太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ハンバーグ、ハンバーガー?

2020-05-07 13:30:11 | 食べ物とか
ハンバーガーといえば、パンの間に肉のパテがはさまったのを想像する。
私にとってハンバーガーとは、それ以外のなにものでもない。
パンなしの単体だと、それはハンバーグになる。
ところが、夫は違う。
私の想像するハンバーガーも、ハンバーガーだが、ひき肉もハンバーガー。
ひき肉という単語はあるけれど、ハンバーガーという。
義両親もそう言うことがあるし、同僚が言うのを聞いたこともある。
「七面鳥のハンバーガーを買ってきたよ」
と言われたら、ターキーのパテがはさまったハンバーガーを想像するが、
ターキーのひき肉なのだ。


昨日、日本式のハンバーグを作った。
夫はこの日本式ハンバーグが大好き。
アメリカのハンバーグはおおざっぱで、たとえばシュートメが作ると
ひき肉に荒く刻んだ玉ねぎが豪快に入っているのを、簡単にまとめてグリルで焼く。
これを作る場合は、必ずパンにはさむので、このぐらいおおざっぱでもそれなりに美味しい。

日本式になると、玉ねぎはなるべく細かく刻み、パン粉をいれたり、ナツメグを入れたりしてパテを作る。
片面に焼き目がつくぐらい焼いたら、ひっくりかえして水かワインを注いで蓋をする。
実家の母は、とんかつソースとみりんを肉汁に混ぜてソースを作ったので、私もそうしている。
デミグラスソースで、にんじんやじゃがいもを添えて食べるのも大好きだけど、
なぜかこっちではデミグラスソースというものが存在しない。
私がハワイでロコモコを食べたことがないのは、それがデミグラスソースじゃないからだ。

この、とんかつソースとみりん(私はそれにケチャップもいれる)で作ったソースが、
こちらの人に大うけ。
これを食べた人は必ず
「これは何でできてるのッ!!!」
と感動し、私は返答に困る。

昨日は、パン粉の代わりにマイタケを1パック、みじん切りにして混ぜた。
アメリカのハンバーグに比べて、生地が柔らかくてジューシーで、
パンよりもお米に合う味の日本式ハンバーグは冷めても美味しいので、お弁当にもいい。

ミートローフは日本式ハンバーグに近い味。
パウンドケーキのような細長の型に入れて焼き、ケーキのようにカットして食べる。
スラッピージョーズという料理も、近いといえば近い。
これは型に入れたり、まとめたりしないで、ひき肉の煮込み風。(だからスラッピーという名前なのだろう)
酢が入った、甘辛い味はパンにもお米にも合う。


夫が買ってきたハンバーガーで、ハンバーグを作る。
いまだに、なんとなくしっくりこない。
そもそも「ハンバーグ」という単語がないのだ。
けれど、子供のころから食べていたカレーが、私にとってカレーライスであるように
ハンバーグはハンバーグでしかありえない。
だからあえて、日本式のハンバーグのことを
「Japanese ハンバーグ」
とカタカナ読みで呼び続けているのである。











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