二人の外務大臣は売国の徒であるのか 10/03
不可解な動きを見せる「尖閣諸島沖での中国漁船船長の逮捕劇」であるが、
徐々にその経緯が判明しつつある様だ。
まず、尖閣諸島の領有関係であるが、これ迄は日本、中国、共に領土問題として紛糾させる気は無かった。
尖閣諸島が日本固有の領土であることは国際法上何ら問題無いし、海上軍備を拡大したい中国も、領土問題を刺激して中国としての海上兵站線に楔を打たれても困るので、尖閣諸島の領有権を一旦棚上げしておいて、お互いの海上運行に支障のない友好関係を構築していた。
ここで言う棚上げとは、互いに軍事力や過剰な警察権などを行使せず、実効支配する日本側が警戒は行うが、何か問題が起きれば仮に中国人が逮捕されたとしても、外交上の配慮からすぐに強制送還して、日本の国内法での処罰まではしないというものだった。対中強行派だった小泉政権時代でさえも、中国人活動家が尖閣諸島に上陸した際に、彼らを強制送還したのみであり、国内法で処罰まではしていなかった。
ここで問題と為るのは、「この事件はどちら側から仕掛けたのか」であるが、
例え中国側が意図的に体当たり攻撃を仕掛けたとしても、日本側が逮捕せずに追い払えば何の事件にも為らない。
つまりこの事件は日本側から仕掛けたものなのである。
前原新外務大臣が、将来の総理大臣への布石としての手土産として、軍事緊張による沖縄米軍基地の必要性を強調し、米国への軍事協力金提供の密約を画策したとすれば、まさしく前原新外務大臣は売国奴であろう。
また、事件当時の岡田外務大臣が、幹事長職を欲しさに、前原新外務大臣と協力したとすれば、事件当時の岡田外務大臣もまた同罪であろう。
「中国・戴秉国(たい へいこく)国務院(外交担当)からの緊急電話会談に応じなかったのは岡田前外務大臣のほうであった」とするうわさ話も世間では飛び交っている様だ。
以下参考資料
http://www.asyura2.com/10/senkyo95/msg/933.html
尖閣諸島、中国漁船船長逮捕劇の主導者は誰か?
投稿者 taked4700 日時 2010 年 9 月 25 日
9月7日、尖閣諸島沖で中国漁船の船長の逮捕は、この記事の終わりに引用した報道などによると海上保安庁の上層部だけではなく、外務省、法務省の幹部も協議に加わり、仙谷官房長官も了承したうえでのものだったようだ。
9月14日、代表選後の外務省記者会見で当時の岡田克也外相は海保が撮影したビデオがあり、漁船が意図的に巡視船にぶつかってきたのは明らかだとと述べている。しかし、その時、同時に、漁船のぶつかった傷が巡視船の船腹や船尾側についていること自体が中国漁船のほうからぶつかってきたことの証しであり、ビデオを見るまでもないとも述べている。
9月19日に勾留延期がされている。そして、この日以来、中国側の強硬姿勢が際立ってきた。勾留延期は船長が容疑を認めていないと言う証しであり、そのことを中国側は改めて確認したからこそ、強硬姿勢を取り出したのだろう。
本来、ビデオが十分に中国漁船側の故意の衝突を証明できるものなら、当然、海保側でそれを材料に船長の取り調べに当たるだろうから、船長が容疑をすぐに認めていたのではと思える。
そもそも、9月8日、衝突があった時、漁船側の故意が明白なら海保の現場の判断だけで逮捕がされていたはずだ。それがされず、外務省や法務省、海保の幹部など関係者が協議しなければならなかったのは、逮捕できるだけの根拠に乏しかったからではないのだろうか?
以下省略
~首相は「民主党には(中国で副首相級の)戴秉国(国務委員)と話せるやつもいない。だからこういうことになるんだ」とこぼした、と関係者は語る。~
今回の事件で中国側から民主党に接触。戴秉国が電話をかけた相手は岡田克也幹事長(当時外相)。
なぜかこの電話が岡田につながらなかった。サンデー毎日は民主党関係者の発言をもとに「電話不通騒動」と書いている。その関係者の声を引用しておこう。
「実は、中国側の戴秉国・国務委員(副首相級)が丹羽氏を呼び出す前に、岡田氏側に電話していたのです。ところが電話が全然つながらない。激怒した戴秉国氏が丹羽氏を呼び出した、というのが真相のようです。事実であれば、外務省の信じられないミスです」
一方で週刊文春は中国側からの戴秉国との緊急電話会談申し入れを岡田側が辞退したと書いている。