怒涛の運転免許 ~仮免編~
おごりたかぶって仮免を取ったのが、7月下旬。
路上試験の予約は、インターネット上で行う。
島内で試験を行っている場所が何箇所かあり、好きな場所を選んで申し込む。
ホノルル市内は人も車も多く、道も標識も込み入っていて、試験は難しいと聞いた。
私は仮免を取った場所が近いし、ほとんど住宅地で道も広いので試験は簡単だと思われ、自分はほんとにラッキーだと思った。
1ヶ月ほど、誰かに助手席に乗ってもらって運転に慣れてから、さて予約でもするかとPCを開いた。
21歳以上の、免許保持者の同伴が義務だ。
当時、夫は就職先が内定していたが、仕事が始まるのが1週間先だったので、それまでのいつにしようかなーと思い予約状況を見ると、 2ヶ月先まで一杯ではないか。
結局、一番早い空きの10月下旬に予約せざるを得なかった。
夫はもう仕事が始まってしまうので、月曜休みの夫の父に一緒に行ってもらうことになった。必然的に父の車を借りることになり、車の登録証や、保険の証書など必要書類のリストを父に見せ、これらが全部あるか確認すると
「車の中に全部あるから大丈夫!」と胸を張った。
たっぷりと練習する時間が増えて、おかげで右側走行にも車にもすっかり慣れ、唯一苦手だった縦列駐車もウンザリするほど(同乗者が)練習した。
そして迎えた試験日。
さあ行くぞと車に乗り込んで、夫の父が車の中にある必要書類をチェックし始めた。すると、
「あれ?」
イヤ~~な予感がした。
「おかしいなあ、保険の期限が切れてるカードしかないぞ」
お財布や、グラブボックスなど何度も引っくり返しているが、新しいカードは出てこない。
2ヶ月前に聞いたよねッ?そしたら全部あるって言ったよねえッ??
これが私の父だったら、間違いなくそう叫んで思う存分責め立てたところだが、そこは義理の仲のつらいところ。
私は顔を引きつらせたまま、予約時間が迫るのをただ待っているしかなかった。
夫の父は保険会社に電話をし、これから路上試験を受けに行くのだが、新しいカードが手元にないので、カードがなくても支払ってあることを電話で証明してくれるように頼んで、「これでOK,レッツゴー!!」
レッツゴーっておとーさん、いくらハワイでも、そんなことで本当にいいの?と思いつつ、窓口に行くと、やはりオリジナルのカードがないとダメだと言われた。
「12時45分の枠が空いているので、その時間までにカードを用意できますか?」
今日がダメなら、また2ヶ月待つのかと思いきや、時間を変えて受けられるなんてラッキーだ。保険会社にカード再発行を頼んで取りに行き、お昼を食べて出直した。
試験官は、どっしりとしたフィリピン系のおばちゃんだった。
試験時間は10分程度。一旦停止ではガッチリ止まり、歩行者は最優先し、縦列駐車もうまくできた。
元の場所に戻ってきて、言われた場所に車を停めた。完璧とは言わないが、まあ90点ぐらいだろう。
今日は免許写真も撮るからと思って、珍しく化粧もしてきた。
しかしおばちゃんは意外なことを言った。
「ごめんなさいね、また来週の月曜日に来てちょうだい」
一体、何がなんだかわからない。
何が悪かったのかがわからない。おばちゃんは、私のペナルティを走り書きした付箋紙を渡し、さっさと車を降りて去って行った。
そこには、未熟なハンドルさばき、とか、縦列駐車の際、前の車との距離が近すぎとか書かれていた。
しばし呆然としたあと、気を取り直してオフィスに行き、窓口の人に
「来週月曜に来いと言われたんだけど、何時に来ればいいの?」と聞いた。
まんまる目のおねえさんが、「ウォークインで、という意味よ。ネットで今予約すると12月になっちゃうのよ」と言った。
ウォークインとは、早い者順ということだ。
朝から並んで、その日の空いている枠(つまりキャンセル枠)に予約を入れる。
「ウォークインだと何時ぐらいに来ればいいのかしら?」
「そうねぇー、7時45分にOPENだから、7時15分ぐらいまでに来ればいいんじゃないかなあ」
しかたがない。来週、また挑戦だ。
週末ちょっと練習したら、きっと大丈夫。
私のおごりたかぶった鼻は音をたててへし折れたが、まだ私は事態を甘く見ていたのだった。
おごりたかぶって仮免を取ったのが、7月下旬。
路上試験の予約は、インターネット上で行う。
島内で試験を行っている場所が何箇所かあり、好きな場所を選んで申し込む。
ホノルル市内は人も車も多く、道も標識も込み入っていて、試験は難しいと聞いた。
私は仮免を取った場所が近いし、ほとんど住宅地で道も広いので試験は簡単だと思われ、自分はほんとにラッキーだと思った。
1ヶ月ほど、誰かに助手席に乗ってもらって運転に慣れてから、さて予約でもするかとPCを開いた。
21歳以上の、免許保持者の同伴が義務だ。
当時、夫は就職先が内定していたが、仕事が始まるのが1週間先だったので、それまでのいつにしようかなーと思い予約状況を見ると、 2ヶ月先まで一杯ではないか。
結局、一番早い空きの10月下旬に予約せざるを得なかった。
夫はもう仕事が始まってしまうので、月曜休みの夫の父に一緒に行ってもらうことになった。必然的に父の車を借りることになり、車の登録証や、保険の証書など必要書類のリストを父に見せ、これらが全部あるか確認すると
「車の中に全部あるから大丈夫!」と胸を張った。
たっぷりと練習する時間が増えて、おかげで右側走行にも車にもすっかり慣れ、唯一苦手だった縦列駐車もウンザリするほど(同乗者が)練習した。
そして迎えた試験日。
さあ行くぞと車に乗り込んで、夫の父が車の中にある必要書類をチェックし始めた。すると、
「あれ?」
イヤ~~な予感がした。
「おかしいなあ、保険の期限が切れてるカードしかないぞ」
お財布や、グラブボックスなど何度も引っくり返しているが、新しいカードは出てこない。
2ヶ月前に聞いたよねッ?そしたら全部あるって言ったよねえッ??
これが私の父だったら、間違いなくそう叫んで思う存分責め立てたところだが、そこは義理の仲のつらいところ。
私は顔を引きつらせたまま、予約時間が迫るのをただ待っているしかなかった。
夫の父は保険会社に電話をし、これから路上試験を受けに行くのだが、新しいカードが手元にないので、カードがなくても支払ってあることを電話で証明してくれるように頼んで、「これでOK,レッツゴー!!」
レッツゴーっておとーさん、いくらハワイでも、そんなことで本当にいいの?と思いつつ、窓口に行くと、やはりオリジナルのカードがないとダメだと言われた。
「12時45分の枠が空いているので、その時間までにカードを用意できますか?」
今日がダメなら、また2ヶ月待つのかと思いきや、時間を変えて受けられるなんてラッキーだ。保険会社にカード再発行を頼んで取りに行き、お昼を食べて出直した。
試験官は、どっしりとしたフィリピン系のおばちゃんだった。
試験時間は10分程度。一旦停止ではガッチリ止まり、歩行者は最優先し、縦列駐車もうまくできた。
元の場所に戻ってきて、言われた場所に車を停めた。完璧とは言わないが、まあ90点ぐらいだろう。
今日は免許写真も撮るからと思って、珍しく化粧もしてきた。
しかしおばちゃんは意外なことを言った。
「ごめんなさいね、また来週の月曜日に来てちょうだい」
一体、何がなんだかわからない。
何が悪かったのかがわからない。おばちゃんは、私のペナルティを走り書きした付箋紙を渡し、さっさと車を降りて去って行った。
そこには、未熟なハンドルさばき、とか、縦列駐車の際、前の車との距離が近すぎとか書かれていた。
しばし呆然としたあと、気を取り直してオフィスに行き、窓口の人に
「来週月曜に来いと言われたんだけど、何時に来ればいいの?」と聞いた。
まんまる目のおねえさんが、「ウォークインで、という意味よ。ネットで今予約すると12月になっちゃうのよ」と言った。
ウォークインとは、早い者順ということだ。
朝から並んで、その日の空いている枠(つまりキャンセル枠)に予約を入れる。
「ウォークインだと何時ぐらいに来ればいいのかしら?」
「そうねぇー、7時45分にOPENだから、7時15分ぐらいまでに来ればいいんじゃないかなあ」
しかたがない。来週、また挑戦だ。
週末ちょっと練習したら、きっと大丈夫。
私のおごりたかぶった鼻は音をたててへし折れたが、まだ私は事態を甘く見ていたのだった。
台湾行った。
たまった仕事こなした。
風邪ひいた。
引き続き仕事した。
なんてやっていたら、すごい勢いで更新されている。
✿ヽ(^o^)丿✿
思い立ったときに、ある程度下書きをしておくから、更新するときには一気になっちゃうのもあるのかも。
ま、暇だからね~(笑)
いつも思うけど、今日は9日なのに、コメントの日付が10日になってるというのは不思議な感じ。未来に行ってるような・・