石巻白梅ししの会便り

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魯迅ゆかりの地 仙台観光に!

2019年03月09日 | 活動

  仙台市博物館の魯迅碑

 東日本大震災から間もなく8年間ということで、最近は関連のテレビ番組も多く放映されています。

 被災各地では、それぞれ追悼行事等の準備が進んでいます。

 

 そのようなイベントとは別に仙台やおそらく石巻やそれぞれの被災地では、被災後復興のための様々な活動がたゆみなく続いています。

 その一つとして、観光地としての価値を高める活動があります。

 

 最近の河北新報の記事によると、仙台市は、魯迅(1881~1936)が仙台に留学時代に暮らした青葉区米ケ袋の下宿跡地を買い取り「魯迅記念広場(仮称)」を整備するそうです。完成は2021年の予定、足跡をたどる案内板などを設置し、魯迅ゆかりの地を後世に伝えるとのことです。

 広場を整備するのは東北大医学部の前身、旧仙台医学専門学校で学んだ時代の下宿「佐藤屋」跡地。東北大片平キャンバス西側にあり、眼下に広瀬川を望む場所で、現在は元地権者が暮らした木造2階建ての建物が残っているそうです。

 魯迅が下宿した当時の建物は今はありませんが、跡地はゆかりの地として名高く、魯迅を尊敬する仙台の中国人留学生や中国人観光客らが数多く訪れるそうです。

 魯迅は1904年から1年半、旧仙台医学専門学校で学び、佐藤屋に下宿したのは数か月でしたが下宿を営んだ佐藤喜東治氏から3代にわたり魯迅の子孫との交流が受け継がれていたそうです。

 市は17年に土地と建物を取得、広場整備の基本計画は本年度内に策定、5月ごろに建物を解体して更地にしてあずまや、ベンチ、魯迅の解説板などを設置し、20年度に工事に入り21年度に利用を始める予定です。

 東北大片平キャンパスには、魯迅が学んだ旧仙台医学専門学校の階段教室(6号教室)が残っており、市博物館には初めの写真のような魯迅碑があり、市は記念広場の整備後、ゆかりの地を巡る観光ツアー等を検討するそうです。

 仙台のシンボルの青葉山や広瀬川の景観の中で、また一つ歴史を垣間見る機会が増えるということですね

 

    

 

 

 

 

 

 

 

 


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