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Snowmint

Ca m'est reste dans l'esprit.

上野池之端 山中旅館 『会席中国料理 古月』

2006-11-22 | 中華・韓国料理
たまにはモノクロで撮ってみる。山中旅館の『古月

前から、一度入ってみたいと思っていた所だった。
門の前にメニューが立っていて、それを見るたび、「なんで中華なんだ?」と思っていたから。
だって完璧な日本旅館なんだもの。

だから、ここに泊まった友人に、
「『古月』で上海蟹コースをやっているから行こう」と誘われた時は、喜んで飛びついた。
それに今年はまだ、上海蟹を食べてない。
これを食べないと秋が終わらないし冬も来ないのに!

予約を取って「上海蟹コース」。

全席個室。
トイレも付いている部屋で、「ここ泊まれるよね」というような和室だった。
そこに少し高めのテーブルに、低い椅子席。ちょっと楽チン。

食事の前に、薄甘いお茶が出た。杏仁が入っている。

薬膳ぽい。あ、ちょっと飲んじゃった(笑)

そして、まずは酔蟹。

普段、紹興酒は苦手なのだけれど、これは食べやすかった。
それに、驚くほど身がある。
この時点ですでに「当たりかも・・・」と思う。

前菜盛り合わせ

きれい。それに、一つ一つの仕事も丁寧だった。
くらげも美味しい(^^)

上海蟹とふかひれのとろみスープ

スープがオレンジ色なのは、蟹の味噌。
フカヒレとエノキもコリコリとした食感がおもしろい。

海鮮と旬野菜のさっぱり炒め

「さっぱり炒め」と言うだけあって、本当にさっぱりと薄味で軽い。
ん~、でももう少しイカとツブ貝に味があっても良かったかな~?
イカも、もう少しぷりぷりだと嬉しい。
柔らかくて美味しかったんだけど、中華のイカには柔らかさだけでなく、プリプリを期待してしまう。
これには蟹は入って無く、ちょっと中休み、というところか・・・?

上海蟹入りスープ蒸し餃子。

ストローで、ちゅ~っとスープを吸う。
「熱いので気を付けてくださいね」という忠告に従い、そっと吸う。
美味しい~。
スープを吸って中を割ると、これもオレンジ色。

そして、「待ってました」の、上海蟹の蒸しもの。

期待どおり。私は酔っ払い蟹よりも、こちらのほうが好き。
皆、無言になり、黙々と身をかき出す。

実は、この蒸し物は、「蟹と中国餅の土鍋煮込み」と選ぶことができる。
でもやっぱり、蒸し物だよね~。

最後は蟹チャーハン

焼飯も、もちろん美味しかったんだけど、これに付いたスープが旨かった。
後味がいい。化学調味料では出せない味だった。

デザートは、松の実のお汁粉。

「この白さは、松の実のミルクですよ」と言われたが、
こっくりとして濃厚、それでいてしつこくない。
甘さが控えめだったのと、少量だったのも良かった。
もう少し食べたいくらいがちょうど良い。

これは一人一万円のコース。
ここの調理人はどんな人なんだろう?!下手な中華街の店より美味しい。
webを見たら、「中国で栄養薬膳大師受賞しました」とか書いてある。
ふうん。


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