ちょっと手抜きで、今日の巡回でみつけた認知症関係の記事を二つメモしておこう。東京新聞から、
認知症、在宅ケア強化 専門家が家庭訪問
2012年6月18日 20時26分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012061801002308.html (リンクはココ)
厚生労働省は18日、認知症患者の急増に対応するため、看護師らによる専門家チームが認知症と思われる高齢者宅を家庭訪問し、早期に医療支援に着手することを柱とした報告書をまとめた。認知症になっても安易に精神科や介護施設に頼らず、住み慣れた自宅で生活できるように在宅ケアを強化する。・・・(強調は引用者)
若年性認知症 患者の6割「不安」 群馬県が初調査
2012年6月19日 11時02分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012061990110209.html (リンクはココ)
六十五歳未満で発症する「若年性認知症」の初めての実態調査を群馬県がまとめた。患者の六割が「不安を感じている」と回答し、心配事の上位には「経済的なこと」「家族の健康」が並んだ。・・・
調査は昨年四~九月、県内の医療・福祉機関千八百四十カ所に協力を依頼して実施。千百五十二カ所から回答(回答率62・6%)があり、認知症患者数は計三百二十九人だった。
このうち七十二人が詳しいアンケートに答え、認知症の症状があったのは全体の六割強(四十六人)。症状別では不安(二十四人)、暴力・暴言(十九人)、抑うつ(十八人)が上位だった。患者の年齢は五十代(百七人)と六十代(百八十三人)を合わせると全体の九割。十歳が一人、二十代が五人と若い世代でも見られた。
認知症については、gooヘルスケアから、
認知症性疾患
http://health.goo.ne.jp/medical/search/10410400.html (リンクはココ)
原因は何か
認知症の原因にはいろいろあります。たとえば、脳血管障害、脳外傷、脳腫瘍(のうしゅよう)や脳炎などで、脳の広い部分が侵されると認知症が起こります。主に50歳以上で起こる認知症の多くは、表2[リンク先参照]に示した脳の老化と密接に関連した認知症性疾患です。
これらのうち、アルツハイマー病、レビー小体型(しょうたいがた)認知症、血管性認知症が三大認知症と呼ばれ、頻度の高いものです。 (強調は引用者)
血管性認知症(多発梗塞性認知症などの梗塞性認知症、出血性認知症など)と聞くと、以前に紹介したチェルノブイリでの経験についての河田昌東氏の次の談話を思い出してしまう(詳細はココ)。
「最も多いのは心臓病です。ほかに顕著なのが脳血管病、糖尿病、先天異常そして免疫力低下です。」
おまけで別の資料も付けておくと、サイト「よなごキッズ.COM」から、
B-1:脳血管性認知症 Vascuiar Dementia
http://www.yonago-kids.com/sick-Dimentia.html#DIMEN-B1-ApoDime (リンクはココ)
概念
脳血管性障害による大脳半球の病変に基づく認知症を脳血管性認知症と総称する.
梗塞の多発を示すことが多く,多発梗塞認知症(multi-infarct Dementia)とも呼ばれる.
老年期認知症の中で占める割合は,欧米では10~20%であるとされているのに対し,わが国では約50%であり,頻度が高い,(強調は引用者)
ついでに、gooヘルスケアから、
脳卒中(脳血管障害)
http://health.goo.ne.jp/medical/search/10810100.html (リンクはココ)
脳卒中とは
脳卒中という言葉は一般的な用語であり、医学用語ではありません。正式には脳血管障害といいます。脳卒中の卒は卒倒(そっとう)(突然倒れる)の卒で“突然に”の意味、中は中毒(毒にあたる)の中で“あたる”という意味ですから、脳卒中とは脳の病気で突然に何かにあたったようになる(倒れる)ことを意味します。 ・・・
脳血管障害の分類
脳梗塞、脳出血、くも膜下出血の3つが代表的な脳血管障害です。
〔関係記事〕
・河田昌東 著 「チェルノブイリと福島」 2012/5/10 (既出)
・宮城での心不全、急性冠症候群、脳卒中の増加 2011.3-4月 2012/5/24