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徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

世界一周、徒歩旅行-シンガポールからヨーロッパまで歩く編-1005

2016-01-08 09:04:59 | 世界徒歩旅行

発展した時代、昭和に生きた若者の徒歩旅日記
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世界徒歩大旅行記3万4千キロ
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日本、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドの約15,000kmを歩き終わり、1983年10月10日から1985年9月27日まで約2年間シンガポールからポルトガルのヨーロッパ大陸最西端であるリスボン近くのロコ岬まで約19,000km徒歩で横断。

spain-8.jpg
スペインの町の風景

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(スペイン)-624

23)スペインを歩く

日記から-32

9月 16日(月曜日) 晴れ

 今日はCaceres までの距離、26kmだけ歩く。
昨日は暑かったので水を多く飲み、今日は水が足りないと思っていたが、何とかCaceresの町まで来ることが出来た。
それでも、その町に入って民家に水をもらえないか頼んだら、気持ちよくくれた。
その民家の人と簡単な話をした時に僕が歩いて旅をしているのだと言ったら、ビックリして感心していた。
この辺の人は素朴で良い。

 この町にはY.H.が2つある。始めに訪ねた所は休みで、もう一つの方に行って泊まる。
そこは古い町の中心にあり、そのY.H.の建物も非常に古く、昔は教会ではなかったかと思われる。
しかし、その部屋は綺麗で、部屋には3つのベッドとバス・トイレがあり、シャワーはありがたいことに暖かいお湯が出る。
また、ここではY.H.と言っても昼間に部屋を空けなくても良いと言う。

 このY.H.ではフランス人とよく話をした。
夕方からは靴を修理にしに行く。イタリアで買ったトレッキングシューズがそろそろ駄目になってきた。
新しいのを買うかと思ったが、もう少ししか歩く距離がないので、修理して間に合えばそれで済ませようと思う。
修理屋では1200ペセタで直してくれるという。しかも、次の日に出来上がると言う。助かる。
新しい靴を買うと3500ペセタであり、その靴が足に慣れるまで非常に苦労をするのを考えると修理した方が良い。
また、新しい靴の価格と修理した時の価格の差でもう一泊しても御釣りが来るぐらいである。
と言うことで、このCaceresには2泊することにする。

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筆者は現在、韓国に在住して、以下の様な韓国ビジネスサポートをしています。韓国に関して聞きたいことがあれば、そのホームページをご覧になり、お聞きください。

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世界一周、徒歩旅行-シンガポールからヨーロッパまで歩く編-1004

2016-01-06 09:47:08 | 世界徒歩旅行

発展した時代、昭和に生きた若者の徒歩旅日記
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世界徒歩大旅行記3万4千キロ
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日本、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドの約15,000kmを歩き終わり、1983年10月10日から1985年9月27日まで約2年間シンガポールからポルトガルのヨーロッパ大陸最西端であるリスボン近くのロコ岬まで約19,000km徒歩で横断。

part map of Spain
マドリードから後、ポルトガルへと歩いた道

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(スペイン)-623

23)スペインを歩く

日記から-31

9月 15日(日曜日) 晴れ

 朝は涼しかったが、昼はやはりまだまだ暑い。
それに加え、ガソリンスタンドが少なくなって来て、水を手に入れにくくなって来た。
歩いていて27kmの間、Trujilloという所までガソリンスタンドが一つもなかった。
また、人の話ではこの町からCaceres まで、47kmは何もないそうだ。
そんな訳でTrujilloから3ℓの水を担いでいるが、何せ暑い。。。。。
この持っている水の量では少ないように思える。どうしよう、、、、
落ちているミネラルウォーターを飲むか????
落ちているミネラルウォーターで蓋のあるやつは飲んでもいいか、、、、、、、

 後、Caceresまで26kmある。明日はこれだけの水で持つだろうか?
とにかく、水をあまり飲まないで行こう。
これほど水に悩まされることも本当に久しぶりだ。あの暑いオーストラリアの砂漠の時以来である。

 他に久しぶりと言えば、昨夜は暗くなってテントを張った。
そして、ローソクを使い食事をしたのである。この気候ではテントの中が暑いが、この旅を終えるに前にこの様にローソクの火を見るのもいいものだ。
この後、テントを張るのは何日ぐらいであろうか?3~4日ぐらいのものではないだろうか。

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世界一周、徒歩旅行-シンガポールからヨーロッパまで歩く編-1003

2016-01-05 04:35:00 | 世界徒歩旅行

発展した時代、昭和に生きた若者の徒歩旅日記
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世界徒歩大旅行記3万4千キロ
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日本、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドの約15,000kmを歩き終わり、1983年10月10日から1985年9月27日まで約2年間シンガポールからポルトガルのヨーロッパ大陸最西端であるリスボン近くのロコ岬まで約19,000km徒歩で横断。

spain-4.jpg
マドリードから西の方の田舎のある町

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(スペイン)-622

23)スペインを歩く

日記から-30

9月 14日(土曜日) 快晴

 昨日はホテルに泊まったので、何時もの様に朝の出発が遅い。
その今朝の出発の時間が10時と遅くなってしまった。

 この頃は歩く残りの距離が少ないので、今日も40kmぐらい歩けば良いと思って出発した。
ところが、その距離まで歩いたら、水や食糧を手に入れる所がなかった。この辺はガソリンスタンドも少なくなってきている。
結局、歩き始めて45kmの所に小さな村があり、そこで食糧と水を手にいれ、その後3kmほど歩き、寝ることにする。
今朝歩き始めたのが10時だから、久しぶりに暗くなるまで歩いた。
今日もシートだけで夜空を見ながら寝ようと思ったが、蚊が非常に多いのでテントを張った。

 昨日は1.5ℓのワインとビールを飲み、完全に酔ってしまったので、今朝は二日酔いであった。
だから、午前中は歩くのが非常に辛かったし、非常に喉が渇き水をよく飲んだ。

 前にも書いたが、腰と肩がバックパックで擦れて痛かった。
それで昨日は消毒剤を使って、消毒をした。しかし、あまりこの様な物を使いたくなかった。
何故なら消毒剤など使わずに自然に治したいからである。
その他も一昨日は蚊が多かったので、虫除け剤を使った。
この様な化学品は本当に使いたくないのである。下手をすると副作用があるかもしれないので嫌なのだ。

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世界一周、徒歩旅行-シンガポールからヨーロッパまで歩く編-1002

2016-01-04 07:42:20 | 世界徒歩旅行

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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(スペイン)-621

23)スペインを歩く

日記から-29

9月 13日(金曜日) 曇り 晴れ 曇り にわか雨

 昨日、初めはテントを張らないでいたが、蚊のために日が暮れる前にテントを張った。
一昨日はテントを張らないで寝たら夜はアリとの戦いで寝れなかった。だが、夜空を見上げて寝ることが出来たのは良かった。
その様に昨日も寝たかったのだが、蚊のためテントの中に入ってしまい夜空が見えず残念だった。
ところが、昨夜は夜中の3時ごろ、にわか雨が結構多く降ったので、テントを張って正解であった。ラッキー!
この様ににわか雨が降るのはこのスペインでは初めてだと思う。
それで、今日は夕方にもまた、にわか雨が降る。この後は蒸し暑いだろうな。

 今、腰の所と肩の所を見たら擦り傷のようになっている。
この傷はバックパックと腰、肩が当たっている所である。
これらが出来た理由は3週間の休みで元のように皮膚が柔らかくなったからではないだろうか。
やはり3週間の戸籍抄本を受け取るための休暇は長かったようだ。他にも足の表面にまだ出ていないマメが出来ている。
再び歩き始めて3日間で、少しは慣れたと思うが、腰は特にひどく治らない。
腰とバックパックが当たり、擦れるのである。汗がおまけにもっとその状況を悪くする。
僕の皮膚は他の人よりデリケートに出来ているのではないだろうか。
だから、小さい時は自分の汗で皮膚によく湿疹が出来てしまったのである。また、変なものを食べるとすぐに皮膚に現れる。

 Navalmoralという所にはホテルがあり、今日はここで泊まる。
4日ぶりのシャワーである。ありがたい。今日も無事に終わることが出来る。

 この町は親切な人が多いし、人々が話しかけてくる。
これはこのヨーロッパでは珍しいことである。だから大好きになってしまう。
その他にも今日はこの町の一つ前の村のLa Celzadaという所でもそうであった。
そこでは祭りがあり、そこに泊まりたかったのであるが、ホテルが一つだけで、満室だと言うことで泊まれなかった。
それでも、その村のBarで酒を飲んだ時にそこの人と話したら、人々が親切で気持ちが良かった。
その町を離れるのが残念であった。その後、27kmを歩いてこのNavalmoralに着いたのである。
この町も親切な人が多くて助かる。ここの店で物を買っただけでも店員の人が話しかけて来るのである。
この様に店で会話があるということはヨーロッパでは少ないことである。とにかく、うれしい。

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世界一周、徒歩旅行-シンガポールからヨーロッパまで歩く編-1001

2016-01-03 07:51:00 | 世界徒歩旅行
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(スペイン)-620

23)スペインを歩く

日記から-28

9月 12日(木曜日) 晴れ

 今日は今までの快晴の時より雲が多い。
だから、少し蒸し暑い気がする。

 昼過ぎにガソリンスタンドの前で地図を見ていたら、その店員が話しかけて来た。
そして、冷たい水までくれる。この様なことはこの頃にしては珍しいことである。
彼の話では次のガソリンスタンドまでは10kmだと言っていた。ところが実際歩いたら、6kmの所にガソリンスタンドがあり、10km歩いた所には何もなかった。
ガソリンスタンドの人なので、距離については割りと正確ではないかと思ったが、違っていたのであった。
その結果、10kmの所で水を補給しようと思っていたのが手に入らなくて、その後にあった工場で水をもらう。
その工場の後は森のような所で水が手に入らないのではないかと思っていた。
ところが、今日歩き終わる頃にガソリンスタンドがあった。
即ち、ずいぶん長い間、重たい水を持っていたことになる。
今日はその様にタイミングが合わない日であった。

 その他、今日は不思議と道路上で野菜を拾った。
その野菜はジャガイモ、トマト、タマネギなどである。
トマトを運ぶ場合はトラックの荷台が水槽になっていてそれに水を入れて、水面を中心にトマトを水面上と水面下に載せる。
そうすることにより、水がないトマトだけで積み上げている時の様につぶれることを防いでいる。
それにしても、トマトがあの高いトラックから振り落とされた時に下に落ちて、よくトマトが潰れないものである。感心する。
とにかく、これら野菜は後で洗って食べるので問題はないであろう。

 その他、道路に落ちているものはペットボトルのミネラルウォーターである。
これを飲むのが嫌なのでこの水は飲まない。
それでも昔オーストラリアを歩いていた時にどうしても水がなく落ちていたペットボトルの水を飲んだことがあった。
それにしても、このペットボトルはこれほど不自然な物はなく、始末に悪い。
水がペットに入ってなく外にあれば、土にしみこみ植物が育ち、蒸発してまた雨になり循環するのに。
それがペットボトルの中に水が入っている状態で見捨てられていれば、永遠にそのままである。
自然の水の循環が崩れてしまう。。。。。

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