井上しんごブログ

北九州市議の井上真吾です。何かあったらいつでもどうぞ、私の携帯電話は070-5690-1423です。😄

6月23日に予定している、応急救護や危機管理に関する講座の打ち合わせをしました。

2019年05月29日 | 日記

友人が始めた護身術サークルに入っているんですが、その友人がタックメダという外傷救護を学んでいて、その団体の日本の責任者の方が、北九州に来られるということで、危機管理や救命救急の市民向けの講座をしようと準備しています。

こうした止血や救急救護は、ともすれば医師や救急隊などの専門家だけ話になりがちですが、実際は、包丁で手を切ることもあるし、自転車で転んで出血することもあります。

また、高齢者の方からすれば、自宅内での事故など、危険は近くに潜んでいます。そうした事故に、自分が、または、他の人が巻き込まれたときに、どう対応すればいいか、広く一般的な問題でもあります。

また、危機管理についても、どのように避難したらいいか、どのように対応すれば、自分や周りを守れるかなど、この間の世界で検討されてきた対応を踏まえて、話ができないかと。

 

しかも、今日は川崎で児童や市民を狙った無差別殺傷事件も起きたのです。なんとも痛ましい事件です。まだ背景はわかりませんが、地域の防犯パトロールや、危機管理に携わっている私たちとして、今日の事件は大変ショックなことでした。

 

自分たちにいったい何ができるのか。ですから護身術や応急救護などを特別な専門家だけの話にはしてはいけないと思うのです。

 

応急救護は戦場で発達した部分も否めません。ですから、ちょっとミリタリーチックになってしまいがちです。これをそのままストレートに言うと、止血や応急救護や危機管理は、戦場で使うもの。ということになりかねません。

将来の戦争できる国になるための、事前教育なのかってね。

 

ですから、私たちは、あくまで原点をぶれずに追及することが大事だと話しました。あくまで、目の前で苦しんでいる人を救うこと。です。

危険個所を把握して、未然に事故や事件を防ぐ道があるのではないか。人を救うことに政治的イデオロギーは関係ないものです。

 

右でも左でも、目の前の人を救うことにためらってはいけないはずです。人を助けることに役立つ技術や技能であれば、積極的に活用する必要があると考えます。

 

止血一つにとっても、一昔前の技術ではもう時代遅れという感じで、私たちが学校や地域で習ったスタンダードでは効果が薄いということも実際に出てきています。

そうした最新の効果的な技術や考え方を、もっと広く一般的に広めていくことが、現在の私たちの課題です。

特定のマニアだけの問題ではいけないのです。

 

救命の技術を消防や医師だけでなく、警察や学校、自治体、地域などで広く知識を広げるためにも、もっと気軽に学べる環境の整備が必要です。

ですから、私たちもみんなに関心を持ってもらい、腑に落ちてもらえるような、伝え方を研究していきたいと思います。

みんなが知りたいと思い、興味を持てるような講座ができるよう、がんばります。

 

 

 


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