井上しんごブログ

北九州市議の井上真吾です。何かあったらいつでもどうぞ、私の携帯電話は070-5690-1423です。😄

安倍元首相の国葬に際し、マスコミ各社の囲み取材を受けた日のやりとり

2022年10月14日 | 枝光地域

安倍元首相への献花後に、マスコミ各社の囲み取材を受けました。すごいフラッシュの嵐で💦、何事?と思ったのも束の間、顔の前には数本のマイク、カメラ、周りをぐるっと囲まれて、逃げられない・・・。
よくテレビで見るやつです。流石に多い7、8人の記者の方の質問に、私も緊張して、足がガクガクする。手も力が入らない。どうしたんだ俺って、思いつつも、名刺をバラバラ落としてしまう始末で💦。
思いがけず突然の取材でしたが、記者とのやりとりから、国葬に対する考えを述べます。

本日国葬の日ですが、こちらに献花に来られた目的は何ですか?

政治家が自分の政策や思いを伝える選挙の場で、背後から銃撃を受けて、演説途中で、命を失うなど、あり得ません。私も政治家の1人として、安倍さんの無念さを考えた時に、私もいたたまれなく思い、せめて弔意を伝え、献花したいという思いが強くなり、この場に立っています。

自民党の議員ですか?

いや違います。無所属です。元々は共産党の議員でしたが、今は社民党の推薦を受けて無所属で当選しています。なので、考えからすれば、安倍さんの考えとは対極にあるかと思いますが、右とか左とか、国葬に反対とか賛成とか、そうした議論できた訳ではありません。1人の政治家の道半ばでの死に対して、いたたまれない、そんな言論を暴力で押さえつけるやり方は許せない、その憤りからここに来ています。

今、国葬について、様々その是非について議論されていますが、そいう中で献花に来られたのはどういう意図でしょうか?

確かに、今与野党や国会で、国葬賛成、反対などマスコミをはじめ、国民の中で対立が生まれています。確かに細々、法律上の問題とか、税金の使い方、国会・国民への説明不足などあるかと思います。

賛成側、反対側、双方が、この安倍さんの国葬を利用しようとしてないか、今、一度、与野党が考える必要があるのではないでしょうか。

1人の政治家の悲しい死に対し、もっと穏やかに送ることができなかったのか、残念です。

賛成、反対、それぞれが、安部さんの死を政治的に利用しようとしている、そこ点は残念です。本来は安倍さんの思想や哲学、政策や考えを支持するか、しないかの問題ではないはずです。

安倍さんの国葬に参加するからと言って、イコール安倍さんの信奉者ではありませんし、また国葬に行かなかったからと言って、反安倍ではないと思います。
要は、安倍さんの考えについての、賛成、反対の踏み絵にしてはいけないと思うのです。

これは、政治家の魂というべき、言論、演説。私たち政治家は、言論で生きています。人に伝えて、思いを共有して、世の中を変える、政治を変える。
それが、どの立場か、どういう風に変えるのかは、それぞれの政治家の信念や理念です。それが違うだけの問題です。
安倍さんと私は、その信念や理念が違う、ただそれだけです。ただ右か左かの些細な違いです。その右か左かも、その時々の社会情勢や、権力の構造で、簡単に入れ替わる代物です。
しかし共通しているのは、この世の中を変えたい、日本をよくしたいと思って政治家になったことではないでしょうか。
ただ、それを国民の皆さんが支持するか、しないかの問題です。私の政策がいいのか、安倍さんの政策がいいのか、果たしてもっと別のがいいのか、国民が判断するだけです。

私たち政治家は、それぞれの信念に基づいて、自らの言葉で語る、訴える。このことは右でも左でも、保守でも革新でも、共通ではないでしょうか。国民のために頑張りたい、日本をよくしたいと思わない政治家なんていないと思います。
私たちも、現場の声を聞いて、それこそ、命懸けで、政治家をしています。右でも左でも関係ない話です。
そうした意味での、仲間の政治家の1人が、選挙中に、しかも演説が終わらない途中で、背後からの卑怯な手段、暴力で命を奪われた、
政治家が選挙で落ちて審判を受けるならまだしも、選挙の審判を得ずして、無理矢理、言葉を奪われた。
私はここに強い憤りを怒りを感じています。よくもうちの仲間をやってくれたなと、許せんという感情です。そこに、自民党とか共産党とか、思想信条は必要でしょうか。

私がここに来たのは、言論の自由を守る。もっと自由で開かれた国を作る。
安倍さんの無念さに対して、せめてもの、弔意を示したい、花を手向けたい、ただそれだけです。
国葬反対、賛成。これは国会の問題、主権者の問題、法律の問題、先例の問題であって、私はそれを論じに来た訳ではなく、今日私が北九州から来たという事実に対しては、正直、どうでもいい話です。

以上、私の発言です。


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