ヒト遺伝子想定的生活様式実践法

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遺伝の本質と健康

2023年08月27日 | 健康法

 

 遺伝の本質は何であろうか。趣旨が分かりにくいかもしれないので言い換えてみると、生物には親の形質・形態を子に伝える現象があるがその目的は何だろうか、ということになる。

 微視的(ミクロ)な方向へ思考を巡らせると遺伝因子へ還元して行く話となるのだが、それだと分子レベルの細かな話になって全体を見失い、よく分からなくのが落ちだろう。ここでの考察ではその道は有用そうではないので、巨視的(マクロ)な方向へ眺めてみよう。


 すると、親から子への「生活様式の伝承」というのが浮かび上がり、これ以外には思いつかない。生物種の生活様式が遺伝因子や道具の形成に繋がる(生活様式遺伝因子・道具形成仮説。前回記事を参照)という立場からすると、最も自然な見方にあたるだろう。

 

 ある生物種が特定の生活様式(食性がその主要部分)を採用している場合でも、生息環境自体は日々変動したり季節変動をすることから、生物種側には生体恒常性(homeostasis、ホメオスタシス)を維持するための機構が備わっているのが一般的である。当然これも遺伝の対象になるはずであり、環境変動に対する自動制御機構が遺伝因子に含まれているのだろう。

 

 健康を維持するということは、常に生体恒常性を維持することが必要不可欠だろう。それを容易に達成するには、進化の過程で獲得したであろう生息環境の変動に対する自動制御機構を最大限発揮させることが重要になるだろう。
 遺伝子が想定していない生活様式を実践する場合は、制御の方法が判明していない課題に遭遇する可能性が高くなり、試行錯誤を重ねつつ新たな道を切り開いていく必要があるだろう。他方、遺伝子が想定している生活様式を実践する場合は、いつか来た道であり、ご先祖様から伝承された制御方法を活用することにより、容易に生体恒常性を維持してトラブルを回避することができるだろう。

 

 以上が、ヒト遺伝子想定的生活様式実践(健康)法を推進する理由にあたるのだが・・・(分かり難くてスマヌ。理解が深化すればもう少し分かり易く書けそうなのだが、現状はこの辺りが限界か)。

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