271828の滑り台Log

271828は自然対数の底に由来。時々ギリシャ・ブラジル♪

『ナッちゃん』東京編第3巻(下町鉄工所奮闘記)

2010-02-09 04:40:53 | 読書
久しぶりの「ナッちゃん」ネタです。たなかじゅんさんのブログでこのものつくりマンガの連載が打ち切られたことを知っていたので、たなかさんのブログのチェックが甘くなっていました。久しぶりに覗いて見ると『ナッちゃん』東京編第3巻(下町鉄工所奮闘記)が二月四日に発売になったことを知りました。『ナッちゃん』の購入に苦労したことを思い出して昼休みに書店に飛んでいきました。新刊の書架に2冊在庫があありました!
昨晩、立ち読み防止のカバーを外して中身を確認すると連載最後の「エピソード20 ナッちゃん、訪ねる!!」だけが未見です。ナッちゃんが三鷹の研究所に行って、そこでスターリングエンジンを研究している先生の指導でスターリングエンジンを完成させるお話です。これだけで「先生」を特定することが出来ますね。
私もこの外燃機関には興味を持って本を2冊持っていますが、精密加工とは縁の無い業種なので作ろうという気にはなりません。最近は余裕が無くなって興味の幅も狭くなり、スターリングエンジンのことも忘れていたのですが、だんだん実用化が近づいて来たようです。某国営放送のニュース番組にも取り上げられ、旧アイシン精機のエンジニアの取り組みが紹介されています。この動画を埋め込まないのは、下手に埋め込むと削除されそうだからです。
文献によればこのエンジンの製品化に最初に成功したのはオランダのフィリップスです。真空管式の携帯ラジオを売らんがためにフィリップスがスターリングエンジンで駆動するポータブル発電機の開発を進めたのです。スパークプラグを使わないので雑音を受けないのです。しかし150台生産したところで打ち切りになりました。ソニーがトランジスタラジオの生産を開始したからです。
この先駆的な製品が動いている様子を見たいと思うのは人情ですね。ありました!


英国のマニアが所有しているエンジンを舐めるように説明してくれます。有難いけれど「早く動いているのを見せて!」とやきもきしてしまいます。最後でやっと動かしてくれました!

残念なことに、このエピソード20で『ナッちゃん』の連載は終了です。たなかさんの自作解説を引用します。

「ナッちゃん」は一応今回で終わりのカタチです。ラストの話はあえて「最終回」にはしていません。まだまだ描ききれないこともあり、かつまたまだまだ応援してくれているみなさんがいるわけですから。いずれまた再開したいとは思っていますので、それまでみなさん「ナッちゃん」を忘れないようによろしくお願いします。

充分に充電して、再開を願っております。

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2 コメント

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Stirling Engine Society (271828)
2010-02-10 05:48:10
ウシジマさん おはよう

ボートにスターリングエンジンを組み込んで遊んでいる動画がありました。楽しそうです。BGMも良い。
http://www.youtube.com/watch?v=8HakFlUe0Vs
このエンジンは熱機関なので低熱源も必要ですが、ボートなら水が使えますね。
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スターリングエンジン! (ウシジマ)
2010-02-09 18:47:33
なっちゃんの最終話はスターリングエンジンだったんですね。
一時本気で発電したいと探した事があります。ニュージーランドの
会社がコンパクトなものを商品化していて、日本の代理店に問い合わせたのですが....個人では相手にしてもらえなかったのか...返事きませんでしたね。クルーザーの中に組み込むという事で日本の代理店は、
船会社?だったかでした。オランダは太陽熱を利用したものなどもあってうらやましい。自分で作るのは...できそうにもないし。
フリップスのスターリングエンジン..いいなあ。
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