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徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

8、オーストラリアを歩く-36

2010-01-17 05:18:55 | 旅行
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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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8、オーストラリアを歩く-36

・日記 12-15

11月14日 (日曜日) 曇りのち晴れ  19日目

 水が少ない。
朝は曇っていて歩くのには非常に楽でよいが、水のことが心配で心が重い。
今更のように、オイル臭かったが、昨日水を捨てた水筒が悔やまれる。
今日は水を出来るだけ飲まないように長く持たし、明日は水が無くなり、どうしても歩くのが難しいようであればヒッチハイクでもしよう。
こんなことを考えて歩いていると不思議なことに道の脇に昨日降った雨で出来た水溜りがあった。
よく見ると水が透き通ってキレイそうなので水溜りに口を付け、水を飲む。
これだけでも非常に元気が出る。

 10時ぐらいに同じ方向に向う自転車野郎に会い水をもらう。その人はオーストラリア人である。
 10時30分ぐらいにまた2人の男の自転車野郎に会う。彼らは方向が反対方向で真正面から来たのである。
彼らから水をもらい、俺がくれと言わないでも彼らは水筒の水まで一杯に満たしてくれる。
また、「CAN YOU SPARE US ANY WATER PLEASE」というサインを彼らがくれる。
「我々に余っている水を分けて下さい。」とでも訳したら良いのかな。
彼らが2人だったので「我々」になっているのである。
彼らは水がどうしても必要になったらこれを出して歩けというのだ。
このサインは前に買って捨てた同じタイプの布の水筒に書かれている。
俺の性格では自分の方から「水をくれ!」と人々にお願いして歩くのは抵抗がある。
しかし、俺を心配して彼らがくれた物なので捨てるわけにもいかない。
今後、水をもらうために本当にこのサインが必要になるかもしれないので快くもらうことにした。
 とにかく、彼らからは水をたくさんもらい力が出て、元気になる。

 その後は非常に楽に歩け、今こうして日記を書ける状態である。
この様なことは久しぶりで、昨日は日記を書く余裕がなく、テントを張りすぐに寝てしまい、途中で起きて夕食を取った。
昨日の日記は今日の昼に書いたのである。

 よく思うのだが、腹が減っている時や非常にノドが乾いている時に歩いていても力が出ず歩けない。
それが腹一杯水を飲むだけで食糧はとらなくても、それまで歩けなかったのが嘘だったかのように歩ける。
それでけ人間の体には水の力が大きいのだ。

出費 A$0.00




8、オーストラリアを歩く-35

2010-01-16 05:30:11 | 旅行
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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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8、オーストラリアを歩く-35

・日記 12-14

11月13日 (土曜日) 晴れ、曇り 雨 晴れ  18日目

 これからはナレボー砂漠という1250kmの間、何もない区間である。
今までは村と村をつないでいた水道役のパイプラインがあったが、これからそれもはない。
最初の目的地は194km先のロードハウス(自動車のためのドライブイン)である。
名前をBalladonia という。3日半を目標にしている。
 決意をしての出発である。
 朝、昨日買った布の水筒と前から持っている水筒とで歩き出す。

布の水筒:水をその水筒の中に入れると少しずつ水が浸み出す。
     その浸み出していることで水が気化して表面から熱を奪っていく。
     従って、中の水は思っているより冷たく感じる。

 この布の水筒から漏れる水の量が思っているより多い。
すぐに水がなくなるようだし、足に水がかかり靴の中まで濡れるようなので非常に歩きにくい。
それでこの町Norseman から出る前にこの布の水筒を捨てる。
水が足りないので、この町の最後のガソリンスタンドで水筒を売っていないか聞いたが、そんなものはないと言う。
仕方がないので、そこでオイルの入っていたポリタンクに水を入れて歩き出す。
25kmぐらい歩いた所でそのポリタンクの水を飲んだら、まずくて飲めず仕方なく捨てることにする。
非常に惜しいことをしてしまた。

 雨が少し降り歩くには良い状態である。涼しい。
 それでも水が少ないのでこの後、2日半の間水がもつか心配である。

出費 A$0.00




8、オーストラリアを歩く-34

2010-01-15 08:22:04 | 旅行
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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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8、オーストラリアを歩く-34

・日記 12-13

11月11日 (木曜日) 晴れのち曇りのち少し雨  16日目

 ここのところ快晴の日が続いていたのに、今日は朝から雲が少しある。
この雲が太陽にかかり曇りだすと歩き易い。
とは言っても、朝1時間半ほど歩いたらダウンである。
それでもパイプラインの蛇口から腹いっぱい水を飲んだら、不思議と力が出て歩けるのである。
このように蛇口を見つけたら水を飲み、水を体にかけて何とか進んだ。
とにかく、今日はパイプラインと曇りのおかげで歩き終えることができた。
しかし、このパイプラインがなくなればどうなるのであろうか?

 やはり、Noseman で歩くのを止めよう。

出費 A$0.00


11月12日 (金曜日) 雨のち曇り 17日目

 朝、起きても雨が少しばらついている。
良い天気だとはいえないが、暑いこの辺りでは久しぶりに温度が下がり気持ちが良い。
少しぐらいの雨は気にならない。

 テントをたたんで歩き出したら、すぐに「Norsemanへ後5km」のサインを見る。
それでは昨日ここまで来ていればよかったと後悔する。
結局、昨日、60kmは歩いていたのであった。

 Caraven Park に泊まる。
2人の夫婦の自転車野郎(サイクリスト)がそこにいて彼らと話しをする。
彼らはロンドンから来て自転車で回っている。いろいろな国を回りツーリングをしている。
彼らから、これから俺が行く先の情報や新聞をもらい、明日も歩こうかと俺の気分が変わって行く。

 何時ものようにフルーツ、野菜、ミルクなどを買う。もちろんビールも買う。
リラックスした気持ちで明日を迎えよう。

出費 A$32.00



8、オーストラリアを歩く-33

2010-01-14 08:08:25 | 旅行
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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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8、オーストラリアを歩く-33

・日記 12-12

11月9日 (火曜日) 快晴 14日目

 昨日はホモのおじさんが何もすることなく、俺はよく寝ることが出来た。
そのおじさんは俺が出発するというので朝食を作ってくれる。
それはガスレンジでトースト2枚の間にトマトを入れて焼いてくれたものである。
この様な物は始めて食べたもので、大変おいしいものであった。

 暑い! 今日も非常に暑い。水をよく飲む。
村と村をつないでいる水のパイプラインから水をよく飲む。
それはパイプラインの途中に空気を抜く蛇口から水を抜くのである。
水は味がよくないがどれだけでも飲むことが出来るし、貴重な水を体にかけることも出来る。
そのパイプラインからの豊富な水で今日は暑かったが55kmを歩き終える事ができた。
それにしても、この先本当に歩き通せることができるのだろうか心配である。

出費 A$0.00


11月10日 (水曜日) 快晴 15日目

 暑い! 昨日から高低の差がある。しかも暑い水をたくさん飲んだ。日記を書くのもおっくうだ! ダウン!


 もう、Norseman で歩くのを止めよう。

  そして、ヒッチハイクでシドニーまで行こう。

    とにかく、Norseman まで着くことを目標にしよう。

出費 A$6.40




8、オーストラリアを歩く-32

2010-01-13 10:46:32 | 旅行
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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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8、オーストラリアを歩く-32

・日記 12-11

11月8日 (月曜日) 快晴 13日目

 今日は10kmぐらい歩いてCoolgardie に着く。8時にスパーマーケットが開くのを待つ。
そのスパーの食糧を買い、朝食を取る。
ナシ、トマトなどフルーツや野菜やミルクをたくさん食べる。
しかし、あまりにも無理して食べたからか?お腹を壊す。
いつもの事だが、たまの村とか町ではここぞとばかりに買い物をしすぎる。
そして、持って行くには多すぎるので出来るだけ食べるので、お腹を壊すのである。

 Coolgardie を離れる時にホモのおじさんに会い、そこで泊まれというので泊まることにする。
その時間があさの9:30ぐらいだから今日は殆ど歩いていないと言っても良い。

 この泊まれと言った彼は本当にホモでWest Australia 州のゲイの会長であるようだ。
この家はCoolgardie から少し離れているので、電気も通っていない。
(彼が電気を通さないようだ。)
その家ではニワトリ、孔雀などを飼いながら自給自足の生活をしているようだ。
オーストラリアが冬の時は毎年、世界旅行に行くのだそうだ。
この他に彼はVictoria 州にホテルを経営しているようだ。

 始めはホモである事が分からなかったが、若い男の写真だけを集めているアルバムを見せて良いだろうと言うのである。
何を意味しているか分からなかったが、自分はホモであり、この家に泊まった人の写真をもらっているのであった。
俺の写真もくれと言うが、持ち合わせがないので断わる。
その後、彼は俺に触っても言いかと言う。また、一緒に寝ようとも言う。
俺はそんな趣味がないと言い、もし触ったりすると出て行くという。
その時は既に日が暮れていたので回りは真っ暗である。
彼が「外は暗いぞ!」と言うのが、俺は「今までどこでも寝てきたし、暗くでも大丈夫だよ。」と言うと。
彼は「もう触らせろとか、一緒に寝ようとか言わないから、ここで泊まっていけ。」と言うのである。
その後、彼は本当に普通の人になり、何もしない。

 このホモのおじさんがこんな事も言っていた。
ここ毎年、日本人がやって来る。去年もオーストラリアを歩いて横断する人がいた。
その日本人はリヤカーを引いていた。
彼の場合はリヤカーに20ガロン(約75.7リットル)の水筒を持っていた。
ホモのおじさんは俺に「お前はどれだけの水がもてるのだ。」と聞くのである。
この時は俺も非常に答えに苦しんだ。
前に書いたように日本から持ってきた水筒は軽くて大きくよかったのだが、穴が開き使えなくなった。
その後まともな水筒を手に入れられなかったのである。
俺が「9リットルだ。」と言ったら、ホモのおじさんは鼻で笑うように「止めろ」と言う。
だから、本当に大量に物を運べるリヤカーをうらやましく思うのである。
しかし、俺は人間の出来る自然な形しかしたくない。
だから、リヤカーを引っ張ろうとは思わないし、今後もそれはやらない。
ホモのおじさんは水が少ないので、止めろと言うが、俺は「行ける所まで行くさ!」と開き直る。

出費 A$12.30