続・笑う蜘蛛の糸

1969年生まれの私、
潮風太子が第2団塊世代特有の視点で書く
コッソリ系ブログです。

戦列復帰のご報告

2021-06-01 02:22:55 | 日記
本当にお久しぶりです。
とりあえず「生きて」おります。
コロナウイルスにもなんとか、
感染せずにここまできました(;^_^A

書きたいこと、
書かなければならないこと多々のため、
再び戦列復帰させていただきます。
とりあえず
今回は取り急ぎ近況報告を軽く。

コロナ禍ということで
飲食店やエンタメ関連、
観光関係といった主に第3次産業が、
まったく
「営業」できないという状況の報道。
なのに、
その一方では通常以上超多忙な状況に
なってしまった業種も多々と・・・
私メは「多忙」の方に幸か不幸か、
位置することに。
よってこの3ヶ月は特に、
超々多忙な状況でした。
そんな中、
先日とうとう「お役人様」に、
過剰労働がバレたのか?
白々しく残業80時間を超えた者へ、
会社側から「通知」が渡されました。
そうです私も渡された者の一人です。
軽く書かせていただくと、
要するに国として、
残業80時間以内厳守を、
2年後から発布する上でお役所が、
今からそういう「ブラック潰し」を、
やっていこうと、
そういうことらしいんですな。
発想自体はいわゆる
「欧米並み」になるので、
私個人としては
非常にイイことだと思います。
しかし、
ここはクレーム超大国日本という国。
その上、
哀しいほど勤勉で実直な国民性。
更には残業ジャンキーの中高年多数。
無理な話なんです最初から(笑)

ま、そのへんは、
仕方ない話なんですが、
なんでまたこんな時期に軒並み、
残業100時間超え者が、
続出することになっているのか?

メディアがまったく
報道しないようなので、
ここで書かせていただこうかと。
一番の原因はコロナ禍。

今回の「中国型」
コロナウィルスに始まった、
このコロナ禍パニック。
これによって
産業構造の変革が起き始め、
既存の形から特に流通の変化著しく、
変化し始めた感があります。
ヒト→モノ→カネとはよく言ったもの。
人の流れがモノの流れを変え、
それにより金の流れも
変わってしまったと。

テレビや既存大手新聞の情報では、
ネガティブな情報が優先されるので、
あれだけみると
超不景気な雰囲気なのに、
経済面をマクロ的にみると、
GAFAが象徴的ですが、
軒並み過去最高収益という会社、
業種がコッソリ続出と。
株価もコッソリと上昇し、
プチバブル景気の如く?
つまりモノが動いているから金も動く。
ということなんでしょう多分。
ただそれとは別に、
決算赤字なのに、
人手不足で超多忙という
ワケのわからん状況の企業もまた、
多数存在しているのもまた事実。
実は潮風太子が属するカテゴリーが、
それに該当します。

さぁ、
さぞや景気のイイ話と思うでしょ?
しかし
これが飛んだ落とし穴なワケです。
「不景気」のイメージを
巧みに利用しつつ、
ビジネスチャンスを仄めかされると、
人間というのはいかに簡単に
奴隷化してしまうものなのかと。

こんなハナシがあります。
いや皆知っているのに
知らんぷりな話です。
チョイと前まで国が
雇用調整助成金という形で、
コロナ対策で自宅待機をすると、
お金をくれるという、
システムをやっておりました。
まだやっている業種もありますが・・・
例として一日おおよそ1万5千円程度。
それに加え、例えば在宅研修と称して、
2000~3000円程度の補助金を
追加支給なんてこともありました。
概ね週1日程度分。
つまり週休3日にして
会社にできる限り、
出社しないことでコロナ感染拡大を、
抑え込もうという判断から、
こういう政策を打ったワケでしょう。

この政策を単純に非難するのは、
相当なバカいやかなりの大馬鹿です。
初めに書いておきます。
これ自体は間違ってはいないからです。
実際、欧米諸国に比べたら日本は、
今のところ壊滅的状況だけは、
免れていることから、
一定の成果を上げたとはいえます。
ただ問題視したいのは、
現状の実態です。
結果コレがどういう状況を
生み出したか?
モノを動かすためには、
現実にはマンパワーが
絶対的に不可欠です。
モノを動かすためにはヒトが必要です。
発注は連日殺到します。
すぐに持って来い!と。
もう勘のイイ方ならお分かりかと。
週休二日の原則の崩壊です。
まだわからないという方のために、
もう少々駄文を。
休業補償を受けるためには、
必ず自宅待機という在宅勤務の、
事実上の休暇を取ります。
この形式を取らないと、
休業補償は受けられません。
詐欺になります。
当たり前ですが休業補償を受けるため、
在宅勤務としての自宅待機なので、
レポート提出などをさせられます。
夏休みの宿題みたいなものです。
これも当たり前のコトでしょう。
さて、
この休業補償「休暇」というのが、
休日の前日だったら・・・
翌日は休日出勤が可能になります。
仕事は山積みにして
人手不足なのですから、
当然、休日出勤を余儀なくされます。
顧客優先主義いや
絶対主義のこの国において、
ムリです!できません!はタブーです。
会社側からすると1日休んでるから・・・
という理屈が成立し、
労働者側からすると同じ勤務なのに、
1.35倍の休日出勤手当の
16時間勤務は何とも魅力的です。
仕事をため込むのも嫌ですし。
部下や仲間に迷惑もかけられないし、
それでいてこの「不景気報道」の煽り、
まだ仕事があるだけありがたい。
それに増して金も必要だし・・・
という心理。
すると本来の2日間の休みは、
休日出勤日に化け、
週休1日で残業最大1日16時間の二日。
これが4週間・・・
さぁどうなります?
厳密に書くと休業補償の自宅待機日は、
出勤にあたるので
連続13日(労基)で、
ストップになるので、
2週目の本来の休み1日は、
さすがに担保されるものの、
当たり前の話ですが、
このペースなら「残業」100時間も、
当たり前っちゃ
当たり前なハナシなワケです。
風が吹けば何とやら・・・
そうなると他の業種も、
同じ現象が起き始めます。
残業バブルのカラクリがコレです。
さらに加えて書くと、
休業補償を受けている会社です。
当然のことながら
「赤字決算」の方向で、
運営をしていくことになります。
賃上げもムリですね・・・となります。
ウチは景気がいいので
昇給大幅アップです!
なんぞ言おうもんなら、
それこそ炎上必至でしょう。
こうして
現代版の新たな奴隷システムが、
構築されようとしている現状。
ただ「奴隷」も奴隷で、
こういう状況を悪いことだと、
思っていないので、
立憲民主や共産党が余計なコト、
言ってくれるなよと
皆思っていたりする。
これもまた現実なワケです。
この社会の歪み。
コロナウィルス問題とともに、
複雑化していくんでしょうかね?
戦列復帰のご報告がわりに、
ちょいとばかし問題提起をひとつ。
ではまた今後とも、
宜しくおつきあいのほど。

できるだけ更新頻度を
上げてまいります。
また次回にて。

コメント (2)
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