退職者スーさんのまち起こし・地域起こしボランティア

私は、定年退職し、会社人間から社会人間=地域人間に変身中です。どうしたら地域の仲間に入り、楽しく有意義に生きられるか。

なぜ、八ッ場ダムは中止なのか

2009-09-26 22:07:54 | Weblog
 前原国交相は「八ッ場ダム建設中止の方針は変わりません」と言っています。
なぜ、中止なのでしょうか。中止の理由がわかりません。教えてください。
わたしたち大部分の国民は、中止の理由をわかっていないと思います。マニフェストに書いてあるといいますが、民主党の2009.7.27発行のマニフェストには、「八ッ場ダム」「ダム建設中止」の文字は見当たりません。ダム建設費4600億円のうち、すでに3200億円は支出されて、残りは1400億円だといいます。それで中止にした場合、1都5県の知事は、これまで支払ってきた負担金の返還を求めると言っています。それに工事中止の違約金、諸復元・修復費用を換算すると1400億円どころではありません。誰が考えても数字で計算する限り中止にした方がお金がかかります。
 国交省の一連のダム建設計画は「ダム建設ありき」で、自民党政権の負の遺産引き継ぎで、計画の段階でダム建設計画地域の住民の意見は聞いていないと思います。それはそうれとして、今回の民主党の「八ッ場ダム建設中止」の政策決定時には地域住民の意見は聞いたのでしょうか。マスコミのニュースからは聞いたとは思えません。それでは自民党の体質を引きずっていることになります。同じく「八ッ場ダム建設中止ありき」ではないでしょうか。
 官主導の政治から民主導の政治へ、地域主権とか、住民主役とか、国民の生活第一とか、一人々の命を大切にとか言っていますが、政権交代で何が変わるのでしょうか。政府と国民が同じ情報をもたなければ「理解と信頼」は醸成されないでしょう。情報公開がその第一歩ではないでしょうか。