私のように前橋市の中心街で生まれ育った者が公園と聞いたらまず浮かんでくるのが「前橋公園」と「敷島公園」です。近所の友達と遊んだ思い出がたっぷりあるのは前橋公園でしょう。小学生になって自転車に乗れるようになっても「沖の大黒」など大遠征でした。旧大胡町より更に東に位置する大室は名前すら知らない地の果てだったのです。
公園の仕事に携わるようになって何度も大室公園を訪れるようになりましたが、前橋市の城南地区以外の市民にはまだ馴染みのない公園です。この公園は農業用のため池「五料沼」の周りにある古墳群を公園として整備したのです。入り口と駐車場は南北2ヶ所にあります。北口に行くには県道76号(前橋今井線)を西大室の信号で左折すると直ぐ右に半球をふたつ伏せたような石造りの門が見えます。市街地からの路線バスの終点はこの駐車場です。トイレと自販機が設置されています。
ここから公園に入るとまず目立つののが埴輪を模した大きな噴水です。以前は流れる水を唐臼で受けて時を刻んでいましたが、現在は動かなくなっています。設計時のコンセプトではこの噴水が水時計だったので、この広場は「時の広場」と言います。
駐車場から園内に入ると直ぐ左手にM-1号墳があります。古墳だから史跡なのですが、子どもにとっては単なる斜面、滑り台として楽しんでいます。
さらに登るとあたりを見渡せる丘の頂上、ここに卵を立てたような石が3個並んでいます。風のオブジェ=風鈴ですね。
大きな石を切断し、ステンレスの支柱を立て中に風鈴が仕込まれています。以前は3個の風鈴全てが機能していたのですが、残念ながら音が出るのは1個だけになってしまいました。しかし構造が構造だけに修理は難しそうです。
芝生に寝そべってスリットの間で動く金属片の動きを撮影しましたが、普段は邪魔な風切り音も何だか良さそうな伴奏に思えて来ました。この丘から沼全体が見渡せます。以前、岸辺で水中を覗き込んだらアメリカザリガニが簡単に見つかりました。ザリガニ釣りには好適な場所でしょう。
南の駐車場入り口は看板が一つあるだけなのでちょっと分かりにくいのです。ともかく県道前橋今井線から駐車場に入ると広大な芝生広場が広がっています。
点在する木の下でお弁当を広げるも良し。
夏はジャブジャブ池が大盛況です。
公園の南側のスペースの目玉は何と言っても膜遊具(ふわふわドーム)です。
航空写真で見て初めて分かりましたが、古墳公園なのでドームの形も前方後円墳となっています。
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公園の仕事に携わるようになって何度も大室公園を訪れるようになりましたが、前橋市の城南地区以外の市民にはまだ馴染みのない公園です。この公園は農業用のため池「五料沼」の周りにある古墳群を公園として整備したのです。入り口と駐車場は南北2ヶ所にあります。北口に行くには県道76号(前橋今井線)を西大室の信号で左折すると直ぐ右に半球をふたつ伏せたような石造りの門が見えます。市街地からの路線バスの終点はこの駐車場です。トイレと自販機が設置されています。
ここから公園に入るとまず目立つののが埴輪を模した大きな噴水です。以前は流れる水を唐臼で受けて時を刻んでいましたが、現在は動かなくなっています。設計時のコンセプトではこの噴水が水時計だったので、この広場は「時の広場」と言います。
駐車場から園内に入ると直ぐ左手にM-1号墳があります。古墳だから史跡なのですが、子どもにとっては単なる斜面、滑り台として楽しんでいます。
さらに登るとあたりを見渡せる丘の頂上、ここに卵を立てたような石が3個並んでいます。風のオブジェ=風鈴ですね。
大きな石を切断し、ステンレスの支柱を立て中に風鈴が仕込まれています。以前は3個の風鈴全てが機能していたのですが、残念ながら音が出るのは1個だけになってしまいました。しかし構造が構造だけに修理は難しそうです。
芝生に寝そべってスリットの間で動く金属片の動きを撮影しましたが、普段は邪魔な風切り音も何だか良さそうな伴奏に思えて来ました。この丘から沼全体が見渡せます。以前、岸辺で水中を覗き込んだらアメリカザリガニが簡単に見つかりました。ザリガニ釣りには好適な場所でしょう。
南の駐車場入り口は看板が一つあるだけなのでちょっと分かりにくいのです。ともかく県道前橋今井線から駐車場に入ると広大な芝生広場が広がっています。
点在する木の下でお弁当を広げるも良し。
夏はジャブジャブ池が大盛況です。
公園の南側のスペースの目玉は何と言っても膜遊具(ふわふわドーム)です。
航空写真で見て初めて分かりましたが、古墳公園なのでドームの形も前方後円墳となっています。
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