2013年9月30日
#、為替97.83円。97.80円。円。ユーロ132.00円。131.87円。
#、ダウ15258.24。-70.06ドル、ナスダック、3781.59。-5.84。
#、前場、14505.73円。-254.34円。後場、1455.80円。-304.27円。
1. ヤクルト対DeNA戦。【神宮】
6対3でDeNA勝利。
先発、
【ヤクルト】村中恭平左腕、
【DeNA】コーコラン右腕、
戦評、9月30日(月)ヤクルト vs. DeNA 24回戦
DeNAは2点を追う5回表、2死一二塁からブランコが通算150号となる3ランを放ち逆転に成功。その後7回にもブランコの2ランで加点し、リードを広げた。投げては、好救援を見せた2番手・土屋が今季2勝目。ヤクルトは先発・村中が一発に泣き、連勝はならなかった。
責任投手/本塁打
勝利投手、[ DeNA ] 土屋(2勝1敗0S)
敗戦投手、[ ヤクルト ] 村中(4勝9敗0S)
セーブ、[ DeNA ] ソーサ(2勝4敗19S)
本塁打、[ DeNA ] ブランコ 39号(5回表3ラン) 、ブランコ 40号(7回表2ラン)
[ ヤクルト ] バレンティン 59号(3回裏ソロ)
DeNAバッテリー
コーコラン 、土屋 、長田 、藤江 、加賀 、大原 、ソーサ - 鶴岡一。
ヤクルトバッテリー、
村中 、ロマン 、久古 - 中村。
2.オリックス対楽天戦。【京セラ】
0対0で引き分け。
先発、
【オリックス】金子千尋右腕、9回135球。被安打5.無失点!。
【楽天】ダックワース右腕、
戦評、9月30日(月)オリックス vs. 楽天 21回戦
両チームによる熱戦は、規定により引き分けに終わった。0-0で迎えた延長11回表、楽天は四球と安打で2死一三塁とするも、後続が倒れ先制の好機を逸する。一方のオリックスも、打線が再三の好機を生かせず、9回無失点と力投した先発・金子千尋を援護できなかった。
責任投手/本塁打
勝利投手、敗戦投手、セーブ
本塁打、[ 楽天 ] [ オリックス ]
楽天バッテリー
ダックワース 、長谷部 、金刃 、青山 、福山 - 嶋。
オリックスバッテリー
金子千尋 、平野佳 、佐藤達 、馬原 - 伊藤。
3.ロッテ対日本ハム戦。【QVCマリン】
延長10回1対0でロッテサヨナラ勝利。
先発、
【ロッテ】唐川侑巳右腕、
【日本ハム】多々野数人右腕、
戦評、9月30日(月)ロッテ vs. 日本ハム 24回戦
ロッテが劇的なサヨナラ勝ち。ロッテは両軍無得点で迎えた延長10回裏、安打と2個の四球で無死満塁の好機をつくると、福浦が犠飛を放ち試合を決めた。5番手・南が今季3勝目。敗れた日本ハムは、先発・多田野が7回無失点と好投するも、4番手・谷元が誤算だった。
責任投手/本塁打
勝利投手、[ ロッテ ] 南(3勝0敗0S)
敗戦投手、[ 日本ハム ] 谷元(6勝6敗1S)
本塁打、[ 日本ハム ] [ ロッテ ]
日本ハムバッテリー
多田野 、増井 、宮西 、谷元 - 大野。
ロッテバッテリー
唐川 、カルロス・ロサ 、益田 、服部 、南 - 金沢。
スポーツ、
1. ヤクルト“ライアン”小川がハーラー単独トップ16勝 セ新人では上原以来
デイリースポーツ 9月29日(日)21時33分配信
ヤクルト“ライアン”小川がハーラー単独トップ16勝 セ新人では上原以来
最多勝を目指して力投するヤクルト・小川泰弘=神宮(撮影・村中拓久)
「ヤクルト4‐2DeNA」(29日、神宮)
ヤクルト・小川が6回2失点の力投で、ハーラー単独トップの16勝目を挙げた。
【写真】剛腕・小川に“可愛い一面”も?入寮時はスヌーピーのぬいぐるみ持参
速球、変化球を低めに集める持ち前の投球で、五回終了まで得点を許さず。六回は1死二、三塁からブランコに左前2点適時打を浴び、なお中村四球で一、二塁のピンチを背負ったが、多村を137キロカットボールで三ゴロ併殺打に仕留めた。
新人投手のシーズン16勝は、セ・リーグでは1998年の上原浩治(巨人)以来。
九回を締めた石山が9セーブ目。
打線は一回にバレンティンの適時内野安打で1点を先制。三回に川端の左前適時打で1点、四回に山田の中前適時打で加点した。七回にもバレンティンの左犠飛でリードを広げた。
DeNAは先発の三浦が誤算。4回3失点で降板した。
試合後、お立ち台に上がった小川は、「最初から飛ばしていけるところまでいこうと思っていましたが、六回に崩れたのは反省点です。まだ戦いは続くので、1試合、1試合大切に戦って、少しでも勝ち星を重ねたいです」とほおを緩ませた。
2. 最後まで輝き続けた“最強クローザー” マリアーノリベラ。
SEP 29,2013 7:02 PM
今季限りで引退のリベラ
ピンストライプの背番号「42」が最後の出番を終えた。2013年9月26日、ニューヨーク・ヤンキースがタンパベイ・レイズを迎えて行われたホーム最終戦。4点ビハインドの8回表1死一、二塁から登板したマリアノ・リベラは、2人をアウトに仕留め、9回表も2人を討ち取って2死としたところで、ヤンキー・スタジアムのマウンドから降りた。
リベラのもとへ交代を告げにやってきたのは、アンディ・ペティットとデレク・ジーターの2人だ。ジョー・ジラルディ監督による演出である。この4日前に、ホームプレートの前で構えるリベラに向かって始球式の球を投じたホルヘ・ポサダを含め、リベラ、ペティット、ジーターの4人は、ヤンキースが王朝を築く中核を成し、「コア4(フォー)」と呼ばれていた。
ジラルディは9回が始まる前に、2人がマウンドに行って選手による選手交代をする許可を審判に求め、審判もジラルディの意図を汲んで快諾した。ペティットは歩きながら左手で右腕を叩き、右投手に交代することを球審に告げている。ダグアウト前でリベラを出迎えたジラルディの眼も濡れていた。ジラルディ自身も1996~99年にヤンキースで、ポサダとともにマスクをかぶっていた。
「コア4」はいずれも1995年にメジャーデビューした。だが、当時のリベラはペティットと同じ先発投手だった。リベラが救援に専念したのは翌年からだ。この年は5セーブを挙げたものの、ジョン・ウェッテランドにつなぐセットアッパーとして投げ、ウェッテランドがFAとなって退団した1997年よりクローザーとして歩み始めた。
そこから、リベラはヤンキースの勝利を締めくくり続けた。カット・ファストボールを抜群のコントロールで投げ込み、1999年からはメタリカの名曲『エンター・サンドマン』に乗って登場し、守護神として君臨してきた。パナマで釣り船の船長の息子として生まれ育ち、本格的にベースボールを始めたのは高校を出た後で、最初は投手ではなく遊撃手だったが、リベラは史上最高のクローザーとなった。
1997~2013年の17シーズンのうち、40セーブ以上が9度、セーブ王は3度。30セーブに届かなかったのは、故障者リストに3度入った2002年と練習中の怪我で序盤戦にシーズンを終えた2012年だけだ。2011年9月にトレバー・ホフマンの通算601セーブを抜いて歴代トップに立つと、さらに50セーブを積み重ねた。通算セーブ成功率も89.1%とハイレベル。また、17シーズンで防御率3点台は2007年しかなく、11シーズンは1点台、残りも2点台を記録した。
ポストシーズンでも活躍した。通算42セーブは2位以下に倍以上の差をつけていて、成功率はレギュラーシーズンを上回る89.4%。防御率0.70は30イニング以上を投げた投手では歴代ベストだ。1998~2000年も、2009年も、ワールドシリーズ優勝の瞬間にマウンドにいたのはリベラだった。あと一歩で4連覇を逃した2001年もそうだ。ワールドシリーズ第7戦の9回裏にリベラがルイス・ゴンザレス(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)に打たれたサヨナラヒットは、当たり損ねの一打だった。
リベラはそのピッチングだけでなく、物静かで落ち着いた人柄と品格のある振る舞いによっても尊敬を集めてきた。キリスト教への信仰心が篤く、慈善活動にも熱心。開幕前に2013シーズン終了後の引退を宣言したリベラには遠征先で対戦チームから数々の記念品が贈られたが、それらの品々とともに、リベラが運営する慈善団体には多額の寄付が寄せられた。
また、9月26日にMLBと選手会が発表した2013シーズン後半戦のジャージ売り上げは、マット・ハービー(ニューヨーク・メッツ)、ヤシエル・プイグ(ロサンゼルス・ドジャース)、マニー・マチャド(ボルティモア・オリオールズ)らの新鋭を抑え、リベラが最多だった。リベラがメジャーリーグ最後の背番号「42」であることも人気の要因だろうが、他チームを応援していてアンチ・ヤンキースであっても、リベラは認めているというファンは少なくない。
最後のシーズンは調子を落とした時期もあったが、リベラは現役最高齢の43歳にして40セーブ以上を記録した。40代で40セーブに達したのは、2011年と2013年のリベラだけだ。ホーム最終戦はセーブ機会ではなかったものの、対戦した打者をすべて討ち取った。
最後まで輝きを失うことなく、偉大なクローザーのまま、リベラはユニフォームを脱ぐ。ホーム最終戦の試合後、他の選手たちが消えたダグアウトに一人残ってしばらく座っていたリベラは、ゆっくりとマウンドへ行って土をかき集め、それを右手に握って持ち帰った。
#、最近カットボールを投げる投手は日本野球にも多くなった!しかしリベラのカットボールは左打者の高目!グリップに投げ込むカットボールの様に見えた。球種が分かっていても打てない!?球威も切れも一級品だったように思えます。
3. イチロー136安打「もう1周やりたい」
日刊スポーツ 9月30日(月)8時48分配信
<アストロズ1-5ヤンキース>◇29日(日本時間30日)◇ミニッツメイドパーク
ヤンキース・イチロー外野手(39)が、今季最終戦となるアストロズ戦でスタメンを外れ、途中出場の機会もなかった。
チームは1-1の延長14回に一挙4点を入れ、逆転勝利した。今季は85勝77敗でア・リーグ東地区では94年に3地区制になってから5年ぶり2度目の3位に終わった。
イチローは今季150試合に出場し、メジャー13年間で最も少ない136安打に終わり、打率2割6分2厘、7本塁打、35打点、57得点、20盗塁でシーズンを終えた。
イチローはシーズンを終了し感じることはと問われ「まあ、もう1周やりたいです。もう1ラウンド。162試合。それ1ラウンドでしょ」と話した。
#、一番怖い?ヤンキースの対応を危惧しています。一年間出場の機会を与えられれば
打率は280以上!180安打を残す余力が残っていると信じますが、今のヤンキースでは??。
4. レンジャーズ PO進出決定戦へ ダル 先発で好投 勝利に貢献
スポニチアネックス 9月30日(月)7時5分配信
◇ア・リーグ レンジャーズ6―2エンゼルス(2013年9月29日 アーリントン)
レンジャーズのダルビッシュ有投手は29日、レギュラーシーズン最終戦となるエンゼルス戦に先発。5回2/3を投げ、4安打8三振2失点だった。
勝敗は付かなかったが、ダルビッシュは試合をつくり勝利に貢献。この日勝ったレイズと勝率、勝敗数とも並んでいるレンジャーズは、ワイルドカードでのプレーオフ進出をかけて、30日(日本時間10月1日)にアーリントンでレイズと対戦する。
同点の6回、レンジャーズは2死一、二塁でソトの適時二塁打で再度リードを奪うと、7回にはキンスラーの左前適時打、8回にもベルトレ、ソトがそれぞれソロ本塁打を放ち、リードを広げた。これをダルビッシュ以下、5投手をつぎ込んで逃げ切った。
ダルビッシュは初回、エ軍・トラウトの中越えソロで先制点を許したものの、5回まで毎回の8奪三振を記録。6回も併殺でピンチを乗り切ったかに見えたが、安打と四球で走者をためたところで降板。2番手のコッツが4番ハミルトンに同点となる左前適時打を打たれ、今季14勝目は消えたが、絶対に負けられない試合で5回まで毎回三振を奪い、その投球内容は十分評価に値するものだった。
▼ダルビッシュの話 4月の試合だと思って、何も変わらず(に投げた)。ベストを尽くすことだけを考えていた。勝ったので良かった。
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14勝お預けもダル粘った 101球中“速球”は6球
ダルビッシュ有 、 コッツ 、 ワイルドカード を調べる
5. 4連敗の阪神 まさかの「3位転落」ならスポンサーも悲鳴
日刊ゲンダイ 9月30日(月)15時57分配信
4連敗の阪神 まさかの「3位転落」ならスポンサーも悲鳴
笑えない…/(C)日刊ゲンダイ
「まさか!?」が現実のものとなるかもしれない。
29日の中日戦に敗れた阪神の「2位」に「黄信号」がともりはじめた。
阪神は8月末の時点で貯金は「14」、3位広島に12ゲーム差をつけていた。10月12日から始まるCSファーストステージの甲子園での開催は誰もが確実とみていた。
ところが、9月に入るとチームは大失速。この1カ月間、8カードのうち、7カードの負け越しで貯金も「4」まで減少。3位広島に3ゲーム差にまで詰め寄られている。
チームの急降下に真っ青なのが阪神の営業担当だろう。
球団は9月10日にコンビニ大手の「セブン―イレブン」とスポンサーシップ契約を締結。阪神主催のCSファーストステージは「2013 セブン―イレブン クライマックスシリーズ セ ファーストステージ」という冠名で試合を行うことになっている。
仮に3位転落となれば、CS開催権は広島に移る。そのため、せっかくCSのスポンサーに名乗りを上げてくれたセブン―イレブンの名も使えず、阪神の信用は著しく失墜する。
阪神だって本拠地開催を逃せば、放映権料、チケット代、グッズなどの物販収入が「パー」になる。他球団に比べ、ビジネスのパイが大きく、本拠地で3試合(2勝先勝)目までもつれ込めば、最大で6億円程度の収入が見込めるのにだ。
阪神の残り6試合のうち4試合が敵地。しかも、広島との直接対決(1試合)だけでなく、8月以降、苦手意識が強くなった巨人(甲子園)とも1試合を残す。
一方、残り3試合の広島は全てホームゲーム。阪神との直接対決後はBクラスが決定している中日、ヤクルトを迎え撃つ。
阪神の営業は眠れない日々が続く……。
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6. 楽天初優勝 一場靖弘、田中将大……12球団で唯一貫いたドラフト戦略とは
大追跡 2013/9/27 17:45 - ガジェット通信
苦節9年……9月26日、楽天が球団創設9年目で初優勝を果たした。
04年、50年ぶりの新球団として球界参入。初年度は97敗を喫し、首位と51.5ゲーム差をつけられる歴史的大敗に終わった。
1年目の楽天は、近鉄とオリックスからの分配ドラフト、他球団から戦力外通告を言い渡されたベテラン選手など、いわば寄せ集め集団だった。
だが、球団誕生時から現在に至るまで、楽天は他球団には見られない一貫したドラフト戦略を取っていた。
04年秋から昨年秋まで9年間に渡るドラフト会議で、すべて投手を1位指名(自由枠含む)してきたのだ。大学・社会人と高校生に二分されていた05~07年も戦略は変わらず。08年に一度だけ、野本圭外野手(当時・日本通運)を1位指名したが、中日との抽選に敗れると、藤原紘通投手(当時・NTT西日本)を外れ1位で指名している。
初年度の一場靖弘をはじめ、ドラ1すべてが順調に育ったとは言い難いが、田中将大(06年高校生ドラフト)は言うまでもなく、今年は片山博視(05年高校生ドラフト)、長谷部康平(07年大学・社会人ドラフト)という1位指名選手が貴重な中継ぎとして活躍した。
09年菊池雄星(現・西武)、10年大石達也(現・西武)、11年藤岡貴裕(現・ロッテ)と3年連続で1位指名の抽選に敗れたが、「その年の一番良い投手を指名する」という怯まない姿勢も垣間見られる。だからこそ、4球団が競合した田中将大や5球団が競合した長谷部康平を獲得でき、初優勝につながったのだ。
今季の楽天の陣容を眺めると、投手陣はドラフト上位指名で固め、野手陣はマギー、ジョーンズという大物助っ人に、松井稼頭央や藤田一也という移籍組、聖澤諒、銀次、枡田慎太郎といったファームから鍛えられてきた選手たちがうまく噛み合った。
「野球はピッチャー」という格言を守り、その年NO.1ピッチャーを指名。野手は自前で育てつつ、トレードや外国人枠も有効に活用する。
楽天の一貫したチーム作りが、実を結んだ。
(落合知)
7. 山崎武司が語る「楽天初優勝と野村野球の遺産」
2013.09.30阿部珠樹●文 text by Abe Tamaki photo by Nikkan sports
楽天がチーム創設9年目にして初の優勝を決めた。勝てばいろいろ勝因が出てくるものだ。エース・田中将大の投球はもちろん、今季新加入したアンドリュー・ジョーンズ、ケーシー・マギーというふたりの外国人選手の期待以上の活躍もあったし、一部では「星野チルドレン」などと呼ばれている銀次、枡田慎太郎、岡島豪郎、島内宏明など若い野手の奮闘、開幕投手に起用した新人・則本昂大の好投など、次から次と名前が挙がってくる。
優勝の瞬間、最後の打者を三振に打ち取り抱き合う田中将大と嶋基宏
拡大する
優勝の瞬間、最後の打者を三振に打ち取り抱き合う田中将大と嶋基宏
しかし、衆目の一致するところ、大きかったのは田中のピッチングとそれを支えた嶋基宏のリード。チームの骨格となったふたりが最後まで揺るがなかったことが最大の勝因ではなかっただろうか。
考えてみれば、このふたりは野村克也元監督に指導され、主力に成長した選手。2009年2位の時からすでにチームの柱だった。ということは、野村元監督の野球、いわゆる「ノムラの考え」も今年のチームに受け継がれているのではないだろうか。
野村監督の下で、2009年のクライマックス・シリーズ(CS)進出の原動力になった山崎武司にそのあたりの事情を聞いてみた。
「野村監督の野球はID野球だとか、配球だとか、データ収集や分析など戦術的なことばかりに注目が集まるけど、ベースになっているのは準備野球なんです」
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あらゆる状況に備えてしっかり準備をする。その中には、データだけでなく、体のコンディションも含まれる。
「準備をしっかりやっておけば、マイナスになることはない。とにかく野村監督の4年間は『準備をしっかりしろ!』と叩き込まれた。僕自身もそうだったし、田中にしても嶋にしても、今もその影響を受けているのは間違いないです」
田中はWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の主力として期待されながら、思うような結果を出せなかった。いつもと違うシーズンの入り方をしたこともあり、シーズン序盤は万全の状態ではなかったはずだ。だからこそ、いつもよりも多くの時間を準備に割いた。その結果、22連勝という大記録を作った。準備野球の成果というのが山崎の見方だ。
「田中の育て方については、野村監督もずいぶん悩んだと思いますよ。新人の頃の田中は、もし僕が監督だったら一軍では使わない。まず二軍でしっかり鍛えるレベルの選手だった。ちょっと失礼だけど、所詮、高校野球のスターでしかないというのが、僕の見た感想でした。でも、野村監督は最初から一軍で使った。将来のことを考えていたんでしょうね」
山崎の見立てどおり、開幕直後の田中はほとんどいいところなく3連続KO。それでも野村監督が先発で起用し続けるうちに、徐々に素質が開花し、最後は11勝を挙げて新人王を獲得した。
「スライダーが良かったこともあるし、あの当時、頼りになる先発が岩隈の他にいなかったという事情もある。でも、田中は最初から自分はこうしたい、こうなるんだという目標がはっきりしていた。そこに向かって迷いなく練習し、そして達成する。そのあたりの姿勢を野村監督は評価したんだと思います」
投手のことに関しては、投手コーチに任せてほとんど口を出すことがなかった野村監督だが、捕手の嶋には徹底的に「ノムラの考え」を教え込んだ。
「よく覚えているのが、嶋が監督から『今の配球の根拠は何だ?』と言われていたこと。『ただ漠然とタイミングが合っていないように思えたから』ではダメ」
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打たれた時には「根拠を示せ」と問い詰め、あいまいな答えしか返ってこない時には声を荒げることもあった。これはヤクルトの監督時代に古田敦也、阪神の監督時代に矢野耀大を鍛えたやり方と共通している。捕手出身の野村は強いチームを築き上げるためには、捕手を育てることが欠かせないと確信している。それは嶋を鍛えれば、チームの柱になれると見込んだからこそ、厳しく接したのだった。
「嶋は冷静に見えるけど、ものすごく熱い男なんですよ」
今でも時々、電話がかかってくるという山崎は嶋の人物像についてこう語る。
「熱さをうまくコントロールできるようになれば、ひと皮向けて、もっといい捕手になると思っていた」
震災直後のあいさつは今も語り草になっているが、本職の野球で注目されることはほとんどなかった。さらに、昨年はルーキーの岡島豪郎に出番を奪われることもあった。
「いろんなストレスがあったと思う。だから電話では、いつも『我慢して頑張れ!』と激励していましたね」
今年はそうした我慢が実ったと山崎は言う。田中にしてもシーズンを通して絶好調だったわけじゃない。その田中を辛抱強くリードしたのが嶋だった。野村監督から受け継いだ「根拠ある配球」に我慢を重ね合わせ、楽天の「底力」を示した。
やはりこのふたり、野村監督の遺伝子を受け継いでいるのは確かなようだ。
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8. ヤンキース黄金期の終焉と冷酷な現実“コアフォー”は去り、魔法は解けた
杉浦大介2013年9月30日 15:17
スタジアム周辺は早くも不似合いな静寂
ヤンキース黄金期の終焉……ジーター(右)、ペティットらが奇跡を起こし続けたチームではもうない
ヤンキース黄金期の終焉……ジーター(右)、ペティットらが奇跡を起こし続けたチームではもうない【写真は共同】
1990年代後半以降、秋のニューヨークでベースボールはファンタジーだった。
デレック・ジーター、ホルヘ・ポサダ、アンディ・ペティット、マリアーノ・リベラの“コアフォー”を中心としたヤンキースは、毎年決まって10月のプレーオフの舞台に登場。街の話題もヤンキース一色になり、チームとファンが一体となって進んで行く。そして……ワールドシリーズを制した直後には、天気予報のキャスターはこう伝える。
「明日のブロードウェイの天気は、晴れ、ところにより紙吹雪」
しかし、時は流れ、2013年――。今シーズンのヤンキースは85勝77敗でアメリカン・リーグ東地区の3位タイに終わり、3年連続の地区制覇どころか、ワイルドカードでのポストシーズン進出すら叶わなかった。年中行事がお休みとなり、スタジアムの周辺も早くも不似合いな静寂に包まれている。
「ほんの10日ほど前、(9月9〜12日の)オリオールズ相手の4試合で3勝した頃には私たちは好位置につけていた。にも関わらず、プレーオフが始まる前に戦いを終えなければいけないというのは本当に辛いことだ」
プレーオフ逸が決定した9月25日のレイズ戦後、ジョー・ジラルディ監督は消え入るような声でそう絞り出した。実際に12日の時点でワイルドカードまであとわずか1ゲーム差の位置にいたことは、そこに辿り着くまでのプロセスを考えれば大健闘と言って良かったのだろう。
故障者続出、最後まで揃わなかった戦力
波瀾万丈のシーズンだった。ジーター、アレックス・ロドリゲス、マーク・テシェイラ、カーティス・グランダーソンといった不可欠の主力がケガで多くの試合を欠場。ロドリゲスの薬物使用事件でチーム全体、周囲が大揺れに揺れた時期もあった。
そんな中でも、前半戦ではバーノン・ウェルズ、ライル・オーバーベイ、トラビス・ハフナーといった伏兵の予想外の働き、エースとして確立した黒田博樹の大車輪の活躍などで踏ん張り続けた。
後半戦ではシーズン中のトレードで獲得したアルフォンソ・ソリアーノが8月だけで11本塁打、31打点と爆発。シーズンが進むにつれて戦力は少しずつ整い、ワイルドカードを争う中に飛び抜けたチームがなかったこともあって、奇跡の追い込みを期待させた時期もなかったわけではない。
しかし……
「35本塁打、110打点が可能な選手(テシェイラ)を失い、40本塁打が打てる選手(グランダーソン)も不在の時期が多かった。レギュラー遊撃手(ジーター)も故障がち。そういった選手たちの穴埋めは簡単ではなかった」
強がり続けたジラルディ監督も、ポストシーズン進出の可能性が消えた後、ついに堪え切れずに故障者多発について言及した。
9月突入以降も、ブレッド・ガードナー、CC・サバシアといった重要メンバーが故障し、ジーターも再離脱。ケガ人は止まるところを知らなかった。この人材不足が響き、チーム打率はメジャー24位、防御率は同19位。結局、最後までプレーオフに進むに相応しいメンバーは揃わなかった感がある。
もはや奇跡を起こし続けてきた同じチームではない
ジーターが故障続きでわずか17試合の出場にとどまったのも痛かった
ジーターが故障続きでわずか17試合の出場にとどまったのも痛かった【写真は共同】
特にジャイアンツに1対2で敗れ、プレーオフ進出が絶望的になった9月22日のゲームの展開、結末は象徴的だった。
この日、試合前に今季限りで引退するリベラの送別セレモニーが行なわれ、“史上最高のクローザー”に大きな拍手が送られた。その後のゲームでは、同じく引退表明したペティートが7回2安打と好投してファンを喜ばせた。
「逆転を可能にする魔法が、私たちの中に残っていると思っていた。これまでいつもやり遂げ来たことだからね」
ペティートのそんな言葉通り、2人のヒーローの勇姿にスタジアムのムードは最高潮。終盤のドラマを予期したファン、関係者も多かったことだろう。
しかし……そこで突きつけられたのは、今のヤンキースは“これまでいつもやり遂げて来た”のと同じチームではないという冷酷な現実だった。
1点を追う最終回の攻撃で打席に立ったのは、シーズン途中に寄せ集められたマーク・レイノルズ、ブレンダン・ライアンという低打率の2選手と、9月にメジャーに上がったばかりのJR・マーフィー。ジーター、ポサダ、あるいは往年のバーニー・ウィリアムス、ティノ・マルチネスが示したような粘りは彼らから望むべくもない。3人はわずか16球で三者凡退に倒れ、絶対必勝だったはずのゲームは終わった。同時に、最終週に山場すら作れないまま、2013年シーズンも事実上終わりを告げた。
来季以降ヤンキースが被るダメージは計り知れない
それから4日後のレイズ戦――。ヤンキースタジアムでのリベラの最後の登板は、すべてのファンの記憶にいまだ鮮明だろう。9回二死のマウンドにジーター、ペティートが歩み寄って交代を告げ、守護神はマウンド上で号泣。スタジアムの誰もが涙腺を緩ませた見事なまでの演出だった。
ただ……あと1人でクローザーをマウンドから降ろすという異例の交代劇は、“消化ゲーム”だからこそ可能になったという皮肉な事実も忘れるべきではない。そして、今季も最後までプライドを誇示し続けたリベラ、ペティートが不在になることで、来季以降のヤンキースが被るダメージは計り知れない。
チーム最高の打者であるロビンソン・カノー、大黒柱として踏ん張った黒田は今季限りでFAになり、来季に残留するかは定かではない。ジーター、イチロー、サバシア、テシェイラといったベテランも年齢による衰えは隠し切れず、そんな彼らにとって代わるだけの若手も育っていない。
資金豊富なヤンキースならそれでもそれなりのチームは作ってくるだろうが、ただ、今後を考えたとき、1つだけ確かなことがある。
1996年以降の18年間で16度のプレーオフ出場、7度のリーグ制覇、5度の世界一……これから誰が主軸を担って行こうと、こんな驚異的な成功が繰り返されることはない。この黄金期の根幹となったジーター、リベラ、ペティート、ポサダのようなカルテットは、もう二度と現れることはない。
プロ意識の塊のようだった“コアフォー”は、常に勝利だけを目指し、犠牲を惜しまず、正しい方法でプレーした。新陳代謝の激しい米スポーツ界では永遠に思えるほどの長い期間に渡り、私たちを楽しませてくれた。彼らのおかげで、ニューヨークでベースボールはファンタジーになったのだった。
しかし、2年前のポサダに続き、2013年にはリベラ、ペティートが引退を決め、ジーターも17試合の出場に終わった。傷つき、疲れ果てた今季のヤンキースは、かつての鋼の強さを感じさせないまま敗北。この結果は単なるつまずきではなく、1つの時代の終焉を明白に指し示しているのだろう。
魔法の終わりは、厳しい現実の始まり――。プレーオフのないニューヨークの秋は余計に短い。そして、その先に、凍てつくように冷たい冬の開始がもう間近に迫っている。
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9. イチロー、物足りなさも=黒田は「責任果たせた」-米大リーグ
アストロズ戦の試合中にベンチで談笑するヤンキースのイチロー(右)と黒田=29日、ヒューストン(AFP=時事)
ヤンキースのイチローと黒田は最終戦に出場せず、今季を終えた。
【特集】あの人の忘れ得ぬ言葉~イチローの、あの発言~
イチローは打率2割6分2厘、136安打と、どちらも大リーグ13年間で自己ワーストの成績。8月に日米通算4000安打の金字塔を打ち立てた一方、先発を外れる試合も多く、チームもプレーオフ進出を逃した。イチローは「もう1周やりたい。162試合」と物足りない思いを表現し、「今した経験、過去の経験も、プラスになるかどうかは未来の自分次第」と来季以降に目を向けた。
黒田は終盤に調子を落としたものの、先発陣の軸として11勝を挙げ、目標の200投球回に3年連続で到達。「大事な時に力になれなかった」と悔しさを示した一方、「けがなくシーズンを送り、最低限やらなければいけない責任は果たせた」との思いも口にした。ヤンキースとの1年契約が終了し、オフは去就が注目されるが、「今すぐ来年のことは考えられない」と言うにとどめた。(ヒューストン時事)(2013/09/30-10:11
ニュース、
1. 無人補給船「シグナス」、ISSとのドッキング成功
朝日新聞デジタル 9月30日(月)0時36分配信
無人補給船「シグナス」、ISSとのドッキング成功
ISSにドッキング直前の補給船=29日午後9時30分ごろ、米航空宇宙局(NASA)提供
【ワシントン=行方史郎】国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶ米宇宙企業オービタルサイエンシズ社の無人補給船「シグナス」が日本時間29日午後9時44分ごろ、ISSとのドッキングに成功した。
【写真】ISSのロボットアームに捕らえられた補給船=日本時間29日午後9時前、米航空宇宙局(NASA)提供
シグナスには三菱電機が開発した日本の無人補給船「こうのとり」と同じISSへの誘導接近システムが使われている。19日に打ち上げられ、22日ごろにドッキングする予定だったが、ソフトウェアに不具合が見つかり、延期されていた。
民間の宇宙船がISSとのドッキングに成功するのは米スペースX社の「ドラゴン」に続き2例目。食料など約600キロを届けた後、離脱して大気圏に突入して燃え尽きる予定。
米航空宇宙局(NASA)では2011年にスペースシャトルが引退した後、ISSへの物資輸送を民間企業に委託。シグナスとは計8回分の輸送契約を結んでいる。
2. 中国人乗組員を逮捕=衝突貨物船の当直責任者―伊豆大島沖、5人死亡・海保
時事通信 9月29日(日)22時49分配信
伊豆大島沖で貨物船同士が衝突し、転覆した第18栄福丸(498トン)の5人が死亡、1人が行方不明となった事故で、下田海上保安部は29日、業務上過失致死と業務上過失往来危険の疑いで、栄福丸と衝突したシエラレオネ船籍の貨物船ジィアフイ(2962トン、13人乗り組み)の当直責任者だった中国籍の夏紅波容疑者(35)を逮捕した。
同保安部などによると、夏容疑者は容疑を認めているという。
3. テレ朝・竹内アナを救ったタモリの金言「型にハマらなくていい」
スポニチアネックス 9月29日(日)20時42分配信
テレ朝・竹内アナを救ったタモリの金言「型にハマらなくていい」
「ミュージックステーション」を卒業したテレビ朝日の竹内由恵アナウンサー
27日にテレビ朝日の音楽番組「ミュージックステーション」(金曜後8・00)を卒業した同局の竹内由恵アナウンサー(27)が29日、自身のブログを更新した。
テレ朝・竹内アナ「Mステ」卒業!涙こらえ、タモリの音楽愛に感謝
入社1年目の2008年10月からサブMCを担当。しかし、順風満帆とは言えなかった。「なかなか上達せず、あるとき『私アナウンサーには向いていないんです』とタモリさんに相談したことがあります」と打ち明ける。
MCのタモリ(68)は、こう諭してくれたという。
「型にハマらなくていいんだよ。技術なんて、大して大事なことではない」
「タモリさんの一言一言は、自分にとってかけがえのない言葉として残っています」と感謝。27日の放送も、最後に「タモリさん、ありがとうございました。タモリさんが本当に音楽を愛しているから、こんなに素晴らしい番組なんだと思います」と涙をこらえて語っていた。
「入社して初めて担当することになった番組なので、とても思い入れがありますキラキラ小さい頃から憧れていた番組なので、担当できると決まったときは、本当に嬉しかったです」という番組。
「放送後は毎回ディレクターの方とその日の放送を見返して反省会。休みの日は、スタッフルームにきて、過去映像を観て勉強していました。過去12年分の『ミュージックステーション』の映像は、ほとんど観ているかもしれません」と振り返るほど情熱を注いだ。
サブMCを務めた5年間は歴代最長。そこには竹内アナを救ったタモリの金言があった。
4. 復興法人税廃止、容認へ 自公、最終結論は年末
朝日新聞デジタル 9月30日(月)5時53分配信
復興法人税廃止、容認へ 自公、最終結論は年末
税制協議に入る自民党の野田毅税調会長(左列前から2人目)と公明党の斉藤鉄夫税調会長(右列前から2人目)=29日午後6時1分、東京都千代田区、杉本康弘撮影
自民、公明両党は29日、消費増税に備えて東日本大震災の復興法人税を廃止するとの安倍政権の方針を受け入れることを決めた。10月1日にまとめる税制大綱や政府の経済対策では「廃止を検討する」とし、年末に発表される税収見通しなどを見極めて結論を出す方向で、与党内に根強い慎重論に配慮した。法人税の実効税率引き下げは「速やかに検討を開始する」と記す方向で調整する。
複数の与党税調幹部が明らかにした。復興増税廃止について甘利明経済再生相は29日、記者団に「年末までに減税が賃金に跳ね返るような仕掛けの作業をしていく」と述べた。
政権は復興法人税を1年前倒しで来春に廃止する方針を決めている。ただ、与党内には、復興増税廃止による企業負担軽減が賃上げにつながるとの政権の説明に異論が根強く、廃止による復興財源約9千億円の手当ても含め説明を求めた。29日、両党の税調幹部が政権側の回答を議論。その後、野田毅・自民党税調会長は「さらに政府として説明の努力を重ねる必要がある」と述べた。
5. <アルプス>汚染水浄化 試運転を再開
毎日新聞 9月30日(月)10時14分配信
<アルプス>汚染水浄化 試運転を再開
浄化装置「アルプス」がある建屋=2013年3月27日撮影、東京電力提供
東京電力福島第1原発で、放射性汚染水を浄化する多核種除去装置「ALPS(アルプス)」が試運転を再開して間もなく停止した問題で、東電は装置を復旧させ、30日未明から試運転を再開したと発表した。
東電によると、アルプスは27日に3系統ある設備のうち1系統で試運転を再開したが、タンク内に置き忘れたゴム製シートが排水口をふさいだため流量が低下。約22時間半後に停止した。東電はシートを回収し、30日午前2時38分から汚染水の処理を始めた。【鳥井真平】
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6. 米フィリップ・モリス 8割が水蒸気 次世代たばこ投入へ 28~29年めど
産経新聞 9月30日(月)7時55分配信
世界最大のたばこ会社、米フィリップ・モリス・インターナショナルは、平成28~29年をめどに、健康リスクの低減が期待される次世代型のたばこ製品を投入する。
開発を進めているのは、通常の紙巻きタイプとは異なり、タバコ葉を加熱して、吸い口から蒸気を吸引する仕組み。成分の約8割は水蒸気で、はき出されると即座に蒸発するため、臭いも少なく、気になりにくいのが特徴だ。
紙巻きたばこに比べて健康面での影響が及びにくい点を科学的に立証するため、米食品医薬品局(FDA)に臨床試験などのデータを提出。
これまでの研究によると、血液のヘモグロビンと結合する一酸化炭素の量が少なくなるため、酸欠状態が起きにくくなることが想定されている。発がん性物質の吸収率も低下するとみられている。
たばこ業界内では、健康への悪影響が低減された次世代製品を開発する動きが相次いでいる。しかし、各社が自ら公開したデータだけに頼った場合、信憑(しんぴょう)性に欠ける恐れがあるため、フィリップ・モリス社では科学的根拠を要件とする規制の強化が必要と提唱している。
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7. 「あまちゃん用語」流行語大賞に大量ノミネートか?
スポーツ報知 9月30日(月)7時3分配信
28日に放送終了したNHK連続テレビ小説「あまちゃん」。一夜明けた29日も各メディアやネットで話題が持ちきりだが、劇中、登場人物が驚いた時に使う岩手県の方言「じぇじぇ~!」が、実はロケ地から約1200キロも離れた長崎県対馬市の集落でも古くから使われていたことをご存じだろうか? 新語アナリストの亀井肇さん(70)は、年末の「新語・流行語大賞」のノミネート語に「じぇ―」をはじめとする「あまちゃん用語」が大量選出されると予想した。
「現代用語の基礎知識」元編集長で「新語・流行語大賞」創設に携わった亀井さんは「今回の『あまちゃん』は、一作品で多くの流行語を生みました。普通のドラマは、流行してもキーフレーズの1語のみ。過去を振り返っても極めて特異な現象」と分析。最初に発表される50のノミネート語に大量の「あまちゃん用語」が送り込まれる可能性は高いとした。
過去のケースでは、2010年に小沢一郎氏関連のみで「一兵卒」「壊し屋」「検察審査会」「見える化(可視化)」「剛腕」「脱小沢/親小沢/反小沢」の6語が入ったことがあるが、亀井さんは「今回は少なくとも7~8語。10を超えることも十分考えられます」とする。
ノミネート語、トップテン、年間大賞を順に選んでいく同賞。「今年は近年まれに見る豊作」とする亀井さんは「それでも大賞の本命は『じぇじぇじぇ~!』でしょう」と断言。対抗はTBS系ドラマ「半沢直樹」で堺雅人演じる主人公が連呼した「倍返し」。上半期までは年間大賞最有力と読んでいた「アベノミクス」「今でしょ!?」は「ここへきて年始めの厳しさが出てきている印象です」とする。また、東京五輪招致の際のプレゼンで滝川クリステルさんが披露した「お・も・て・な・し」もトップテン入りは確実とした。「あまちゃん」は、2010年度の大賞に選ばれた同じ朝ドラの「ゲゲゲの女房」(言葉は「ゲゲゲの」)に続くか―。
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8. 作家・山崎豊子さん死去…権力の矛盾切り込む
読売新聞 9月30日(月)13時26分配信
「白い巨塔」や「沈まぬ太陽」など、巨大組織の暗部や戦争のむごさを浮き彫りにする長編小説を書き続けた直木賞作家の山崎(やまさき)豊子(とよこ)さんが29日未明、死去した。
88歳。告別式は親族のみで行う。
大阪・船場の老舗の昆布商の家で生まれ、1944年、毎日新聞大阪本社に入社。学芸部記者として在籍中の57年、生家をモデルにした「暖簾(のれん)」でデビュー。58年、2作目の「花のれん」で直木賞を受賞し、退社して作家活動に入った。
国立大医学部の教授ポストをめぐる権力闘争を告発した「白い巨塔」(65~69年)以来、「華麗なる一族」(73年)、「不毛地帯」(76~78年)、ジャンボ機墜落事故を招いた航空会社の腐敗体質をえぐった「沈まぬ太陽」(99年)など、綿密な取材に基づく社会派の視点で、不条理な組織体質や権力の矛盾に切り込んだ。作品は相次いでテレビドラマ化されて高視聴率を上げ、映画でも話題を呼んだ。
#、為替97.83円。97.80円。円。ユーロ132.00円。131.87円。
#、ダウ15258.24。-70.06ドル、ナスダック、3781.59。-5.84。
#、前場、14505.73円。-254.34円。後場、1455.80円。-304.27円。
1. ヤクルト対DeNA戦。【神宮】
6対3でDeNA勝利。
先発、
【ヤクルト】村中恭平左腕、
【DeNA】コーコラン右腕、
戦評、9月30日(月)ヤクルト vs. DeNA 24回戦
DeNAは2点を追う5回表、2死一二塁からブランコが通算150号となる3ランを放ち逆転に成功。その後7回にもブランコの2ランで加点し、リードを広げた。投げては、好救援を見せた2番手・土屋が今季2勝目。ヤクルトは先発・村中が一発に泣き、連勝はならなかった。
責任投手/本塁打
勝利投手、[ DeNA ] 土屋(2勝1敗0S)
敗戦投手、[ ヤクルト ] 村中(4勝9敗0S)
セーブ、[ DeNA ] ソーサ(2勝4敗19S)
本塁打、[ DeNA ] ブランコ 39号(5回表3ラン) 、ブランコ 40号(7回表2ラン)
[ ヤクルト ] バレンティン 59号(3回裏ソロ)
DeNAバッテリー
コーコラン 、土屋 、長田 、藤江 、加賀 、大原 、ソーサ - 鶴岡一。
ヤクルトバッテリー、
村中 、ロマン 、久古 - 中村。
2.オリックス対楽天戦。【京セラ】
0対0で引き分け。
先発、
【オリックス】金子千尋右腕、9回135球。被安打5.無失点!。
【楽天】ダックワース右腕、
戦評、9月30日(月)オリックス vs. 楽天 21回戦
両チームによる熱戦は、規定により引き分けに終わった。0-0で迎えた延長11回表、楽天は四球と安打で2死一三塁とするも、後続が倒れ先制の好機を逸する。一方のオリックスも、打線が再三の好機を生かせず、9回無失点と力投した先発・金子千尋を援護できなかった。
責任投手/本塁打
勝利投手、敗戦投手、セーブ
本塁打、[ 楽天 ] [ オリックス ]
楽天バッテリー
ダックワース 、長谷部 、金刃 、青山 、福山 - 嶋。
オリックスバッテリー
金子千尋 、平野佳 、佐藤達 、馬原 - 伊藤。
3.ロッテ対日本ハム戦。【QVCマリン】
延長10回1対0でロッテサヨナラ勝利。
先発、
【ロッテ】唐川侑巳右腕、
【日本ハム】多々野数人右腕、
戦評、9月30日(月)ロッテ vs. 日本ハム 24回戦
ロッテが劇的なサヨナラ勝ち。ロッテは両軍無得点で迎えた延長10回裏、安打と2個の四球で無死満塁の好機をつくると、福浦が犠飛を放ち試合を決めた。5番手・南が今季3勝目。敗れた日本ハムは、先発・多田野が7回無失点と好投するも、4番手・谷元が誤算だった。
責任投手/本塁打
勝利投手、[ ロッテ ] 南(3勝0敗0S)
敗戦投手、[ 日本ハム ] 谷元(6勝6敗1S)
本塁打、[ 日本ハム ] [ ロッテ ]
日本ハムバッテリー
多田野 、増井 、宮西 、谷元 - 大野。
ロッテバッテリー
唐川 、カルロス・ロサ 、益田 、服部 、南 - 金沢。
スポーツ、
1. ヤクルト“ライアン”小川がハーラー単独トップ16勝 セ新人では上原以来
デイリースポーツ 9月29日(日)21時33分配信
ヤクルト“ライアン”小川がハーラー単独トップ16勝 セ新人では上原以来
最多勝を目指して力投するヤクルト・小川泰弘=神宮(撮影・村中拓久)
「ヤクルト4‐2DeNA」(29日、神宮)
ヤクルト・小川が6回2失点の力投で、ハーラー単独トップの16勝目を挙げた。
【写真】剛腕・小川に“可愛い一面”も?入寮時はスヌーピーのぬいぐるみ持参
速球、変化球を低めに集める持ち前の投球で、五回終了まで得点を許さず。六回は1死二、三塁からブランコに左前2点適時打を浴び、なお中村四球で一、二塁のピンチを背負ったが、多村を137キロカットボールで三ゴロ併殺打に仕留めた。
新人投手のシーズン16勝は、セ・リーグでは1998年の上原浩治(巨人)以来。
九回を締めた石山が9セーブ目。
打線は一回にバレンティンの適時内野安打で1点を先制。三回に川端の左前適時打で1点、四回に山田の中前適時打で加点した。七回にもバレンティンの左犠飛でリードを広げた。
DeNAは先発の三浦が誤算。4回3失点で降板した。
試合後、お立ち台に上がった小川は、「最初から飛ばしていけるところまでいこうと思っていましたが、六回に崩れたのは反省点です。まだ戦いは続くので、1試合、1試合大切に戦って、少しでも勝ち星を重ねたいです」とほおを緩ませた。
2. 最後まで輝き続けた“最強クローザー” マリアーノリベラ。
SEP 29,2013 7:02 PM
今季限りで引退のリベラ
ピンストライプの背番号「42」が最後の出番を終えた。2013年9月26日、ニューヨーク・ヤンキースがタンパベイ・レイズを迎えて行われたホーム最終戦。4点ビハインドの8回表1死一、二塁から登板したマリアノ・リベラは、2人をアウトに仕留め、9回表も2人を討ち取って2死としたところで、ヤンキー・スタジアムのマウンドから降りた。
リベラのもとへ交代を告げにやってきたのは、アンディ・ペティットとデレク・ジーターの2人だ。ジョー・ジラルディ監督による演出である。この4日前に、ホームプレートの前で構えるリベラに向かって始球式の球を投じたホルヘ・ポサダを含め、リベラ、ペティット、ジーターの4人は、ヤンキースが王朝を築く中核を成し、「コア4(フォー)」と呼ばれていた。
ジラルディは9回が始まる前に、2人がマウンドに行って選手による選手交代をする許可を審判に求め、審判もジラルディの意図を汲んで快諾した。ペティットは歩きながら左手で右腕を叩き、右投手に交代することを球審に告げている。ダグアウト前でリベラを出迎えたジラルディの眼も濡れていた。ジラルディ自身も1996~99年にヤンキースで、ポサダとともにマスクをかぶっていた。
「コア4」はいずれも1995年にメジャーデビューした。だが、当時のリベラはペティットと同じ先発投手だった。リベラが救援に専念したのは翌年からだ。この年は5セーブを挙げたものの、ジョン・ウェッテランドにつなぐセットアッパーとして投げ、ウェッテランドがFAとなって退団した1997年よりクローザーとして歩み始めた。
そこから、リベラはヤンキースの勝利を締めくくり続けた。カット・ファストボールを抜群のコントロールで投げ込み、1999年からはメタリカの名曲『エンター・サンドマン』に乗って登場し、守護神として君臨してきた。パナマで釣り船の船長の息子として生まれ育ち、本格的にベースボールを始めたのは高校を出た後で、最初は投手ではなく遊撃手だったが、リベラは史上最高のクローザーとなった。
1997~2013年の17シーズンのうち、40セーブ以上が9度、セーブ王は3度。30セーブに届かなかったのは、故障者リストに3度入った2002年と練習中の怪我で序盤戦にシーズンを終えた2012年だけだ。2011年9月にトレバー・ホフマンの通算601セーブを抜いて歴代トップに立つと、さらに50セーブを積み重ねた。通算セーブ成功率も89.1%とハイレベル。また、17シーズンで防御率3点台は2007年しかなく、11シーズンは1点台、残りも2点台を記録した。
ポストシーズンでも活躍した。通算42セーブは2位以下に倍以上の差をつけていて、成功率はレギュラーシーズンを上回る89.4%。防御率0.70は30イニング以上を投げた投手では歴代ベストだ。1998~2000年も、2009年も、ワールドシリーズ優勝の瞬間にマウンドにいたのはリベラだった。あと一歩で4連覇を逃した2001年もそうだ。ワールドシリーズ第7戦の9回裏にリベラがルイス・ゴンザレス(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)に打たれたサヨナラヒットは、当たり損ねの一打だった。
リベラはそのピッチングだけでなく、物静かで落ち着いた人柄と品格のある振る舞いによっても尊敬を集めてきた。キリスト教への信仰心が篤く、慈善活動にも熱心。開幕前に2013シーズン終了後の引退を宣言したリベラには遠征先で対戦チームから数々の記念品が贈られたが、それらの品々とともに、リベラが運営する慈善団体には多額の寄付が寄せられた。
また、9月26日にMLBと選手会が発表した2013シーズン後半戦のジャージ売り上げは、マット・ハービー(ニューヨーク・メッツ)、ヤシエル・プイグ(ロサンゼルス・ドジャース)、マニー・マチャド(ボルティモア・オリオールズ)らの新鋭を抑え、リベラが最多だった。リベラがメジャーリーグ最後の背番号「42」であることも人気の要因だろうが、他チームを応援していてアンチ・ヤンキースであっても、リベラは認めているというファンは少なくない。
最後のシーズンは調子を落とした時期もあったが、リベラは現役最高齢の43歳にして40セーブ以上を記録した。40代で40セーブに達したのは、2011年と2013年のリベラだけだ。ホーム最終戦はセーブ機会ではなかったものの、対戦した打者をすべて討ち取った。
最後まで輝きを失うことなく、偉大なクローザーのまま、リベラはユニフォームを脱ぐ。ホーム最終戦の試合後、他の選手たちが消えたダグアウトに一人残ってしばらく座っていたリベラは、ゆっくりとマウンドへ行って土をかき集め、それを右手に握って持ち帰った。
#、最近カットボールを投げる投手は日本野球にも多くなった!しかしリベラのカットボールは左打者の高目!グリップに投げ込むカットボールの様に見えた。球種が分かっていても打てない!?球威も切れも一級品だったように思えます。
3. イチロー136安打「もう1周やりたい」
日刊スポーツ 9月30日(月)8時48分配信
<アストロズ1-5ヤンキース>◇29日(日本時間30日)◇ミニッツメイドパーク
ヤンキース・イチロー外野手(39)が、今季最終戦となるアストロズ戦でスタメンを外れ、途中出場の機会もなかった。
チームは1-1の延長14回に一挙4点を入れ、逆転勝利した。今季は85勝77敗でア・リーグ東地区では94年に3地区制になってから5年ぶり2度目の3位に終わった。
イチローは今季150試合に出場し、メジャー13年間で最も少ない136安打に終わり、打率2割6分2厘、7本塁打、35打点、57得点、20盗塁でシーズンを終えた。
イチローはシーズンを終了し感じることはと問われ「まあ、もう1周やりたいです。もう1ラウンド。162試合。それ1ラウンドでしょ」と話した。
#、一番怖い?ヤンキースの対応を危惧しています。一年間出場の機会を与えられれば
打率は280以上!180安打を残す余力が残っていると信じますが、今のヤンキースでは??。
4. レンジャーズ PO進出決定戦へ ダル 先発で好投 勝利に貢献
スポニチアネックス 9月30日(月)7時5分配信
◇ア・リーグ レンジャーズ6―2エンゼルス(2013年9月29日 アーリントン)
レンジャーズのダルビッシュ有投手は29日、レギュラーシーズン最終戦となるエンゼルス戦に先発。5回2/3を投げ、4安打8三振2失点だった。
勝敗は付かなかったが、ダルビッシュは試合をつくり勝利に貢献。この日勝ったレイズと勝率、勝敗数とも並んでいるレンジャーズは、ワイルドカードでのプレーオフ進出をかけて、30日(日本時間10月1日)にアーリントンでレイズと対戦する。
同点の6回、レンジャーズは2死一、二塁でソトの適時二塁打で再度リードを奪うと、7回にはキンスラーの左前適時打、8回にもベルトレ、ソトがそれぞれソロ本塁打を放ち、リードを広げた。これをダルビッシュ以下、5投手をつぎ込んで逃げ切った。
ダルビッシュは初回、エ軍・トラウトの中越えソロで先制点を許したものの、5回まで毎回の8奪三振を記録。6回も併殺でピンチを乗り切ったかに見えたが、安打と四球で走者をためたところで降板。2番手のコッツが4番ハミルトンに同点となる左前適時打を打たれ、今季14勝目は消えたが、絶対に負けられない試合で5回まで毎回三振を奪い、その投球内容は十分評価に値するものだった。
▼ダルビッシュの話 4月の試合だと思って、何も変わらず(に投げた)。ベストを尽くすことだけを考えていた。勝ったので良かった。
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14勝お預けもダル粘った 101球中“速球”は6球
ダルビッシュ有 、 コッツ 、 ワイルドカード を調べる
5. 4連敗の阪神 まさかの「3位転落」ならスポンサーも悲鳴
日刊ゲンダイ 9月30日(月)15時57分配信
4連敗の阪神 まさかの「3位転落」ならスポンサーも悲鳴
笑えない…/(C)日刊ゲンダイ
「まさか!?」が現実のものとなるかもしれない。
29日の中日戦に敗れた阪神の「2位」に「黄信号」がともりはじめた。
阪神は8月末の時点で貯金は「14」、3位広島に12ゲーム差をつけていた。10月12日から始まるCSファーストステージの甲子園での開催は誰もが確実とみていた。
ところが、9月に入るとチームは大失速。この1カ月間、8カードのうち、7カードの負け越しで貯金も「4」まで減少。3位広島に3ゲーム差にまで詰め寄られている。
チームの急降下に真っ青なのが阪神の営業担当だろう。
球団は9月10日にコンビニ大手の「セブン―イレブン」とスポンサーシップ契約を締結。阪神主催のCSファーストステージは「2013 セブン―イレブン クライマックスシリーズ セ ファーストステージ」という冠名で試合を行うことになっている。
仮に3位転落となれば、CS開催権は広島に移る。そのため、せっかくCSのスポンサーに名乗りを上げてくれたセブン―イレブンの名も使えず、阪神の信用は著しく失墜する。
阪神だって本拠地開催を逃せば、放映権料、チケット代、グッズなどの物販収入が「パー」になる。他球団に比べ、ビジネスのパイが大きく、本拠地で3試合(2勝先勝)目までもつれ込めば、最大で6億円程度の収入が見込めるのにだ。
阪神の残り6試合のうち4試合が敵地。しかも、広島との直接対決(1試合)だけでなく、8月以降、苦手意識が強くなった巨人(甲子園)とも1試合を残す。
一方、残り3試合の広島は全てホームゲーム。阪神との直接対決後はBクラスが決定している中日、ヤクルトを迎え撃つ。
阪神の営業は眠れない日々が続く……。
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6. 楽天初優勝 一場靖弘、田中将大……12球団で唯一貫いたドラフト戦略とは
大追跡 2013/9/27 17:45 - ガジェット通信
苦節9年……9月26日、楽天が球団創設9年目で初優勝を果たした。
04年、50年ぶりの新球団として球界参入。初年度は97敗を喫し、首位と51.5ゲーム差をつけられる歴史的大敗に終わった。
1年目の楽天は、近鉄とオリックスからの分配ドラフト、他球団から戦力外通告を言い渡されたベテラン選手など、いわば寄せ集め集団だった。
だが、球団誕生時から現在に至るまで、楽天は他球団には見られない一貫したドラフト戦略を取っていた。
04年秋から昨年秋まで9年間に渡るドラフト会議で、すべて投手を1位指名(自由枠含む)してきたのだ。大学・社会人と高校生に二分されていた05~07年も戦略は変わらず。08年に一度だけ、野本圭外野手(当時・日本通運)を1位指名したが、中日との抽選に敗れると、藤原紘通投手(当時・NTT西日本)を外れ1位で指名している。
初年度の一場靖弘をはじめ、ドラ1すべてが順調に育ったとは言い難いが、田中将大(06年高校生ドラフト)は言うまでもなく、今年は片山博視(05年高校生ドラフト)、長谷部康平(07年大学・社会人ドラフト)という1位指名選手が貴重な中継ぎとして活躍した。
09年菊池雄星(現・西武)、10年大石達也(現・西武)、11年藤岡貴裕(現・ロッテ)と3年連続で1位指名の抽選に敗れたが、「その年の一番良い投手を指名する」という怯まない姿勢も垣間見られる。だからこそ、4球団が競合した田中将大や5球団が競合した長谷部康平を獲得でき、初優勝につながったのだ。
今季の楽天の陣容を眺めると、投手陣はドラフト上位指名で固め、野手陣はマギー、ジョーンズという大物助っ人に、松井稼頭央や藤田一也という移籍組、聖澤諒、銀次、枡田慎太郎といったファームから鍛えられてきた選手たちがうまく噛み合った。
「野球はピッチャー」という格言を守り、その年NO.1ピッチャーを指名。野手は自前で育てつつ、トレードや外国人枠も有効に活用する。
楽天の一貫したチーム作りが、実を結んだ。
(落合知)
7. 山崎武司が語る「楽天初優勝と野村野球の遺産」
2013.09.30阿部珠樹●文 text by Abe Tamaki photo by Nikkan sports
楽天がチーム創設9年目にして初の優勝を決めた。勝てばいろいろ勝因が出てくるものだ。エース・田中将大の投球はもちろん、今季新加入したアンドリュー・ジョーンズ、ケーシー・マギーというふたりの外国人選手の期待以上の活躍もあったし、一部では「星野チルドレン」などと呼ばれている銀次、枡田慎太郎、岡島豪郎、島内宏明など若い野手の奮闘、開幕投手に起用した新人・則本昂大の好投など、次から次と名前が挙がってくる。
優勝の瞬間、最後の打者を三振に打ち取り抱き合う田中将大と嶋基宏
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優勝の瞬間、最後の打者を三振に打ち取り抱き合う田中将大と嶋基宏
しかし、衆目の一致するところ、大きかったのは田中のピッチングとそれを支えた嶋基宏のリード。チームの骨格となったふたりが最後まで揺るがなかったことが最大の勝因ではなかっただろうか。
考えてみれば、このふたりは野村克也元監督に指導され、主力に成長した選手。2009年2位の時からすでにチームの柱だった。ということは、野村元監督の野球、いわゆる「ノムラの考え」も今年のチームに受け継がれているのではないだろうか。
野村監督の下で、2009年のクライマックス・シリーズ(CS)進出の原動力になった山崎武司にそのあたりの事情を聞いてみた。
「野村監督の野球はID野球だとか、配球だとか、データ収集や分析など戦術的なことばかりに注目が集まるけど、ベースになっているのは準備野球なんです」
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あらゆる状況に備えてしっかり準備をする。その中には、データだけでなく、体のコンディションも含まれる。
「準備をしっかりやっておけば、マイナスになることはない。とにかく野村監督の4年間は『準備をしっかりしろ!』と叩き込まれた。僕自身もそうだったし、田中にしても嶋にしても、今もその影響を受けているのは間違いないです」
田中はWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の主力として期待されながら、思うような結果を出せなかった。いつもと違うシーズンの入り方をしたこともあり、シーズン序盤は万全の状態ではなかったはずだ。だからこそ、いつもよりも多くの時間を準備に割いた。その結果、22連勝という大記録を作った。準備野球の成果というのが山崎の見方だ。
「田中の育て方については、野村監督もずいぶん悩んだと思いますよ。新人の頃の田中は、もし僕が監督だったら一軍では使わない。まず二軍でしっかり鍛えるレベルの選手だった。ちょっと失礼だけど、所詮、高校野球のスターでしかないというのが、僕の見た感想でした。でも、野村監督は最初から一軍で使った。将来のことを考えていたんでしょうね」
山崎の見立てどおり、開幕直後の田中はほとんどいいところなく3連続KO。それでも野村監督が先発で起用し続けるうちに、徐々に素質が開花し、最後は11勝を挙げて新人王を獲得した。
「スライダーが良かったこともあるし、あの当時、頼りになる先発が岩隈の他にいなかったという事情もある。でも、田中は最初から自分はこうしたい、こうなるんだという目標がはっきりしていた。そこに向かって迷いなく練習し、そして達成する。そのあたりの姿勢を野村監督は評価したんだと思います」
投手のことに関しては、投手コーチに任せてほとんど口を出すことがなかった野村監督だが、捕手の嶋には徹底的に「ノムラの考え」を教え込んだ。
「よく覚えているのが、嶋が監督から『今の配球の根拠は何だ?』と言われていたこと。『ただ漠然とタイミングが合っていないように思えたから』ではダメ」
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打たれた時には「根拠を示せ」と問い詰め、あいまいな答えしか返ってこない時には声を荒げることもあった。これはヤクルトの監督時代に古田敦也、阪神の監督時代に矢野耀大を鍛えたやり方と共通している。捕手出身の野村は強いチームを築き上げるためには、捕手を育てることが欠かせないと確信している。それは嶋を鍛えれば、チームの柱になれると見込んだからこそ、厳しく接したのだった。
「嶋は冷静に見えるけど、ものすごく熱い男なんですよ」
今でも時々、電話がかかってくるという山崎は嶋の人物像についてこう語る。
「熱さをうまくコントロールできるようになれば、ひと皮向けて、もっといい捕手になると思っていた」
震災直後のあいさつは今も語り草になっているが、本職の野球で注目されることはほとんどなかった。さらに、昨年はルーキーの岡島豪郎に出番を奪われることもあった。
「いろんなストレスがあったと思う。だから電話では、いつも『我慢して頑張れ!』と激励していましたね」
今年はそうした我慢が実ったと山崎は言う。田中にしてもシーズンを通して絶好調だったわけじゃない。その田中を辛抱強くリードしたのが嶋だった。野村監督から受け継いだ「根拠ある配球」に我慢を重ね合わせ、楽天の「底力」を示した。
やはりこのふたり、野村監督の遺伝子を受け継いでいるのは確かなようだ。
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8. ヤンキース黄金期の終焉と冷酷な現実“コアフォー”は去り、魔法は解けた
杉浦大介2013年9月30日 15:17
スタジアム周辺は早くも不似合いな静寂
ヤンキース黄金期の終焉……ジーター(右)、ペティットらが奇跡を起こし続けたチームではもうない
ヤンキース黄金期の終焉……ジーター(右)、ペティットらが奇跡を起こし続けたチームではもうない【写真は共同】
1990年代後半以降、秋のニューヨークでベースボールはファンタジーだった。
デレック・ジーター、ホルヘ・ポサダ、アンディ・ペティット、マリアーノ・リベラの“コアフォー”を中心としたヤンキースは、毎年決まって10月のプレーオフの舞台に登場。街の話題もヤンキース一色になり、チームとファンが一体となって進んで行く。そして……ワールドシリーズを制した直後には、天気予報のキャスターはこう伝える。
「明日のブロードウェイの天気は、晴れ、ところにより紙吹雪」
しかし、時は流れ、2013年――。今シーズンのヤンキースは85勝77敗でアメリカン・リーグ東地区の3位タイに終わり、3年連続の地区制覇どころか、ワイルドカードでのポストシーズン進出すら叶わなかった。年中行事がお休みとなり、スタジアムの周辺も早くも不似合いな静寂に包まれている。
「ほんの10日ほど前、(9月9〜12日の)オリオールズ相手の4試合で3勝した頃には私たちは好位置につけていた。にも関わらず、プレーオフが始まる前に戦いを終えなければいけないというのは本当に辛いことだ」
プレーオフ逸が決定した9月25日のレイズ戦後、ジョー・ジラルディ監督は消え入るような声でそう絞り出した。実際に12日の時点でワイルドカードまであとわずか1ゲーム差の位置にいたことは、そこに辿り着くまでのプロセスを考えれば大健闘と言って良かったのだろう。
故障者続出、最後まで揃わなかった戦力
波瀾万丈のシーズンだった。ジーター、アレックス・ロドリゲス、マーク・テシェイラ、カーティス・グランダーソンといった不可欠の主力がケガで多くの試合を欠場。ロドリゲスの薬物使用事件でチーム全体、周囲が大揺れに揺れた時期もあった。
そんな中でも、前半戦ではバーノン・ウェルズ、ライル・オーバーベイ、トラビス・ハフナーといった伏兵の予想外の働き、エースとして確立した黒田博樹の大車輪の活躍などで踏ん張り続けた。
後半戦ではシーズン中のトレードで獲得したアルフォンソ・ソリアーノが8月だけで11本塁打、31打点と爆発。シーズンが進むにつれて戦力は少しずつ整い、ワイルドカードを争う中に飛び抜けたチームがなかったこともあって、奇跡の追い込みを期待させた時期もなかったわけではない。
しかし……
「35本塁打、110打点が可能な選手(テシェイラ)を失い、40本塁打が打てる選手(グランダーソン)も不在の時期が多かった。レギュラー遊撃手(ジーター)も故障がち。そういった選手たちの穴埋めは簡単ではなかった」
強がり続けたジラルディ監督も、ポストシーズン進出の可能性が消えた後、ついに堪え切れずに故障者多発について言及した。
9月突入以降も、ブレッド・ガードナー、CC・サバシアといった重要メンバーが故障し、ジーターも再離脱。ケガ人は止まるところを知らなかった。この人材不足が響き、チーム打率はメジャー24位、防御率は同19位。結局、最後までプレーオフに進むに相応しいメンバーは揃わなかった感がある。
もはや奇跡を起こし続けてきた同じチームではない
ジーターが故障続きでわずか17試合の出場にとどまったのも痛かった
ジーターが故障続きでわずか17試合の出場にとどまったのも痛かった【写真は共同】
特にジャイアンツに1対2で敗れ、プレーオフ進出が絶望的になった9月22日のゲームの展開、結末は象徴的だった。
この日、試合前に今季限りで引退するリベラの送別セレモニーが行なわれ、“史上最高のクローザー”に大きな拍手が送られた。その後のゲームでは、同じく引退表明したペティートが7回2安打と好投してファンを喜ばせた。
「逆転を可能にする魔法が、私たちの中に残っていると思っていた。これまでいつもやり遂げ来たことだからね」
ペティートのそんな言葉通り、2人のヒーローの勇姿にスタジアムのムードは最高潮。終盤のドラマを予期したファン、関係者も多かったことだろう。
しかし……そこで突きつけられたのは、今のヤンキースは“これまでいつもやり遂げて来た”のと同じチームではないという冷酷な現実だった。
1点を追う最終回の攻撃で打席に立ったのは、シーズン途中に寄せ集められたマーク・レイノルズ、ブレンダン・ライアンという低打率の2選手と、9月にメジャーに上がったばかりのJR・マーフィー。ジーター、ポサダ、あるいは往年のバーニー・ウィリアムス、ティノ・マルチネスが示したような粘りは彼らから望むべくもない。3人はわずか16球で三者凡退に倒れ、絶対必勝だったはずのゲームは終わった。同時に、最終週に山場すら作れないまま、2013年シーズンも事実上終わりを告げた。
来季以降ヤンキースが被るダメージは計り知れない
それから4日後のレイズ戦――。ヤンキースタジアムでのリベラの最後の登板は、すべてのファンの記憶にいまだ鮮明だろう。9回二死のマウンドにジーター、ペティートが歩み寄って交代を告げ、守護神はマウンド上で号泣。スタジアムの誰もが涙腺を緩ませた見事なまでの演出だった。
ただ……あと1人でクローザーをマウンドから降ろすという異例の交代劇は、“消化ゲーム”だからこそ可能になったという皮肉な事実も忘れるべきではない。そして、今季も最後までプライドを誇示し続けたリベラ、ペティートが不在になることで、来季以降のヤンキースが被るダメージは計り知れない。
チーム最高の打者であるロビンソン・カノー、大黒柱として踏ん張った黒田は今季限りでFAになり、来季に残留するかは定かではない。ジーター、イチロー、サバシア、テシェイラといったベテランも年齢による衰えは隠し切れず、そんな彼らにとって代わるだけの若手も育っていない。
資金豊富なヤンキースならそれでもそれなりのチームは作ってくるだろうが、ただ、今後を考えたとき、1つだけ確かなことがある。
1996年以降の18年間で16度のプレーオフ出場、7度のリーグ制覇、5度の世界一……これから誰が主軸を担って行こうと、こんな驚異的な成功が繰り返されることはない。この黄金期の根幹となったジーター、リベラ、ペティート、ポサダのようなカルテットは、もう二度と現れることはない。
プロ意識の塊のようだった“コアフォー”は、常に勝利だけを目指し、犠牲を惜しまず、正しい方法でプレーした。新陳代謝の激しい米スポーツ界では永遠に思えるほどの長い期間に渡り、私たちを楽しませてくれた。彼らのおかげで、ニューヨークでベースボールはファンタジーになったのだった。
しかし、2年前のポサダに続き、2013年にはリベラ、ペティートが引退を決め、ジーターも17試合の出場に終わった。傷つき、疲れ果てた今季のヤンキースは、かつての鋼の強さを感じさせないまま敗北。この結果は単なるつまずきではなく、1つの時代の終焉を明白に指し示しているのだろう。
魔法の終わりは、厳しい現実の始まり――。プレーオフのないニューヨークの秋は余計に短い。そして、その先に、凍てつくように冷たい冬の開始がもう間近に迫っている。
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9. イチロー、物足りなさも=黒田は「責任果たせた」-米大リーグ
アストロズ戦の試合中にベンチで談笑するヤンキースのイチロー(右)と黒田=29日、ヒューストン(AFP=時事)
ヤンキースのイチローと黒田は最終戦に出場せず、今季を終えた。
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イチローは打率2割6分2厘、136安打と、どちらも大リーグ13年間で自己ワーストの成績。8月に日米通算4000安打の金字塔を打ち立てた一方、先発を外れる試合も多く、チームもプレーオフ進出を逃した。イチローは「もう1周やりたい。162試合」と物足りない思いを表現し、「今した経験、過去の経験も、プラスになるかどうかは未来の自分次第」と来季以降に目を向けた。
黒田は終盤に調子を落としたものの、先発陣の軸として11勝を挙げ、目標の200投球回に3年連続で到達。「大事な時に力になれなかった」と悔しさを示した一方、「けがなくシーズンを送り、最低限やらなければいけない責任は果たせた」との思いも口にした。ヤンキースとの1年契約が終了し、オフは去就が注目されるが、「今すぐ来年のことは考えられない」と言うにとどめた。(ヒューストン時事)(2013/09/30-10:11
ニュース、
1. 無人補給船「シグナス」、ISSとのドッキング成功
朝日新聞デジタル 9月30日(月)0時36分配信
無人補給船「シグナス」、ISSとのドッキング成功
ISSにドッキング直前の補給船=29日午後9時30分ごろ、米航空宇宙局(NASA)提供
【ワシントン=行方史郎】国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶ米宇宙企業オービタルサイエンシズ社の無人補給船「シグナス」が日本時間29日午後9時44分ごろ、ISSとのドッキングに成功した。
【写真】ISSのロボットアームに捕らえられた補給船=日本時間29日午後9時前、米航空宇宙局(NASA)提供
シグナスには三菱電機が開発した日本の無人補給船「こうのとり」と同じISSへの誘導接近システムが使われている。19日に打ち上げられ、22日ごろにドッキングする予定だったが、ソフトウェアに不具合が見つかり、延期されていた。
民間の宇宙船がISSとのドッキングに成功するのは米スペースX社の「ドラゴン」に続き2例目。食料など約600キロを届けた後、離脱して大気圏に突入して燃え尽きる予定。
米航空宇宙局(NASA)では2011年にスペースシャトルが引退した後、ISSへの物資輸送を民間企業に委託。シグナスとは計8回分の輸送契約を結んでいる。
2. 中国人乗組員を逮捕=衝突貨物船の当直責任者―伊豆大島沖、5人死亡・海保
時事通信 9月29日(日)22時49分配信
伊豆大島沖で貨物船同士が衝突し、転覆した第18栄福丸(498トン)の5人が死亡、1人が行方不明となった事故で、下田海上保安部は29日、業務上過失致死と業務上過失往来危険の疑いで、栄福丸と衝突したシエラレオネ船籍の貨物船ジィアフイ(2962トン、13人乗り組み)の当直責任者だった中国籍の夏紅波容疑者(35)を逮捕した。
同保安部などによると、夏容疑者は容疑を認めているという。
3. テレ朝・竹内アナを救ったタモリの金言「型にハマらなくていい」
スポニチアネックス 9月29日(日)20時42分配信
テレ朝・竹内アナを救ったタモリの金言「型にハマらなくていい」
「ミュージックステーション」を卒業したテレビ朝日の竹内由恵アナウンサー
27日にテレビ朝日の音楽番組「ミュージックステーション」(金曜後8・00)を卒業した同局の竹内由恵アナウンサー(27)が29日、自身のブログを更新した。
テレ朝・竹内アナ「Mステ」卒業!涙こらえ、タモリの音楽愛に感謝
入社1年目の2008年10月からサブMCを担当。しかし、順風満帆とは言えなかった。「なかなか上達せず、あるとき『私アナウンサーには向いていないんです』とタモリさんに相談したことがあります」と打ち明ける。
MCのタモリ(68)は、こう諭してくれたという。
「型にハマらなくていいんだよ。技術なんて、大して大事なことではない」
「タモリさんの一言一言は、自分にとってかけがえのない言葉として残っています」と感謝。27日の放送も、最後に「タモリさん、ありがとうございました。タモリさんが本当に音楽を愛しているから、こんなに素晴らしい番組なんだと思います」と涙をこらえて語っていた。
「入社して初めて担当することになった番組なので、とても思い入れがありますキラキラ小さい頃から憧れていた番組なので、担当できると決まったときは、本当に嬉しかったです」という番組。
「放送後は毎回ディレクターの方とその日の放送を見返して反省会。休みの日は、スタッフルームにきて、過去映像を観て勉強していました。過去12年分の『ミュージックステーション』の映像は、ほとんど観ているかもしれません」と振り返るほど情熱を注いだ。
サブMCを務めた5年間は歴代最長。そこには竹内アナを救ったタモリの金言があった。
4. 復興法人税廃止、容認へ 自公、最終結論は年末
朝日新聞デジタル 9月30日(月)5時53分配信
復興法人税廃止、容認へ 自公、最終結論は年末
税制協議に入る自民党の野田毅税調会長(左列前から2人目)と公明党の斉藤鉄夫税調会長(右列前から2人目)=29日午後6時1分、東京都千代田区、杉本康弘撮影
自民、公明両党は29日、消費増税に備えて東日本大震災の復興法人税を廃止するとの安倍政権の方針を受け入れることを決めた。10月1日にまとめる税制大綱や政府の経済対策では「廃止を検討する」とし、年末に発表される税収見通しなどを見極めて結論を出す方向で、与党内に根強い慎重論に配慮した。法人税の実効税率引き下げは「速やかに検討を開始する」と記す方向で調整する。
複数の与党税調幹部が明らかにした。復興増税廃止について甘利明経済再生相は29日、記者団に「年末までに減税が賃金に跳ね返るような仕掛けの作業をしていく」と述べた。
政権は復興法人税を1年前倒しで来春に廃止する方針を決めている。ただ、与党内には、復興増税廃止による企業負担軽減が賃上げにつながるとの政権の説明に異論が根強く、廃止による復興財源約9千億円の手当ても含め説明を求めた。29日、両党の税調幹部が政権側の回答を議論。その後、野田毅・自民党税調会長は「さらに政府として説明の努力を重ねる必要がある」と述べた。
5. <アルプス>汚染水浄化 試運転を再開
毎日新聞 9月30日(月)10時14分配信
<アルプス>汚染水浄化 試運転を再開
浄化装置「アルプス」がある建屋=2013年3月27日撮影、東京電力提供
東京電力福島第1原発で、放射性汚染水を浄化する多核種除去装置「ALPS(アルプス)」が試運転を再開して間もなく停止した問題で、東電は装置を復旧させ、30日未明から試運転を再開したと発表した。
東電によると、アルプスは27日に3系統ある設備のうち1系統で試運転を再開したが、タンク内に置き忘れたゴム製シートが排水口をふさいだため流量が低下。約22時間半後に停止した。東電はシートを回収し、30日午前2時38分から汚染水の処理を始めた。【鳥井真平】
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<約2カ月ぶりに試験運転を再開したばかりで…>アルプス処理停止 再開当日に不具合
<不具合、その理由は…>シート置き忘れが原因 排水口ふさぐ
6. 米フィリップ・モリス 8割が水蒸気 次世代たばこ投入へ 28~29年めど
産経新聞 9月30日(月)7時55分配信
世界最大のたばこ会社、米フィリップ・モリス・インターナショナルは、平成28~29年をめどに、健康リスクの低減が期待される次世代型のたばこ製品を投入する。
開発を進めているのは、通常の紙巻きタイプとは異なり、タバコ葉を加熱して、吸い口から蒸気を吸引する仕組み。成分の約8割は水蒸気で、はき出されると即座に蒸発するため、臭いも少なく、気になりにくいのが特徴だ。
紙巻きたばこに比べて健康面での影響が及びにくい点を科学的に立証するため、米食品医薬品局(FDA)に臨床試験などのデータを提出。
これまでの研究によると、血液のヘモグロビンと結合する一酸化炭素の量が少なくなるため、酸欠状態が起きにくくなることが想定されている。発がん性物質の吸収率も低下するとみられている。
たばこ業界内では、健康への悪影響が低減された次世代製品を開発する動きが相次いでいる。しかし、各社が自ら公開したデータだけに頼った場合、信憑(しんぴょう)性に欠ける恐れがあるため、フィリップ・モリス社では科学的根拠を要件とする規制の強化が必要と提唱している。
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7. 「あまちゃん用語」流行語大賞に大量ノミネートか?
スポーツ報知 9月30日(月)7時3分配信
28日に放送終了したNHK連続テレビ小説「あまちゃん」。一夜明けた29日も各メディアやネットで話題が持ちきりだが、劇中、登場人物が驚いた時に使う岩手県の方言「じぇじぇ~!」が、実はロケ地から約1200キロも離れた長崎県対馬市の集落でも古くから使われていたことをご存じだろうか? 新語アナリストの亀井肇さん(70)は、年末の「新語・流行語大賞」のノミネート語に「じぇ―」をはじめとする「あまちゃん用語」が大量選出されると予想した。
「現代用語の基礎知識」元編集長で「新語・流行語大賞」創設に携わった亀井さんは「今回の『あまちゃん』は、一作品で多くの流行語を生みました。普通のドラマは、流行してもキーフレーズの1語のみ。過去を振り返っても極めて特異な現象」と分析。最初に発表される50のノミネート語に大量の「あまちゃん用語」が送り込まれる可能性は高いとした。
過去のケースでは、2010年に小沢一郎氏関連のみで「一兵卒」「壊し屋」「検察審査会」「見える化(可視化)」「剛腕」「脱小沢/親小沢/反小沢」の6語が入ったことがあるが、亀井さんは「今回は少なくとも7~8語。10を超えることも十分考えられます」とする。
ノミネート語、トップテン、年間大賞を順に選んでいく同賞。「今年は近年まれに見る豊作」とする亀井さんは「それでも大賞の本命は『じぇじぇじぇ~!』でしょう」と断言。対抗はTBS系ドラマ「半沢直樹」で堺雅人演じる主人公が連呼した「倍返し」。上半期までは年間大賞最有力と読んでいた「アベノミクス」「今でしょ!?」は「ここへきて年始めの厳しさが出てきている印象です」とする。また、東京五輪招致の際のプレゼンで滝川クリステルさんが披露した「お・も・て・な・し」もトップテン入りは確実とした。「あまちゃん」は、2010年度の大賞に選ばれた同じ朝ドラの「ゲゲゲの女房」(言葉は「ゲゲゲの」)に続くか―。
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8. 作家・山崎豊子さん死去…権力の矛盾切り込む
読売新聞 9月30日(月)13時26分配信
「白い巨塔」や「沈まぬ太陽」など、巨大組織の暗部や戦争のむごさを浮き彫りにする長編小説を書き続けた直木賞作家の山崎(やまさき)豊子(とよこ)さんが29日未明、死去した。
88歳。告別式は親族のみで行う。
大阪・船場の老舗の昆布商の家で生まれ、1944年、毎日新聞大阪本社に入社。学芸部記者として在籍中の57年、生家をモデルにした「暖簾(のれん)」でデビュー。58年、2作目の「花のれん」で直木賞を受賞し、退社して作家活動に入った。
国立大医学部の教授ポストをめぐる権力闘争を告発した「白い巨塔」(65~69年)以来、「華麗なる一族」(73年)、「不毛地帯」(76~78年)、ジャンボ機墜落事故を招いた航空会社の腐敗体質をえぐった「沈まぬ太陽」(99年)など、綿密な取材に基づく社会派の視点で、不条理な組織体質や権力の矛盾に切り込んだ。作品は相次いでテレビドラマ化されて高視聴率を上げ、映画でも話題を呼んだ。