退職者スーさんのまち起こし・地域起こしボランティア

私は、定年退職し、会社人間から社会人間=地域人間に変身中です。どうしたら地域の仲間に入り、楽しく有意義に生きられるか。

真実は正義・・・

2010-11-10 14:35:37 | Weblog
 尖閣諸島における海上保安庁の巡視船と中国の漁船の追突で、追突時のビデオ映像の流出=公開が、国会を中心にテンヤワンヤの騒ぎになっています。
連日テレビのニュースその他で放映されております。恐らく視聴率は、非常に高いのではないでしょうか。それは、国民の真実を知りたいという願望のあらわれであります。何度も見ました。やはり中国の漁船が故意にぶつかっているのが分かります。日本の主張が正しかったのではないですか。これで証明できます。なぜ、この映像を最初から公開しなかったのでしょう。ビデを映像を見た限り、何が公開できない要素なのか、そのような場面は無いと思いました。真実の解明にはすべてを公開・情報発信すべきです。
 つい先日の毎日新聞11月8日の風知草という欄の載っていた話です。日清戦争のエピソードとして「高陞号(こうしょうごう)事件」というのがありました。それは、1894年(明治27年)巡洋艦「浪速」の艦長だった東郷平八郎大佐は、敵国の清国兵1,100人を満載して朝鮮沖を航行中のイギリス商船・高陞号を撃沈した。清国兵1030人が溺死、船長以下3人を救助された。この高陞号撃沈のニュースは、世界中に衝撃を与えた。日本の鑑定が、イギリス船籍の商船を撃沈したことでイギリスの対日世論は激高し、時のイギリス外務大臣キンバレーは、青木駐英公使を呼び「今回の事態におけるイギリス人の生命・財産の損害は、当然日本政府が支払うべきである」と警告した。しかし、日本の情報開示や救助されたイギリス人船長や乗組員の証言から、高陞号は清国兵の威圧により「浪速」からの命令を無視していたことが判明した。また、「浪速」が2時間30分の説得の末、国際法に従い予告信号を発したうえで砲撃していたことも分かった。そのうえ、イギリスの国際法の権威二人が、「東郷艦長のとった決断・行動は、戦時国際法のいかなる法条文に照らしても全く正当である」という見解を発表され、事態は沈静化し、これによって「高陞号事件」は終結した。
今回の尖閣諸島の事件も全く似ていないでしょうか。初期対応の判断は正しかったのでしょうか。いまビデオ映像流出の犯人探しになっていますが、世界中の真実を知りたいという人に真実を知らしめたということで、犯人さがしよりも、管理徹底に心労を尽くしてほしいと思います。


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