プラバーという名前の鳥がいる。
渡り鳥である。
普段は、けして群れず、いつも1羽で行動する。
他の鳥たちが、数羽で仲良さそうに何かをついばんだり、枝から枝に飛び移ったりしている横で、
プラバーはいつも一羽きりでポツンとしている。
「寂しくないの?」
時たま声をかけてみる。
「人間関係(鳥関係?)がウザイんだよねぇー」「ひとりのほうが気楽さ」「寂しいってどういうこと?」
その時の私の心境によって、さまざまな答えが返ってくる。
それぞれのテリトリーがあり、そこから滅多に遠くに行かないようだ。
毎年、6月の或る日、彼らは集まって、一斉にアラスカに飛び立つ。
その時期が近づいてくるのは、彼らの衣装(?)を見ればわかる。
旅立ちの衣装(私たちはタキシードと呼んでいる)
だいたい6月の半ば頃なのだが、
普段は1羽づつで行動している彼らが、どうやって旅立ちの日を知るのだろうか。
彼らは、8月18日に戻ってくる。
しかも、旅立ったときと全く同じ場所に戻ってくるのだ。どうやって??
そのとき、彼らの衣装は元に戻っている。
脳の中のどこかに、正確なGPSがあるとか、離れた仲間とテレパシーできる能力があるとか。
私みたいな方向音痴のプラバーがいたら、生き残れないだろうなあ、ほんと・・・
動物の生態は、とてもじゃないが人間の理解を超えている。
ある種類の蝶は、数世代をかけて「渡り」をし、また数世代かけて戻ってくるのだという。
いったい自分の受け持ちのパートがどこからどこまでなのか、どうやって知るのだろう。
おととい、8月に入って初めてプラバーを見かけた。
長旅を終えた達成感もなさそうで、かといって疲れも見せず、ただ、1羽でポツンとそこにいた。
「お疲れさん、長旅だったね」
聞いているのかいないのか、
どこか遠くを眺めていた。
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渡り鳥である。
普段は、けして群れず、いつも1羽で行動する。
他の鳥たちが、数羽で仲良さそうに何かをついばんだり、枝から枝に飛び移ったりしている横で、
プラバーはいつも一羽きりでポツンとしている。
「寂しくないの?」
時たま声をかけてみる。
「人間関係(鳥関係?)がウザイんだよねぇー」「ひとりのほうが気楽さ」「寂しいってどういうこと?」
その時の私の心境によって、さまざまな答えが返ってくる。
それぞれのテリトリーがあり、そこから滅多に遠くに行かないようだ。
毎年、6月の或る日、彼らは集まって、一斉にアラスカに飛び立つ。
その時期が近づいてくるのは、彼らの衣装(?)を見ればわかる。
旅立ちの衣装(私たちはタキシードと呼んでいる)
だいたい6月の半ば頃なのだが、
普段は1羽づつで行動している彼らが、どうやって旅立ちの日を知るのだろうか。
彼らは、8月18日に戻ってくる。
しかも、旅立ったときと全く同じ場所に戻ってくるのだ。どうやって??
そのとき、彼らの衣装は元に戻っている。
脳の中のどこかに、正確なGPSがあるとか、離れた仲間とテレパシーできる能力があるとか。
私みたいな方向音痴のプラバーがいたら、生き残れないだろうなあ、ほんと・・・
動物の生態は、とてもじゃないが人間の理解を超えている。
ある種類の蝶は、数世代をかけて「渡り」をし、また数世代かけて戻ってくるのだという。
いったい自分の受け持ちのパートがどこからどこまでなのか、どうやって知るのだろう。
おととい、8月に入って初めてプラバーを見かけた。
長旅を終えた達成感もなさそうで、かといって疲れも見せず、ただ、1羽でポツンとそこにいた。
「お疲れさん、長旅だったね」
聞いているのかいないのか、
どこか遠くを眺めていた。
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