徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(ネパール)-193

2011-03-09 06:34:02 | 世界徒歩旅行記

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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(ネパール)-193

8)ネパールを歩く

日記から-16

4月27日 (金曜日) 雨、曇り

 今朝はカトマンズに比較的、早く着けると思って出発。
山道を超えると今までは人がやっとすれ違うことが出来るぐらいの狭い山道の幅であったが、少しずつ広くなって来た。
今日の天気については今朝の出発時点で雨は降っていなかったが、朝食をした後、雨が降り出してきた。
即ち、朝食に入った食堂で注文して待っている時に雨が降り出した。食堂ではずいぶん待たされたので、時間がもったいなく感じた。
その食堂では、昨日一緒に泊まった2人の男が後から同じ食堂にやって来たのだが一緒に食べることになった。
それで印象に残っているのである。食事を待っている内に「雨!」である。その後もよく降った。

 この後も2人の男とは一緒に歩く。
雨宿りのためにチャイを飲みに彼らと店に入ると、彼らはチャイを奢ってくれ結構親切である。
その様に休みながら彼らと一緒に歩き、小さいが綺麗な町に着いた。
彼らはカトマンズに行く為にここに来て、ここからミニバスなりバスで行くのである。
彼らが話していた歩く目的地はここであり、バスが通っているからカトマンズまでは歩く必要はないのである。
この町に着いたのは午後1時前である。俺はここがカトマンズだと思っていたので比較的早く着くと思っていた。
この後、俺はカトマンズまでは舗装した道路を30km歩かなくてはいけないと言う。
その様な道路標識を見た時、今日はカトマンズに着けるかなとも思った。
それでも歩いているとこの辺りは美しい村や風景があり、写真で見るスイスのような雰囲気で気持ちが救われる。
今までは山また山の険しい生活の為の山道であったがそれとはまったく違った感じである。

 やっとのことでカトマンズに6時30分ごろ着くことが出来た。
ゴムゾウリで歩き、午前中は山道、その後の30kmの今日の歩きを考えると、自分でもよくやったと自分を褒めてやりたい気持ちだ。
それは4~5日前まではあれほど体の調子が悪く動けなかったのである。それを考えたからである。

 カトマンズの街で日本人が集まるというホテルを探す。その名前は「だるま」だとダージャリンでは聞いていた。
しかし、いくら探してもそのホテルはない。他に「ストーン・ホーム・ロッジ」という所に日本人が多いと言う。
今日はとりあえず、そのストーンに泊まり、明日「だるま」を探すことにする。

 どうしても、ダージャリンで会った人に会いカメラと登山靴の情報を聞きたい。
カメラは確か彼は余分に持っていたようだったので、安く分けてもらえれば幸いである。

 ストーンにいて泊まっているドミトリーの人々に聞けば聞くほどにこのロッジが「だるま」というところではないかと思うのである。

 疲れている体でドミトリーで泊まる人々と夕食と酒を飲みに外に出る。
俺は食堂で知り合いになったネパール人と俺一人ではあったがその彼の家に行き自家製のチャン(酒)を飲む機会があった。

 その後、遅くにストーンに帰ったら、聞いたことのある声がする。
その声はダージャリンで会ったことのある人である。そこでまた再開を祝し飲み、そしてダウンである。
それにしてもダージャリンで会った人の話ではカメラを2台持っている人も同じこのホテルにいるというのである。
結局、ここがダージャリンを出る前に教えてくれた「だるま」というホテルであった。
名前を間違えて教えてくれたのであろう。
カトマンズに着いてからもいろんなことがあった一日であった。

出費 36.70ネパールルピー

 



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