モナルダ(Monarda Beebalm、ベルガモット、松明花)
Monarda didyma 燃え続ける想い 安らぎ
山之高峻処無木。而谿谷廻環、則草木叢生。
水之湍急処無魚。而渕潭停蓄、則魚鼈聚集。
此高絶之行、褊急之衷、君子重有戒焉。
山の高峻なる処には木無く。
而れども谿谷廻環すれば、則ち草木叢生す。
水の湍急なる処には魚無し。
而れども渕潭停蓄すれば、則ち魚鼈聚集す。
此の高絶の行、褊急の衷は、君子は重ねて戒むる有り。
「孤高、狭量を離れる」
山が高く険しいところには木は生えない。
であるけれども、めぐり流れている谷川があると、
草木は群がり生えて来る。
また、水が激しく流れているところには魚は住みつかない。
であるけれども、水が滞り溜まっている谷川の淵があると、
魚やスッポンなどが群がり集まって来る。
このように、殊更に孤高な行いや、
器量が狭く性急な心を持っていると、
人を寄せつけないことになるので、
君子たるもの、よくよく戒めなければならない。