徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(再インド)-220

2011-04-07 07:26:51 | 世界徒歩旅行記

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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(再インド)-220

9)再びインドを歩く

日記から-2

6月10日 (日曜日) 曇り

 いよいよインドの旅が再び始まった。俺はあまりインドを好きではない。
それは前にはそうでもなかったのであるが、変わった人間がいるからである。
ただ、「もし、本当の人とは何か」、「悟りとは何か」などを考える人には良い勉強になる国だと思う。
ここで変わった人間と言ったのは欲に目が眩んだ人とか、人を初めからバカにしている人、自分しか考えていない人などのことである。
いくら日本で悟ったと言った人がこのインドに来ても、インドの欲そのままの人に会うと頭に来るのではないだろうか。
だから、仏教、ヒンドゥー教などがこの人種のまた、欲のルツボであるインドで生まれたことが理解できる。

 そんなことでこの欲のルツボで今日はネパール人に間違えられ笑われ、貧乏人だと思われたのか子供に石を投げられた。
また気持ちを新たに初心に戻して再度出発である。ネパールではあまり人間について考えずにすんだのに。。。。
日本人に会っていた時間が多かったので、その辺は楽であった。

 こんな日の夕方、ある町に着いた。泊まる所がないかと聞いたら人々はないと言う。
それでも俺が歩いてインドを旅しているのだということが分かると理解して泊まる所を探してくれた。
本当に助かった。

 その人は政府関係の人である。その夜、一人の使用人を俺に付けてくれ町をいろいろ案内してくれた。
そして町の一角の秘密のような場所に連れて行き、アラック(やしの葉でできた酒)を買い飲んだ。
その使用人は酒を飲まないし、そこでは小さくなっていたし、酒の売り人には顔を見られたくないようでもあった。
その後、その使用人と夕食をしたのだが、初めは一緒に食べようとはしなかった。
それはカーストが違うからだろう。俺など汚い格好をしていても外人はカーストが上であるようだ。
俺はそんなことはかまわず、一緒に食事をさせてしまった。彼の主人から何と言われるかわからないかもしれない。
カーストとは面倒なものである。

 とにかく、夕方からは面白い所を見れたし、町の裏を見ることが出来た。

出費 18.70ルピー

 



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