インフルエンザとリレンザ
掲載日:2008年3月28日
私の母がインフルエンザに罹患致しました。体調不良は23日、日曜日に初めて聞きました。
しかし症状が軽微為るが故、冗談として、もしかしてインフルエンザかもしれないねと申し上げました。しかし翌日一睡も出来なかった、そう聞いても私はもう少し様子を診れば良い、そう考えていました。
たまたま私の妹が来訪し38度の熱と知り病院へと連れて行きました。結果はインフルエンザでした。私は驚きました。
インフルエンザ治療薬
現在、インフルエンザの治療に使われている抗インフルエンザ薬は、インフルエンザウイルスの増殖を抑える薬です。
いったん体の中に入ったインフルエンザウイルスは猛烈な勢いで増え続けて、症状が出てから2~3日後(48~72時間後)に最も数が多くなります。ですから、ウイルスの量が最大になる前、つまり症状が出てから48時間以内に抗インフルエンザ薬を使って増殖を抑えれば、病気の期間を短くし、症状の悪化を防ぐことができる可能性があるというわけです。
抗インフルエンザ薬は、症状が出て48時間以内の服用が必要とされています。
つまり緊急なる抗インフルエンザ薬の投与が必然不可欠と為る訳です。私は大馬鹿者でした。大事とも思わずただもう少し様子を見ようと考えていました。それでは手遅れとなります。
私は抗インフルエンザ薬リレンザを使用しました。
「リレンザ」とは
私は抗インフルエンザ薬リレンザを受け取りました。その使用方法とは、基本的にタミフルとは飲み薬、胃袋へ流しいれる物です。しかし抗インフルエンザ薬リレンザとは胃ではなく、肺へと直接吸引する必要が有ります。
吸飲装置にて直接的に吸引する必要が有る訳です。
私はリレンザを手にとって呆れてしまいました。この様な物は医局の指導無くては、ほぼ利用不可能でしょう。
どうして誰にでも利用出来る製品形状では無いのでしょうか。
更に使用してみて呆れてしまいました。回転すべき装置が機能しないのです。単純なる機械装置が機能しませんでした。どうしてこの様な形状で存在するのか理解出来ません。
そもそもどうして、たかが二回分を円盤四箇所に別け、利用しずらくしたのでしょうか。円盤を回転し利用しづらく為る事無く、回転する事無く一回分づつ吸飲すれば良いでは有りませんか。不思議と思います。
発症と経過
症状としての最初の発熱は23日夕刻以降、医局での最初のリレンザ吸飲は24日午後5時。25日朝9時二回目のリレンザ吸飲、
25日午後9時三回目のリレンザ吸飲、以降朝夕9時にリレンザ吸飲。
症状が出てから20時間以内の抗インフルエンザ薬投与でしたから、リレンザの効果は絶大でした。
リレンザ吸飲後の高熱は一晩のみ、二日後には椅子での食事が可能、三日目には自分で炊事が出来るまで回復しました。
高齢者の発熱にはかかりつけの医師による、往診もしくは待ち時間無き、直ちたる診療が肝要です。
リレンザに感謝
「インフルエンザに飲みたい生姜湯の作り方。」
新鮮な生姜摩り下ろし汁に、はちみつ、オリゴ糖を加え熱湯を半量加えます。そこへ片栗粉を入れかき混ぜながら残りの熱湯を加えます。冷めたら電子レンジでとろみをつけて飲みましょう。
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