続・知青の丘

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短歌俳句誌「We」より<4月15日>の一首(第4号)

2020-04-15 21:25:45 | 短歌
釘箱の釘に紛れて花びらは
驚くほどの鈍色になる  斎藤秀雄

桜の花びらが散る季節になると
この斎藤さんの歌を思い出す。
ツイッターで
この短歌を知って、
小誌「We」にお声掛けしたからだ。

正直に言って、
彼の俳句より短歌が好きだった。
他に次のような歌も寄せてくれた。

無調整豆乳といふ破裂せる
乳房のごときもののうたかた
   
銀色のバトンが飛んで輪を
つくり金色の鍵たくさんこぼす
     
淋しいとラジオが沈む海があり
胎内が星くずで満開
     
西風が火照つた頬へ猥褻に
ジャブ喰らはせてくる猥褻に

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