平日休みの今日、Jの家に行き、ランチをした。
Jはイギリス人で、韓国人の夫を持ち、水彩画のアーティストである。
Jに初めて会ったのは3年近く前の、コラージュのワークショップだった。
初対面で、その人と仲良くなれそうな気がするとか、苦手だといった印象を感じることは多い。
そしてだいたい、その印象は当たっている。
Jとは、最初からなんとなく気が合った。
2回目に会ったのは別のワークショップで、
そのあと数回、メールをやりとりしただけで、ぷっつりと連絡をとらなくなった。
それから2年半。
先週、Jが私の作品を展覧会で見た、といってメールをよこした。
いつか会いましょうよ、と過去も何度も言い合って、でも実現することはなかった。
今回も、会いましょうよ、いいね、のあと、「じゃあ来週は?」と聞いてきた。
そして今日、会うことになったのだった。
私は五目寿司を作り、市販のロールケーキを持って行った。
Jはほうれんそうのキッシュを作って待っていた。
庭が見えるテラスでランチを食べ、一緒にコラージュを制作した。
2年半も会っていなかったことなど嘘のように、私たちはしゃべりにしゃべり倒した。
家族のこと、自分のこと、更年期のこと(Jは私より2つ上だ)、アートのこと、
あれもこれも話したくて、ろくに作品は進まなかったほどだ。
不思議と、言葉の壁などなにも感じない。
私が伝えたいことは自然と伝わるし、Jが言いたいことはみんなわかる。
「どうしてこんなにあなたのことを近く感じるのかなあ。姉妹みたいよ」
Jが言った。
それは私とて同じ気持ちだった。
Jのユーモアのセンスも、相手を思いやる気持ちも、正直さも、とても私には心地がよいもので、
ただ私が日本人でJがイギリス人という違いしか、二人の間にはないのだ。
職場の同僚とは仲がいいけれど、仕事以外に個人的に会うことはない。
平日となれば、私が休みなら誰かが仕事をしているわけだし、
仕事が終わればそれぞれに忙しい。
唯一、一緒に出かけられる友達は、平日休みがない仕事に転職したばかりで、
先週、「平日ランチはこれが最後だね」と言って会いおさめをしたところだ。
そのタイミングで、Jとの交流が復活。
今日、あまりに楽しかったから、これから月に1日、こうして会うことを約束した。
誰かと近くなるのも、疎遠になるのも、みんな理由がある。
日本の友人で、知り合ったのは25年も前なのに、その間4,5年も音信不通だったかと思うと
突然連絡を取り出して、またぷっつりと途絶える人がいる。
不思議なのは、連絡を取り合うのは、それがみんな私の大きな転機の前で、
彼女は大きな一役をかったあとで、また消えてゆくのだ。
起きて欲しいことが起きなかったり、起こってほしくないことが起きると
そのたびにストレスを感じるけれども、
来た道を振り返れば、
どんなふうにみえても、すべてはベストのタイミングで起きたり
起きなかったりしていることを認めないわけにいかないのである。
にほんブログ村
Jはイギリス人で、韓国人の夫を持ち、水彩画のアーティストである。
Jに初めて会ったのは3年近く前の、コラージュのワークショップだった。
初対面で、その人と仲良くなれそうな気がするとか、苦手だといった印象を感じることは多い。
そしてだいたい、その印象は当たっている。
Jとは、最初からなんとなく気が合った。
2回目に会ったのは別のワークショップで、
そのあと数回、メールをやりとりしただけで、ぷっつりと連絡をとらなくなった。
それから2年半。
先週、Jが私の作品を展覧会で見た、といってメールをよこした。
いつか会いましょうよ、と過去も何度も言い合って、でも実現することはなかった。
今回も、会いましょうよ、いいね、のあと、「じゃあ来週は?」と聞いてきた。
そして今日、会うことになったのだった。
私は五目寿司を作り、市販のロールケーキを持って行った。
Jはほうれんそうのキッシュを作って待っていた。
庭が見えるテラスでランチを食べ、一緒にコラージュを制作した。
2年半も会っていなかったことなど嘘のように、私たちはしゃべりにしゃべり倒した。
家族のこと、自分のこと、更年期のこと(Jは私より2つ上だ)、アートのこと、
あれもこれも話したくて、ろくに作品は進まなかったほどだ。
不思議と、言葉の壁などなにも感じない。
私が伝えたいことは自然と伝わるし、Jが言いたいことはみんなわかる。
「どうしてこんなにあなたのことを近く感じるのかなあ。姉妹みたいよ」
Jが言った。
それは私とて同じ気持ちだった。
Jのユーモアのセンスも、相手を思いやる気持ちも、正直さも、とても私には心地がよいもので、
ただ私が日本人でJがイギリス人という違いしか、二人の間にはないのだ。
職場の同僚とは仲がいいけれど、仕事以外に個人的に会うことはない。
平日となれば、私が休みなら誰かが仕事をしているわけだし、
仕事が終わればそれぞれに忙しい。
唯一、一緒に出かけられる友達は、平日休みがない仕事に転職したばかりで、
先週、「平日ランチはこれが最後だね」と言って会いおさめをしたところだ。
そのタイミングで、Jとの交流が復活。
今日、あまりに楽しかったから、これから月に1日、こうして会うことを約束した。
誰かと近くなるのも、疎遠になるのも、みんな理由がある。
日本の友人で、知り合ったのは25年も前なのに、その間4,5年も音信不通だったかと思うと
突然連絡を取り出して、またぷっつりと途絶える人がいる。
不思議なのは、連絡を取り合うのは、それがみんな私の大きな転機の前で、
彼女は大きな一役をかったあとで、また消えてゆくのだ。
起きて欲しいことが起きなかったり、起こってほしくないことが起きると
そのたびにストレスを感じるけれども、
来た道を振り返れば、
どんなふうにみえても、すべてはベストのタイミングで起きたり
起きなかったりしていることを認めないわけにいかないのである。
にほんブログ村