、リーマンショックや円高、東日本大震災などにより事業環境が激変する中、給料はどう変化しているのか。
【詳細画像または表】
そんな問いへの答えを出すために、企業ごとの「生涯給料」を試算し、その結果をまとめた。まずはその上位20社と、リーマンショック前(2007年)との比較で、減少幅の大きい企業20社を次ページ表にそれぞれまとめている。
生涯給料2億円が一つの目安といわれる中、その倍である4億円以上を得られる企業はかなりある。減少額について見ても、社内制度の変更といった要因がある会社もあるが、07年に比べ1億円以上の違いが出た企業もある。
■ 賃金カーブの変化ないが中身は大きく変貌
個別の企業ごとの数字も気になるが、全体として日本の給料はどう変化しているのか? 結論からいうと給料は全体的に下がる傾向となっている。
その要因としていちばん大きいのが賞与の減少だ。賞与(特別手当を含む)は、1990年代をピークに実に3割以上も減少している。賞与は業績に連動しているといわれるが、企業業績の回復すべてを反映しているわけではない。
「景気がよくなれば正社員の給料が改善するというのは、過去の話」(第一生命経済研究所経済調査部の熊野英生首席エコノミスト)と、いえる。
一方、決まって支払われる月額の所定内給与は、00年ごろから頭打ちとなっている。各年代別のモデル賃金(家族構成など標準的なライフスタイルを前提とした給料)の変化を見ても、5年前とほとんど変化が見られない。
「賃金カーブは変わっていないのが実状。月例賃金や何かの手当をカットすることは、不利益変更となるため、リストラ時以外に行うのは難しい」(労務行政研究所『jin‐jour』編集長の原健氏)。月例賃金は、ベースアップなどによる上昇がないのに加え、こうした下方硬直性もあり、大きな変動が見られない。
ただ、その中身、月例賃金の構成要素は大きく変わっている。
構成要素を詳細に見ると、年齢や在籍年数といった、年功序列的な給料(属人給)は、成果主義の導入が叫ばれた00年ごろから、その割合を大きく減らし、職務や仕事内容に応じて支払われる仕事給(職能給も含む)が大きなウエートを占めるようになった。最新の調査でも、月額給料の8割を仕事給が占める結果になっており、大きなトレンドは変わっていない。
こうした仕事給のウエートの高まりによって生じた変化は、同一企業内での賃金格差を顕在化させた。
産労総合研究所の調査によると、同一企業での上位昇進昇格者と下位昇進昇格者の基本賃金の差は、35歳で対象企業平均7.7万円、50歳になると同平均17.4万円となっている。
分布で見ると、あまり差をつけない企業が多いが、それでも、高年齢層を中心に金額の差を広げる企業は少なくない。
さらに、月額給料以上に評価や査定による格差を設けているのが賞与で、それを含めた年収ベースで見れば、その差はさらに開く。
65歳雇用義務化が給料に及ぼす影響も無視できない。NTTグループは、40~50代の賃金カーブを緩やかにして、雇用延長の原資とする新賃金制度を提案。新たな給料変革の波が生まれつつある。そんな状況だからこそ、現在は他社や業界との比較を通して、自らの給料について考えるべき、格好の機会といえる。
最新版「生涯給料」トップ1000社
東洋経済オンライン 1月31日(木)8時0分配信
■ 最新版 生涯給料1000社
勤めている会社に新卒(22歳)から定年(60歳)まで在籍したら、そこで得られる給料は総額でいくらになるのか? 答えを導き出すために東洋経済が「生涯給料」を推計した。
この推計には、二つのデータを使っている。一つは、主に上場企業が、会社の状況や業績、財務内容を記載・公表する「有価証券報告書」、もう一つは、厚生労働省が調査・公表している「賃金構造基本統計調査」だ。
賃金構造基本統計調査は、厚生労働省が年に1回調査・公表している資料で、業種ごとに5歳刻みで平均給料が掲載されている。「運輸業で働く30~34歳の平均給料は○万円」といった形式だ。企業の規模別や男女別、学歴別でも公表されている。サンプル数も多く、賃金の相場を見るうえでも貴重な資料となっている.
この資料の5歳刻みのデータを基に1歳刻みの年収カーブを算出して、業種ごとの賃金カーブを推計。これに各社が公表している有価証券報告書に記載されている企業の平均年収と平均年齢を当てはめて、19~65歳の会社ごとの賃金カーブを算出、そのうち22~59歳のモデル賃金の合計を生涯給料とした.
算出額には、賞与や残業代なども含まれているが、退職金については、会社ごとの推計可能なデータがないため、含まれていない。
賃金構造基本統計調査、有価証券報告書ともに、最新のデータとして2011年(11年度)の数字を使用している(有価証券報告書は3月期決算だと12年3月期のデータ、賃金構造基本統計調査は12年2月に発表された11年全国調査結果の概況を用いた)。
推計結果は次ページ以降に記載した。誌面の都合で、従業員50人以上の企業の生涯給料上位1000社を業界別(業界の順番は業界平均額の多い順)に掲載している。業界別の平均額については右表にまとめた。対象企業3587社の平均生涯給料は2億1179万円となっている。
純粋持ち株会社の場合は、社名の横に「純」と表示し、純粋持ち株会社のデータで算出している。純粋持ち株会社は管理機能に特化している場合があり、従業員は給料の高い少数の人しかいない可能性がある。数値を見る際は注意が必要だ。
参考までに、40歳のモデル年収を記載した。平均賃金は、会社ごとに平均年齢が異なり比較しにくいが、年齢をそろえることでより比較しやすくなるだろう。
また、本誌では08年に同様の試算を行っており(データは07年のもの)、その差額も記載した。リーマンショックや東日本大震災以前の生涯給料からの変化も見られるようになっている。
それでは各業界ごとの生涯給与ランキングを見ていこう。
3.最新版「生涯給料」トップ1000社
東洋経済オンライン 1月31日(木)8時0分配信
■ テレビ業界は大幅削減のピークは越える
高額給料で有名なテレビ局だが、日本テレビHDは2年前、組合に対して賃金の2~3割カットや定期昇給の先送りを提案し話題となった。労組は36時間ストライキを打つなどしたが、会社側は導入を決めた。だがその後、視聴率や業績の回復を受けて定期昇給が復活。昨年6月からは以前の賃金水準まで戻した新制度が導入されている。
TBSは2009年の持ち株会社制移行に伴い、ホールディングスより賃金水準が2~3割低いTBSテレビへの転籍を進めた。視聴率、業績の低迷が続く同社の現状を考えると、人件費抑制は至上命令に違いない。
■ 電力業界は原発停止が響き、年収2割カットも
電力会社の生涯給料が大幅に下がったのは、東京電力の原発事故に伴う全国での原発停止が大きい。原発依存度の高い電力会社を中心に、人件費の圧縮に踏み込んだためだ。東電はすでに管理職年俸の25%カット、一般職年収の20%カットを実施した。
今後も東電に次いで家庭向け電力料金の値上げ申請を行った関西電力と九州電力が、社員の年収をそれぞれ16%、21%削減する方針を表明。北海道電力や東北電力、四国電力も値上げ申請を示唆しており、やはり2割前後の年収カットを余儀なくされる可能性が高い。
■ 電機業界は重電は復調、半導体関連は厳しい
全体的に生涯給料が上昇したのが重電3社だ。中でも目立つのが日立製作所。事業見直しやリストラを実施したことで、2010年度には最高益を更新して賞与は大きく伸びた。三菱電機と東芝も同様で、足元の業績堅調が賞与に連動して押し上げた格好だ。
一方、半導体製造装置大手の東京エレクトロンは大幅ダウン。06年度から07年度にかけては世界の半導体メーカーの旺盛な設備投資を背景に高水準だったが、リーマンショックで急ブレーキ。足元も需要は鈍く、ピーク時と比べると賞与の大幅ダウンを強いられている。
■ 倉庫業界は地味ながら着実な利益増がカギ
倉庫業の生涯給料が2007年と比較し増加しているのは、やはり堅調な業績が背景にありそうだ。業界トップの三菱倉庫以下、営業利益を着実に伸ばしている企業が多い。
倉庫業ではオフィスビルやマンションなどの賃貸事業を兼営し、営業利益に占める賃貸事業の比率が高いところが多い。歴史の古い会社が多く土地の簿価が低いので、賃貸事業の粗利が高いためだ。実際、営業益に占める賃貸事業の比率は三井倉庫66%、住友倉庫56%など、収益の下支えに貢献している。倉庫事業自体も収益が安定している。
最新版「生涯給料」トップ1000社
4.東洋経済オンライン 1月31日(木)8時0分配信
■ 自動車業界は好業績の反動でトヨタなどが減退
自動車業界の生涯給料はトヨタ自動車を筆頭に総じて落ち込みが目立つ。その大きな理由は企業業績の落ち込みだ。トヨタは2003年度から07年度まで5期連続で純益1兆円超という空前の好業績を謳歌した。対して11年度は回復基調とはいえ、絶頂期には遠く及ばない。
ホンダやスズキなど、リーマンショック前に好業績だった会社はおおむね同じような傾向だ。一方、経営危機からの再建途上だった日産自動車や三菱自動車は07年当時の企業業績の水準が相対的に低く、年収も見劣りしていたことが比較ではプラスに効いている。
■ 食品業界は原材料高一巡し震災特需も
食品業界の生涯給料は2007年比で若干のプラスになっている。業界では「11年度は業績が好調で賞与が多かった」(森永乳業)、「震災後の売り上げが好調で賞与が増えた」(マルタイ)という声もある。
07~08年には世界的な原材料高となり、穀物をはじめ海外産野菜、乳製品、包装材などが高騰。食品各社の収益を圧迫した。一方で、11年3月の東 日本大震災直後には、食品各社は買いだめ特需に沸いたうえ、震災後の自粛ムードから広告宣伝やキャンペーンを控えた企業が多く、一時的に利益がハネ上がっ ている。
■ 百貨店は構造不況が続き地方が一層厳しい
2011年まで15年連続で業界売上高を低下させた百貨店業界。リーマンショックの後には高額品の不振が直撃した。百貨店各社は早期退職制度を拡充・新設するなどコスト削減を余儀なくされた。残った社員も残業禁止やボーナス削減など懐は冷え込む一方だ。
より厳しいのは地方百貨店だ。09年に近鉄百貨店は課長級以上の管理職で7~10%、係長級以上で2~5%の月額給与減額を実施。一時はボーナス遅配などもあった。金沢市の大和も7店を3店に縮小し、10年春に489人の希望退職を実施した。
7. 中国で深刻な大気汚染、日本に迫る?
読売新聞 1月31日(木)12時7分配信
視界が悪い幹線道路。後方の建物は全く見えない(31日午前、北京で)=田村充撮影
中国東部で深刻化している大気汚染が、日本にも影響を及ぼすことに懸念が出ている。
中国では今年に入り、北京市などで汚染物質を含んだスモッグに覆われる日が続き、体調を崩す住民が急増。飛来したとみられる汚染物質が日本でも確認され、西日本の一部では基準値を超える汚染物質が観測されている。加藤勝信官房副長官は31日の記者会見で、「ただちに日本への影響があるレベルではないが、引き続き環境省で大気汚染物質の状況を調査するなど、適切な対応を図っていく」と述べた。
懸念されているのは、大気汚染物質の一つで、直径2・5マイクロ・メートル(1マイクロは100万分の1)以下の微粒子状物質「PM2・5」。吸い込むと肺の奥まで入り込み、肺がんなど呼吸器や循環器の疾患の原因になる可能性がある。
環境省によると、10日夜から北京市を中心に中国東部で大気汚染が発生、14日まで主要都市で汚染が確認された。同市内の濃度は多い時には大気1立方メートルあたり約500マイクロ・グラムで日本国内の基準(1日平均35マイクロ・グラム以下)の十数倍にあたる。
8. 原発避難の男性、都内で孤独死…死後1か月
読売新聞 1月31日(木)7時46分配信
東京電力福島第一原発事故で、東京都江東区の国家公務員宿舎「東雲(しののめ)住宅」に避難していた福島県郡山市の無職男性(49)が孤独死していたことが、都などへの取材でわかった。
今月5日に見つかったが、死後約1か月経過していた。同住宅では2011年5月にも避難者の40歳代男性が孤独死しており、自治会は見回りなどの対策をとる。
東京都都営住宅経営部などによると、死亡していた男性は同市から11年11月末に自主避難してきた。昨年12月初旬から郵便受けに新聞などがたまり、同県内の家族とも連絡がとれなくなっていたため、連絡を受けた警官が鍵を壊して部屋に入り、倒れている男性を見つけた。男性には持病があり、病死とみられる。
同住宅には約500世帯1200人が避難している。