'ゆうゆう"と

 岩手の小さな街の山間から、自然やサッカーのこと、思うがままにゆうゆうと。話題を提供していきたいと思います。
 

一関地方中学校総合体育大会サッカー競技

2008-06-21 21:17:11 | 3種関係

 1年というのは、とても早く感じます。岩手・宮城内陸地震発生からちょうど、1週間。未だ行方不明の方もおり,そして、多くの方が復旧作業に携わっている中で、楽しんでいられないのも事実ですが、予定どおり一関市東山町の唐梅館多目的グランドで、11チームの参加で行われました。開会式には間に合いませんでしたが、開幕1試合目の桜町中対千厩中の試合を見学。
 桜町中は坊主頭で、どの選手かわからないほどに頭は変身しました。試合も頭を下げた分だけ勝ったようですが、内容的はバックスの膨らみの甘さ、サイドチェンジの目的の意思統一などが気になりました。もっと早く広く、ゴールを意識して!
 
 花泉中対東山中。どちらが勝つかな?と思いつつ、もしかすれば東山かなと思っていましたが、後半フォワードが飛び出しゴール前をしっかり左足で右サイドを狙いシュートを決め、そのまま花泉中が勝利した。キーパーとの1対1でしっかり決めることの重要性をしみじみ感じました。

 室根中対中里中。体格的は、この2チームが横綱格。どちらが勝つか興味深く見ていましたが、サイドハーフからのシュートが2本決まり??。よくよく見ると、真面目すぎてボールに寄り過ぎて裏をつかれフリーで打たせてしまっている。1対1でしっかり、人を捕まえるか否かで、失点に結びついた感じでした。結局ボールがひとりで、ゴールに入るはずがないのに、ボールだけ見てしまう。その差だと思います。将来性豊かな人材は、いましたが残念な結果でした。

 一関中対平泉中。今年の一関中は、小柄な子供が多く早いパスワークで仕掛ける。平泉中もサイドを基点に、仕掛けるが一進一退の好ゲーム。パスで仕掛けるか、ドリブルで仕掛けるか見ものでしたが、パスワークに軍配が上がった。
 個人的には、ドリブルで仕掛けることが好きですが、勝負は面白いものです。
 
 この日一番盛り上がったのが、山目中対萩荘中。後半からしか見てませんでしたが、前半コーナーキックからの得点で萩荘中が1:0でリードしていた。
 それでも、山目中が得点し、引分。或いは、勝つ事が当たり前と見ていましたが、萩荘中のひとり一人の気迫あるディフェンスで、勝利を物にした。小さくとも、競り合いフリーにさせない動きが目立ち圧巻だったと思う。先生のコーチングも、しっかりリズムをつくりナイスゲームで、新人戦地区予選準優勝チームに勝利した。
 
 花泉中対中里中。どちらも1勝しており、引分であれば次の日に残る事ができる。この思いをどのように感じとり、力を発揮するか期待していたが、開始早々にコーナーキックからのヘッドが決まり、中里中が優位に立った。中盤のひとり一人の強さは、地区でも一番だと思う。あとは、パスをどのように繋ぐかの精度だったり、密集した中での、ボール捌きがポイントだと思う。得点差によって花泉中も次の日があったが、早々の失点でリズムを崩したかもしれません。
 
 東山中対室根中。花泉中戦・中里中戦を落とし、どちらも後がない試合となりました。1勝し、得失点差で明日に繋がる試合となり、どちらも気合が入っていました。東山中は練習試合数でもまれたこともあり、1対1のディフェンスが大分厳しくなりました。体の大きさではなく、集散と厳しいディフェンスでのチェックの差が出た感じでした。東山中が、粘って勝利し他のチーム成績を待つ身となりました。

 一関中対山目中。明日へ、繋ぐためには、一関中は引分が最低条件。そして、山目中は、3点以上の得点差で勝たなければ、東山中が翌日に進出となる試合で、まさに死闘を繰広げられました。

子供達もその意味もわかり、前半早々に山目中が得点し、一気に山目中ムードも漂よいましたが、一関中も粘り要所を攻め追加点を許さずゴールは遠のいた。

そのまま終了の笛が鳴った。結局、東山中が2位抜けで明日へ繋いだ。久々に、翌日に、山目中・一関中が残らない戦国時代に突入した気がします。

 明日は、中里中対萩荘中。桜町中対東山中。大きく考えると、3種長ファミリー対桜町中と入ったところで、面白い試合となる気がします。それぐらい、功績が大きくなった証だと思います。
 チーム一丸となり、戦術の徹底。そして、要は、中盤の競り合い、正確なトラップ・パスといったところでしょうか。
頑張って行きましょう。