チャールズ・ラップとリチャード・ゴスチャの両氏による『ストレングスモデル 精神障害者のためのケースマネジメント(第2版)』を読んで、納得することが多いが、一点気になることがある。それは、ストレングスを支援すればするほど、それから生じるリスク・マネジメントが必要不可欠ではないかと思っている。さらには、ストレングスを活用することで、他者との葛藤が生じる可能性があるが、それについて応えることが必要ではないかと思っている。
本著では、読む限りにおいては、このことについてふれられていない。ラップ教授にもカンサス大学に伺った時にも直接尋ねたことがある。それは、ストレングスモデルで個別計画を作成し実行していく場合、ブローカーモデル以上にリスクや他所との葛藤が伴うことになるからである。
例えば、精神障害者の「学校に行きたい」というストレングスに応えた場合、入学時の人間関係や試験期間等に不安になり、リスクが生じるといったことになる。こうしたリスクは、本人にとって新たな可能性を引き出すストレングスであることについては理解できるが、ストレングス視点を保つほど、多くのリスクが生じてくるが、ストレングスモデルはそうしたリスクの予防や管理についての論究が必要不可欠ではないかと思っている。
このことについて、5月末にミネルヴァ書房から私の編集で『ストレングスモデルのケアプラン』を刊行することになっているが、ここでは多くのストレングスを活用した事例が載せられている。その中で、リスク・マネジメントについてのケアマネジャーのあり方についてや、他者との葛藤への対応方法についての事例も多くあり、同時にその対応方法について私の気持ちをコメントを書いている。
気になることは、ストレングスモデルはこうした対応についてどのように方向づけるかは、大きな課題であると思っている。ただ、こうした課題に対して、ストレングスモデルは十分多くの答えをもっていると思っている。
本著では、読む限りにおいては、このことについてふれられていない。ラップ教授にもカンサス大学に伺った時にも直接尋ねたことがある。それは、ストレングスモデルで個別計画を作成し実行していく場合、ブローカーモデル以上にリスクや他所との葛藤が伴うことになるからである。
例えば、精神障害者の「学校に行きたい」というストレングスに応えた場合、入学時の人間関係や試験期間等に不安になり、リスクが生じるといったことになる。こうしたリスクは、本人にとって新たな可能性を引き出すストレングスであることについては理解できるが、ストレングス視点を保つほど、多くのリスクが生じてくるが、ストレングスモデルはそうしたリスクの予防や管理についての論究が必要不可欠ではないかと思っている。
このことについて、5月末にミネルヴァ書房から私の編集で『ストレングスモデルのケアプラン』を刊行することになっているが、ここでは多くのストレングスを活用した事例が載せられている。その中で、リスク・マネジメントについてのケアマネジャーのあり方についてや、他者との葛藤への対応方法についての事例も多くあり、同時にその対応方法について私の気持ちをコメントを書いている。
気になることは、ストレングスモデルはこうした対応についてどのように方向づけるかは、大きな課題であると思っている。ただ、こうした課題に対して、ストレングスモデルは十分多くの答えをもっていると思っている。