最後の航海へ (もしや、目に涙??)<写真上> 後ろ髪 (紙テープ) を引かれる思い<写真下>
「ふじ丸」 という豪華客船(約2万3千トン)の引退セレモニーに参加するため、神戸のポートターミナルに行ってきた。
神戸で生まれ(三菱重工製)、神戸でリタイアする。 まだ、若干25歳なのに。 諸般の事情(世の中のニーズに合わなくなった)により、やむなくクルージング船を引退、第二の人生を歩むとのこと。 何か、身につまされる思いだ。
紙テープが流れ、音楽隊による「蛍の光」の演奏があり、ウン十年前、四国に船で帰る時のことを思い出し、ホロっと(鬼の目にも ・ ・ ・) しかけた。
ひょっとして、ばあばの目にも涙が ・ ・ ・ 。 それは、無いか ???
今日、ばあばは神戸の離宮公園へ 「バラの花観賞」 に出かけ、じいじが珍しく留守番。そして、このブログを書いてます。
写真はご存じ、立川談志(故人)と北野武(ビートたけし)である。
この二人、実は談志さんが亡くなるまでは ”大嫌い” だった。 でも、最近は二人の著作や関連図書を読んで、きらいではなくなった。 が、しかし、好きにはなれない。
談志さんは天才落語家で、落語を 「イリュージョン」 の世界にまで、昇華させたらしい。笑ってしまうのは、生前に自分の戒名を「雲黒斎(うんこくさい)立川流家元居士」として、死後家族はどこお寺にも受け入れてもらえず、困ったらしい。
彼の死後、家族や弟子たちは「だんしがしんだ」(回文になっている)を本のタイトルや落語のネタにしているのには、とてもついて行けない。
たけしさんの方は周知のとおり、世界的なマルチタレント(?)で、永六輔さんをして 「天才を通り越して、『神様だ』 と言わしめた。
好きにはなれないけれど、尊敬できる共通点は、二葉亭四迷(親か誰かに、『くたばってしめい』と言われたのがペンネームになった)が提唱していた、「言文一致」 を具現化しているところだ。
つまり、彼らの文章は、通常の会話調そのものなのだ。 たけしさんなどは、すべて 「おいら・・・・」で通している。