![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/1b/dec3c7e6bb92fe37257c8f32f7ee0654.jpg)
ひさしぶりの更新になります…。長いこと申し訳ありません。
休日ですらなかなかペンを握ることがなくなってきました。ひたすら寝てるかもな…。
最近読んでる漫画は花沢健吾の「アイアムアヒーロー」と、かわぐちかいじの「兵馬の旗」今回は後者の影響を受けて
幕府陸軍、伝習隊の兵卒を描いてみました。
作中の伝習隊兵士はいまだでのメディアでは一番考証された姿で描かれていますが、贅沢を言うともうちょっとディティールをこう…ね。
なので描いてみました。
ケピの日除け布は「日覆い」すなわち騎兵伝習図に描かれてるように帽子にスッポリ被せるタイプであることが確認されています。
いつもお世話になってる「Men at arms series-Mexican adventure」によればフランス軍制式品はボタンもストラップも露出しない形状のようです。
上衣はフランス軍シャスール兵のメキシコ遠征時の半マンテルを参考に、赤いパイピングを施してみました。
これに関して根拠が次のイラストです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/85/e5fd5ce3a627bd81da8dcecef78cb4d5.jpg)
ブリュネ大尉が描いた、太田陣屋を警備する伝習隊の兵卒。遠景で見づらいですが腰のあたりに切れ込みが入った上着を着ているのがわかります。
これは前述したメキシコ遠征時フランス軍服にも同様の特徴があること、伝習隊の記録にあった「赤い山形袖章」と同様、黄色い山形袖章が
シャスール兵の軍服に付いていたことなどから、その色替え風にしてみた次第です。
あと、海外サイトで見つけた1854年型背嚢(俗に言う「仏式ランドセル」)の実物ディティールアップ写真があったことに興奮し、
後姿も描いてみました。
ちなみにブランケットロールの上に乗っかってるのは簡易な飯盒です(蓋がなく、ちょっと深い皿くらいの感じです)。
M1845胴乱は腰の真後ろに回してますが、ズアーブ兵など一部の兵科は正面に装備してることもあります。
水筒は1856年型。空気抜きでしょうか、コルク付きの飲み口のようなものが二つ付いております。後年の水筒にも同じ特徴が見られます。
記録などにはありませんが行軍には必要なため、輸入していたと思われます。
銃器は漫画作品中に描かれていたシャスポーMle1866小銃で描いてみました。左側面から見た図が少なく、google先生で海外サイトを必死で探しました…。