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2011年3月31日【木】両陛下、都内の避難所をご訪問 すべてのグループに声を!!

2011-03-31 16:35:44 | 日記
2011年3月31日【木】
#、為替、82.90円。82.60円。ユーロ、117.15円。
#、ダウ、12350.61。+71.60ドル。ナスダック、2776.79。+19.90。
#、日経、
#、前場、9705.91円。-2.88円。後場、9755.10.円。+46.31円。
1.九州国際大付対北海=5対4で九州国際大付勝利。
2.加古川北対日大三=13対2で日大三快勝。

1.両陛下、都内の避難所をご訪問 すべてのグループに声を
産経新聞 3月31日(木)1時35分配信

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東京武道館を訪問し、避難している人たちに話しかけられる天皇、皇后両陛下=30日午後3時50分、東京都足立区(代表撮影)(写真:産経新聞)
 天皇、皇后両陛下は30日、東日本大震災の被災者約290人が避難している東京都足立区の東京武道館を訪問された。両陛下が被災者を直接見舞われたのは初めて。

 両陛下は「お大事にね」「少し休めましたか?」などと、すべてのグループに声をかけられた=写真(いずれも代表撮影)。福島県浪江町から避難してきた養護学校講師、浮渡(うきと)健次さん(34)は「本当に心配してくださっている気持ちが伝わってきた」と話した。都関係者らからの説明を省略し、予定時間を上回る約50分を被災者のお見舞いに費やされた。

 両陛下は災害状況に心を痛め、16日にはビデオを通じ、国民に向けてお言葉を述べられた。お住まいの皇居・御所では、「国民と困難を分かち合いたい」として、数時間にわたり、明かりや暖房など電気を一切使わない「自主停電」を15日に開始された。側近によると、以降、毎日続けられている。

 福島県から避難している被災者が9割以上を占める東京武道館(東京都足立区)。ジャンパー姿の天皇陛下は30日、皇后さまとともに、家族らが暮らす区画を1つずつ回られた。

 目線を落とし、ひざまずきながら熱心に話を聞かれた陛下は、「本当にご心配でしょう」「ご家族は大丈夫ですか」などと被災者を案じ、複数の避難所を転々とした話を聞くと、「大変ですね」と同情された。

 皇后さまは乳幼児を抱える母親に「ミルクやおむつはあるの?」「屋外で遊ぶところはあるんですか?」とご質問。子供の前でお手玉をされる場面もあり、周囲に笑いが広がった。

 多くの避難者は、両陛下と話していないときも、正座を崩さず両陛下を目で追った。涙を浮かべる姿もあった。

 即位後、陛下は大規模な自然災害が起きるたび、皇后さまとともに可能な限り速やかに現地を訪問されてきた。平成7年の阪神大震災では、震災後約2週間で兵庫県に入られている。

 今回の災害からもすでに20日目を迎えたが、現地に入るには警備面の負担などを考えると時期が早いとして、まずは都内の避難所を訪問された。

 両陛下はほかにも「現段階でできること」を考え、実行されている。お言葉を述べた映像の公表や、御所での「自主停電」。宮内庁の御料牧場(栃木)の生産品の卵、野菜を避難所に届けたり、那須御用邸(同)の職員用の風呂が避難者に開放されたりした前例のない取り組みも、両陛下のご発案だった。

 両陛下が心を砕かれる一方で、皇室に関する根拠のない話がネットを通じて出回っている。陛下や皇族方が、余震や放射線の影響を避けるため「京都に移動された」などとする内容だ。

 震災以降、各種行事の出席を中止し、公の場に出る機会が少なくなったことが背景にあるようだ。陛下のお言葉のビデオが発表された16日以降は「映像は海外で撮影された」という根拠のない話も登場した。

 真偽を会見で問われた宮内庁幹部はこう答えた。「答えるには及ばない。陛下がどこにいらっしゃるかは、みなさんが一番ご存じのはずです」

 両陛下は災害直後から、「一日でも早く被災地を訪れたい」と、一貫して強く願われているという。(芦川雄大、篠原那美)


2.こうのとり、大気圏突入=不要品積み、燃え尽き―68日飛行・宇宙機構
時事通信 3月30日(水)13時2分配信
 宇宙航空研究開発機構は30日午後0時10分ごろ、国際宇宙ステーション(ISS)に実験器具などの物資を運んだ無人補給機「こうのとり」(HTV)を大気圏に突入させた。こうのとりは68日間の飛行を終了。ISSの不要品を積んだ機体の大部分は燃え尽き、一部は南太平洋に落下した。
 こうのとりは1月22日、鹿児島県・種子島宇宙センターから大型のH2Bロケット2号機で打ち上げられ、同28日未明にISSにドッキング。今月29日未明に離脱し、宇宙機構の筑波宇宙センター(茨城県つくば市)が再突入に向け姿勢制御や軌道調整を進めてきた。
 今回の飛行では、日本実験棟「きぼう」で使う実験ラックやISSに5月末から滞在する古川聡さん(46)ら長期滞在員の食料など計5.3トンの物資を搬入。空いた荷室にISSの不要品など約2.4トンを積み込んだ。
3.「5、6号機も廃炉に」東電会見に住民怒りの声
読売新聞 3月30日(水)20時44分配信
 東京電力の勝俣恒久会長が福島第一原発1~4号機について、「廃止せざるを得ない」「(住民が地元に戻れるのは)数週間では厳しい」などと述べたことを受け、福島県内各地で避難生活を送る住民からは、「5、6号機も廃炉に」「一刻も早く先行きを示せ」などと、改めて怒りの声が上がった。

 東日本巨大地震後、東電の最高責任者が記者会見に応じたのは、13日の清水正孝社長以来17日ぶり。2時間以上にわたり、報道陣の質問に応じた勝俣会長は「最大限の補償、おわびをしたい」とし、情報提供の遅れが相次いでいることについて「情報を隠すということは全くないが、ミスが生じたりタイミングが遅れたりしているのは申し訳ない」と謝罪した。

 同県田村市の市総合体育館に避難している大熊町大河原の無職市川武さん(68)は「こんな事故を起こしたんだから廃炉は当然」と語り、「避難生活はすでに2週間以上。体じゅうが痛く、心も休まらない。いつまでこんな生活が続くのか」と憤った。
4.福島第1原発 農畜産物の出荷停止措置 細分化を検討
毎日新聞 3月30日(水)13時52分配信

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枝野幸男官房長官=国会内で2011年3月29日、藤井太郎撮影
 枝野幸男官房長官は30日午前の記者会見で、福島第1原発からの放射性物質漏えい事故に伴う農畜産物の出荷停止措置に関し、「安全性に問題が生じない範囲内で、できるだけ細分化できないか検討と努力はすべきだ」と述べ、都道府県単位で行われている現在の措置を市町村や地域単位とする検討を始めたことを明らかにした。広範な影響が出る現行措置を見直し、農家や酪農家などへの被害を最小限に食い止めるのが狙いだ。

【図解でわかる】原発被災

 ◇「県単位では広すぎる」

 農畜産物の規制を巡っては、関係自治体から「県単位では広すぎる」との反発があるほか、ホウレンソウや原乳などの指定された品目以外の農畜産物も売れなくなる風評被害が起きている。このため、28日には福島県と関東地方(1都6県)の計8知事が制限緩和を求める要望書を枝野氏に提出。食品衛生法の暫定規制値について「国際的にも非常に厳しい基準」と指摘。対応の見直しなどを求めていた。

 枝野氏は制限措置解除に関し「関係者の大変強い関心があり、できるだけ早く整理し、なおかつ分かりやすい形で示したい」とし、早期に公表する意向を示した。露地かハウスかなど栽培形態も考慮する方向だ。ただ、枝野氏は「どの程度きめ細かくモニタリングやデータ収集をできるか」とも述べ、モニタリング強化が前提だとの認識も示した。【影山哲也】
#、【しっかりと】?幹事長?貴方の初動の発言は、爆発事故で【ポーンと音がした】?屋根が吹っ飛ぶ事故でポーンと音がした?の表現は信用出来ない?放射能漏れに付いても、直ちに人体に影響は無い?を言い続けてきた。政府も東電、原子力安全院も自体の把握を誤った?直ぐ終息すると思っていたからであろう!。
非難勧告に付いても、10キロ、が20キロ?室内待機?30キロ?自主非難???物資の補給が無いでは住民はたまらない!政府が自衛隊を使って補給するべきでしょう!?
其れが不可能な状態なら、室内待機で、換気扇、暖房器具を使うな!政府の責任で即刻
退避させるべき!。水道!野菜問題!政府の対応に疑問を感ずる次第です。
5.礼儀正しい被災者に感銘=東北に派遣の米救援隊員
時事通信 3月30日(水)18時8分配信
 【ロサンゼルス時事】東日本大震災で、米国救援隊の一員として東北地方に派遣された日系4世の消防士アツシ・ウエハラさん(42)が29日、ロサンゼルス市内で救援活動についての報告会に出席、災難のさなかでも礼儀正しい被災者の姿に感銘を受けたと語った。
 ウエハラさんは地震翌日の3月12日、ロサンゼルス郡消防局の同僚73人と共に青森県の米軍三沢基地に到着後、1週間にわたって岩手県大船渡、釜石両市で活動。被害の甚大さを目の当たりにし、両親ゆかりの広島に行った経験から「原爆投下後の広島を連想した」というほど驚いた。
 そんな中で「倒壊したカラオケ店のそばにいた女性オーナーが、『何もありませんが』と言って煎餅を差し出してくれた」ことに最も強い印象を受けたという。
 ウエハラさんは「ベストを尽くし6遺体を見つけたが、生存者は一人も発見できなかった」と肩を落とす。「将来また東北を訪れ、復興した姿を見たい」というのが願いだ。 
6.福島原発、32キロ離れれば安全=日本政府を全面支援―米原子力委員長
時事通信 3月31日(木)1時30分配信
 【ワシントン時事】米原子力規制委員会(NRC)のヤツコ委員長は30日、上院歳出委員会エネルギー・水開発小委員会で、深刻な状況が続く福島第1原発に関して証言した。同委員長はこの中で、「現在のデータによると約20マイル(約32キロ)離れれば安全と判断できる」との認識を示した。
 米政府が半径50マイル(約80キロ)圏内に在住する米国民に避難を勧告した16日時点では、日本政府は20キロ以内の住民に避難、20~30キロ圏内の住民に屋内退避を指示していた。日米両政府の対応が大きく異なっていたことから、両国の避難勧告の範囲が適正かどうかが議論となっていた。
 同委員長は、当時の限定的な情報からは「一段の状況悪化の恐れがある」と判断し、米政府に80キロ圏内からの避難を提言したと説明。判断は適正との認識を改めて強調した。
 また、同委員長は公聴会終了後、記者団に対し、「日本政府から要請があれば情報、援助を提供していきたい」と述べ、引き続き全面支援していく姿勢を示した。
7.日産とルノー、持ち株会社設立へ=経営効率化、傘下にロシア企業も
時事通信 3月31日(木)5時46分配信
 日産自動車と仏ルノーの自動車連合が共同持ち株会社を設立する方向で検討に入ったことが31日、明らかになった。持ち株会社は3年以内の設立を目指す。両社はカルロス・ゴーン氏がトップを兼ねるなど幅広い協力関係にあるものの、独立して運営されているため効率的に連携し難い面があった。持ち株会社をつくり両社がその傘下に入ることで一体感を強め、経営資源を効率的に利用する狙いがあるとみられる。
 両社は、ルノーが日産に43%、日産がルノーに15%を相互に出資。原材料の共同購買、車台やエンジンの共有化などを行っている。持ち株会社設立により、両社の技術や人材を一元的に管理し、競争が激化している新興国市場に重点的に投入する。
 持ち株会社には、現在ルノーが25%出資しているロシア自動車大手アフトワズも傘下に置く。ゴーン氏はルノーがアフトワズへの出資比率を50%超に引き上げるとともに、日産も出資する方針を示している。

8.福島第一原発、廃炉は数十年がかり
読売新聞 3月31日(木)9時21分配信

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読売新聞
 危機的な状態が続く東京電力福島第一原子力発電所1~4号機。

 東電の勝俣恒久会長は30日、これら4基を廃炉にする方針を示したが、喫緊の課題は、原子炉の冷却や放射能に汚染された大量の水の処理だ。廃炉に持ち込むには長い時間がかかり、専門家は「すべてを終わらせるには数十年がかりの作業になる」と指摘する。

 ◆短期的課題

 目の前にある最大の課題は、高濃度の放射能に汚染された大量の水処理だ。作業用トンネル(トレンチ)にたまっている汚染水だけで、計約1万3000トン。このほか、量は不明だが、タービン建屋の地下にある大量の汚染水も除去しなくてはならない。

 汚染水を除去できれば、原子炉本来の効率的な冷却機能復活への道が開ける。しかし、現状では汚染水に阻まれ、原子炉の制御機器を動かす外部電源ケーブルすら敷設できていない。

 内部の放射線が強すぎて機器の修理ができなかったり、汚染水の排水ができなかったりして、電源が回復しないといった事態も想定される。漏えいが続くと、一時的な保管場所にしている外部タンクでは間に合わなくなる。関係者から「新たな貯蔵場所を、早急に確保しなければならない」という意見が出ているのには、こうした背景がある。

 汚染水を除去できたとして、同原発からの放射性物質の大量放出を止め、安全な状態に持ち込むには、原子炉を「冷温停止」と呼ばれる段階にする必要がある。杉山憲一郎・北大教授は「外部電源で本来の冷却装置を動かし、水を循環させることができれば、1~2日で冷温停止に導ける」と話す。廃炉に向け、核燃料をさらに冷やして取り出せる状態にするには、さらに数年はかかりそうだ。

 一方、仮設ポンプで炉心に水を送り続ける現状が続くと事態はより深刻になる。海老沢徹・元京都大原子炉実験所助教授は「核燃料は少しずつ冷えていくが、冷温停止には少なくとも数か月を要するだろう」と、推測する。このシナリオだと、水の注入量は増え、汚染水も増える。

 ◆長期的課題

 最終的な廃炉には、数十年の時間がかかる。国内の商用原発として、初めて廃炉作業に入った茨城県の日本原子力発電東海発電所では、1998年の営業運転終了後、2021年までかけて段階的に進めている。

 廃炉は、燃料を取り出し、放射線量の低減を待つ。この間、発電機など汚染の少ない設備を先に解体、最後に原子炉の鋼鉄容器などを切断し地下深くに埋める。現在は熱交換器などの撤去作業中だ。

 しかし、原子炉や建屋が破損した福島第一原発の例では、こうした通常の手順通りに解体できるか疑問だ。松浦祥次郎・元原子力安全委員長は「今回は汚染低減作業に非常に手間がかかる。廃炉は恐らく20~30年では終わらない」と語る。
9.<東日本大震災>宮城の小型漁船被害1022億円
毎日新聞 3月30日(水)20時30分配信
 宮城県は30日の災害対策本部会議で、東日本大震災による小型漁船(20トン未満)の被害状況について、1万2005隻が損壊し、被害額は約1022億円に上ると明らかにした。また、沿岸の養殖施設も壊滅状態で、水産物を含めた被害額は約519億円と見込んでいる。

 県水産業振興課によると、県に漁船登録した小型漁船は1万3409隻。県漁協33支所の職員が震災後、1404隻を「使用できる状態」と確認し、それ以外を損壊したと判断した。損壊した漁船のほとんどがアワビなどの沿岸漁業や養殖に使う船だったという。

 一方、養殖施設については、カキ、ホタテ、ノリの養殖施設が大津波で流されたり破損したりしたという。同課の小林徳光技術副参事は「(水産業の復興に向け)国の手厚い支援を要求していきたい」と話した。【垂水友里香】
10.飯舘村に避難勧告を=IAEA
時事通信 3月31日(木)1時18分配信
 【ベルリン時事】国際原子力機関(IAEA)のフローリー事務次長は30日、ウィーンの本部で記者会見し、事故を起こした福島第1原発の北西約40キロにあり、避難地域に指定されていない福島県飯舘村について、高い濃度の放射性物質が検出されたとして、住民に避難を勧告するよう日本政府に促した。
 同事務次長は「飯舘村の放射性物質はIAEAの避難基準を上回っている」と指摘。日本側からは調査を開始したとの連絡があったことを明らかにした。
11.55年の歴史に幕 グランドプリンスホテル赤坂閉館 ~解体までは東日本大震災避難施設に
オリコン 3月31日(木)12時56分配信

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閉館セレモニーで最後の見送りをしたグランドプリンスホテル赤坂の従業員 (C)ORICON DD inc.
 長年にわたり“赤プリ”の愛称で親しまれてきた『グランドプリンスホテル赤坂』(東京都千代田区)がきょう3月31日に閉館し、最後の宿泊客のチェックアウト後の午後12時過ぎから閉館セレモニーが行われた。同ホテルは1930年に建てられた旧館は保存し、40階建ての新館等は4月から解体工事が始まるまでの3ヶ月間、東日本大震災の被災者の一時的な避難施設として活用される。

【写真】これで見納め… 赤坂プリンス閉館セレモニーの模様

 セレモニーでは同ホテルの歴史、ファンより届いたメッセージが紹介された。最後のチェックアウト客となった女性は、同ホテル閉館のために現在の住まいであるアメリカから来訪。時折涙ぐみながら、「娘たちにとっては赤坂プリンスは日本の家。みなさんも赤坂プリンスのことを忘れないで、心の中に刻みましょう」と語った。

 また「私どもはお客様に育てていただいたんだなぁと改めて思います。私どものホテルでは政治経済、または芸能など、色々なことが行われました」と振り返った松下学総支配人は、「東京都と相談いたしまして、この建物は今後、災害の避難場所として使用されます。また、ここにおります私どもスタッフは全国のプリンスホテルに参りますので、今後とも変わらぬご愛顧をよろしくお願い申し上げます」と語り、集まった同ホテルのファン、宿泊客、レストラン利用客に感謝の言葉を述べた。

 1955年に開業した同ホテルは旧館、新館、地上6階・地下1階建ての別館、建築家・丹下健三氏が手がけた「五色」の4館で構成。場所が永田町に近いこともあり、多くの政治家が利用したほか、有名人の結婚式や記者会見などの会場としても使用され、特徴的な建物は赤坂エリアのランドマーク的存在として知られていた。
12.日大三が2年連続4強!打線爆発22安打13点/センバツ
サンケイスポーツ 3月31日(木)15時50分配信

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5回裏、日大三は無死1塁から吉永が左中間にタイムリー2ベースヒットを放つ=甲子園(写真:サンケイスポーツ)
 第83回センバツ高校野球大会第9日・準々決勝(31日、甲子園)第2試合は優勝候補の日大三(東京)が初出場の加古川北(兵庫)を13-2で破り、準優勝した昨年に続き2年連続のベスト4進出を決めた。

【写真で見る】日大三、先発全員の22安打!畔上は大会タイの6安打

 日大三は序盤から自慢の強力打線が2戦連続完封の好投手・井上に襲いかかった。初回に1点を先制し、二回裏には高山、畔上の適時打、横尾の2点適時打で4点を追加。三回裏にも高山の適時打で1点を追加し、6-0とリードを広げた。

 6点リードでも攻撃の手を緩めない日大三。五回裏には畔上の適時打などで3点、六回裏にも連打で2点を追加し、大量リードを奪った。結局この日は先発全員の22安打で13点を奪う猛攻で大勝し、2年連続で準決勝へ駒を進めた。

 先発のエース吉永は大量リードにも気を緩めず、加古川北打線をしっかり抑えた。140キロ超の速球、多彩な変化球で翻弄し、相手に狙い球を絞らせなかった。

 加古川北は、井上が序盤に捕まったのが誤算。2試合連続完封のエースも日大三の強打を抑えることはできなかった。打線は九回表に日大三の2番手・中野から集中打で2点を返したが、反撃もここまで。投打で圧倒され、初出場で4強進出はならなかった。
13.年度末株価、12%下落=震災で1万円維持できず―東京市場
時事通信 3月31日(木)15時9分配信
 多くの企業が2010年度の決算期末を迎える31日、東京株式市場では日経平均株価が前日比46円31銭高の9755円10銭で取引を終えた。昨年度末終値と比べると12%低い水準で、3月に入って東日本大震災や原発事故のショックで大きく売り込まれたことが影響した。年度末に1万円を下回るのは、リーマン・ショックのあった08年度以来2年ぶり。
14.「早く埋葬してあげたい」=身元確認に時間、無縁仏の可能性も―娘と孫亡くした男性
時事通信 3月31日(木)14時22分配信
 「一番悔しいのは、まだ娘と孫を荼毘(だび)に付してやれないこと」。東日本大震災で娘と孫を亡くした千葉県市川市の自営業菊地二三男さん(56)は唇をかみしめた。震災で壊滅的な被害を受けた岩手県山田町の火災現場から見つかった2人の遺体。損傷が激しく、県警から「DNA型鑑定の結果が出るまでに1カ月はかかる」と告げられたといい、もどかしさは募るばかりだ。
 菊地さんの長女真田夕紀さん=当時(31)=と孫の聖斗ちゃん=同(1)=は発見された時、折り重なるように倒れていた。2人は真っ黒になっていたが、顔の輪郭から夕紀さんと確信したという。そばにあった鍵などの所持品も夕紀さんのものと一致。菊地さんは「娘と孫に違いない。家族だから分かる」と断言する。聖斗ちゃんの遺体は夕紀さんに比べ損傷が少なく、「娘は孫を最後まで守ろうとしたんだ」と思った。
 「せめて自分の手で早く埋葬してあげたい」と引き取ろうとしたが、岩手県警から身元確認のためにDNA型鑑定を実施すると言われた。
 警察庁によると、遺体の損傷状況によって、DNA型鑑定をする試料の採取ができないケースもある。生前の本人の髪の毛などがない場合、遺体と家族のDNA型で照合をするが、確認できるとは限らないという。厚生労働省によると、警察が遺体の身元を確認できない場合、地方自治体が無縁仏として埋葬する可能性が高い。
 夕紀さんは日頃、聖斗ちゃんが歩けるようになったことを写真付きメールで知らせたり、遠く離れた菊地さんの体調を気遣ったりしていた。
 地震発生後、千葉県の自宅から自動車を飛ばして山田町に入った菊地さん。携帯電話に残る2人の写真をいとおしそうに見つめ、「こういう現場があることも知ってほしい」と目を潤ませた。 




2011年3月30日【水】1.菅ここまで厚顔無恥とは…「原発ヘリ視察」で開き直り

2011-03-30 16:21:51 | 日記
2011年3月30日【水】
#、為替、82.48円。82.79円。82.88円。ユーロ、116.39円。
#、ダウ、12279.01ドル。+81.13ドル。ナスダック、2756.89。+26.21。
#、日経、
#、前場、9574.68円。+115.60円。後場、9708.79円。+249.71円。
1.履正社対九州学院=8対2で履正社勝利。
2.城南対鹿児島実業=7対2で鹿児島実業勝利。
3東海大相模対大垣日大=13対5で東海大相模勝利。

1.菅ここまで厚顔無恥とは…「原発ヘリ視察」で開き直り
夕刊フジ 3月29日(火)16時57分配信
菅首相は非を認めず、強弁を続けた=29日午前、参院第1委員会室(写真:夕刊フジ)

2.東電株、46年11カ月ぶり安値 時価総額1兆円割れ
産経新聞 3月29日(火)15時17分配信
 29日の東京株式市場で、東京電力株は2日連続のストップ安となる前日比130円安の566円で取引を終え、1964年4月28日につけた565円以来、約46年11カ月ぶりの安値水準となった。この日で5営業日続落となり、東日本大震災後の安値を2日連続で更新した。東電の時価総額は約9095億円と、1983年7月以来、27年8カ月ぶりに1兆円の大台を割った。

 東電株はこの日、東電の一時国有化案が一部で伝えられたことから、これを懸念する投資家の売りが殺到。福島第1原子力発電所の土壌からプルトニウムが検出されるなど、復調の材料も見当たらないのが実情だ。

 市場では「東電株を保有し、含み損が出ている企業が売られているだけでなく、東電が保有している株式の企業も売られている」(大手証券)との指摘が聞かれた。
3.津波“挟撃”半島分断 陸前高田・広田半島で「水合」
河北新報 3月29日(火)14時44分配信
 東日本大震災で深刻な津波被害を受けた岩手県陸前高田市で、広田半島を隔てた二つの湾に入った津波が陸地で合流して3キロ離れた湾同士がつながり、一時的に半島を分断していた。史上最悪の津波災害とされる明治三陸地震津波(1896年)でも同様の現象が起きた。陸前高田での現象は、東日本大震災の津波が明治三陸津波に匹敵するほどの威力があった可能性があることを示している。

 津波が合流した場所は、陸前高田市南東部に突き出た広田半島の小友町地区。広田湾側と只出(ただいで)漁港側の湾との間にあるJR大船渡線周辺の陸地は津波後、ほとんど家屋が無くなり、3キロにわたってがれきが続く。
 津波の合流を目撃した複数の住民によると、11日の地震発生後、只出漁港側から高さ3~5メートルの津波が入り込んだ。その直後、広田湾側からは高さ10メートル前後の津波が到来し、二つの津波が広田半島先端部に通じる県道付近でぶつかり合い、巨大な波しぶきが上がったという。
 10~15分後には、また両方向から津波が押し寄せ、再び合流した。海水が引くまでJR大船渡線周辺の陸地は水路のようになり、広田湾と只出漁港側の湾がつながった。小友地区より先の広田半島は一時的に陸路が寸断された。
 高台に逃げて無事だった丹羽五百子(いおこ)さん(71)は「二つの津波が家々をのみ込みながら、表現できないような音を立ててぶつかり合った。現実ではあり得ないことが目の前で起きて、生きた心地がしなかった」と振り返る。
 明治三陸地震津波では、大船渡市の綾里(りょうり)半島で2キロ離れた綾里白浜地区と綾里港地区に押し寄せた津波が合流。この時、白浜地区では津波が標高38.2メートル地点まで到達し、国内観測史上最高記録となっている。
 当時の津波の合流と湾がつながった現象は綾里地区で「水合(みずあい)」と呼ばれ、今でも明治三陸地震津波の壮絶さを伝える話として語り継がれている。(中村洋介)

<前後から波、脅威>
堺茂樹岩手大地域防災研究センター長(海岸工学)の話

 大きな津波が発生した際の特徴ともいえる現象だ。半島の場合、付け根の部分に津波が迫ってくるので、半島を分断してしまう。半島で暮らす住民にとって目の前と背後から津波が押し寄せて来る状況なので、非常に恐ろしい災害といえる。
4.<東日本大震災>6万人離職か 大半が原発事故圏内 福島
毎日新聞 3月29日(火)12時58分配信
 福島労働局(福島市)は29日、東日本大震災で被害が大きかった沿岸部と県南を中心に、福島県内で労働者928人が解雇されたり、解雇の予定だと発表した。さらに、東京電力福島第1原発の半径30キロ圏内は原発事故により立ち入れないため調査できないが、圏内約5万8000人の大半も最終的に解雇や休業に追い込まれると見込んでいる。

 従業員100人以上の事業所を28日時点で調べ、68事業所で6046人が休業、928人の解雇や解雇予定が分かった。同労働局は「原発事故が収束すれば周辺の調査が進み、爆発的に離職者が増えることは間違いない」としている。

 また、震災で内定を取り消されたのは15社24人、就職の延期が20社86人に上ることも判明した。【松本惇】
5.仏のサルコジ大統領が緊急訪日へ TV報じる
産経新聞 3月29日(火)14時47分配信
 フランスの民放テレビTF1は28日、サルコジ大統領が東日本大震災への連帯と支持を表明するため訪日すると報じた。エリゼ宮(仏大統領府)はこの情報を確認していない。大統領は31日、中国・南京で開催される国際通貨制度改革に関するG2

6.津波 最後まで患者を守ろうとして…南三陸の看護師ら。
2011年3月29日17時3分。




地震発生時、看護助手の伊藤梓さんが働いていた病室。患者の手足をお湯で洗ってあげていたという=22日、宮城県南三陸町志津川、越田省吾撮影
 宮城県南三陸町で唯一の病院、公立志津川病院は、入院患者の半数以上を高齢者が占めるごく普通の地方病院だった。患者の命を救おうとして3人の看護師と看護助手が波にのまれた。
 志津川湾に沿って走る国道45号に面した町営病院。東棟(4階)と西棟(5階)の2棟建てで、廊下でつながっていた。津波が起きた11日は109人が入院し、その半数が自分で歩くのが難しい65歳以上の患者だった。
■水、5階のぎりぎりまで
 午後2時46分。ガガガと横揺れが起きた。
 東棟4階の405号室。勤務してまだ5日目の看護助手伊藤梓さん(24)が、先輩の看護助手、菅原若子さん(52)に付いて男性患者の手足をお湯で洗っていた。
 洗面器の湯がばしゃばしゃとこぼれた。伊藤さんは冷静だった。「大丈夫ですからね」。菅原さんと一緒に患者を落ち着かせ、ぬれたパジャマの着替えを手伝った。菅原さんは伊藤さんに助言した。
 「患者さんが不安にならないように目を離さないでね」
 それが伊藤さんと交わした最後の会話になった。
 ナースコールが鳴りやまない。廊下を点滴を持った看護師が行き来する。
 「もっと上へっ」
 星愛子・看護部長(55)らが声を上げた。防災放送が大津波を知らせていた。東棟にいた病院スタッフや患者は5階建ての西棟へ。
 しかし、エレベーターは止まっていた。歩けない患者を引き上げるのは2、3人がかり。人手が足りない。階段ではパニック状態となった患者が、手すりを持ったまま階段をふさいでいた。力尽きてしゃがみ込む患者もいた。
 悲鳴に似た声が上がった。
 「波だ。逃げろ」
 真っ白な横一線の高波が猛烈な勢いで押し寄せるのが病室から見えた。防潮堤を越えると、車や船を押し流しながら突進し、目の前のショッピングセンターが一瞬で泥の水に沈んだ。
7.<福島第1原発>汚染水は数千トン 除去作業難航
毎日新聞 3月29日(火)22時8分配信
 東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発について、東電は29日、タービン建屋地下で見つかった高い放射線量を持つ汚染水の除去作業を継続した。しかし、汚染水が数千トンを超える見通しで、高濃度の放射能を帯びているため作業は難航している。内閣府原子力安全委員会の代谷誠治委員は29日、2号機の原子炉圧力容器が破損している可能性に言及した。圧力容器は厚さ16センチの鋼鉄製で、核燃料を封じ込める最も重要な防護壁だけに、事態は深刻さを増している。

 計画では、タービン建屋内にたまった汚染水をポンプで室内の復水器に送る。復水器は原子炉で発生し、発電のためにタービン建屋に送り込まれた蒸気を水に戻す装置だ。

 このうち、1号機ではタービン建屋内の汚染水を24日夕から毎時6~18トンポンプでくみ上げ、室内にある復水器に送り込んでいる。効果は不明だ。2号機では1号機と同様の作業を予定しているが、汚染水から毎時1000ミリシーベルト以上の高い放射線量を検出。被ばく回避の必要性から作業は遅れている。

 2、3号機では復水器が満水で、汚染水を復水器に入れるための「玉突き作戦」に着手。復水器の水を「復水貯蔵タンク」に入れようと、このタンクの水を「サージタンク」と呼ばれるタンクに移す。

 1~3号機ではタービン建屋外の「トレンチ」と呼ばれるトンネル状の構造物から放射能を帯びた水(計約1万3000トン)が見つかったが、回収の見通しは立っていない。

 経済産業省原子力安全・保安院は「汚染水をすべて回収しようと、いろいろ考えている」としている。

 このほか、1号機では原子炉の温度が一時300度を上回る異常事態だったが、注水量を毎分113リットルから141リットルに増やし、改善傾向にある。4号機では29日、中央制御室の照明が点灯し、同原発の全6基の制御室が再開した。

 一方、圧力容器の損傷が指摘された2号機は14日に原子炉の冷却機能を喪失。炉の水位が低下し、燃料棒が8~9時間、水面から完全に露出する「空だき状態」になった。15日には格納容器の一部の「圧力抑制プール」で爆発が起き、格納容器損傷が指摘されている。その後、放射線量が毎時1000ミリシーベルト以上の汚染水がタービン建屋などで見つかった。代谷委員は「圧力容器内は高温なのに圧力が上がってこない。どこかが損傷している可能性がある」と語った。

 東電は高線量の汚染水について「原子炉内で破損した核燃料に触れた水が、何らかの経路で漏れた。圧力計が壊れている可能性もある」としている。【西川拓、伊藤直孝、藤野基文、日野行介】
8.タイの発電所、日本に丸ごと貸し出しへ
TBS系(JNN) 3月29日(火)18時58分配信
 日本に貸し出されるのは、巨大な煙突、タービン、発電機といった発電設備一式、これを2セットです。発電所ほぼまるごと、日本に移設されます。

 東京電力に貸し出されるのは12万2000キロワットのガスタービン発電設備2機などで、およそ24万世帯分の電力を賄うことができます。この発電設備は日本製で、95年から稼働していますが、現在はピーク時を除いて使われていないため、電力不足に悩む日本に無償で貸し出すことになりました。

 「日本はこの困難に対し決して孤独ではありません。何でもサポートします」(タイ電力公社の社員)

 発電所は分解して船で運び、東京近郊に移設されるということで、東京電力では今年8月の運用開始を目指しています。発電機だけのレンタルはありますが、発電所が丸ごと貸し出されるケースは、世界でも極めて珍しいということです。(29日17:48)
9.市議の「遺言」、非常通路が児童救う 津波被害の小学校
2011年3月29日17時6分



児童らが避難した後、津波で押し寄せたがれきに覆われた越喜来(おきらい)小学校の非常通路(中央)。右の児童たちも、この通路から高台に逃れて助かった=28日、岩手県大船渡市三陸町越喜来、仙波理撮影
平田武さん=親族提供
津波避難用の非常通路が取り付けられていた場所(写真中央)には、流されたがれきが山積みになっていた=岩手県大船渡市三陸町越喜来、其山写す
越喜来小学校の非常通路
 岩手県大船渡市の海沿いの小学校に、津波から逃れる時間を短縮する非常通路をつけるよう提案し続けていた市議がいた。昨年12月、念願の通路ができた。市議は東日本大震災の9日前に病気で亡くなったが、津波にのまれた小学校の児童は、通路を通って避難し、助かった。
 海から約200メートルのところにある越喜来(おきらい)小学校。3階建ての校舎は津波に襲われ、無残な姿をさらしている。校舎の道路側は、高さ約5メートルのがけ。従来の避難経路は、いったん1階から校舎外に出て、約70メートルの坂を駆け上がってがけの上に行き、さらに高台の三陸鉄道南リアス線三陸駅に向かうことになっていた。
 「津波が来たとき一番危ないのは越喜来小学校ではないかと思うの。残った人に遺言みたいに頼んでいきたい。通路を一つ、橋かけてもらえばいい」。2008年3月の市議会の議事録に、地元の平田武市議(当時65)が非常通路の設置を求める発言が記録されている。
 親族によると、平田さんは数年前から「津波が来た時に子供が1階に下りていたら間に合わない。2階から直接道に出た方が早い」と話すようになったという。
 平田さんの強い要望をうけたかたちで、昨年12月、約400万円の予算で校舎2階とがけの上の道路をつなぐ津波避難用の非常通路が設置された。予算がついた時、平田さんは「やっとできるようになった」と喜び、工事を急ぐよう市に働きかけていた。
 11日の地震直後、計71人の児童は非常通路からがけの上に出て、ただちに高台に向かうことができた。その後に押し寄せた津波で、長さ約10メートル、幅約1.5メートルの非常通路は壊され、がれきに覆いつくされた。遠藤耕生副校長(49)は「地震発生から津波が来るまではあっという間だった。非常通路のおかげで児童たちの避難時間が大幅に短縮された」と話す。
 市教育委員会の山口清人次長は「こんな規模の津波が来ることは想定しておらず、本当に造っておいてよかった。平田さんは子供のことを大事に考える人でした」と話した。
 非常通路から避難した児童の中には、平田さんの3人の孫もいた。平田さんの長男、大輔さん(38)は「人の役に立った最後の仕事に父も満足していると思う。小学3年の息子にも、大きくなったら話してやりたい」と語った。(其山史晃)
10.<東日本大震災>福島の死者1000人超 原発で捜索進まず
毎日新聞 3月30日(水)2時16分配信
 福島県警は29日、東日本大震災による県内の死者が1000人を超えたと発表した。津波の犠牲者が大半を占めるが、東京電力福島第1原発の放射性物質漏えい事故で、双葉町や大熊町など第1原発周辺では捜索が進んでおらず、死者はさらに増加するとみられる。【蓬田正志】

 同日午後7時現在、死者は1017人、遺体が発見された場所は警察署の管内別で▽相馬署(相馬市、新地町)402人▽南相馬署(南相馬市、飯舘村)307人▽いわき中央署(いわき市北部など)241人--の順に多い。ほとんどが津波による水死という。

 死者のうち、身元確認できたのは884人。地震発生から日がたつにつれて難しくなっており、所持品や身体的な特徴から推定さえできない66人は、手続きに従って市町村に引き渡した。

 一方、行方不明者は4898人に上る。双葉署管内(双葉郡8町村)で1538人と最も多く、相馬署1367人、南相馬署1368人と、浜通り北部に集中している。海岸近くが冠水している地域が多く、捜索活動が困難を極めているという。

 同日までに、福島県警のほか32都道府県警の警察官延べ約1万人が捜索や検視に当たった。県警は「難航しているが、1人でも多く行方不明者を発見できるよう全力を挙げたい」としている。
11.公務員給与5%カット検討=東日本大震災の復興財源―民主
時事通信 3月30日(水)2時32分配信
 東日本大震災の復旧・復興財源をめぐり民主党内で、国家公務員の給与を5%カットする案が浮上していることが29日、分かった。2011年度で約1500億円を捻出する。人事院勧告に基づかない給与引き下げは極めて異例だが、全体で10兆円を超えるとされる震災復興費用の財源確保のためにはやむを得ないと判断した。
 同日成立した11年度予算に計上されている国家公務員の給与費総額は3兆7642億円。民主党案では、月給などを特例的に5%削減する給与法改正案を通常国会へ提出。6月以降に引き下げた場合、約1500億円が捻出できる見通しで、がれき撤去などの災害支援策を盛り込む11年度第1次補正予算案の財源に充てる。


12.仏 水除去支援へ専門家派遣
3月30日 4時40分
福島第一原子力発電所の事故を受けて、世界第二位の原発保有国であるフランスは、高濃度の放射性物質が混じった水を除去する作業を支援するため、合わせて5人の専門家を日本に派遣すると発表しました。
フランスが派遣するのは、世界最大規模の原子力複合企業「アレバ」の、高濃度の放射性物質を含む水の処理を専門とする技術者5人で、このうち2人はすでに東京に到着し、福島第一原発の復旧作業を妨げている放射性物質を含む水をどのように除去するのか、東京電力側と協議を始めているということです。また、残る3人の専門家に加えて、「アレバ」のロベルジョン社長みずからも、まもなく来日する予定で、日本側から直接、情報の収集などを行うものとみられています。世界第二位の原発保有国フランスは、今回の事故を受けて、日本への支援の用意を早くから表明し、これまでに、放射線を測定する専門の車両や防護服などを日本に送っていますが、専門家の派遣は初めてです。さらに、フランスのサルコジ大統領も、G8・主要8か国や新興国などを含めたG20の議長国として31日に日本を訪問し、菅総理大臣と会談する予定で、この中でサルコジ大統領は、原発事故に関連し、さらなる技術支援の可能性について提案するものとみられています。
13.此処より下に家建てるな…先人の石碑、集落救う
読売新聞 3月30日(水)7時22分配信

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過去の津波で壊滅的被害を受けた姉吉地区にある石碑(27日、岩手県宮古市で)=菊政哲也撮影
 「此処(ここ)より下に家を建てるな」――。

 東日本巨大地震で沿岸部が津波にのみこまれた岩手県宮古市にあって、重茂半島東端の姉吉地区(12世帯約40人)では全ての家屋が被害を免れた。1933年の昭和三陸大津波の後、海抜約60メートルの場所に建てられた石碑の警告を守り、坂の上で暮らしてきた住民たちは、改めて先人の教えに感謝していた。

 「高き住居は児孫(じそん)の和楽(わらく) 想(おも)へ惨禍の大津浪(おおつなみ)」

 本州最東端の●ヶ埼(とどがさき)灯台から南西約2キロ、姉吉漁港から延びる急坂に立つ石碑に刻まれた言葉だ。結びで「此処より――」と戒めている。(●は魚へんに毛)

 地区は1896年の明治、1933年の昭和と2度の三陸大津波に襲われ、生存者がそれぞれ2人と4人という壊滅的な被害を受けた。昭和大津波の直後、住民らが石碑を建立。その後は全ての住民が石碑より高い場所で暮らすようになった。

 地震の起きた11日、港にいた住民たちは大津波警報が発令されると、高台にある家を目指して、曲がりくねった約800メートルの坂道を駆け上がった。巨大な波が濁流となり、漁船もろとも押し寄せてきたが、その勢いは石碑の約50メートル手前で止まった。地区自治会長の木村民茂さん(65)「幼いころから『石碑の教えを破るな』と言い聞かされてきた。先人の教訓のおかげで集落は生き残った」と話す。
14.石川遼が今季の獲得賞金全額を被災者へ寄付
デイリースポーツ 3月30日(水)11時36分配信

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今季の獲得賞金全額を東日本大震災の被災者支援に当てると発表した石川遼 米ジョージア州オーガスタ
 男子ゴルフの石川遼は29日(日本時間30日)、滞在中の米ジョージア州オーガスタで、今季の獲得賞金全額を、東日本大震災の被災者支援として寄付すると発表した。合わせて、今季ツアーの1バーディーに付き10万円を義援金に当てることを決めた。
 石川はプロ転向後、3年連続で賞金1億円以上を獲得しており、昨年は1億5146万余円を獲得。イーグルを含むバーディー数は350で、昨年並みの成績なら1億8646万余円の義援金になる計算だ。石川は「トータルで2億円を目指したい。被災地の方は長い戦いになる。(今季は)皆さんと一緒に戦う形でやっていきたい」と話した。ツアーの獲得賞金に連動する形を取るため、スタートは次戦のマスターズ(4月7日開幕、オーガスタ・ナショナルGC)からとなる。

15.福島第1原発 双葉町民、三たび移転 加須の旧高校へ
毎日新聞 3月30日(水)13時20分配信

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避難所の移転準備で毛布などの荷物を運び出す双葉町のお年寄り=さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで2011年3月30日午前10時7分、森田剛史撮影
 福島第1原発がある福島県双葉町から、さいたまスーパーアリーナ(さいたま市中央区)に役場機能ごと集団避難していた町民約1200人は30日、埼玉県加須(かぞ)市の旧県立高校にバスなどで移転を始めた。原発事故は収拾のめどが立たず、避難の長期化は避けられない中、新たな生活が始まる。

 移転先は、アリーナから北へ約25キロの旧騎西(きさい)高校。鉄筋コンクリート5階建て校舎、浴室付きの生徒ホール(合宿所)や2棟の2階建て体育館を備える。08年春に他校との統合で閉校した後は、ドラマの撮影などに活用されていた。使用期限は設けられておらず、長期滞在が可能だ。

 30日朝、アリーナでは、床に敷いていた段ボールやゴミを片づけるなど、町民はあわただしく移転準備に追われた。午前10時過ぎから、町職員が準備のため旧高校に移り、その後町民のうち約400人が2回に分けてバス6台ずつで移動する。

 双葉町で手打ちそば店を経営する前田茂さん(63)は「(移転先では)畳を敷き、お湯を引いてくれたと聞き、大変ありがたい。震災直後に6人で1枚の毛布を足にかけて寝ていた状況に比べれば不満はない」と気丈にふるまう。今後のことについては「手打ちそば以外のことで何ができるのか思い浮かばない。町民みんなで考えればアイデアや解決策が出てくるはず。悲観的に考えていてもしょうがない」と話した。

 ◇町長「隣組や字、残したい」

 双葉町は人口約6900人。全域が原発事故の避難指示圏に含まれているため、震災翌日の12日に、井戸川克隆町長をはじめ多くの町民が福島県川俣町に一時避難した。「より安全な地域に移りたい」との声が上がり、自治体ぐるみの異例の県外避難を決断。約1200人が19日にアリーナに移った。その後も他施設からアリーナに移転する町民が増加。アリーナの使用はイベント開催のため31日までとなり、30、31両日での旧高校への集団移転を決めた。

 井戸川町長は移転後について「住民の団結力、結束は大事。隣組や字(あざ)の単位を残したい」と述べ、できるだけ町のコミュニティーを維持できるよう配慮する考えを示している。【町田結子、藤沢美由紀、飼手勇介】
16.東電会長が会見で陳謝、1~4号機廃炉を明言
読売新聞 3月30日(水)15時24分配信
 東京電力の勝俣恒久会長は30日午後、体調不良で入院した清水正孝社長に代わって記者会見し、福島第一原子力発電所の事故について、「広く社会の皆様に大変なご不安、ご心配をおかけしていることを深くおわびする」と陳謝した。




2011年3月29日【火】1.国会議員も“寄付”へ 半年で1人300万円

2011-03-29 15:55:34 | 日記
2011年3月29日【火】
#、為替、81.68円。81.67円。81.62円。ユーロ、115.06円。
#、ダウ、12197.88。-22.71ドル。ナスダック、2730.68。-12.38。
#、日経、
#、前場、9338.98円。-139.55円。後場、9459.08円。-19.45円。
1.波佐見対加古川北=2対0で波佐見勝利。
2.日大三対静清=3対1で日大三勝利。
日大三、2年連続の8強!初戦に続き逆転勝ち/センバツ
3.光星学院対智弁和歌山=

1.国会議員も“寄付”へ 半年で1人300万円
産経新聞 3月28日(月)11時13分配信
 民主党は28日、東日本大震災を受け、半年間にわたり国会議員歳費を月額50万円削減する方向で調整に入った。国会議員の寄付は公職選挙法で制約されていることから、削減される計300万円は被災地への事実上の「寄付」とする考え。民主党の岡田克也幹事長は同日午後の党役員会で諮った上、与野党で協議する。

 国会議員の歳費は現在、月額約130万円で、衆院議員の場合、期末手当を含めた平成22年度の支給額は1人あたり約2100万円に上る。削減総額は衆参両院で計20億円強となる見込み。

 歳費削減をめぐっては、震災発生後から公明党が来年度1年間の3割削減を主張してきた。民主党は震災前から1割削減を目指してきたが、復旧・復興には多額の財源が必要とされることから、国会議員自身もさらに身を切ることにする。
2.海外から支援続々…対応に時間、宙に浮く例も
読売新聞 3月28日(月)5時23分配信
 東日本巨大地震の発生後、世界中に日本への支援・激励の輪が広がっている。

 ただ、被災地の需要と合わなかったり、日本側の対応に時間がかかったりして、支援の申し出が宙に浮くケースもあり、日本政府はさらにきめ細かい対応が必要になりそうだ。

 外務省によると、25日午後11時までに133の国・地域と39の国際機関から人員の派遣と物資の提供などの申し出があった。このうち、救助チームなどの人的貢献は21か国・地域・国際機関(25日現在)から、物資は26か国・地域・国際機関(27日現在)からそれぞれ受け入れた。

 米国からの在日米軍が保有する水10万リットル、食料品約80トン、衣類・毛布約40トン、中国からの毛布2000枚、テント900張、モンゴルからの毛布約2500枚、セーターなどの防寒着約800着などが、被災地に配られたという。

 各国政府は地震の発生直後から日本への支援を続々と表明した。しかし、必要な物資の調整などに手間取り、時間がかかったケースもあった。

 シンガポール政府は飲料水2万本、非常食糧4400食、毛布4350枚、マットレス200枚などの支援物資60トンを被災地に送った。地震発生の11日に支援の用意を発表したが、「日本からゴーサインを得るまで留め置かれた」(シンガポール赤十字社)といい、実際に物資を送ったのは8日後の19日だった。

 シンガポール政府関係者によると、シンガポール側は効率的な輸送のため軍用機で運ぶ案を打診したが、日本側に受け入れられなかった。最終的には、民間航空機で成田空港に運ばれ、シンガポール政府が契約した日本の民間運送会社のトラックで被災地に届けられた。

 欧州連合(EU)も11日から支援準備を始めたが、日本政府からは15日まで具体的な支援物資の要請がなかった。発送にも時間がかかり、被災地で毛布やマットレスなどの配布が始まったのは26日からだった。

3.<福島第1原発>土壌からプルトニウム 建屋外にも汚染水
毎日新聞 3月29日(火)1時18分配信

福島第1原発(左から)1号機~3号機=福島県いわき市で2011年3月27日午後0時19分、本社ヘリから30キロ以上離れて撮影
 ◇格納容器損傷の可能性高まる

 東京電力は28日、東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発1~3号機のタービン建屋外にある「トレンチ」と呼ばれるトンネル状の穴の中に水がたまり、2号機では1時間当たり1000ミリシーベルトを超える高い放射線量が検出されたと発表した。建屋地下の汚染水がトレンチに漏れ出した可能性がある。また同日、敷地内の土壌から毒性の強い放射性物質のプルトニウムが検出されたことも明らかにした。いずれも炉心内で作られる放射性物質や放射線量で、11日の被災以来指摘されていた核燃料や格納容器の損傷の可能性が高まった。

 プルトニウムの濃度について東電は、1940~80年代に繰り返された大気圏核実験の際、日本に降ったものと同等で人体への影響はないとしている。新たな土壌を採取し、継続的に分析する予定。

 トレンチはタービン建屋と海との間にある凹字形トンネルで、非常用電源を冷やすための海水が通る配管や海水をくみ上げるポンプのケーブルなどを納めている。普段は水がないが、1~3号機とも地表付近まで水で満たされているのを27日午後3時半ごろ発見、直後に線量を測定した。

 2号機のトレンチの水は1000ミリシーベルト(1シーベルト)以上で、同タービン建屋地下の汚染水と同様、炉心の冷却水の10万倍以上のレベルだった。1号機は0.4ミリシーベルト、3号機はがれきがあるため近寄れず測定していない。周辺の大気の放射線量(1時間当たり)は▽1号機0.4~1ミリシーベルト▽2号機100~300ミリシーベルト▽3号機0.8ミリシーベルト。

 東電は最も水面が高い1号機のトレンチについて、海への流入を防ぐ処置を取った。

 プルトニウムの調査は21、22日に実施した。1、2号機から500メートル~1キロ離れた5地点で土壌を数百グラム採取し、日本原子力研究開発機構が分析。その結果、全地点の土から原子炉内で発生するプルトニウム239、240が検出され、うち2地点からプルトニウム238も検出された。

 大気圏核実験では主にプルトニウム239、240が大気中に放出され、238はほとんどないことから、東電はこの2カ所については今回の事故によるものとみている。

 プルトニウムは▽被災時運転中だった1~3号機の炉心▽1~6号機の使用済み核燃料プール内の核燃料▽3号機で使用していたプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料のいずれにも含まれる。今回検出されたプルトニウムの由来について東電は「特定はできない」と話した。

 原子炉の冷却作業は、水を増やすほどタービン建屋に汚染水がたまる恐れがあることから難航している。【藤野基文、八田浩輔】

 ◇「憂うべき事態」

 経済産業省原子力安全・保安院の西山英彦審議官はプルトニウムの検出について「健康影響は考えられないが、燃料棒の損傷があることを示している。放射性物質が漏れないようにする(原発に)あるべき五重の壁が破れたことを示す。憂うべき事態だ」と述べた。
4.被災者雇用対策で法改正も検討 政府が初会合
2011年3月28日21時48分




 政府は28日、東日本大震災の緊急災害対策本部の下に設置した「被災者等就労支援・雇用創出推進会議」(座長・小宮山洋子厚生労働副大臣)の初会合を開いた。厚労省が中心となり、近く編成する補正予算案に盛り込む雇用対策や法改正などを検討する。
 小宮山副大臣は会議で「農業や漁業のほか、いろいろな技能を持つ方が、新しい地でその技能を生かせるようにしたい」と語り、がれき撤去作業や仮設住宅を作る際に、被災者が雇用されるような仕組み作りを提案した。
 メンバーは厚労省と国土交通省の政務官、局長のほか、農林水産、経済産業、環境各省の局長など。被災地にある各省の出先機関の連携も強化していく。また、助成金の要件緩和や手続きの簡略化など、予算を必要とせず緊急的にできることについては来週中にまとめる方針だ。
 厚労省によると宮城、福島、岩手各県の沿岸地域の就業者は約84万人。失業者数は集計できていないが、多くの事業所が被災して職場が失われており、雇用問題の深刻化が懸念されている。
#、此れはグードです!復興を被害者の力を借りる。雇用が重要!!1.
5.<11年度予算案>29日成立へ 子ども手当「延長」の公算
毎日新聞 3月28日(月)19時48分配信
 一般会計総額92兆4116億円の11年度予算案は29日、成立する。民主党は10年度の子ども手当法を6カ月延長する「つなぎ法案」についても同日の衆院通過を目指す。共産党は28日、同法案が参院で否決された場合、衆院での再可決に協力する方針を明らかにした。これまで衆院再可決に否定的だった共産党の方針転換により、同法案は年度内に成立する可能性が高まった。

 参院予算委員会は29日、11年度予算案の採決に先立ち、菅直人首相が出席し、締めくくり質疑を行う。東日本大震災後、首相の国会答弁は初めて。参院は野党が多数を占めるため、予算案は参院予算委と参院本会議でいずれも否決される見通しだが、憲法の規定で衆院の議決が優先し、同日中に成立する。

 一方、子ども手当のつなぎ法案は29日、衆院厚生労働委員会と衆院本会議で与党などの賛成多数で可決される見通し。参院では自民、公明両党などの反対で否決される見込みだが、共産党の市田忠義書記局長は28日の記者会見で、「児童手当に戻って給付が削減される人が増えるのはよくないという趣旨(主張)が通る方向で奮闘したい」と明言した。同党が再議決で賛成すれば322議席となり、3分の2を超える。

 3月末で期限が切れる租税特別措置を3カ月延長する「つなぎ法案」は29日に衆院を通過し、年度内に成立する方向だ。11年度予算案の財源を裏付ける特例公債法案は、震災発生後も自民党など野党が反対方針を変えておらず、年度内成立が絶望的になっている。【中田卓二】
6.福島第1原発 2地点で放射性物質急増 福島・飯舘村など
毎日新聞 3月28日(月)22時7分配信

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福島第1原子力発電所周辺の累積線量結果
 文部科学省は28日、福島第1原子力発電所から北西約40キロの福島県飯舘村で26日に採取した雑草1キログラム当たりから、過去最高値の放射性セシウム287万ベクレルを検出したと発表した。北西約45キロの川俣町でも過去最高値のセシウム57万1000ベクレルを検出。これまで減少傾向だった放射性物質が2地点で急増した。文科省は「採取場所が全く同じではなく一概に評価できないが、高いレベルの放射性物質が残留していることは確かで、農作物への影響を注視する必要がある」と説明した。

【写真特集】自衛隊による福島第1原発の空撮映像

 飯舘村の雑草のこれまでのセシウム最高値は20日採取分の265万ベクレル。セシウムの半減期は約30年で、採取地点付近では拡散しないで残留している可能性が高い。一方、放射性ヨウ素は20日採取分の254万ベクレルから103万ベクレルに減少。半減期が8日のためとみられる。

 川俣町で26日採取された雑草のセシウムは25日採取の49万7000ベクレルを上回ったが、放射性ヨウ素は66万3000ベクレルから48万8000ベクレルに下がった。これも半減期の差が影響しているとみられる。

 27日に採取した水道水1キログラムでは、茨城、栃木、埼玉、東京など10都県で放射性ヨウ素0.34~37ベクレル、栃木、東京など6都県で放射性セシウム0.25~5.2ベクレルが検出された。

 28日午前9時までの24時間で採取した1平方メートル当たりの定時降下物(雨など)は茨城県で放射性ヨウ素74ベクレル、放射性セシウム21ベクレルを検出。他に9都県でヨウ素6.3~59ベクレル、6都県でセシウム5.5~36ベクレルを検出した。

 都道府県に設置するモニタリングポスト(自動観測局、MP)は28日午後5時時点で茨城県0.229マイクロシーベルトなど7都県で1時間当たりの大気中放射線量の通常値を超えた。いずれも数値は低下傾向。

 一方、原発から20~60キロ離れた福島県内の41カ所の屋外で28日午前6時~午後4時にモニタリングカーで調査したところ、1時間当たりの大気中放射線量は0.3~77.6マイクロシーベルトだった。【篠原成行】
7.東電、フランスに支援要請=「極めて危機的」と産業相
時事通信 3月28日(月)20時57分配信
 【パリ時事】ベッソン仏産業担当相は28日のラジオで、東日本大震災に伴う東京電力福島第1原発の事故を受け、東電から仏原子力庁と仏電力公社(EDF)、同国原子力大手アレバに支援要請があったことを明らかにした。EDFとアレバはAFP通信に、要請の具体的内容は明らかにできないとしている。
 ベッソン氏は、現地で強い放射線が観測されたことを踏まえ、状況は「極めて危機的だ」と懸念を表明。「現時点で正確な状況把握は困難だ」と述べた。
 アレバとEDFは既に、福島第1原発の事故を受け、燃料の核分裂反応を抑えるホウ酸約100トンのほか、防護服やマスクなどの支援物資を日本に送っている。
8.物言わぬ品に子の面影捜し=足運ぶ親絶えず―多数の児童死亡の小学校・宮城
時事通信 3月29日(火)6時4分配信
 泥まみれのランドセルが、整然と並んでいた。津波に児童や教職員の多くがのみ込まれた宮城県石巻市釜谷の市立大川小学校。周辺からは、子供たちの持ち物や文房具が今も見つかる。発生から2週間が過ぎたが、近くの路上に集められた数々の物言わぬ品の中に、わが子の面影を見いだそうと足を運ぶ親の姿が絶えない。
 数十個のランドセル。キャラクターのイラストが入った手提げかばん。クレヨン。卒業証書を入れる筒。スポーツ大会のトロフィー。28日夕には、「2キロぐらい離れた場所にあった」と、消防団員が鍵盤ハーモニカを列に加えた。
 毎日のように訪れていた飲食店員今野洋昭さん(30)は同日、捜し続けていた長女愛菜ちゃん(6)の遺品をようやく見つけた。来月には、新1年生の背中で弾んでいるはずだった真っ赤なランドセル。「赤いランドセルが届いて、うれしそうだったのに」。わずか1カ月前のまな娘の姿を思い出したのか、表情に影が差した。
 同校3年の長男凜君(9)は行方が分からない。傍らに座り込んだ祖父幸一郎さん(61)が「きょうも孫が見つからなくてね」とつぶやいた。ハゼ釣りをした時、「自分で釣ったのはおいしい」と喜んで天ぷらを頬張った幼い笑顔がよみがえる。「もうハゼを釣ることも食べることもできなくなっちゃった」。
 妻愛子さん(30)と次男晴直ちゃん(3)も亡くした今野さんは凜君を捜し、地震翌日から休まず消防団などが行う捜索活動を手伝っている。「息子だけでなく、なるべく多くの小学生を見つけてあげたい」。
9.「災害に強い」LPG車=知名度不足、普及進まず―被災地から感謝メールも
時事通信 3月29日(火)6時13分配信
 東日本大震災の被災地ではガソリンや軽油が不足し、給油所には長い列ができた。救急車や警察車両への影響も懸念されるほど混乱したが、液化石油ガス(LPG)を燃料とするLPG車は、比較的安定した燃料供給が続いている。
 LPGは「プロパン」とも呼ばれ、ガスボンベなどで普及。ガス管で天然ガスを供給する都市ガスと異なり、安全点検が容易でどこでも設置できるため、災害時に強い燃料とされる。
 LPガス自動車普及促進協議会によると、国内のLPG車は約27万台で、ガススタンドは約1900カ所。燃料価格は1リットル約80~90円と安く、主にタクシーや教習車に使われている。
 メーカーによる製造と、業者による改造の2種類があり、スクーターからトラック、フォークリフトなどの特殊車両まで車種は幅広い。ガソリンとLPGが使えるハイブリッド車もある。
 改造を請け負う「インテグラル」(埼玉県所沢市)の上田正之社長(56)は「日本は燃料をガソリンと軽油に一極集中し過ぎているのが問題だ。もっとLPG車を知ってほしい」と指摘する。
 被災地となった福島県南相馬市の顧客に昨年末、納車したばかりだったといい、「このガソリン不足の中、非常に役立っています」と感謝のメールが届いたという。改造費用は約50万円からだが、エンジンの寿命が短くなる場合もあり、注意が必要という。
 資源エネルギー庁の担当者はLPG車が普及しない理由として知名度不足を挙げ、「欧州では燃料価格が高騰するとLPG車が増えるが、日本では事業者向けばかりで、一般向けのカタログには載っていない」と嘆く。
10.東京電力の一時国有化案、政府内に浮上
読売新聞 3月29日(火)3時3分配信
 福島第一原子力発電所の事故で巨額の賠償責任が発生すると見込まれる東京電力について、事実上、国有化して再建する案が政府内に浮上していることが28日、わかった。

 複数の政府関係者が明らかにした。原発事故に伴う賠償が巨額になっても、国などが東電の株式の過半を取得し、経営を支えることで賠償責任を果たせるようにする。

 政府関係者は28日、「(電力供給のために)一時、国有化し、再生した上で資本を調達して民営化する」との案を示した。

 原発事故で営業できなくなった企業や出荷できない農産物などへの賠償について、政府は原則として東電に負担を求める意向を示している。東電の賠償額は数兆円規模になるとの見方も出ている。




11.警察官が乗客など40人救う
3月29日 6時59分
今回の震災で、福島県では、JR常磐線の電車が津波に飲み込まれましたが、乗客などおよそ40人は、高台に避難したため無事でした。電車に乗り合わせた2人の警察官の的確な判断が乗客の命を救いました。
震災当日、11日午後2時40分すぎ、仙台から福島県南相馬市の原ノ町駅に向かっていたJR常磐線の4両編成の普通電車が、福島県新地町の新地駅に停車中、津波に飲み込まれました。警察などによりますと、電車には、乗客や運転士などおよそ40人が乗っていましたが、乗客は、およそ1キロ先の新地町役場に避難し、全員が無事でした。乗客を誘導したのは、電車に乗り合わせていた福島県の相馬警察署の齋藤圭巡査と吉村邦仁巡査の2人で、28日、当時の状況について取材に応じました。それによりますと、2人は車内で大きな揺れを感じたあと、ほかの乗客の携帯電話のワンセグで大津波警報が出たことを知り、高台に逃げようと判断したということです。2人は、乗客を誘導して電車から降ろし、駅前の広場に集めたあと、吉村巡査が、ばらばらにならないよう声をかけながら、役場まで一緒に歩いて避難したということです。さらに齋藤巡査は、通りがかった車を止め、乗客の中にいたお年寄りの女性と、近くの路上にいた別の2人のお年寄りを車に乗せ、一緒に移動したということです。避難の途中、車や住宅を飲み込んだ津波が数百メートルの距離まで押し寄せてきたということですが、およそ20分で全員が役場まで避難できたということです。齋藤巡査は「あと5分でも判断に迷ったら、間に合わなかったと思います。警察官としての使命感から必死にやりました」と話していました。また、吉村巡査は「被害に遭った住民の方々がまだ、たくさんいるので、引き続き支援を続けていきたい」と話していました。
12.プルトニウム、燃料損傷の裏付け…健康影響ない
読売新聞 3月29日(火)8時33分配信
 福島第一原発の敷地内5か所から見つかったプルトニウムは、微量で、ただちに健康影響を心配する量ではない。しかし、今回の原発事故で燃料の損傷がかなりの規模で起きていたことを示すものとなる。

 東京工業大の二ノ方壽教授(原子炉工学)は「燃料が冷却できずに空だきになった際に、燃料の損傷が相当程度、進んだことを示すものだ。何らかの爆発的な現象や火災で生じた煙に乗って流されたのではないか」と指摘する。東電側はさらに採取地点を増やして、継続的に監視を行う方針。

 今回検出されたのはプルトニウム238、239、240の3種類。数字は原子の重さ(質量数)の違いを示す。核兵器の原料として知られるのがプルトニウム239だ。いずれも、自然界にはほとんど存在せず、通常の原子炉内で運転した際に、ウラン燃料が変化して生じる。プルトニウムの半減期は最も長い239で、2万4000年。

 東西冷戦期の1950~60年代には核実験が多数行われ、その際にプルトニウムも大気中に放出されて、一部は放射性降下物として地上に降った。今回検出された量は、土壌中に含まれる核実験由来のプルトニウムとほぼ同じ。本来、土壌中のプルトニウムがどこから来たかの判別は困難だが、検出されたプルトニウムの種類の割合が、核実験時のものと異なる点から、原発由来のものと判断した。原子力事故では、97年3月の旧動力炉・核燃料開発事業団アスファルト固化施設爆発事故の後に、ごく微量の238が検出されている。
13.参院予算委 視察批判に首相反論「現状把握は重要」
毎日新聞 3月29日(火)11時21分配信

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11年度予算案の締めくくり総括質疑が行われる参院予算委冒頭に発言する菅直人首相=国会内で2011年3月29日午前9時0分、藤井太郎撮影
 菅直人首相は29日午前の参院予算委員会で、東日本大震災が発生した翌12日に東京電力福島第1原発を視察したことが放射性物質を含む気体を原子炉から排出する「ベント」の遅れにつながった、との指摘に対し「視察に行ったことで(初動対応が)遅延したという指摘はまったくあたっていない」と反論した。視察の理由については「現地の状況を把握することが大変重要だと考えた」と説明した。

【官房長官もフォロー】1号機の排気「再三指示」 枝野官房長官

 自民党の礒崎陽輔氏に対する答弁。首相は視察の効果に関して「第1発電所所長に短時間だが会い、その人物を見たことがその後の対策を立てるうえで有効だと今でも思っている」と主張し、「政府は12日午前1時半にベントすべき姿勢を明確にし、一貫してその方針を東電に伝えてきた」と強調した。

 原発事故への対応については「予断を許さない状況が続いている。最大限の緊張感を持って取り組む」と表明した。首相の国会答弁は震災発生後初めて。

 また菅首相は、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)と、税と社会保障の一体改革について「(大震災の)状況が一定程度方向性が見えた中で改めて検討することが必要ではないか」と述べ、6月に方針を示すとしていた当初予定を先送りする考えを示した。民主党の09年マニフェスト(政権公約)に関しても、震災対策を優先する考えを明らかにした。公明党の加藤修一氏への答弁。【中山裕司、大場伸也】
14.パナ電工と三洋電機が上場廃止 パナの完全子会社化で
産経新聞 3月29日(火)14時17分配信
 パナソニックの完全子会社になるパナソニック電工と三洋電機が29日付で上場廃止となった。パナ電工は昭和26年、三洋は29年以来、半世紀以上続いた上場企業の歴史に幕を下ろした。両社の株式はすでに28日に最終売買を終えていた。

 親会社のパナソニックは株式交換により、4月1日付で両社を完全子会社化する。パナ電工を平成16年に、三洋を21年にそれぞれ連結子会社にしていたが、完全子会社化で意思決定の迅速化などを目指す。
15.「夢」で被災地支援…都が復興宝くじ発行へ
読売新聞 3月29日(火)14時33分配信
 東日本巨大地震で深刻な被害を受けた自治体を支援するため、東京都が「復興宝くじ」を発行する方針であることが29日分かった。

 
 



2011年3月28日【月】<福島第1原発>汚染水流出は「格納容器から」…

2011-03-28 16:03:01 | 日記
2011年3月28日【月】
#、為替、81.55円。81.73円。ユーロ、114.65円。
#、日経、
#、前場、9501.64円。-34.49円。後場、9478.53円。-57.60円。
1. 大垣日大対東北=7対0で大垣日大勝利。
<センバツ>被災の東北、健闘 大垣日大が大勝
毎日新聞 3月28日(月)11時7分配信

【大垣日大・東北】一回表大垣日大無死、畑が右越えに先頭打者本塁打を放つ=阪神甲子園球場で2011年3月28日、山下恭二撮影
 第83回センバツは28日、第6日第1試合が行われ、前回センバツ4強の大垣日大(岐阜)と東日本大震災で被災した東北(宮城)が対戦。大垣日大が7-0で東北を降した。
2.日本文理対九州国際大付=4対2で九州国際大付勝利。
3.北海対天理=1対0で北海勝利。
1.<福島第1原発>汚染水流出は「格納容器から」…安全委見解
毎日新聞 3月28日(月)13時11分配信
 枝野幸男官房長官は28日午前の記者会見で、東電福島第1原発2号機のタービン建屋地下で見つかった高い放射能を帯びた汚染水に関し、政府の原子力安全委員会(班目春樹委員長)が取りまとめる見解の原案を明らかにした。安全委の見解によると、汚染水は「一時溶融した燃料と接触した格納容器内の水が何らかの経路で直接流出したと推定される」としている。

 安全委は同日午前に開いた委員会で、ほぼ原案通りの見解をとりまとめた。それによると、格納容器内の水が今後も漏れ続けたとしても、屋外から実施している2号機炉心の冷却は、継続可能と判断した。ただし、今後の作業を継続するためにも、「汚染された水たまりの処理を速やかに実施し、作業員の放射線管理に十分な配慮をすることが必要」とした。

 一方、1、3、4号機のタービン建屋で見つかった水たまりについては、格納容器から蒸気として出てきたものが凝縮したり、放水で希釈されたりした影響を受けたと推定した。【須田桃子】


2.原子炉水の1000万倍=2号機水たまり、高濃度放射能―海水も上昇・福島第1原発
時事通信 3月27日(日)13時10分配信
 東日本大震災で深刻な状況が続く福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で、2号機タービン建屋地下の水たまりで26日朝採取した水に含まれる放射能濃度が、運転中の原子炉内の水の約1000万倍(1立方センチ当たり29億ベクレル)に上ることが分かった。水たまり表面の放射線量も毎時1000ミリシーベルト以上と、同原発でこれまで測定された線量で最大。東京電力が27日発表した。
 2号機は14日から15日にかけて原子炉の水位が大幅に低下し、燃料棒が損傷。格納容器下部の圧力抑制室も一部破損した可能性が高い。燃料棒内の核分裂生成物が漏れているとみられる。東電によると、原子炉は現在、真水注入で比較的安定しているが、高い放射線量が復旧作業の妨げになることが懸念される。
 一方、1~4号機放水口の南約330メートルの場所で26日午後2時半に採取された海水からは、濃度限度の1850.5倍(同7.4ベクレル)の放射性ヨウ素131が検出された。同所の濃度は25日午前8時半に1250.8倍で、26日午前8時20分に750.0倍に低下したが、再び大幅上昇した。
 この放射性ヨウ素が1~4号機のどこから出たか不明だが、東電は水に含まれて流れてきたとの見方を示した。ペットボトル1本程度を飲むと一般人の年間被ばく限度を超える濃度だが、経済産業省原子力安全・保安院は半径20キロ以内の住民は避難しており、潮流で拡散されるため、人体の健康に影響はないとの見解を示した。
3.福島第1原発>燃料損傷が進行か 線量計が振り切れる
毎日新聞 3月27日(日)22時26分配信

陸上自衛隊がヘリで撮影した福島第1原発=2011年3月27日、防衛省提供
 東京電力福島第1原発で、作業員3人が被ばくした3号機に続き、1、2、4号機でも放射能を帯びた水がタービン建屋の床にたまっていることが明らかになった。特に2号機は、水の表面での放射線量が毎時1000ミリシーベルト以上と、一般人の年間被ばく限度の1000倍を1時間で超えてしまうほどの高い値だ。原子炉内で何が起こっているのか。作業にどう影響するのか。【西川拓、酒造唯】

【2号機で高濃度の放射性物質】排出作業を中断

 第1原発で使われている「沸騰水型軽水炉」は、原子炉内で核燃料の核分裂反応によって出た熱で水を沸騰させ、その水蒸気を直接タービンに送り込んで発電する。元々、放射性物質を含んだ水蒸気でタービンを回す仕組みだが、通常は外に漏れない。

 出光一哉・九州大教授(原子力工学)は「放射能濃度から見て、使用済み核燃料プールの水ではなく、原子炉圧力容器内の水の可能性が高い。圧力容器からタービン建屋への配管には、途中にポンプや計測装置があり、それらの継ぎ手などから漏れたのかもしれない」と指摘する。

 東電は、復旧した外部電源を使い、タービン建屋に隣接する淡水タンクからポンプで原子炉内に注水して炉内の冷却を試みようとしている。現在の注水ルートより高い冷却効果が期待できるが、2号機ではポンプが故障しており、交換が必要だ。

 しかし、タービン建屋内の高濃度汚染水のため、27日夜現在、作業は中断したままだ。東電は、汚染水をポンプで復水器に排水して除去する計画だが、現場では線量計が振り切れ、正確な放射線量も分からない状況で難航している。

 1号機は27日午後から排水量を3倍に増やし、毎時18トンを復水器に排水しているほか、3、4号機は排水方法を検討している。出光教授は「放射性物質の吸着剤などを使って、いったん放射線量を下げてから排水する手段が考えられる。除染して作業しやすくし、炉内の冷却を急ぐ必要がある」と話している。

4.<東日本大震災>避難所以外の被災者に救援物資届かず
毎日新聞 3月27日(日)19時32分配信

半壊した自宅で避難生活を続ける母親の高橋芳子さん(右)。物資が足りないため、娘の古川澄枝さん(左)が1歳の寧々ちゃんを背負い手に入れた救援物資を毎日届けている。「先行きが見えない」と古川さんはつぶやいた=宮城県石巻市で2011年3月27日午前10時46分、梅村直承撮影
 東日本大震災の被災地では、避難所には救援物資が届くようになってきたが、自宅など避難所以外で生活を続ける人に物資が行き渡らないケースが相次いでいる。避難所で食料をもらおうとして断られた例もあり、住民からは「支援の輪の中に入れてほしい」と悲鳴が上がっている。【金子淳、福島祥、樋岡徹也、福永方人】

【被災地のために】いま何ができる? わかりやすく解説

 ガソリンスタンドや店舗が営業できなくなった岩手県大槌町。川沿いの集落に住む建築業、上野松二さん(49)は、自宅にあった米と梅干しで食いつなぎ、20日に隣の釜石市に買い出しに行ってようやく保存食を仕入れた。

 妻と2人で暮らす家に、津波で家を失った兄の家族3人も身を寄せ、食料は3日分ほどしかない。ガソリンも残りわずか。仕事がないため収入も途絶え、「避難所だけでなく、自宅に避難している被災者にも物資を届けてほしい」と訴える。

 住民が避難した高台の施設などがそのまま避難所になるケースもあり、被災者は広範囲に点在。自治体も被災して十分に機能しておらず、避難者の動向を把握し切れていない。

 このため自衛隊は、市町村が把握しにくい被災者の自宅や避難者の集まる施設などを訪問し、何が不足しているかなどの情報を集めて県に伝える取り組みを始めた。既に数百カ所の情報を把握しているという。自衛隊が物資を届ける所も多いが、防衛省幹部は「大型車両が入れない地域もあり、ヘリで対応するが、輸送能力は限られている」と話す。

 自宅で暮らし、避難所で食料の配給を受ける被災者も苦しい状況に置かれている。

 釜石市平田地区の県営アパートに住む主婦(43)は、近くの避難所でおにぎりなどをもらってきたが、電気が復旧すると、「明日から無しですよ」と通告された。「炊飯器が使えるだろう」という理由だった。主婦は「家があるだけましだけど、そんなことを言われても。食べる物がなくてアパートを出た高齢者もいる。この状態がいつまで続くのか」と不安を漏らす。

 全国から届いた物資は県から市町村を通じて避難所に届く。岩手県は「モノが足りないわけではない。市町村のニーズに合わせて配っている」。釜石市は「避難所に常駐する職員やリーダーには、周辺住民にも支援物資を配るよう指示している」と話すが、指示が徹底されているかは把握できていない。

 トラブルも起きている。釜石市内の小学校で避難生活を送る男性(62)によると、避難所に支援物資をもらいに来た地元の人が「家が残っているからダメ」と断られ、もめ事になった。男性は「困った時だからこそ、助け合わなくてはいけないのに」と憤った。

 NGO「難民を助ける会」の堀越芳乃シニアプログラムコーディネーターは「自宅にいる高齢者らは物資の配給が滞ると、危険な状況になりかねない。物資輸送はNGOやNPOに委託し、自治体職員は情報収集に専念するなど、海外の災害で実施されているような役割分担の工夫が必要だ」と指摘している。
5.想定超え」津波は考慮せず=原発耐震指針の委員長―被害経験なく「責任痛感」
時事通信 3月27日(日)14時17分配信
 津波被害によって深刻な状況が続く東京電力福島第1原発について、国の原子力安全委員会の耐震設計特別委員長を務める入倉孝次郎京都大名誉教授(強震動地震学)が27日までに取材に応じ、「想定超えは常にあり得るという設計思想が、津波に対しては浸透していなかった。責任を痛感している」と語った。
 入倉さんは地震の揺れの専門家。2006年に改定された原発の耐震設計審査指針や、既存原発の耐震性再確認の手法を検討した。「揺れに対しては、制御棒も動作し原子炉は止まった。指針では想定される地震を大きめに考えるが、それでも上回る可能性がある。そのリスクを考慮するのが原発の設計思想」と話す。原発を造る側から「起こりえないことまで考慮してはきりがない」と反発もあったが、05年の宮城県沖地震や07年の中越沖地震で原発が想定以上の揺れに見舞われ、原発の耐震性再評価につながった。
 改定指針で、津波の記述は「地震に伴う随伴事象」としてわずか1項目だけ。断層調査や建物の強度など、地震の項目が多岐にわたるのに比べると極端に少ない。
 入倉さんは「地震も津波も同じ自然現象。常に想定を超える可能性がある。機器が水をかぶっても、他に回避する方法があるのが原発の設計思想のはずだ」と指摘。「今回の事態を見ると、今まで言ってきたことは何だったのかという気がする」と悔しがる。
 指針の中に、津波の想定を詳しく書くべきではなかったか。入倉さんは「指針はとても強いもの。書かれると事業者も規制当局も何とかしないといけなくなる。地震と違って過去に津波被害はなく、コンセンサス(合意)を得るのは難しかった」と明かした。
 東日本大震災では、東北電力女川原発も激しい揺れと津波に襲われたが、無事に止まった。入倉さんは「徹底した分析があれば原発は本当は危険でないはず。責任は当然自覚しているが、どう安全を確保するかを冷静に振り返らなければならない」と語った。

6.放射線量1千ミリSv以上=2号機建屋の水たまり―濃度など多重ミス・福島第1原発
時事通信 3月28日(月)1時4分配信
 東日本大震災で深刻な状況が続く福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の事故で、東京電力は27日、2号機タービン建屋地下の水たまり表面の放射線量を26日に測定した結果、毎時1000ミリシーベルト以上だったことを明らかにした。
 また、東電は水たまりから採取した水に含まれる放射能が運転中の原子炉内の水の約1000万倍(1立方センチ当たり29億ベクレル)に上ると発表。放射能全体のほぼ100%に当たる放射性ヨウ素134の濃度を根拠にした。しかし再評価の結果ではヨウ素134は検出されず、水の放射能濃度も約10万倍と分かった。
 武藤栄副社長は27日夜、緊急記者会見し「ヨウ素134とコバルト56を取り違えた。大変申し訳ない」と謝罪したが、再評価ではコバルト56ではなくセシウム134と取り違えていたことが判明。未曽有の原発事故下での致命的な二重のミスで、危機管理の在り方に改めて批判が出そうだ。経済産業省原子力安全・保安院は再発防止を図るよう口頭で指示。東電は同原発1~4号機のタービン建屋の水たまりについて、これまでの放射能検査の結果すべてを再検証する。2号機は14日から15日にかけ、原子炉の水位が大幅に低下し、燃料棒が損傷。格納容器下部の圧力抑制室も一部破損した可能性が高い。燃料棒内の核分裂生成物が漏れているとみられる。原子炉は真水注入で比較的安定した状態だが、高い放射線量が復旧作業の妨げになる。
 2号機タービン建屋地下では、26日午前9時前、測定者2人が水たまりを調査。しかし、表面線量が高レベルだったため、測定を中断して退避、表面線量は毎時1000ミリシーベルトより大幅に高い可能性もある。毎時1000ミリシーベルトの場合、測定者は15分間で被ばく限度の250ミリシーベルトを浴びるが、2人の被ばく量は26と29ミリシーベルトだった。
#、測定の誤り?ふざけるな!!。
7.多摩川で“被災魚”続々 おさかなポスト、パンク寸前
産経新聞 3月27日(日)19時58分配信
 首都圏を流れる多摩川で外来種の放流行為を防ごうと、飼育放棄された魚を引き取る水槽「おさかなポスト」に、東日本大震災後、飼育できなくなったとして捨てられる“被災魚”が殺到している。届いた魚は震災から2週間で4千匹を超えた。おさかなポストに届く魚は年平均1万匹だが、震災後にその半分近くが届いたことになる。おさかなポストの会代表の山崎充哲さんは「このままではおさかなポストがパンクしてしまう」と訴えている。

 「地震で池が割れてしまった。何とかしてください」。山崎さんのもとに神奈川県茅ケ崎市の男性から電話が来たのは震災翌日の12日。13日に男性宅に駆け付けると、コンクリート製の池にひびが入り、水が漏れてからっぽの状態だった。飼育されていたコイ8匹を引き取ったが、同じような問い合わせが相次いだ。

 引き取りを希望する人は、被災地の福島県南部のほか、群馬や栃木など北関東が中心。発泡スチロールの箱に詰められ宅配便で送られてくることもある。コイや金魚のほか、グッピーやエンゼルフィッシュなどの熱帯魚も多いという。

 池や水槽が地震で壊れたほか、計画停電で水槽のヒーターが止まるため熱帯魚が飼育できないという理由もあった。「地震で水槽が倒れて危険」「水がこぼれて漏水トラブルになった」と飼育をやめるケースもあり、稲田公園(川崎市)に設置されているおさかなポストの前に、震災後に放置された水槽は25個になった。

 飼育可能な魚は引き取りを希望する小中学校などに渡しているが、すでにおさかなポストの水槽はいっぱいだ。水槽を増やそうにも、想定外の魚の数に対応できない状況だという。引き取り希望者からの問い合わせは続いており、今後も届けられる魚は増加する見込み。山崎さんは「被災地で飼育できる状況にない魚の面倒は見たいが、単に飼育放棄で届けるのはやめてほしい」と訴えている。
8.放射性物質の基準「厳格さ求めすぎ」 民主・岡田幹事長
2011年3月27日19時25分
民主党の岡田克也幹事長は27日、農産物の出荷停止や摂取制限の目安となる放射性物質の基準値について、「少し厳格さを求めすぎている」と述べ、風評被害を招かないためにも見直しが必要との認識を示した。青森県八戸市で記者団に語った。
 現在適用されている食品衛生法の基準値は暫定的な数値で、食品安全委員会が体内に取り込んでも健康に問題がない数値について議論している。岡田氏は「心配ないものは心配ないときちっと言えることが必要だ。科学的な厳格さを求めすぎれば風評被害になる」と指摘した。
9.船の撤去に保険適用=国交省、柔軟解釈で支援―漂流船はえい航進まず
時事通信 3月28日(月)5時21分配信
 東日本大震災では、津波で多くの船が陸上に打ち上げられたり、沖に流されたりした。打ち上げられたまま動かせない船の撤去は、政府の指針で「個別に所有者と協議」とされる。国土交通省は、撤去費用が船主責任保険の適用対象になり得るとの解釈を示し、所有者と保険会社との交渉をサポートする方針だ。
 国交省によると、岩手、宮城、福島各県で客船12隻、貨物船10隻が打ち上げられたままの状態。宮城県塩釜港では国道上に5472トンの貨物船があり、岩手県大槌町では109トンの客船がビルの上に載っている。
 船主責任保険は船舶所有者らが海難事故で負う損害賠償をカバーする任意保険で、貨物船や客船は原則、加入している。
 地震や津波の発生は船主の責任ではないが、国交省は「私有地や道路に船がある場合、撤去して原状回復する責任が船主に生じる」と解釈。28日、職員2人を東北運輸局に派遣、撤去費用を保険で賄えるよう支援する。漁船にも同型の保険があり、所管の水産庁と連携を取り対応する。
 一方、政府の指針は陸上での撤去を想定しており、漂流船の扱いは定まっていない。海上保安庁は27日正午までに、254隻の漂流船を確認。使用可能な船舶を優先して18隻をえい航し、所有者に引き渡した。
10.仮設住宅建設始まる=1次分1110戸―宮城県
時事通信 3月28日(月)10時20分配信
 東日本大震災の被災者向け仮設住宅の建設が28日、宮城県内12カ所で始まった。県がプレハブ建設協会に発注した1万戸のうちの第1次着工分で、計1110戸が建設される。
 建設予定地は、津波で甚大な被害を受けた太平洋沿岸地域が中心で、市町村の候補地リストから県が選定した。仙台市、石巻市、気仙沼市など9市町が各100戸、塩釜市が60戸、多賀城市、女川町、南三陸町が各50戸。南三陸町は30日に着工される予定。
 2DK(約30平方メートル)など3タイプが用意され、早ければ1カ月程度で入居できる見通し。高齢者、障害者、妊産婦、乳幼児がいる家庭を優先する。
 仙台市太白区の予定地では同日午前、ダンプカーが次々と土砂を運び入れ、作業員約10人が重機でならして作業用道路の整備に当たった。

11.がんばっぺ福島!西田敏行、中畑清氏ら味スタで炊き出し
スポニチアネックス 3月28日(月)7時1分配信
「がんばっぺ!!ふるさと」の寄せ書きを手に被災者にエールを送る西田敏行(前列左から2人目)ら参加者
 プロ野球評論家の中畑清氏(57)、俳優の西田敏行(63)ら福島県に縁のある著名人が27日、東日本大震災の被災者が避難している「味の素スタジアム」(東京都調布市)で炊き出しを行った。多くは福島第1原発事故を受けて避難してきた同県いわき市や双葉郡の人たち。中畑氏は「被災者と直接触れ合うことが大切。言葉のキャッチボールは人を勇気づける」と意義を強調した。

 「がんばっぺ、古里!頑張るぞ日本」

 味スタでは65世帯、176人が避難生活を送っている。屋外テントに設置された炊き出し場には、クリームシチューをほおばる人たちに中畑氏や、西田らが声を掛けるとあちこちで笑みがこぼれた。

 西田は「みんな古里にとどまって復興に向けてアクションしたい時期だと思います。笑顔でいてくれますけど、内心は本当に切ないと思います」と目を潤ませた。青春時代をいわき市で過ごしたという女優・秋吉久美子(56)は「皆さんおつらいはずなのに“みんなが優しくてうれしい”とおっしゃる。できることをしていかなければ…」と語った。

 炊き出しのきっかけは、地震発生翌日の12日に西田が中畑氏にかけた1本の電話。「何かやらなきゃいけねんでないか?」。中畑氏が知人らに声を掛け、賛同者の輪が一気に広がった。

 シチュー以外にも、豚丼やサラダなども振る舞われ、用意した約300食はあっという間に避難者の胃袋へ。父の梅宮辰夫(73)とかけつけたタレントの梅宮アンナ(38)からはロールケーキが差し入れられた。

 津波で自宅が流された双葉町の山形千春さん(47)は「おなかいっぱい食べました。テレビでしか見たことのない有名人の方が多く来てくれて…。アンナちゃんとは抱き合っちゃった」とうれしそう。いわき市の渡辺裕一さん(36)、めぐみさん(37)夫妻は「味はよかった」としながらも「いわき市の情報が少なくて…」と声を落とした。

 中畑氏は29日に実家のある矢吹町、30日には郡山市入りしさらに多くの被災者、避難者を勇気づける予定。震災発生から半月が経過しても、物資が届かない地域があり、「行政の枠とか取っ払って、やれる人間がやる。今はそういう(リーダーシップのある)トップがいない」と話した。

12.東日本大震災 命の電柱…13時間半しがみつき生存 仙台
毎日新聞 3月28日(月)10時41分配信


津波から命を救ってくれた電柱の脇に立ち、荒廃した周囲の風景を見渡す加藤さん=仙台市宮城野区で高橋宗男撮影
 東日本大震災の大津波にのまれ、仙台市宮城野区の古タイヤ再生会社の契約社員、加藤豪(ごう)さん(37)は13時間半、電柱にしがみついて、生きながらえた。今、「テレビを見たくない」と言う。地獄のような光景がよみがえってくる。余震に跳び起き、フラッシュバックにおびえる夜。職も失った。だが「生き残ったからこそ踏ん張らなければ」と自身に言い聞かせる。



 11日、仙台市若林区の海岸沿いの県道をワゴン車で走行中、左右に激しくハンドルをとられた。電線が波打ち、バチン、バチンと切れる。「こいづは来る」。津波を予期し、そのまま仙台新港のフェリーターミナルに近い事務所まで突っ走った。国道のバイパスに抜ける道は渋滞してしまうと考えたからだ。

 事務所の外にいたのは先輩の男性社員(40)だけ。「加藤君、津波だ!」。叫び声と同時に地鳴りのようなごう音が背後に聞こえた。

 真っ黒い濁流にのまれた瞬間、10メートル程先の電柱に先輩がよじ登るのが見えた。押し流されながら、それに必死でしがみついた。高さ約7メートルの一番上に先輩。そのすぐ下まで登ったが、濁流は足元まで迫っていた。



13.小沢氏が盛岡入り「状況に応じて使える予算を」
読売新聞 3月28日(月)12時40分配信
 民主党の小沢一郎元代表(衆院岩手4区選出)は28日午前、盛岡市の岩手県庁で、達増拓也県知事と会談した。

 東日本巨大地震発生後、小沢元代表が岩手入りするのは初めて。

 元代表によると、達増知事は巨大地震からの復興に関し、「国には、県や市町村の状況に応じて使途を自由に使える予算措置をしてほしい」と要請。元代表は「今までの積み上げによる災害復旧だけではなく、従来の考え方、手法を超えた形で必要な予算をつけて、一日も早い復興をしていかなければならない」と応じた。

 一方、東京電力福島第一原子力発電所の事故について、元代表は記者団に「自然災害に加えて放射能汚染という問題は、最悪の事態を招くことがあれば、日本沈没の話になってしまう。政府が先頭に立って、国民にきちんと事実を説明しながら総力で取り組まなければいけない」と強調した.





2011年3月27日NHk将棋、トーナメント決勝!羽生善治対糸谷哲郎は接戦で羽生善治が3連覇!凄い!

2011-03-27 16:09:26 | 日記
2010年3月27日【日】
1.報徳学園対城南=8対5で城南勝利。
2.浦和学院対鹿児島実業=5対3で鹿児島実業勝利。
3.関西対東海大相模=9対1で東海大相模勝利。
1.NHk将棋、トーナメント決勝!
羽生善治対糸谷哲郎は接戦で羽生善治が3連覇!凄い!

2.はるか離島から被災地へ=「居ても立ってもいられず」―沖縄の医師ら避難所に・岩手
時事通信 3月26日(土)14時45分配信
 東日本大震災の津波で壊滅的被害を受けた岩手県大槌町の避難所に、沖縄県の離島から医師が駆け付け、診療に当たっている。被災地の惨状を知り、「居ても立ってもいられない」と同県医師会の呼び掛けに応じて現地に飛んだ。はるか遠方からの熱い思いは、被災者の気持ちも温めている。
 沖縄・宮古島で診療所院長を務める打出啓二さん(41)はこれまでスマトラ島沖地震やスリランカの津波被害などで現地に入り、診療活動に従事してきた。今回も「放っとけない」と、飛行機を3機乗り継いで大槌町に20日に到着。津波で流され廃虚と化した街並みを見て、「災害のスケールが大きい」と驚いた。
 診察室は同町の災害対策本部と同じ建物にある避難所内に設置された。次々訪れる患者の症状は高血圧や風邪、下痢、不眠と幅広い。「慢性的な症状が多く、インフルエンザなどの感染症が広まらないか注意しないといけない」と警戒する。
 伊江島の診療所に勤務する阿部好弘さん(51)も大きな被害を知って、参加を決意した。被災から2週間が過ぎ、「患者の体力が落ちている」と指摘。「手の消毒、きちんとした食事などで病気の予防が必要だ」と話す。
 電話が不通で連絡手段がない中、「これまで在宅診療を受けていた方が困っている。巡回して患者さんの容体を把握したい」と避難所まで来られない被災者にも目を向ける。
 2000キロ以上離れた島から医師や看護師が訪れたことで、避難所の雰囲気も変わった。それまで暗かった避難所内の電灯をともし、「よく来てくれた」と被災者たちが荷物運びを手伝ったという。診察後に「遠くからありがとう」と感謝の言葉を忘れない患者らを見て、打出さんは「少しでも安心してもらえれば」と話す。 
3.濱崎有希さんの死亡確認=邦人犠牲25人に、不明なお3人―外務省
時事通信 3月26日(土)15時0分配信
 外務省は26日、ニュージーランド地震で安否不明となっていた京都市の元専門学校生濱崎有希さん(23)の死亡が新たに確認されたと発表した。
 日本人の犠牲者は25人となったが、まだ3人の安否が分かっていない。 
4.2号機でも高放射線量含む水…復旧作業遅れ
読売新聞 3月26日(土)11時18分配信
 東京電力福島第一原子力発電所3号機で作業員が被曝(ひばく)した事故で、東電は26日、2号機でも原子炉から漏れ出たとみられる高放射線量の水を確認したと発表した。

 水たまりは、1、3号機と同様に、タービン建屋地下にあり、原子炉につながる配管やポンプから漏れ出た可能性が高い。水たまりは、4号機でも確認されており、東電で分析する。水たまりが見つかった場所は、冷却機能を回復するために電気ケーブルを引く作業を行う必要がある場所で、復旧作業に遅れが出始めている。

 東電の26日までの分析によると、2号機タービン建屋地下1階の水の表面で、最大で毎時300ミリ・シーベルトの放射線量が確認された。東電は、この水も原子炉から漏れ出た恐れが強いとして、さらに詳しい分析を急いでいる。

 4号機でも同様の水たまりが見つかっているが、被災時は定期検査中だったため原子炉には燃料が入っていない。水の放射能を今後分析する。

 復旧作業では、原子炉内に真水を入れ始めた1、3号機に続いて、2号機でも26日午前、真水の注入を始めた。これまでは海水を注入していたが、長期にわたり海水を注入すると配管や電気設備が腐食する恐れがあり、真水の使用が急がれていた。

5.AKB48が震災後初のチャリティーイベントに登場 前田敦子「少しでも力になれれば」6億超の義援金はすでに赤十字へ入金
シネマトゥデイ 3月26日(土)15時26分配信

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思いを乗せた歌を熱唱したAKB48-前田敦子
 26日、AKB48の選抜メンバー12人が、沖縄県にて開催中の第3回沖縄国際映画祭で、東北地方太平洋沖地震発生後初のチャリティーイベントを行った。トークイベントには、まず前田敦子、篠田麻里子、峯岸みなみ、指原莉乃、河西智美、北原里英が登場。前田が先陣を切って「わたしたちも何か少しでも力になれればと参加を決めました」とあいさつすると、会場に集まった観客から拍手が巻き起こった。

 25日、公式ブログにて6億1,769万1,133円を東北地方太平洋沖地震義援金として日本赤十字社に振り込んだことを発表したAKB48。沖縄国際映画祭における今回のイベントが、震災発生後初のチャリティーイベントとなる。会場には、「AKBの笑顔がみんなに元気を与えてくれる」と書かれたプラカードを持った観客の姿も見られるなど、AKB48メンバーたちの笑顔が、全国の人々に向けて届けられる形となった。

 その後行われた「歌ライブ」には、小嶋陽菜、宮澤佐江、高橋みなみ、大島優子、秋元才加、横山由依も登場し、「ヘビーローテーション」「誰かのために」「桜の木になろう」の3曲を熱唱。「誰かのために」は、2007年に発売されたアルバム「チームA 3rd Stage『誰かのために』」に収録されている楽曲。「誰かのために人は生きてるわたしに何ができるでしょう?」という、彼女たちの思いを訴えるかのような歌詞が、会場を一体感に包んだ。この曲は、同イベント上でチャリティーを目的として、着ウタ配信されることが発表された。(編集部・島村幸恵)
6.被災地へ50万足の靴 米国のNPOが提供
オルタナ 3月26日(土)13時3分配信

ハイチ地震で靴を手渡すNPO職員
【ロサンゼルス=寺町幸枝】NPO「ソールズ・フォー・ソールズ」(テネシー州)は、東日本大震災で被災した人々のために中古靴50万足を無償提供する。すでに第一便の10万足を中継地点となるインドネシアへ発送した。救助活動や復興活動など、足場の悪い場所で使用しやすいスニーカーを中心に送ったという。靴と下着は被災地で不足しており、被災者に喜ばれそうだ。

受け渡しは協力団体の「オペレーション・コンパッション」が行なうため、日本側の受け入れ先は未定。

2004年に起きたスマトラ島沖地震をきっかけに設立された同NPOは、これまでにケニア、タイ、ネパールなどの発展途上国など125カ国に、のべ135万足の靴を届けている。昨年のハイチ地震際には、数回に渡り被災地へすでに100万足以上の靴を寄付。また米国内のハリケーン・カタリナやリタの被災地へも、同様に靴の寄付を行なってきた。

ソールズ・フォー・フォールズでは、一般から中古靴を集めるだけでなく、靴メーカーから不良在庫となった新品靴も集めている。カリフォルニア州を中心に西海岸に55店舗を抱える大手スポーツ用品チェーン「スポーツシャーレット」がこの動きに賛同し靴を提供する予定だ。(在外ジャーナリスト協会 旧ユナイテッド・フィーチャー・プレス)
7.日本シリーズ、11月12日開幕 プロ野球臨時オーナー会議
デイリースポーツ 3月26日(土)15時53分配信

オーナー会議を終えて無言で会場を出る阪神・坂井信也オーナー(左)と巨人・滝鼻卓雄オーナー=都内のホテル(撮影・岡本好太郎)
 プロ野球の臨時オーナー会議が26日、都内のホテルで行われた。席上、24日の両リーグの理事会で確認された4月12日の開幕、4月中の東京電力、東北電力管内でのナイター自粛、延長戦は試合時間3時間30分を越えて次のイニングに入らないなどが承認された。
 また開幕延期に際し、CSは10月29日開始をめどに、日本シリーズは11月12日に開幕と、約2週間遅らせることを確認。東日本大震災の支援に関しては、4月2、3日に12球団でのチャリティー試合を開催。シンボルとなるロゴマーク、スローガンの作成も決定した。
8.1号機で高い放射線量は間違い=タービン建屋の水たまり―東電が訂正発表
時事通信 3月26日(土)17時55分配信
 東京電力は26日夕の記者会見で、福島第1原発1号機タービン建屋地下1階で18日に水たまりを見つけ、高い放射線量を検出していたとの同日午前の発表は間違いだったと訂正した。
 東電はさらに、1号機タービン建屋地下1階の水たまり表面で毎時約200ミリシーベルトの放射線量を検出したとの25日の発表は間違いで、約60ミリシーベルトだったと訂正した。
9.青森―茨城沖で247隻漂流=国交省
時事通信 3月26日(土)16時13分配信
 国土交通省は26日、東日本大震災の影響で青森県から茨城県の沖合に漂流した船舶を247隻確認したと発表した。海上保安庁が漂流船を各水域の港に収容し、所有者が分かり次第、引き渡している。
11.「予備自衛官」36人が初の支援活動 岩手・陸前高田
産経新聞 3月26日(土)20時6分配信


大震災後、陸前高田市の米崎小学校では、初めて招集された自衛隊の即応予備自衛官が自衛隊風呂の運営をサポート=26日午後、岩手県陸前高田市(鈴木健児撮影)(写真:産経新聞)
 岩手、秋田両県に住む「予備自衛官」計36人が、岩手県陸前高田市で東日本大震災の復旧、支援活動を始めた。予備自衛官は有事に招集される自衛官OBのことで、災害派遣は平成9年の制度創設以来初めて。「全力で人助けしたい」と、一様に気合をみなぎらせている。

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 予備自衛官には、年間の訓練が30日間の「即応予備自衛官」と、5日間の「予備自衛官」に大別される。今回派遣されたのは、全員が即応予備自衛官。

 11年に現役を退いた岩手県北上市の建設会社員、斉藤広昭さん(36)は「支援要請に『出動します』と即答した。有事に備えて体を鍛えてきた。会社に迷惑をかけるが、上司は『行ってこい』と快諾してくれた」。妻のひとみさん(36)からは「私の分も含めて助けてあげて」と、笑顔で激励されたという。

 盛岡市の運送会社員、高橋昌さん(45)は「まだ孤立している被災者もいるはず。何とかして助けたい」と気を引き締めた。

 現地で行われた結団式で、第9師団後方支援の六車昌晃連隊長は「優しい心のこもった言葉、りりしい態度、気配りで被災者に接してほしい」と指示した。

 第9師団によると、予備自衛官らは当面、陸前高田市を中心にして活動。大船渡市、釜石市などでも復旧、生活支援に従事する。六車連隊長は「社会人の経験を生かし、温かい心で活動することを期待している」と話している。
12.小中高生の死者206人、行方不明900人
読売新聞 3月27日(日)3時9分配信
 東日本巨大地震で宮城、岩手、福島の3県では、少なくとも206人の小中高の児童生徒が死亡、900人の行方を学校側が把握できていないことが文部科学省などへの取材でわかった。

 26日午前までの判明分。宮城県教委によると、同県の児童生徒の死者は140人で、832人の行方が把握できていない。岩手県教委によると、同県の死者は37人で行方不明68人だった。同省によると、福島県では少なくとも29人の死亡が判明しているが、行方不明者の子供の数は把握できていないという。

 昨年5月1日現在の学校基本調査によると、3県の小中高の児童生徒は計64万7890人。
13.2号機原子炉建屋から水=排水口まで流れた跡―福島第1原発
時事通信 3月27日(日)0時43分配信
 東京電力は26日、福島第1原発2号機の原子炉建屋から水が流れ出た跡が確認されたと発表した。25日午前9時ごろ見つかり、建屋の搬入口から外の排水口まで続いていた。建屋内のどこから出たかは確認されていない。
 経済産業省原子力安全・保安院によると、流出跡付近では毎時15ミリシーベルト程度の放射線が計測されたが、流れた水が原因かどうか分かっていない。これまで2号機に放水は行われておらず、使用済み核燃料プールへの注水でも、大量にあふれるような方法は取っていないという。
#、テレビ討論で、要約、政府の初動対策に問題が有った!。
原発事故では、自主非難?国が生活物資を届ける!、不可能であれば、はっきりと国の責任で退去を明言するべきです!
#、スマップが、スーツ姿で、頑張れ!?日本!?被災者に何を伝いたいのか?
スーツにネクタイ姿で、頑張れ!日本の力!?思いあがりも、はなはだしい!。
情況把握-判断-伝達!機能出来ていない!

14.<福島第1原発>東電「貞観地震」の解析軽視
毎日新聞 3月26日(土)18時47分配信

産総研の研究チームが仮定した貞観地震の震源域と周辺で起きた過去の宮城県沖地震の震源域(産総研の図を基に2010年5月作成)
 東京電力福島第1原発の深刻な事故原因となった大津波を伴う巨大地震について、09年の経済産業省の審議会で、約1100年前に起きた地震の解析から再来の可能性を指摘されていたことが分かった。東電は「十分な情報がない」と対策を先送りし、今回の事故も「想定外の津波」と釈明している。専門家の指摘を軽んじたことが前例のない事故の引き金になった可能性があり、早期対応を促さなかった国の姿勢も問われそうだ。

15.なぜ女川原発を避難先に? 240人が生活「行くとこない」「頑丈で安全」
産経新聞 3月26日(土)22時40分配信
 東日本大震災の発生直後から、東北電力女川(おながわ)原子力発電所(宮城県女川町、石巻市)の体育館で近隣住民が避難生活を送っている。東京電力福島第1原発の事故が連日伝えられる中、被災者はなぜ原発を避難先に選び、そこにとどまり続けるのか。(徐暎喜)

 女川町と石巻市は津波の甚大な被害を受けた。海岸沿いの町は津波で大半が破壊され、多くの人々が避難生活を強いられている。

 女川町中心部から海岸沿いの道を約15キロ進んだところに女川原発はある。距離は近いが、ここにたどり着くまでは一苦労だ。地震の影響で道路は所々で陥没し、何メートルにも渡って亀裂が走っている。自衛隊が復旧作業を進めているが、道の途中にちらほら見える住宅は完全に孤立していた。

 女川原発の広報課によると、地震発生当日の11日、原発が地域住民などへの広報施設として開放している「女川原子力PRセンター」に、次第に被災者が集まってきたという。

 原発は各自治体指定の避難所ではないが、東北電力は人道的な観点から、被災者の受け入れを決定。同センターは水や電気などが不十分なことから、職員の厚生施設として利用している原発施設内の体育館に被災者を誘導。現在、約240人が身を寄せている。

 避難所は原発施設の中にあるため公開されていないが、片づけなどで原発と自宅を往復している避難者に話を聞くことができた。

 水産加工業に携わる女川町の60代の男性は「町の中心部に向かう道が地震で通れなくなり、ここに避難するしかなかった。頑丈に作られているから安全だと聞いていたし…」と話す。

 福島原発の事故を知ったのは避難後のこと。「怖くないわけではないが、他の避難所は人でいっぱい。行くところもないし、しばらくはここでお世話になろうと思っている」と話す。

 石巻市から避難してきた40代の女性は、安全なところに避難しようと思ったときに、原発のことが真っ先に浮かんだという。

 「福島での事故を聞いて、『もしかしたらここも?』と思わなくはないが、事故が起こったようなニュースは聞かないし、今さら他に移ることは難しい。家にも近いので、しばらくはここで過ごしたい」

 女川原発は今後、各自治体と避難所の期限などを協議する方針だが、「避難者がいる限り、当面の間は続けたい」と話している。
16.「今何が出来るか」宇多田ヒカル、8000万円寄付
スポニチアネックス 3月27日(日)7時2分配信
 活動休止中の歌手、宇多田ヒカル(28)が被災地への義援金を寄付した。

 関係者によると金額は8000万円。宇多田は26日、ホームページで「母の生まれ故郷である岩手、祖母が眠る宮城も大きな被害を受け、今何が出来るか考えた」とコメントした

16.「全力で売る、負けるな」=にぎわう東北アンテナショップ―東京
時事通信 3月27日(日)5時13分配信
 東日本大震災で大きな被害を受けた岩手、宮城、福島各県。東京都内の3県のアンテナショップは、「商品を買って支援したい」と訪れる客でにぎわっている。店長らは「全力で売る。地震に負けるな」と力を込める。
 東京都江戸川区の「ふくしま市場」。地震前より客は増えたといい、店長の桜田武さん(41)は「『放射能は検査しているか』という電話もあり心配だったが、支援の声が多く勇気づけられた」とほっとした表情。「全力で商品を売って応援する。地震に負けないで」と地元にエールを送る。店員が「安心が保証できる商品しか置いていない」と説明すると、「デマより店を信じる。入荷したら教えて」と応じる女性も。単身赴任先から郡山市に戻る引っ越しを業者に断られたという大下誠さん(60)は「風評被害を心配したが、安心した」と胸をなで下ろした。
 池袋の「宮城ふるさとプラザ」では、寄せられた義援金が1100万円に達した。店員の大蔵国孝さん(33)は「閉店後に半分閉まったシャッターを開け、『募金だけでも』とお金を置いていく人も多い」と、感激した様子で話す。人気商品の多くは入荷のめどが立たないが、大蔵さんは「苦情一つなく、生産者の安否を思いやる声ばかり。生産者は本当に喜んでいる」と笑顔を見せた。
 銀座の「いわて銀河プラザ」でも、募金する人が目立つ。川崎市の村上智彦さん(29)は地ビールを購入。「ここに友人を誘ったり、東北料理の店に行ったりして応援したい」と励ました。店長の樋下小夜子さん(55)は「目当ての商品がないからと、代金をそのまま募金してくれた人もいた。人って温かい」としみじみ。「被災地と東京の懸け橋として、この場所から復興を支援したい」と涙ぐんだ。 



18.放射性物質含む水の除去続く
3月27日 5時22分。
深刻な状態が続いている福島第一原子力発電所では、外部からの電源を使った冷却機能を復旧するため、27日も、作業の妨げとなる高濃度の放射性物質が混じった水を取り除く作業などが続けられる予定です。
福島第一原発では、今月24日に作業員3人が被ばくした3号機だけでなく、1号機や2号機のタービンが入った建物でも高濃度の放射性物質が混じった水たまりが見つかり、外部からの電源を使った冷却機能の復旧作業に支障が出ています。このため、東京電力は、建物の中の水たまりを取り除く作業を急いでおり、このうち1号機については、水をポンプでくみ上げたうえで、「復水器」と呼ばれる、タービンを回した蒸気を水に戻す装置に入れる作業を始めています。2号機についても、同じように復水器に戻す作業が27日にも始められる予定で、3号機については、今後、水を取り除く方法を検討することにしています。また、1号機、2号機、3号機の原子炉に注ぐ水は、塩がたまって水の流れが悪くなるのを防ぐため、26日までに海水から真水に切り替えられましたが、東京電力は、2号機から4号機の使用済み燃料プールへの注水についても、早ければ27日にも真水に切り替える計画です。また、経済産業省の原子力安全・保安院によりますと、2号機の原子炉が納められた建物から、発電所の雨水などを流す排水溝に水が流れた跡が見つかり、現場からは1時間当たり15ミリシーベルト程度の放射線が検出されたということで、東京電力や原子力安全・保安院が、水がどこから流れ出たか調べています。
19.東日本大震災 進学目前で被災「悲しんでいる時じゃない」
毎日新聞 3月27日(日)10時40分配信

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避難所でボランティア活動をする沼田裕也さん=宮城県名取市で2011年3月23日、梅田麻衣子撮影
 「4月から大学に行く予定だった。でも無理なら仕事を探さないと……」

 宮城県名取市閖上(ゆりあげ)の自宅周辺が水没し、市文化会館で避難生活を送る沼田裕也さん(18)は、地震の数日後に祖母(83)と兄(22)の遺体を確認した。両親の安否は不明だ。だが覚悟はしている。「せめて早く見つけてあげたい」と思う。

 「みんな自分以外のことを優先する」。そんな家族だった。地震が来た時、父は自転車で近所に避難を呼びかけ、母は斜め向かいの家の様子を見に行き、兄は軍手とロープを手に近所の人を助けに行った。沼田さんは祖母の体を支えて揺れが収まるのを待った。

 公民館に避難したが、すぐに水が来た。無我夢中でタイヤや建材にしがみついた。車の屋根に乗っていた人が「大丈夫ですか」と声をかけてくれた。次の瞬間、その人はいなくなっていた。自分が自宅そばの閖上小学校の近くにいると気づいたのは翌日のことだ。

 気を張っていようと、避難所では進んで救援物資の運搬やごみの分別を手伝う。それでも、ふと家族のことが頭に浮かぶ。
20.自衛隊員の派遣手当など増額へ…過酷任務報いる
読売新聞 3月27日(日)8時40分配信
 防衛省は26日、東日本巨大地震の被災地で活動する自衛隊員に対して支給する「災害派遣等手当」と「死体処理手当」について、支給額を現行よりそれぞれ引き上げる方針を固めた。

 約3700体の遺体収容や約230体の搬送(24日まで)、東京電力福島第一原子力発電所の放射能漏れ事故に伴う放水など、従来の災害派遣の想定を大きく上回る、過重で危険な活動内容に応えるためだ。

 現行の災害派遣等手当では、隊員が捜索救助などに2日以上連続であたった場合の支給額は1日1620円、退去命令が出ている区域や被曝(ひばく)のおそれがある区域などで特に困難な任務が伴う場合は同3240円となっている。

 遺体の収容に従事した隊員に対しては、1日1000円(損傷の激しい遺体の場合は同2000円)の死体処理手当を災害派遣等手当に加算して支給している。
#、全く納得が出来ない?。自衛隊の任務が過酷はわかるが、自衛隊は国土、国民を守る事が任務!手厚くするのは、被災者です。愚策です???。
21.2号機建屋の水から高濃度放射性物質 原子炉から漏出か
産経新聞 3月27日(日)12時2分配信
 経済産業省原子力安全・保安院は27日、福島第1原子力発電所2号機のタービン建屋にたまっていた水は、表面の放射線量が毎時1シーベルト以上で、高濃度の放射性物質が含まれているとの分析結果を明らかにした。

 このたまり水に含まれるヨウ素134の濃度は、1立方センチ当たり約29億ベクレルと、極めて高いという。

 保安院は水に含まれる放射性物質について、通常なら原子炉内に閉じ込められている半減期が短い物質が含まれているとみており、原子炉の水が漏れだしている可能性が高い。