タグはタグでも、スキンタグじゃない。
洋服のタグ。
あれがチクチクと肌を刺して、いらいらすることこの上ない。
首の後ろに付いているのもあるし、脇腹にあるのもある。
チクチクしないタグもあって、でも何が違うのかはわからない。
こんなに気になりだしたのは、ここ数年だ。
昔はタグのことなど、考えたこともなかった。
微妙なお年ごろになって、肌も微妙になってきたのだろうか。
このタグの面倒くささは、
はさみで切るだけでは解決しないところにある。
はさみでタグを切ると、タグが縫い付けられていたところが残る。
そこに残った、ほんの少しの、ミリ単位の布が、
いやみったらしく肌を刺す。
そこで、その縫い付け部分も取ることになるのだが、
これはかなり慎重さを要求される。
まず、リーディンググラスをかけ、
家の中の一番明るい場所に座り、
飲み物などを傍らに置き、軽く音楽を流し、
両肩をぐるぐるまわしてから、取り掛かる。
日本式の握りバサミ(これが1番いい)の先で、上手にきっかけを作り、
縫い目を針で緩めてゆく。
細かい作業をするとき、私は無意識に息を止めていることがあって、
途中で苦しくなって、「はあ、はあ」と呼吸をしなくてはならない。
ちょっとした力の加減で、服の布地に穴があく。
それで着られなくなったものもあるのだ。
最近は、洋服を買うときに、入念にタグを見る。
それを見た人は、私が素材やお手入れの仕方を確認していると思うかもしれないが、
そんなことはどうでもよくて、
そのタグが、ちくちくするかどうか、簡単に取れるかどうかを
チェックしているのである。
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洋服のタグ。
あれがチクチクと肌を刺して、いらいらすることこの上ない。
首の後ろに付いているのもあるし、脇腹にあるのもある。
チクチクしないタグもあって、でも何が違うのかはわからない。
こんなに気になりだしたのは、ここ数年だ。
昔はタグのことなど、考えたこともなかった。
微妙なお年ごろになって、肌も微妙になってきたのだろうか。
このタグの面倒くささは、
はさみで切るだけでは解決しないところにある。
はさみでタグを切ると、タグが縫い付けられていたところが残る。
そこに残った、ほんの少しの、ミリ単位の布が、
いやみったらしく肌を刺す。
そこで、その縫い付け部分も取ることになるのだが、
これはかなり慎重さを要求される。
まず、リーディンググラスをかけ、
家の中の一番明るい場所に座り、
飲み物などを傍らに置き、軽く音楽を流し、
両肩をぐるぐるまわしてから、取り掛かる。
日本式の握りバサミ(これが1番いい)の先で、上手にきっかけを作り、
縫い目を針で緩めてゆく。
細かい作業をするとき、私は無意識に息を止めていることがあって、
途中で苦しくなって、「はあ、はあ」と呼吸をしなくてはならない。
ちょっとした力の加減で、服の布地に穴があく。
それで着られなくなったものもあるのだ。
最近は、洋服を買うときに、入念にタグを見る。
それを見た人は、私が素材やお手入れの仕方を確認していると思うかもしれないが、
そんなことはどうでもよくて、
そのタグが、ちくちくするかどうか、簡単に取れるかどうかを
チェックしているのである。
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