12、シンガポールからヨーロッパまで歩く （イラン） -347

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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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　今日からイランである。　　　　　　　　　　　　　　

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く （イラン） -347

13）イランを歩く

日記から－1

11月21日（水曜日）　快晴

　朝、8：30ぐらいにレストハウスを出たのだが、換金のことで半日ほど待たなければならなかった。
それは昨日調べたように、ここではドルよりかパキスタン・ルピーの方が交換率がいいのである。
ここタフタンではパキスタンホテルという所で換えると、よりレートが良い様だ。
それでせっかくクエッタでパ・ルピーをドルに換えたのをもう一度、ドルをパ・ルピーに換えてからリアルにすることにした。
詳しく話すと例えばそこでは100ドル札をリアルに換えると50,000リアルになると言う。
ところが、100ドルをパ・ルピーに換え、イランのリアルに換えると54,000リアルである。
4,000リアルの差がある。
それだけではなく、俺はそれなのにクエッタで1500パ・ルピーを日本人に100ドルにわざわざ換えてもらったのである。
その1500パ・ルピーはここで換えると57,000リアルである。何とすべてで7,000リアルも損をする馬鹿げたことをしてしまったのだろうか。
とにかく、100ドルはどうしても60,000リアルぐらいになると聞いているので、テヘランとかの大きな都市の闇市で換えることにする。
結局、今日は19ドルだけをパ・ルピーに換えてイランのリアルに換えることにした。
その為にはドルを換えるために銀行が開くまで待つのである。
それでやっと換えたパ・ルピーを持ってそのパキスタンホテルに行ったら、その換金屋が閉まっていたのである。
何てこった！
その後、また他の換金屋を当たるのだが、交換率がよくないところばかりである。
それでもやっと1パ・ルピーを37リアルで換えてくれる所を見つけた。
余ったパ・ルピーと19ドルをパ・ルピーに換えたのを足して、結局、22,000リアルを作った。
それを持ってイランに入ったのである。

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イランへ

　最初の町ザヘダンには闇市があるのだろうか？
この少ないお金（ドルでは40ドルぐらい）で40～50日を過ごさなくてはいけないのであるが、もつだろうか？

　さて、イランである。
人々は、やはりパキスタンの人とは違うようだ。如何違うかと言うとパキスタンの人よりかアッサリしているように思う。
即ち、西洋人に近い。パキスタン人の様にすぐにチャーイを奢ってくれはしない。
だからか、あまりうるさくなく、それは助かる。

　この国は軍人が多く、非常に力がありそうだ。だから、彼らは威張っている。
実際、国境を過ぎてから、今日半日の内で3回も軍人にパスポートを見せろと言われた。

　この前、インドからパキスタンに入った時に街で車の速さの違いに戸惑った。
このイランではまたその車の速度が増しているように思う。だから、目がついていかない。
また、車が今までは左側通行だったのが、このイランからは右側通行である。
それで国境からザヘダンまでは道が舗装されていないと聞いていたが、結構綺麗に舗装されていて良い感じである。
それと言うのも、パキスタンの最後4日間は舗装されていなかったからでもある。
舗装されていないと砂が靴の中に入り、痛いし、汚れるのである。

 
舗装されている綺麗な道路

　国境から歩いて初めての小さな村Mirjavenという所で食糧を買う。綺麗な街でゴミが前より少ない。
また、人があまりいないのに歩道がある。やはりこれは金銭的な余裕があるのだろう。
だから、何だかアメリカの砂漠の村を思い出すのである。

　それとこの小さな村での子供の印象はパキスタンの子供とは違う。
それはその子供達が俺にヒツコク着いて来る様なことや石を俺に投げることはないのである。
（まだ分からないが、、、、、）

出費　3.00パ　ルピー　
    　900リアル