手相 ～財政線

タイトルを読んで

だからさー、もう見るのやめればあ？

と思った人もいるだろう。私もそう思う。

しかし、見てしまったのだから、やはり書く。



私には運命線と知能線がない話を、過去に書いた。

運命線がないのは驚きだったし、知能線がないのは腹立たしくもあった。

だから、手相なんかただの手のひらのシワじゃないか！と啖呵を切って

もう見るまいと決めたのだ。

ああそれなのに、私はまた見てしまった。

手相なんか、と言いながら、内心気にしまくってるのか。

今回のテーマは財政線。


どうやら薬指と小指の間あたりから垂直に下りる線が財政線らしい。

ところが、そのあたりをどんなに目をこらしても、メガネをかけても、

知能線と同じく、財政線があるべき所はツルツルと平らかな皮膚があるだけで、

シワひとつない。



またか。




運命線もないわ、知能線もないわ、財政線もないわ、

じゃあ一体私の手のひらにある、この線は何なんだ？

手を握った時にできるシワか、やっぱり？

運命が行きたありばったり的な点があるのは認めないこともない。

しかし、記憶力がアレだし、思い込みも激しいしアホだなーと自分で言うのはいいが、

知能に問題ありと人に(って手のシワに、だけど)言われるのは腹がたつ。

その上、財政的にどうなのよ、とまで言われるなんて

まったくもって大きなお世話である。


…と、我が手のひらに向かって文句を言っているんだから、情けない。

ああもうやめた。

手相なんか、信じないぞ。

と何度も言いつつ、じゃあほんとに見なけりゃいいって話なんだけど。




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