隣の猫が最近頻繁に訪問してくる。
人の気配がすると、近づいてきて窓の外から見上げている。
(最近の訪問猫)
顔つきも何だか精悍になったというか、浮世の荒波に揉まれたというのか、鼻の頭などに傷跡をこしらえたりしているので、よけいにそう見える。
近寄る動作でも耳が後ろに向き、他方への警戒は怠っていないことを示している。
つまり、用心深くなっているのだ。
(以前の訪問猫)
以前、首に鈴などを付けて訪問していた頃は、傷もなくもう少しおっとりした感じだった。
耳も興味が湧いたこちらの方向に向いていて、周りへの警戒心は薄い。
最近は窓からの脱出ではなく、家人の了解(諦め)の下、自由に玄関からでも出入りしているのだろうか。
他に居る3匹は完全室内飼いだが、娘さんが連れて来たらしいこの猫だけはどうやら室内コントロール不能らしい。
聞くところでは、去勢は終わっているそうだが、多分手術の時期が遅かったのだろうと思う。
(防猫ネット)
菜園兼用で花壇に植えた春菊の付近が好きで、定期的にトイレに使用し土を掘り繰り返すついでに、小さな野菜の芽を道連れにするので、ネットで防御することにした。
その作業を、近くから確認にくるという好奇心の強い猫である。
野菜の付近以外ならトイレの使用も許可しようというのに、他の場所は一切使わない。
相方が、既に育っている葉大根や小松菜などを植えている一角で菜摘などをしていると、直ぐに近くにやって来て傍にいるようになったと言っている。
先日は和室の床の補修と、畳の表替え作業の日に相方の素っ頓狂な声がした後、猫が外へ飛び出して行った。
材料等の搬出入のため、開けっ放しになった玄関から入ったらしく、二階への階段を昇る途中のところで見つかったらしい。
私に噛みついて怒られて以来、私には少し距離を置いている猫なので、当時二階でPCをいじっていた私と鉢合わせでもすれば、これは多分ビックリ事件だったと思う。
窓のガラス越しなら安全と思っているのか、ほぼ毎日顔見せにやって来る。
猫の三大要求は、エサと防寒と自由だと云う。
エサも暖かい部屋も持っていながら、寒空の中に自由を求めて歩き回る猫を見ると、リード付でしか外に出ることを許されなかったシロ君を思い出す。
(在りし日の「シロ君」)
正月の大寒の時期の、一番寒い明け方に彼は旅立った。
エサも暖かさもそして自由な行動も許された旅先で、のんびり下界を見下ろしてくれているだろうか。
隣の出入自由猫(多分見放された)は、今日も細かい雨が降るなかをやって来た。
師走の寒い風の中で、自由と寒さを天秤にかけながら生きるその逞しさが、すこし羨ましくなってくる。
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人の気配がすると、近づいてきて窓の外から見上げている。
(最近の訪問猫)
顔つきも何だか精悍になったというか、浮世の荒波に揉まれたというのか、鼻の頭などに傷跡をこしらえたりしているので、よけいにそう見える。
近寄る動作でも耳が後ろに向き、他方への警戒は怠っていないことを示している。
つまり、用心深くなっているのだ。
(以前の訪問猫)
以前、首に鈴などを付けて訪問していた頃は、傷もなくもう少しおっとりした感じだった。
耳も興味が湧いたこちらの方向に向いていて、周りへの警戒心は薄い。
最近は窓からの脱出ではなく、家人の了解(諦め)の下、自由に玄関からでも出入りしているのだろうか。
他に居る3匹は完全室内飼いだが、娘さんが連れて来たらしいこの猫だけはどうやら室内コントロール不能らしい。
聞くところでは、去勢は終わっているそうだが、多分手術の時期が遅かったのだろうと思う。
(防猫ネット)
菜園兼用で花壇に植えた春菊の付近が好きで、定期的にトイレに使用し土を掘り繰り返すついでに、小さな野菜の芽を道連れにするので、ネットで防御することにした。
その作業を、近くから確認にくるという好奇心の強い猫である。
野菜の付近以外ならトイレの使用も許可しようというのに、他の場所は一切使わない。
相方が、既に育っている葉大根や小松菜などを植えている一角で菜摘などをしていると、直ぐに近くにやって来て傍にいるようになったと言っている。
先日は和室の床の補修と、畳の表替え作業の日に相方の素っ頓狂な声がした後、猫が外へ飛び出して行った。
材料等の搬出入のため、開けっ放しになった玄関から入ったらしく、二階への階段を昇る途中のところで見つかったらしい。
私に噛みついて怒られて以来、私には少し距離を置いている猫なので、当時二階でPCをいじっていた私と鉢合わせでもすれば、これは多分ビックリ事件だったと思う。
窓のガラス越しなら安全と思っているのか、ほぼ毎日顔見せにやって来る。
猫の三大要求は、エサと防寒と自由だと云う。
エサも暖かい部屋も持っていながら、寒空の中に自由を求めて歩き回る猫を見ると、リード付でしか外に出ることを許されなかったシロ君を思い出す。
(在りし日の「シロ君」)
正月の大寒の時期の、一番寒い明け方に彼は旅立った。
エサも暖かさもそして自由な行動も許された旅先で、のんびり下界を見下ろしてくれているだろうか。
隣の出入自由猫(多分見放された)は、今日も細かい雨が降るなかをやって来た。
師走の寒い風の中で、自由と寒さを天秤にかけながら生きるその逞しさが、すこし羨ましくなってくる。
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お利巧そうだし。
自由ね、足を怪我したり、年をとったりしたら、自由もなくなる。
頑張れぇ〜
寒さを選ぶど根性には脱帽です。