雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

雪の立山(別山乗越2760m)まで…雲上の世界で遊ぶ♪①

2015年05月08日 | 富山県の山

別山乗越からの剣岳


2015/4/18~19(土日) 立山 別山乗越(2760m)まで…雲上の世界で遊ぶ♪


<18日 > 金沢(6:00)→室堂(9:50~10:10)→雷鳥荘(10:40~11:30)→
2700m付近尾根(13:45~14:25)→別山乗越(剣御前小舎 14:35~45)→
室堂乗越付近剣岳展望地(15:25~35)→雷鳥荘(16:30)

19日 > 雷鳥荘(8:10)→雷鳥ウォッチング~雪の大谷~室堂(10:40~11:20)→
富山駅(14:00~新富山駅ウォッチングと遅い昼食~14:30)→金沢(15:35)


4月16日開通…開通から3日目の立山室堂入り!


残雪の立山…と言って良いのか?4月に入ってもまだ新雪が積もる立山、19mの雪の大谷をバスで通り抜け
到着した室堂から第一歩を踏み出して、思わず笑みがこぼれる程サラサラの雪の感触に、わ~っと叫びたくなった(^^)/
週始めに下界では2日間雨だったので、ここでは新雪が積もったようで、風で粉雪が舞い上がる様子がまた美しい。。。

天気予報は2日間晴れのはずだったが、明日は早めに崩れそうだったので、明日の予定を急きょ本日と入れ替え!
雷鳥荘で宿泊手続きと昼食を済ませて、お天気が約束された本日に、時間の関係で別山は諦め別山乗越まで行く事にした。
一泊のザックは11キロあったが、いらない荷物を部屋に置けるので、ザックも軽くなりお泊りは気楽である♪ 

晴れてはいるが風があり体感温度は低く、フリースにウィンドブレーカー、カッパズボンに毛糸帽、足はアイゼンでスタート!
ダウン以外は持ってきたものを全部着込んでちょうど良い暖かさ、やはり4月の立山はまだ厳しい冬である。

 周りを見るとほとんどが、BCスキーヤーかボーダーの若者グループであり、自称セミプロ級のカメラマンも目立つ!
ちょうど少し先を歩いているグループが、剣御前小舎開きのスタッフで、雷鳥平から小屋近くの尾根へと案内する為の
赤い旗付きの棒を立てながら登っていたので、目印になって有難く、最初は旗を辿りながら登って行った。

2700m近くの尾根までは順調だったが、剣御前小舎を目の前にして30m程がナイフリッジの雪陵であった。
風に煽られたら間違いなく滑落の危険!なるべく下を見ないように、アイゼンの爪を引っ掛けないように一歩一歩…
ピッケルをしっかり刺して慎重に、途中で谷から吹き上げる強風が雪煙となり体に叩き付けられた!

そんな状況の途中、半分ほど渡った所で先頭を行くNさんが、帰りが危ないから引き返すと言うので、
えっ半分来たのに?このまま行けますと答えたが聞いてもらえず、風が納まってから180度回転して引き返した。

引き返した安全な場所で、私が納得いかない顔をしてたのを察知してか?(^^ゞ ここでコーヒータイムにしようとNさん。
標高2700mでのコーヒーは格別の味、そんなこんなで「引き返す勇気が大事」とか何とか、何度も念を押されたのだが
そうしている内に、剣御前小舎スタッフが登って来られて、先頭を歩くリーダー的な男性が、ナイフリッジを敢えて往復し
後に続くスタッフが渡りやすいように足場を踏み固めて下さり、我々はコーヒーを飲みながら3グループを見送った。

いや~今なら行けそうですよ!と言ってみたら、それなら行ってみましょうと歩き出し、何でもなくスイスイ歩けてしまった。
小屋までは10分程で到着!やっぱり思い切って渡って良かった(^^♪ 剣岳にも合えて、今夜はぐっすり眠れそう。。。

時々悪魔のように吹き上げる粉雪で、最初の足跡が消えてしまったら心配と言うので、剣岳を見てサッサと引き返すことに!
風は収まる傾向で、帰りも順調に渡れてホッと一息、その後の下りは滑るように下りていくNさんを追いかけながら、
Nさんお気に入りの、剣岳の早月尾根が見える展望台(室堂乗越)近くに寄り道して、雷鳥荘に戻ってきた。

夕方から雲が湧きだし、夕日は余りパッとしなかったが、雷鳥荘の前でも一眼に三脚の自称セミプロカメラマン多数!
太陽が沈んで益々気温低下、私は皆さんに混ざって寒くてもシャッターを切る!Nさんは3秒ほどで小屋に避難(^^ゞ

雷鳥荘では2段ベットが5台入った大部屋に、女性7名(登山者3名、スノーボーダー4名)であった。
スキーツアー参加の県外の方が多く、雪の大谷開催中や雷鳥が生息していることも知らなかったと言う(@_@。
BCスキーだけでも十分に立山は魅力的なようで、扇沢方面に滑りながら戻れる事も含めて人気のようであった。

食後は雷鳥荘の広~い展望風呂で温まって体もポカポカ、明日は悪天予報なので明朝はのんびりすることにして就寝。



GPS軌跡…初日、室堂からみくりが池まで電源の入れ忘れ


10cmほど積もったサラサラ新雪が風で舞う。。。



 
今回は立山駅まで電車の旅!ケーブル乗場の混雑を予想していたが、室堂までの通し券が買えてラッキーだった。
ケーブルからバスに乗り換えて、雪の大谷を上から目線で通過中、立山が視界に入りワクワク。。。



ターミナルの人を掻き分けて室堂平へ…スキーヤーとボーダーの若者が目立つ!



サラサラ雪に感動しながら、今夜のお宿、雷鳥荘を目指す!



360度White…稜線も綺麗です。



みくりが池も真っ白



みくりが池温泉と本日目指す予定の、剣御前、別山方面

 


雷鳥荘が見えてきた!地獄谷から硫黄臭の噴煙が流れてきて、まともに吸うと咳き込むほど!


宿泊手続きと早めの昼食後、別山乗越へ。。。



雷鳥荘から、まずはゴミのように小さく見えているテン場方面を目指す!



前方を歩くグループ(剣御前小舎開きのスタッフ)が、目印の赤い旗を立てながら登っていたので
グッとタイミングで後ろを行く我々は、最短距離が歩けてとても有難かった(^^♪



ゴミのように見えていたスノボのグループを、いつの間にか追い越した。
ちょっと斜度もあり、スノボーが重そうです。大日岳の後ろに、水平な弥陀ヶ原が見えてきた。



後ろからもどんどん登ってきます!各小屋が地図(鳥瞰図)のように一望です!



雷鳥坂はけっこう急登!浄土山の奥に龍王岳の頭も見えてきた。



奥大日岳、大日岳、弥陀ヶ原、鍬崎山…



本日唯一の難所!風のいたずらで超細尾根となっていて、谷から時々、粉雪伴う強風が巻き上がり、
先が見えず立っていられないほど、自分の足跡も即消えてしまい、一旦断念して引き返した。

剣御前小舎のスタッフリーダーが、一人で往復して足場を踏み固め、後続のスタッフを通していたので
その後、風の吹き止んだ隙を見て、我々も無事に渡ることができた(^^)v


剣御前小舎



剣御前小舎前より剣岳と後ろ立山…この谷でもボーダーが沢山滑りを楽しんでいた。



出発が遅かったので、別山までは(諦めて)届かず…



風は落ち着き、心配をよそに下りは楽々…



尾根から右手の眺望も迫力!



剣御前小屋方面を振り返る!



この後、室堂乗越方面、手前中央に見える、まーるいピークへ



まーるいピークからの剣岳


夕食後は小屋の前で夕日鑑賞!


 
ホテル並みの豪華夕食                      バイキングの朝食 


 
大日岳に沈む夕日と薄ピンクの立山…夕方から雲が多めで夕日はイマイチだったが
大日岳の真上を、傘を逆に広げたような薄雲(名づけて竜巻雲?)が覆い、これはこれで面白かった。
風もあったので体感温度はマイナス10度くらい、長居は出来ず5分くらいで引き揚げた(>_<)



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます (丸山)
2015-05-18 06:04:23
おはようございます。昨日はありがとうございました(^-^) 素晴らしい登山、天気も景色もご一緒した皆さんも、帰ってからずっと写真眺めてました(^^;; 4月の立山は凄いですね。来年は何としてもこの時期に登りたいです。また、ご一緒出来ることを楽しみにしております。
丸山さんへ (snoopy)
2015-05-19 00:25:44
ご一緒頂きこちらこそありがとうございました。
富山には、剣岳眺め隊メンバーが沢山いるのですが、
金沢でもそんな皆さんに出会えて、私も嬉しくて感謝です!

来年もまた行きましょう(^^♪
今度はどのコースを歩こうか? 何度行っても魅力の尽きない立山です。

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