退職した今、活動の領域が現役時代に比べると、格段に狭まっている。主として姫路か加古川、たまに明石・大久保方面まで足を延ばす程度である。
現役時代はJRの曾根と神戸の間を自由自在に活動が可能であったのだが・・・。その理由は定期券がなくなったことである。
年金生活の今、どこに行くにも乗車券を買う必要があるので、おいそれと遠くには出かけられない。この差は大きい。
定期券があった当時は気に留めなかったが、会社支給のありがたさをいやというほど思い知らされた。ボランティア活動にも、ちょっと映画を観に行くにも、とにかく交通費がかかるのでこれがバカにならない。
現在、国際交流や福祉関係などでじゃ勘のボランティア活動を行っている。ボランティアとは本来「無償」が原則のはずである。だから交通費も自己負担、いわゆる「手弁当」でやるものと思っている。
ところが、最近は「有償ボランティア」なるものがあるとのボランティアセンター職員の話である。『ボランテイアが有償、おかしいんじゃないですか?』と質問してみたが、公式にあるとの回答であった。
個人的には、どのような理由にせよボランティアはあくまでアマであり、金銭を受け取った時点でプロになってしまうと思っているので納得いかない。「有償ボランティア」の内容説明を聞いてみると、遠隔地(距離の規定がある)に出かける場合の交通費、活動のための機材費・材料費・資料のコピー代などの実費をもらうとのことであった。
それならば、とことん「無償ボランティア」にこだわってみようと、持ち前の「やってやろう精神」が鎌首をもたげてきた。
具体的には、
・活動範囲(領域)を狭める。徒歩か自転車で移動可能、または電車で初乗り運賃程度の範 囲内とする
・大がかりな機材・材料は使用しない、できれば体と頭の使用にとどめる
の原則のもとに現在は次の活動をしている。
・姫路駅観光案内所で、姫路城の英語ガイド(JRの初乗り運賃)
・高砂福祉会館で、視覚障害者の卓球競技のサポート(山陽電車初乗り運賃)
・高砂北浜町身体障害者施設で入所者との交流・話し相手・ゲーム・その他依頼があればできることは何でも
・近隣での高齢者対象の行事への参加
この範囲であれば、この先も経済的・肉体的にも継続可能と思うので、「無償ボランティア」に空くまでもこだわり続けたいと考えている。また、私の好きな『がんばらずに、がんばる』精神にも符合している。
ところで、犬が自分の縄張りを主張するためににおいを残して回るのを、「マーキング」と呼び、時々範囲の確認と修正をしている。
私の場合、縄張りの修正は不要である。

