たまにはモノクロで撮ってみる。山中旅館の『古月』

前から、一度入ってみたいと思っていた所だった。
門の前にメニューが立っていて、それを見るたび、「なんで中華なんだ?」と思っていたから。
だって完璧な日本旅館なんだもの。
だから、ここに泊まった友人に、
「『古月』で上海蟹コースをやっているから行こう」と誘われた時は、喜んで飛びついた。
それに今年はまだ、上海蟹を食べてない。
これを食べないと秋が終わらないし冬も来ないのに!
予約を取って「上海蟹コース」。

全席個室。
トイレも付いている部屋で、「ここ泊まれるよね」というような和室だった。
そこに少し高めのテーブルに、低い椅子席。ちょっと楽チン。
食事の前に、薄甘いお茶が出た。杏仁が入っている。

薬膳ぽい。あ、ちょっと飲んじゃった(笑)
そして、まずは酔蟹。

普段、紹興酒は苦手なのだけれど、これは食べやすかった。
それに、驚くほど身がある。
この時点ですでに「当たりかも・・・」と思う。
前菜盛り合わせ

きれい。それに、一つ一つの仕事も丁寧だった。
くらげも美味しい(^^)
上海蟹とふかひれのとろみスープ

スープがオレンジ色なのは、蟹の味噌。
フカヒレとエノキもコリコリとした食感がおもしろい。
海鮮と旬野菜のさっぱり炒め

「さっぱり炒め」と言うだけあって、本当にさっぱりと薄味で軽い。
ん~、でももう少しイカとツブ貝に味があっても良かったかな~?
イカも、もう少しぷりぷりだと嬉しい。
柔らかくて美味しかったんだけど、中華のイカには柔らかさだけでなく、プリプリを期待してしまう。
これには蟹は入って無く、ちょっと中休み、というところか・・・?
上海蟹入りスープ蒸し餃子。

ストローで、ちゅ~っとスープを吸う。
「熱いので気を付けてくださいね」という忠告に従い、そっと吸う。
美味しい~。
スープを吸って中を割ると、これもオレンジ色。
そして、「待ってました」の、上海蟹の蒸しもの。

期待どおり。私は酔っ払い蟹よりも、こちらのほうが好き。
皆、無言になり、黙々と身をかき出す。
実は、この蒸し物は、「蟹と中国餅の土鍋煮込み」と選ぶことができる。
でもやっぱり、蒸し物だよね~。
最後は蟹チャーハン

焼飯も、もちろん美味しかったんだけど、これに付いたスープが旨かった。
後味がいい。化学調味料では出せない味だった。
デザートは、松の実のお汁粉。

「この白さは、松の実のミルクですよ」と言われたが、
こっくりとして濃厚、それでいてしつこくない。
甘さが控えめだったのと、少量だったのも良かった。
もう少し食べたいくらいがちょうど良い。
これは一人一万円のコース。
ここの調理人はどんな人なんだろう?!下手な中華街の店より美味しい。
webを見たら、「中国で栄養薬膳大師受賞しました」とか書いてある。
ふうん。


門の前にメニューが立っていて、それを見るたび、「なんで中華なんだ?」と思っていたから。
だって完璧な日本旅館なんだもの。
だから、ここに泊まった友人に、
「『古月』で上海蟹コースをやっているから行こう」と誘われた時は、喜んで飛びついた。
それに今年はまだ、上海蟹を食べてない。
これを食べないと秋が終わらないし冬も来ないのに!
予約を取って「上海蟹コース」。

全席個室。
トイレも付いている部屋で、「ここ泊まれるよね」というような和室だった。
そこに少し高めのテーブルに、低い椅子席。ちょっと楽チン。
食事の前に、薄甘いお茶が出た。杏仁が入っている。

薬膳ぽい。あ、ちょっと飲んじゃった(笑)
そして、まずは酔蟹。

普段、紹興酒は苦手なのだけれど、これは食べやすかった。
それに、驚くほど身がある。
この時点ですでに「当たりかも・・・」と思う。
前菜盛り合わせ

きれい。それに、一つ一つの仕事も丁寧だった。
くらげも美味しい(^^)
上海蟹とふかひれのとろみスープ

スープがオレンジ色なのは、蟹の味噌。
フカヒレとエノキもコリコリとした食感がおもしろい。
海鮮と旬野菜のさっぱり炒め

「さっぱり炒め」と言うだけあって、本当にさっぱりと薄味で軽い。
ん~、でももう少しイカとツブ貝に味があっても良かったかな~?
イカも、もう少しぷりぷりだと嬉しい。
柔らかくて美味しかったんだけど、中華のイカには柔らかさだけでなく、プリプリを期待してしまう。
これには蟹は入って無く、ちょっと中休み、というところか・・・?
上海蟹入りスープ蒸し餃子。

ストローで、ちゅ~っとスープを吸う。
「熱いので気を付けてくださいね」という忠告に従い、そっと吸う。
美味しい~。
スープを吸って中を割ると、これもオレンジ色。
そして、「待ってました」の、上海蟹の蒸しもの。

期待どおり。私は酔っ払い蟹よりも、こちらのほうが好き。
皆、無言になり、黙々と身をかき出す。
実は、この蒸し物は、「蟹と中国餅の土鍋煮込み」と選ぶことができる。
でもやっぱり、蒸し物だよね~。
最後は蟹チャーハン

焼飯も、もちろん美味しかったんだけど、これに付いたスープが旨かった。
後味がいい。化学調味料では出せない味だった。
デザートは、松の実のお汁粉。

「この白さは、松の実のミルクですよ」と言われたが、
こっくりとして濃厚、それでいてしつこくない。
甘さが控えめだったのと、少量だったのも良かった。
もう少し食べたいくらいがちょうど良い。
これは一人一万円のコース。
ここの調理人はどんな人なんだろう?!下手な中華街の店より美味しい。
webを見たら、「中国で栄養薬膳大師受賞しました」とか書いてある。
ふうん。
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