伊東良徳の超乱読読書日記

雑食・雑読宣言:専門書からHな小説まで、手当たり次第。目標は年間300冊。2022年に続き2023年も目標達成!

ブルーヘブンを君に

2020-06-19 22:21:55 | 小説
 品種交配のみで青いバラを作ったバラ園主をモデルに岐阜の町興し映画のために書かれた小説。
 バラ園を経営する両親の元で3人兄弟の次女として育った高校生の鷺坂冬子の高校生時代の1971年(星野仙一と3番サード長嶋が対戦する時代)と、癌が進行して余命幾ばくもない母良枝が入院中の1982年が、作品の大半を占めています。ハンググライダーで飛んできてぶつかりそうになった「弁当王子」鷹野蒼太との淡い想い出、長女朝子のニューヨーク行きに危惧感を示した父光男を諫めた母の言葉。実質的には冬子の決意につながるその2つを引き出すためとも言える経過作りがこの小説の肝です。このテーマであればふつう中心となるであろう青いバラ作りの苦労は、まったく描かれていません。野球を一応はテーマにしながら、主人公を甲子園大会優勝投手にしながら、甲子園大会の試合場面をまったく描かなかった漫画「タッチ」のような、いや「タッチ」は地区予選の試合は散々描いて苦労はさせてますから、「タッチ」以上に主人公の努力・闘いの過程をすっ飛ばしています。あとがきのラストに「今、青いバラの花言葉は『夢はかなう』だそうである」と書かれていることとあわせて、願っていれば夢はかなうというディズニーワールドのようにも見えます。


秦建日子 河出文庫 2020年5月20日発行
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暗号通貨クライシス BUG 広域警察極秘捜査班

2020-06-18 00:08:27 | 小説
 「BUG 広域警察極秘捜査班」の後編。ブティア博士が開発しビットセーフ社の手によりマーシャル諸島の通貨となり太平洋諸国の共通通貨化を狙う暗号通貨Lexのプログラムの「鍵」を握る水城陸/沖田シュウを巡って、Lexの拡大を妨害したい勢力が暗躍し、サミット航空172便墜落事故の真相を追うはずの水城陸/沖田シュウは襲撃され、拉致されてしまい、BUGとブティア博士の側近が水城陸/沖田シュウ救出に向けて奔走するという展開を見せます。
 前編では比較的穏当に展開させていた作者が、この後編では、派手に暴力シーンと殺戮を描き続け、前編で作った設定・世界を破壊してしまいます。前編と後編で、少し人が変わったような進め方ですし、こんなに壊してしまわなくてもという印象を持ちました。エピローグで「自分が守るべきもの、愛すべきもの。これからは、きっと守ってみせる」とか言っているので、ひょっとしたら作者はまだ続編を考えているのかも知れませんが、ふつうに考える限り、それは無理だろうと思う壊しっぷりです(だから、もう続編はないと踏んで、前編・後編と書いています)。
 サミット航空172便墜落事故の真相解明=水城陸/沖田シュウの雪冤は、この作品の重要テーマのはずですが、そこは何というかとってつけたようなあっけない印象ですし、他方、水城陸の父晋也への思いが終盤でダンブルドアを恨みに思うハリー・ポッターのようであり、しかしそれほどの深み/重層性が見られずただ暗いのも残念に思えます。


福田和代 新潮文庫 2020年4月1日発行
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

BUG 広域警察極秘捜査班

2020-06-17 21:17:47 | 小説
 航空会社と管制システムに侵入していたために乗客乗員560名を乗せたサミット航空172便の航空機墜落事故を発生させた犯人とされ死刑宣告を受けた当時16歳のハッカー水城陸が、環太平洋連合(PU)の下での各国警察の上部組織となった広域警察に設けられた秘密セクション「BUG」に加わることを条件に死刑執行を装って別人沖田シュウとして出獄し、広域警察幹部の命令に従い、サミット航空172便の事故で死んだと思われていたチャンドラ・ブティア博士の動向を探り盗聴等を重ねるうちに、ブティア博士が自殺したと思われていた水城の父晋也と親しかったこと、水城晋也は殺害された疑いがあることなどを知り、任務との間で葛藤しながら、晋也の死の真相、さらには自分を陥れた犯人を追い求めるアクション・サスペンス小説。
 BUGは「広域警察刑事部管理課直属、極秘捜査班盗聴ユニットの俗称」(登場人物紹介ページ、31ページ)と説明されています。こういう設定をしたらなんとか無理をしてでも何かの略だと言ってみたくなるのがふつうかなと思いますが、BUGは盗聴や盗聴器とあっさり書かれていて(31ページ)、何かの略だという記載はありません。
 水城陸/沖田シュウの敵は中盤で明らかにされ、事件の真相よりも、どうやって解決するか/真の敵を倒すかの方に関心が集まるスタイルです。
 終わりに「続く」とは書かれていませんが、水城陸/沖田シュウの雪冤は「これが終わりではない。事件はまだ解決していない。ようやく、解決の端緒についたばかりだ」と書かれ、ブティア博士陣営では騒動で終わり、いかにも続編が予定されていますという様子です。


福田和代 新潮文庫 2019年6月1日発行(単行本は2016年11月)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

量子コンピュータの衝撃 世界を変えるデジタル最終兵器

2020-06-13 21:37:56 | 人文・社会科学系
 量子コンピュータを材料に、中国が量子コンピュータを開発・実用化するとそれが中国共産党にいかに悪用されるかをあげつらい中国の脅威をあおり立てる一種の嫌中本。
 新型コロナウィルス感染拡大防止措置・緊急事態宣言で図書館が閉鎖されネット予約しかできなかった時期に、タイトルだけで予約した本で、本を手に取ってパラパラとめくれば借りなかった類いの本です。まぁ、そういう機会がなければ読まない本を読むのも一つの経験ではありますが。
 著者は、自分は右翼ではない、ノンポリだと主張しています(112ページ)が、「『スパコンは二位ではダメなのですか?』なんて利敵発言をする大臣はクビにしなければならない」(31ページ)と述べ、量子力学の「シュレディンガーの猫」を密室の男女、女性政治家と顧問弁護士がホテルの部屋に入って朝まで出てこないときに「重ね合わせ状態」か否かに例える(60~64ページ)など、旧民主党を「パヨク」と呼ぶネット民と変わらぬ感性に思えますし、トランプ大統領が正義で、ファーウェイは「技術泥棒」(100ページ等)と断じる姿がノンポリだとは思えません。もっとも、夢で伊勢神宮に呼ばれて伊勢詣でしたら大震災が見え、翌日東日本大震災が起こった(196~197ページ)そうですから、政治的というよりは宗教的な方なのかも知れませんが。
 肝心の量子コンピュータについては、量子コンピュータ自体で何ができるかは、因数分解と総当たり計算に強い、その結果暗号解読と最短経路問題が解けるというだけで、それ以上の説明はほとんどありません。この本の前半は、文系にもわかるようにと著者は配慮したらしい量子力学の解説(専門用語はできるだけ使わないようにしている雰囲気は感じられるものの、やはりわかりにくい)、中盤以降は量子コンピュータを独裁者中国共産党が握ると個人情報がすべて掌握された監視社会で独裁者のなすがままの社会が生じるということを繰り返すものです。ネット社会をアメリカを中心とする国々が「エシュロン」で情報監視統制し、日本政府もアメリカのおこぼれを受けていることは、スノーデンの告発ですでに知られていますが、著者はそこにはひと言も言及しません。すでに行われている情報収集・監視はアメリカや日本が行っていれば問題視せず、これから行われるかも知れない情報収集・監視は中国が覇権を握るかも知れないから大問題だという捉え方は、到底「ノンポリ」の「右翼でも左翼でもない」人のものとは思えないのですが。


深田萌絵 宝島社 2020年5月28日発行
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最愛の子ども

2020-06-12 20:36:07 | 小説
 共学の私立高校の女子クラスという微妙な環境で「わたしたちのファミリー」と位置づけられる、世渡り下手で素直でない面白くないとプイと一人で出て行ってしまう直情径行型の今里真汐ママ、思慮深く物事に動じない触られた者が気持ちよくなる触り方をして優しく接する舞原日夏パパ、どこか抜けている天然ちゃんの薬井空穂の3人の絡み合いうつろう関係とそれを周囲でハラハラしながら見守り味わい楽しむ「わたしたち」の雰囲気を描いた青春群像小説。
 包容力があり、しかしなおどこか謎めいた日夏と、意固地だが憎めない真汐のキャラ設定とその組み合わせ、それを見守る周囲の女子高生たちとさらにはやんちゃな一部のその親たちという舞台装置がうまくはまった感じです。
 語り手が「わたしたち」という、客観的な俯瞰するような視線で語れるようでいて、しかしあくまでも主観で語り、3人の実像ではなく物語を紡いでいるのだ、誰も見ていないからこれは想像だと言って語るという手法が取られています。私自身小説を書いて、そこでは登場人物の一人の語りの形式を取っているため、語り手が同席しない場の事実や他の人物の内心を語れないという制約があるのに対して、こういう手法を取れば何でも書けるのだなと気がつき、感心しました。ある意味でとても便利な手法ですが、ただそういう手法を取りながら、客観的記述ではなくて、「わたしたち」のイメージ、共有する物語・ファンタジーなのだというある種ふわっとした情感を保つのは、意外にさじ加減が難しいかもしれません。そういうところの巧みさに、惹かれました。
 多数の愛すべき人物を生み出しながら、作者は空穂の母についてはあくまでも悪役にしています。シングルマザーの看護師に、作者は何か恨みでもあるのでしょうか。


松浦理英子 文春文庫 2020年5月10日発行(単行本は2017年4月、初出は「文學界」2017年2月号)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コリーニ事件

2020-06-10 21:36:35 | 小説
 世界中に4万人もの従業員を抱える大コンツェルンのマイヤー機械工業の元代表取締役ハンス・マイヤーが殺害された刑事事件で、少年時代に親友の祖父であるハンス・マイヤーにかわいがられていた駆け出し弁護士カスパー・ライネンが、そうとは知らずに国選弁護人となってしまい、動機を語ろうとしない被疑者の弁護に難渋するという設定のリーガル・サスペンス小説。
 著者の狙いは、リーガル・サスペンスと言うよりも、ナチス戦犯の刑事訴追を巡って、障害となるような法改正がその点を意識して議論されることなく行われ法の欠陥による不正義が生じていることの告発にあったようです。リーガル・サスペンスとしてはもう少し裁判の場での展開を見たかったところですが、その法の欠陥と不正義を印象づける点では、それが明らかにされたところで迅速に結末に至るこの作品の構成は効果的に思えます。
 併せてラストシーンも、中盤の14(128~140ページ)の描写ですでに感じさせるところではありますが、コリーニの57年に及ぶ悲しみと懊悩を考えさせる味わいのあるものになっていると思います。
 他方において、弁護士としては、弁護士倫理というか、弁護士の行動について考えさせられます。それと知らずに被害者が自己の知人・恩人である事件を受任してしまった弁護士が、悩みながらも、その事実を被疑者・被告人に告知してそれでも被疑者・被告人が弁護を希望する限りは、弁護人として活動し続ける、ベテラン弁護士マッティンガーの助言とライネンの選択、これはいいでしょう。しかし、弁護人となった後に、被害者の孫(死んだ親友の姉)ヨハナと肉体関係を持つ、これはどう考えても駄目でしょう。さらには、被害者の孫(唯一の親族)として公訴参加するヨハナの代理人のマッティンガー弁護士から饗応を受け、被害者側の企業マイヤー機械工業から(弁護をやめてくれれば報酬を出すという賄賂提供を断ったのはいいのですが)ホテル宿泊等の利益を受けることも、問題があります。作者は現役の弁護士でありながら、利益相反を始めとする弁護士倫理上の問題について、ライネンが悩む姿も描かず、何らの問題点の指摘もしていません。ドイツ赤軍派の弁護で有名になりその後大家となって今ではマイヤー機械工業などの大企業を主な顧客とするベテラン弁護士マッティンガーについても、ウクライナ人の若い愛人に股間で奉仕させるシーン等が描かれているように、作者は弁護士に倫理観を求めていないのでしょうか。批判的な問題提起がなされているのであれば、それはそうとして理解できるのですが、現役の弁護士に、弁護士はそういうものであるかのような描き方をされると、それでいいのかという思いを持ち、どこか寂しく感じます。


原題:DER FALL COLLINI
フェルディナント・フォン・シーラッハ 訳:酒寄進一
創元推理文庫 2017年12月15日発行(単行本2013年、原書2011年)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

同一労働同一賃金の基本と実務

2020-06-08 23:58:04 | 実用書・ビジネス書
 パート・有期法と派遣法改正で、パートタイマー(短時間労働者)、有期契約労働者、派遣労働者の3類型の非正規労働者について、通常労働者との間で、不合理と認められる待遇差を設けてはならない(均衡待遇)、職務の内容が同一で職務の内容及び配置の変更の範囲が同一と見込まれる場合は非正規であることを理由として待遇の差別的取扱をしてはならない(均等待遇)等の規定が設けられた(拡大・整理された)ことへの使用者側の対応について、使用者側の弁護士が、法の理念や理想は無視して裁判や厚労省の指導を回避できるギリギリのいちばん低いレベルの対応を指南し推奨する本。端的に言えば、政府・厚労省が政策的に非正規労働者の待遇改善に向けて進めようとしていることに乗せられずに、当分は労働者の待遇改善などせずに、裁判所の判決の動向を見てやらないと負けるようになるまで、行政が積極的に指導してくるようになるまでは様子見をしておけばいいとするもの。弁護士の感覚では、裁判になった時の見通しがはっきりしないときは、安全を見て、労働者側は労働者側に厳しめの助言をし、使用者側は使用者に厳しめの助言をするものだと思いますが、徹底的に使用者側での強気の姿勢で貫かれています。下級審レベルでは待遇差が不合理とするものが多数となってきている住居手当や、私傷病欠勤時の有給の休暇・給与保障についてもイケイケどんどんで、不合理とした下級審判決の方を非難しています。こういう姿勢で闘って負けたとき、依頼者にどう言うんでしょうね。まぁ本に書くときと違って事件として受任するときは「チャレンジだよ」って言うんでしょうね。
 本としては、第2部第2章のパート・有期法第8条(均衡待遇)関係の裁判例の解説と、それをとりまとめた巻末資料(1~3、12)が読みどころです。ここは、弁護士としては勉強になります(巻末資料の12も、労働者側弁護士としては腹立たしいまとめ方ではありますが、裁判例のまとめとしては参考になります)。
 編著者の助言は、典型的には均等待遇との関係で、均等待遇を避けるために、問題対応やクレーム処理等は正社員のみが行うことにして職務内容が同じでも責任が違うようにする、あるいは非正規は役職に就けず昇進させない制度にして配置の変更の範囲が違うことにする(265ページ、331~332ページ)とか、非正規労働者に対する説明義務履行のための文書で厚労省の推奨では「貴職は通常の労働者と同視すべき要件を満たしているので待遇について通常の労働者との差別的取扱をすることはありません」とされるところを「パート・有期労働者が通常の労働者と同視すべき要件を満たしている場合、パート・有期労働者の待遇については、パート・有期労働者であることを理由として、通常の労働者との間で差別的な取り扱いをしません」とする(384ページ:厚労省推奨の案では当該労働者が差別的取り扱いをしてはいけない労働者だと告知するが、編著者案ではそこに触れず労働者がそれに気づけないようにする)など、実に小ずるい狡猾なものです。前者については、編著者自身が「このような対応は、法の潜脱であるという批判もあるかも知れません」とまで言っています(332ページ)。立法がおかしいからこういう対抗手段をとってもいいんだと開き直っていますが。
 編著者は自己の主張を正当化するのにさまざまな歴史的経緯や統計等を駆使しています。それはそれでその博学ぶりに敬意を表したいところですが、「『終身雇用』を支持する者の割合は、調査を開始した1999年以降、過去最高の87.9%」(345ページ)等の認識(だから非正規労働者の待遇改善など後回しでいい)と、「『正社員になりたいけれどなれない』不本意非正規労働者は、現在、非正規労働者の1割程度に過ぎず」(46ページ)という認識(だから非正規労働者の待遇改善などしなくていい)は、両立するのでしょうか(ほとんどの人が終身雇用を支持し、つまり希望しているというのに、非正規労働者はほとんどが自分の希望で非正規になったって)。私には、都合のいい話をつぎはぎしているように見えます。


石嵜信憲編著 中央経済社 2020年2月15日発行
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4 Unique Girls 特別なあなたへの招待状

2020-06-02 21:10:16 | エッセイ
 山田詠美のエッセイ集。雑誌「GINGER」連載のエッセイをまとめたもので、「4 Unique Girls 人生の主役になるための63のルール」の続編。
 私が著者の作品を読んだのがかなり昔だからかも知れないのですが、著者に対しては、世間では蔑まれたり嫌われる生き方をしている人たちを堂々と描き出す、異端にして尖った作家のイメージを持っていました。このエッセイでは、雑誌連載の基準からすればそれでも直言していると評価されるべきなのかも知れませんが、私には、こんなに物わかりのいい、常識を背景に批判(も)できる人なんだという方に驚きました。例えば、「道徳より公衆道徳」と題する10項目目。小中学校の頃「道徳の時間」が大嫌いというかはなから馬鹿にしていた(37ページ)というところは、私のイメージするこの著者にふさわしいのですが、道路につばを吐いたりゴミを捨てる男を嫌い「公衆道徳の時間を義務教育の必須科目にしてくれないか」(38ページ)というのは、ちょっとイメージ違うように思えます。別のところ(「正直と嘘とだましだまし」と題する2項目目)では「そもそも〈自分に正直〉ってのが駄目なの」(12ページ)と言っています。「自分に正直」という言葉を人前で言って正当化するかはさておいて、自分に正直に生きるというか、自分は自分、他人は他人、生き方は人それぞれだろうっていう方が、むしろ著者のスタンスのように思えたのですが。


山田詠美 幻冬舎 2020年2月20日発行
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする