続・笑う蜘蛛の糸

1969年生まれの私、
潮風太子が第2団塊世代特有の視点で書く
コッソリ系ブログです。

寒空の朝に想ふ

2023-02-12 09:35:00 | 日記
また超多忙な日々が続くことに…

睡眠時間が毎日4時間取れれば
イイような状況では
なかなかブログを書く時間も
取れないワケでして(^_^;)

ましてこの極寒期の朝、
まだ暗いうちから家を出るのは
結構キツい。

朝6時すぎ
あ~寒い寒い!と泣き入れながら
駅へ向かうとどこかで見覚えのある
ずんぐりむっくりなオジサン。
アレ?と見ると、
すかさずそのオジサン
間髪入れず
「おはようございます(^-^)」
と潮風太子へビラ配り。
第95代内閣総理大臣
野田佳彦先生じゃないの!と。
早朝からこうして千葉4区の
各所で冬の寒空の下、
かつてのような警護もなく
丸腰でヒラ議員そのままで
ビラ配りと辻説法なんて
こんな総理経験者は歴史上、
まぁいない。

これが長年に渡り
「立憲民主には票を入れないが
野田佳彦には投票する」
という千葉4区の多くの
有権者のオバケ得票数の
理由なのだ。

こういう地べたでの
ひとつひとつの積み重ね
かれこれ30数年になるか。

方や
たいした政治活動、
選挙活動もせず
今風のネットの力で「国会議員」
になれたにも関わらず、
一度も国会に出席することなく
選挙民に地べたで語ることもなく
遠く離れたドバイでYouTubeという
政治活動に忙しい新人議員もいたり
まぁ議員もいろいろだ。

皮肉を言うワケじゃないが
野田佳彦が総理を辞めた経緯が
議員削減法案の可決に
当時は野党党首だった
安倍晋三がそれを争点に
やりましょう!と国会討論で
煽った結果、
野田が国会を解散し選挙で
民意に問うたら
自民党に敗北し首相の座を
安倍晋三に奪われたんじゃ
なかったか?

その後、
安倍晋三はネトウヨたちの
熱狂的支持を集め
不動の地位を作りあげ、
右派総理として長年に渡り
絶対王として君臨したが、
ネトウヨ連中がもっとも
忌み嫌う韓国の新興宗教団体の
手先になっていた事実が
安倍晋三「暗殺」によって改めて
明らかになると暗殺直後は
怒り狂っていたネトウヨたちも
潮が引くように離れていき
朝の右系ワイドショー番組
「虎ノ門ニュース」まで
番組を打ち切りにしてしまった。
さて議員定数削減のハナシは
どうなった?

そしてガーシー議員一人くらい
いなくてもこうして
国会が運営出来ていることが
今さらながら明らかになった。
ということは
議員の数を減らしてもよくね?
となる皮肉。
1議席減らすだけでどれだけ
血税が浮くか…
となるのだが、
そんなこと国民に
言い出されてはマズいので、
ガーシー先生を早くクビにして
現議席数の安定確保に躍起な
老政治家たちの必死なところが
笑える。
1990年代初頭、
若き野田佳彦が政治の世界
(千葉県議会議員)の舞台で
頭角を現し始めた頃、
これまた若造イカレポンチの
潮風太子は週末ごと
クラブ・キャバクラ通い。
といっても潮風太子が率先して
行っていたワケじゃなく、
この時代は大先輩方のお付きで
否応なしの強制参加。
今なら完全なパワハラ行為。

まだバブル景気の雰囲気が
残っていた当時、
どこの店もそうだったように
「人気姫」上位は
太い客の先輩上位順の接客。
枝客の末席の新人には
当然のことながらヘルプ対応(笑)
しかしこのヘルプの数こそ
大人数の太い客の証となるので、
店側も人気の姫を太客の席に
優先的に投入する。
ということは、
太客の先輩方はお気に入りの
「姫」との楽しい時間を
過ごすことができる確率がアップ↑
数こそ「力」は政治の世界と同じ。

この頃はちょうど
フィリピンパブという
新たなジャンルが
登場し始めた頃だったので
不安定な新規店よりも
日本式の既存型クラブや
キャバクラにヘルプとして
フィリピン出身のいわゆる
ジャパゆきさんが
働いていることが多かった。

言わずもがな、
正直フィリピンマニアでない
先輩方からすれば
日本人人気姫を呼ぶための
呼び水でしか彼女たちを
みていないので、
ヘルプ対応は新人の役目。

「オイ潮風!
オマエ学校出たばっかで
まだ英語話せるだろ?」
となる。
ハァ~?と言う間もなく
「コンバンワ~イタダキマス」
「あ、どぞ…」(長い時間の始まりだ)
である。

大概のヘルプのフィリピンの姫は
正直あまり喋らないことが多く
無言の時間が続くことしばしば…

ニホンゴがまだ苦手なことに加え
向かい席に鎮座する
トップの姫の鋭い視線を
常に気にしていたことは
改めて書くまでもないが、
どうしても店では
下に見られがちな
劣等意識の表れでもあったか。

あるとき、
そんな中にあって
英語で話しかけると案外饒舌に
話をするフィリピンの姫が
ヘルプについたときがあった。
タガログ語のほか英語も
話せるのが彼女たちの
ストロングポイントであり、
トップの日本人姫とはいえ、
英語を流暢に話したり
トークを理解できる姫は
まだ当時は
いないに等しかったので
英語での会話なら
「治外法権」
ということになる。

といっても潮風太子も
英会話は正直苦手。
それでも以前にも書いたが
町工場回りでイランや
バングラデシュからの
出稼ぎ職工とのカタコト会話で
なんとか仕事を必死に
こなしていたことが
こういう場面で
それなりに役に立ったが、
もっと勉強しときゃ良かった…
と本当に後悔したもの。

それからほどなく
日本各地のキャバレーや
クラブ、キャバクラなどで
トーク力を磨いた面々が
やがて自分たちの力で…と、
後々起こる
フィリピンパブブームに
多大なる尽力することとなる。
こうした彼女たちの頑張りが
フィリピンパブの礎を築き上げ
確固たる風俗界での新たな
ポジションを作り上げていく。

崔洋一監督の映画

「月はどっちに出ている」は、
そんなフィリピンパブ創草期を
見事に描いている作品で、
映画館で観た時に
「いいとこ突いてんなぁ」と
唸ったことを思い出す。

そのフィリピンで最近
日本人強盗窃盗団が
外国人収容所をアジトに仕立て、
そこから遠隔で指示を出し
犯罪を起こすという新たな
ギャングビジネスを
展開し始めたという。

現代版「からゆきさん」の
勃興かと思われたが、
調子に乗りすぎた末端の
闇バイトがヘマを打って
強盗殺人事件を起こした途端、
さすがにこれはマズいと
思ったか、
警察庁の鶴の一声の下
各都道府県の警察が
一斉にギャング狩りを
始めた。

ケイサツとて
詐欺師程度ならボチボチ
テキトーに相手していたものを
日本にギャング団は不要
とばかりに例によって
江戸時代から脈々と続く
火付け盗賊改めの如く
エゲツないやり口で
盗っ人狩りをやる。

かつての過激派、革マル派や
大手暴走族やオウム、
広域暴力団組織や
関東連合掃討を思い出す。
組織の規模がデカくなり
暴力的になってきて
やがて死者が出ると毎回こう。
こうして歴史は何度も
同じことを繰り返す。

流行りの特殊詐欺
主犯格の4人組とやらが
先日アジトである本店の
フィリピンから強制退去ののち
日本国内領海に入った途端、
窃盗容疑で逮捕された。
あくまで別件扱いでの逮捕だが
本丸は強盗殺人の共同正犯容疑だ。
かくして
フィリピンにとっては
彼らの逮捕の一件により
マルコス大統領訪日に
いい手土産ができた。
いくら日本がマルコスに
金をせびられるのか注目だ。

潮風太子としては内心
それはそれで勝手にやってくれ
という気持ちだが
問題はこのバカどものおかげで
今後は
あちこちに監視カメラが設置され
LINEはじめSNSの情報が
いとも簡単に政府の管理下に
置かれていくように確実になる。
そういう流れに順次
シフトしていくいうこと。

短期的には治安維持にとって
素晴らしい傾向ではあるが
今後はロシアや
中国を笑えなくなる
ということだろう。
常にどこかから監視される毎日。
我々現代に生きる日本人たちは
どうやら自由という権利を
履き違えて来てしまったらしい。

ただ幸いまだそこまで
殆どの人間が
気付いていないのが
不幸中の幸いとはいえ
遅かれ早かれ気付く。
しかし気づいた時には
すでに時遅しで
こんな風に自由なブログも追々
おちおち書けなくなるだろう。

かくして我が日本でも
いよいよ戦前のような
言論統制が始まることに…
ってか。

これもまたいつものパターン。
中学校の社会科の教科書から
似たような歴史の項を
学んだことを忘れたか?
図に乗るのも
程々にした方がいい。
これじゃ悔しいけど
お調子者のバカどものせいで
宮台真司教授の言った通りに
なってしまう。

こと最近
昔(バブル期頃)は良かった的な
我々世代がZ世代の
窮屈で閉塞的な
いまどきの不幸感を
小バカにしたような
地上波のテレビ番組が
やけに増えた。
何かにつけ優越感に浸りたがる
我々世代の嫌なトコを
見せられている気がするのは
皮肉屋の哀しい性分なのか
はてまた
更年期障害の始まりか…

寒空の朝に想ふ

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