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徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

世界一周、徒歩旅行-シンガポールからヨーロッパまで歩く編-1010

2016-01-14 08:22:38 | 世界徒歩旅行

発展した時代、昭和に生きた若者の徒歩旅日記
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世界徒歩大旅行記3万4千キロ
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日本、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドの約15,000kmを歩き終わり、1983年10月10日から1985年9月27日まで約2年間シンガポールからポルトガルのヨーロッパ大陸最西端であるリスボン近くのロコ岬まで約19,000km徒歩で横断。

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ポルトガルの田舎の祭り。

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(ポルトガル)-629

24)ポルトガルを歩く

日記から-2

9月 21日(土曜日) 快晴

 このポルトガルのワインとビールはスペインよりか両方とも味が甘いようだ。
だから、これらは量をたくさん飲めない。

 昨日、スペイン側から山を越えて、ポルトガルに入って来たのであるが、木々の種類が増えて来たように思う。
また、木々が多くなってきて、水が豊富になって来た。
それは村に水が出ている所があるばかりでなく、ニュージーランドの様に道端でも水が出ている所があるのである。
これはどこからでも水が手に入り嬉しいことである。
それに従い、風景も乾燥した殺風景ではなく、緑豊かな良い景色になって来た。

 昨日はホテルに泊まれなかったので、今日も昨日と同じ様に宿所に泊まろうと探すが、ホテルもペンションもない。
このところこの様に僕がこうあってほしいと期待をかけたことはことごとくその様にならず、裏切られる。
世の中は自分の思うようには行かないものだとツクズク思うのである。

 結局、今日もテントを張ることになる。
何時もの様にテントを張り、外で座りながらクッキングをしている時である。小さなアリが足を咬むのである。
その数が普通ではなく、滅茶苦茶小さなアリがいて参った。
数が多いだけならいいのだが、座っていたので、僕の陰部にまで噛み付いたアリがいるのである。
何と言うことだ。

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筆者は現在、韓国に在住して、以下の様な韓国ビジネスサポートをしています。韓国に関して聞きたいことがあれば、そのホームページをご覧になり、お聞きください。

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世界一周、徒歩旅行-シンガポールからヨーロッパまで歩く編-1009

2016-01-13 07:05:02 | 世界徒歩旅行

発展した時代、昭和に生きた若者の徒歩旅日記
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世界徒歩大旅行記3万4千キロ
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日本、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドの約15,000kmを歩き終わり、1983年10月10日から1985年9月27日まで約2年間シンガポールからポルトガルのヨーロッパ大陸最西端であるリスボン近くのロコ岬まで約19,000km徒歩で横断。

今日から徒歩の最後の国ポルトガルである。

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ポルトガル側の国境
12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(ポルトガル)-628

24)ポルトガルを歩く

日記から-1

9月 20日(金曜日) 曇り時々晴れ、最後に少し雨

 今日は珍しく涼しい。
また、昨日から景色が変わったように思える。
今までは乾燥していた風景で色あせたようなところがあったが、いろいろな木々が生えて緑豊かになったように思えるのである。
従って、水が豊かになってきたのである。
その緑が多くなって来た所は国境近くのスペインのValencia de Alcantaraからのように思える。
もう一つ砂漠のような所から木々が多くなって来たので、周りが木々に遮られ広く見えなくなって来た。
その点は少しがっかりする。

 スペイン時間、午前10時30分、ポルトガル時間9時30分、ポルトガルに入国。
ここでは何時もの様ではあるが、僕は貧乏人に見えるので、「お金を持っているのか?」聞かれた。
それは何時もの様にお金を持っていることを伝え、すぐに通り抜ける。

 この国に入り英国人でイタリア在住のサイクリストに会い話をする。
彼の話でヨットについて良いことを聞いた。
以前から僕はこの旅が終わったら、何をしようかと考えていた。その中で3つのしたいことがある。
それは
1、南米の南端から北米の北端まで歩く。
2、アフリカのサハラ砂漠を縦断する。
3、ヨットで世界一周することにより、完全に世界を無動力で一周する。
の3つである。
この中で1、は距離は長いが、あの砂漠が多いオーストラリアを歩いたことから、ここは歩く自信が100%ある。
そう思うと、若い時の貴重な時間だけが勿体無いと思い、1、は辞めることにした。
2、は以前「サハラに死す」という本を読み、ラクダと一緒にサハラを歩いた人が死んだ。
僕の場合はその様な動物やリヤカーなどは使いたくなく、バックパックだけ担いだのでは持って行ける水の量があまりにも少ない。
それで3、の僕が好きな海をヨットで航海する方が魅力を感じているのである。

 その英国人の話ではカナリア諸島でヨットを見つけなくてもポルトガルの南の所で良い所があるようだ。
彼が実際行って来てたのである。そのヨットハーバーの地名がViramouraであり、どこか教えてもらう。

 このポルトガルは人々がスペインより素朴なように見える。
これは国がスペインより貧乏だからかもしれないが、良い人は多そうだ。
それでも今日の最後の町、Alpalha`oの町で唯一のペンション(民宿)に泊まろうとポルトガル人を通して聞いてみたが、泊めてくれなかった。
ペンションの主人である女の人は僕を見てあまりにも好きでないというような素振りであった。
ペンションという所はスペインでも同じであるが、主人の気持ちが大きく左右し、その主人の考えはあまりにも狭い。(無知である。)
人種が違うと服の様な外形にとらわれることが多い。
このポルトガルに入って話した他の人々の方がよほど親切である。

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世界一周、徒歩旅行-シンガポールからヨーロッパまで歩く編-1008

2016-01-12 08:50:27 | 世界徒歩旅行

発展した時代、昭和に生きた若者の徒歩旅日記
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世界徒歩大旅行記3万4千キロ
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日本、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドの約15,000kmを歩き終わり、1983年10月10日から1985年9月27日まで約2年間シンガポールからポルトガルのヨーロッパ大陸最西端であるリスボン近くのロコ岬まで約19,000km徒歩で横断。

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小さな村の様子。西スペインは素朴である。


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子供達が遊んでいる。

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(スペイン)-627

23)スペインを歩く

日記から-35

9月 19日(木曜日) 晴れ 曇り 晴れ

 今朝は9時過ぎに出発。
テントの生活も後残りが少ないのでゆっくりした出発である。

 その他今朝、自炊用のホエブスの燃料をアルコールで使っていたら、煤は出ないがやはり火が消えてしまう。
よく見ると、アルコールは燃えると水に変わる為に、その水がホエブスのノズル部分で穴を詰まらせているようだ。
その結果、火が消えてしまうのである。
これではいけないので、オイルライターの燃料を使うことにする。

 この辺は本当に村が少ない。
小さな村で水を飲むのであるが、それは井戸水である。バケツに縄がついていて、それを井戸の中に投げ込みくみ上げるやつである。
インドではこの様なのは当たり前であったし、くみ上げた水を洗濯、皿洗い、水浴びなどで使ったものが、また井戸の中に入っていったのであった。
その様なものを飲んでいたので、インドではいつも腹を壊していたのであった。
しかし、このスペインの井戸ではその様に使った水が再び入らないので、腹は壊さない。
この間、マドリードであった旅行者で日本から来た学生などは井戸水などは飲まないだろうな。。。

 今日はスペイン最後のテントを張る。
ポルトガルとの国境まで後9kmぐらいであろう。

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世界一周、徒歩旅行-シンガポールからヨーロッパまで歩く編-1007

2016-01-11 08:38:51 | 世界徒歩旅行

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町の様子。

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(スペイン)-626

23)スペインを歩く

日記から-34

9月 18日(水曜日) 晴れ

 今日は雲が割合多かったが、暑さは相変わらずである。
それでも、午前中は水も飲まず、31kmを歩く。そうやって苦労をして歩いたので、着いた村では思いっきり水を飲んだ。

 この後、ここの村で僕としては贅沢にレストランで昼食を取る。
そのメニューはサラダと肉・サヤエンドウのオイル炒めである。
その他は生ビール200mlを2杯とワイン200mlである。この酒代と食事を合わせて325ペセタと非常に安い。(約503円)

 この昼の酒で歩くのが大変になったが、午後は20km以上をそれでも歩く。
午後は暑いのと酒を飲んだ為に喉が渇き、水をよく飲んだ。3ℓまでは行かなくても2ℓは飲んでいるであろう。

 夕方は小さな村に寄って、パン、トマト、チーズ、ワインを買う。
この村では人々がよく話しかけてくれる。素朴で面白い村である。

 これでほとんど一日の日課が終わる。この後は適当な所でテントを張り、食事をして寝るだけである。
ここまで今日は52km以上歩いている。もうリスボンまではあまり距離がないので、この様にたくさん歩く必要がないであろう。
これからはもっとゆっくり、楽しみながら歩きたいものだ。

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世界一周、徒歩旅行-シンガポールからヨーロッパまで歩く編-1006

2016-01-10 08:31:05 | 世界徒歩旅行

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スペインの田舎の町の風景 

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(スペイン)-625

23)スペインを歩く

日記から-33

9月 17日(火曜日) 晴れ

 このCaceresに滞在2日目である。
このY.H.には蚊が多く、夜はよく眠れなかったので、午前10時ぐらいまでベッドにいった。
その後は昨日知り合ったフランス人と彼の友人の2人の女性と朝食を取る。

 昨日、ベンズオイルという自炊用燃料の為に買った物を僕のホエブスで使ってみると煤が多く出る。
それで、今日はその燃料を買った所でベンジーナというホワイトガソリンがないかを聞いてみる。
そこにはホワイトガソリンがないので、仕方がなくアルコールを買う。
早速、それを使ったら、煤は出ないが途中で火が消えてしまう。それでも煤が出るよりかは良いので、これを使うことにする。

 夜、10時30分からフランス人とその友人の女の子2人で食事に出かける。
一流のレストランなので、そこに入るには服装をキチンとしなければいけないと言う。
フランス人の彼がワイシャツと靴を貸してくれる。その上、彼がその高級料理を奢ってくれた。
彼の顔には目と目の間にはホクロがあるが、どちらかと言うとナポレオンに似ているようにも思える。
とにかく、顔も良い男で、僕があまり好きではないフランス人とは違い、僕は彼を気に入っている。
その他の2人の女の子の一人はフランス人で、フランスから来たばかりの彼のガールフレンドである。
もう一人の女の子はスペイン人で、ここのY.H.で働いている彼の友人であると言う。
もっとも3年前からここに来ているので、そこで知り合い、仲良くなったのだろう。

 このフランス人の彼は味にはうるさいので良いレストランに行くのだそうだ。
そして、驚いたことに、このCaceresには3回目であるのに今日行ったレストランのウエイターは彼をよく知っているのである。
女の子たちは僕と話をする時にフランス語とスペイン語を話さないで使い慣れていない英語を使ってくれた。
それでも、食事を終わって帰る時には僕と打ち解けることが出来た。
彼女達は一生懸命英語で話しかけてくれたのが良かった。
また、スペイン人の彼女は僕に英語でスペイン語を根気よく教えてくれた。

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