日々史跡めぐり

日本のあちこちの史跡、神社仏閣を巡っています

平安宮一本御書所跡

2012-10-18 | 史跡
平安宮内裏承明門跡をさらに東に進むと、山中油店の敷地内に平安宮一本御書所跡の石碑があります。







平安宮一本御書所跡(へいあんきゅういっぽんごしょどころあと)

平安時代、この附近は天皇の住まいである内裏の東側に当たり、一本御書所があった。
一本御書所は、平安中期の天暦2年(948)頃から『貞信公記』などの文献に現れ、世間に流布した書籍を各一本(一部)書き写して保管・管理した所で、侍従所の南にあって、公卿別当をもって長官に任じ、その下にあって預や書手などの役があった。
『日本紀略』康保元年(964)10月13日条には、一本御書所で清書した222巻を大蔵省の野御倉に遷納したころが記されている。また平安時代後期には、鳥羽天皇や崇徳天皇が度々ここに行幸されている。
『平治物語』によると、平治の蘭(1159)に際して、藤原信頼らが後白河上皇を一本御書所に押し込めたことが書かれ、つとに有名である。
なお陽明文庫本『宮城図』にはこの付近を御書所と記しているが、『西宮記』によると、内裏外郭北門(朔平門)西の式乾門の内の東掖門には御書所があったとし、天皇の書物等を管理する内御所所は内裏内の承香殿の東片廂にあったとする。(案内板より)

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コメント (3)
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