天候は曇りで折角の桜の満開も、見た目がイマイチはっきりしない。
特に後方が雲だと、鮮明に写らない。
(里山と麓の桜)
桜はほぼ満開で、白っぽい花弁の中心が濃いピンク色を呈してきたので樹全体がピンクがかって見え始めた。
ただ背景がイマイチなので、全体にハッキリしない。
さて、今日のイベントは相方のスマホの受信音が時々聞えなくなるという症状で販売店へ。
いろいろやって、暫く様子見ということになって事後の予定がポッカリ。
予て行きたいと思っていた、荒尾市の小岱山の中腹にある「トキワマンサク」を見に行くことにした。
その前に、弁当を買って折角だから桜の名所「菊地の城山公園」で昼にしようということに。
(菊地城山公園の桜)
ここの桜もほぼ満開の状態。
折り畳みの椅子とテーブルをセットして、桜の下で弁当をいただく。
弁当の量の多さに、いささか参ったが、へこたれることなく完食して、いざ小岱山へ。
(満開のトキワマンサク)
自生のトキワマンサクは、この小岱山とあとは紀伊半島それに静岡県の3箇所とか・・。
花の色が薄黄緑なので、新緑の葉っぱとほぼ同じで目立たない。
(トキワマンサクの花)
希少野生動植物に指定されていて、付近は保護区域として立ち入り禁止。
民間の蜜柑畑用道路を通るので、見学者は各々柵の門の開閉に責任を持たされていたが、今年は開門状態だった。
蜜柑の収穫が全て終わり、害獣防護の処置の必要性も無かったのだろう。
道すがら色々な植物に目がいく。
(山ツツジ)
他の木々に負けまいと、ヒョロヒョロと身長ばかりがやたらと高くなって咲いていた。
(楠若葉)
落葉広葉樹は、秋から冬にかけて葉っぱを落とし、春から初夏にかけて芽吹き始める。
楠のような常緑の広葉樹は、新しい若葉に押されるようにして紅葉しつつ葉っぱを落とす。
葉っぱの代替わりは、同時に行われるので古い葉と新しい葉が同時期に存在することになる。
先代の葉っぱは、「楠若葉」に思いを託しながらハラハラと散って行く。
秋の落葉よりも、世代交代の現実を如実に見せてくれる。
「先代を落として芽吹く楠若葉」・・・しろ猫