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人生の裏側

人生は思われた通りでは無い。
人生の裏側の扉が開かれた時、貴方の知らない自分、世界が見えてくる・・・

僕は一人じゃない

2016-06-24 19:44:37 | 独語
僕は今一寸した困難に陥っている
困難…それは自分一人っきりという事だろう…
世間は相変わらず世知辛い…罪と責任のなすりあい
一人じゃ背負いきれない重荷の押しつけあい
これは、一体幻想なのだろうか…
喜ばしいことは、誰もが共有するんだが…

あれは、僕があの強烈な歓喜の精神的嵐に見舞われていて、日常に戻りかけていた時だった
例によって、それは見えるように見たのでは無く、意識に直接感じたものだった…
何か妙に懐かしい、暖かいものに包まれつつ…
何人かの人がここに来ているようだ…
誰だろう?この人たちは…会ったことが無い、見覚えが無い(何故か見てなくても分かるんだ)が…
前世か何かで出会ってるんだろうか?…それともこれから出会う人たちなのか?
いや、もともと霊的な存在なのだろうか?
一体、これは幻想なのだろうか?
ただ、この親密感というものだけは、ヒシヒシと感じてくるんだからどうしようもない…
何にしても、この人たちは、ごくごく僕に親しい関係に違いない
何とも不思議な交流…こんなオープンでいいのだろうか…
家族ですら、こんな感じで接したことなど無かった
ギスギスとした、ぎこちない人間関係しか持ちえない、この僕なのに…
あなたたちは一体僕の何なのですか?…魂の兄弟?
水臭い?…そうだよねえ…そういう事なんだよ、きっと…
この何世にも渡るような出会いっていうのは、どう言い表せればいいんだろう…
いや…言葉など要らないんだ、何もかもストレートに伝わる…
僕には色々なシガラミも、人には言えない事情も抱えていたハズなんだが…
ここでは…どこにも見当たらない…どっかへ行ってしまった
あれもこれも、悪いことというのは、思ったより悪くも無い…
だがこの無言の語らいは…文句なく良い!
そ、そうか、そうだったのか!…このことなんだ!
ずっと、僕は孤独だったのに、気が塞ぐことは無かった
胸の辺りに暖かみを覚えながら、こんな声なき声を聞いている様だった…
”君は一人じゃない”
僕たちはあの御方の子供なのか? 
教えて欲しい! 僕たちは今生で出会うことになるのか…それとも…
だが…そのことを知らされないまま、僕を包んでいた透明の幕は引いて行った…
分厚いコンクリートの世界に連れ戻されたのだった…

そして…”彼ら”とはその時しか出会っていない
彼らは幻想なのだろうか…
彼らとは誰某のことだったら、私との関係は仮初のものになるだろう
だが、私自身と切り離されたものじゃない有り様だったら…
”我々”はどこにも行かない
だから…
”僕は一人じゃない”




































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