昨年から身近な場所でのボランテイアをやっている。”できる時に、できる事を、できるだけ”をモットーにして・・・。
そのうちのひとつは不定期(ボランティアセンターから要請があり、スケジュールが合えば)ではあるが、視覚障がい(害とは表記しない)者が卓球を楽しむ時のサポート、つまり審判や玉拾いをしながら待っている人との交流もするボランティアである。
この場合の卓球は正式には”サウンド・テーブル・テニス”と呼ぶらしい。
簡単に内容を紹介すると、卓球台とネットは一般のものと大差ないが競技はボールをネットの下でころがして行い、各コートのエンド全般とサイドの半分までは木の壁になっていてボールは跳ね返る。 ラケットは木製でラバーはなし(音が出るように)、ボールは中に固形物が入っていてガラガラ音がする。サーブ権のためのじゃんけんは”声だしじゃんけん”、サーブをする時はサーバーが「いきます」と声をかけてレシーバーが「はい」と言って試合開始となる。当然の事ながらすべて音が基本である。 詳しいルールは省略。
先日、視覚障がい者向けの”AED使用講習会”があり、サポートとして参加した。この場合は、参加者の目の代わりをすることになる。
参加者の人に質問をしてみた。「我々(目の見える人)は人ごみの中で後ろから人に見られた時、視線を感じることがあります。あなた方の場合は感覚がより鋭いと思うのですが、視線は感じますか?」と。 答えは「先天的な視覚障がい者は無理でしょう。ただし、後天的に見えなくなった場合、つまり視覚体験のある人達には”視線”を感じることもあるようです」とのことだった。
勉強になります。